お知らせ

第58回石川県理科教育研究大会金沢大会を終えて

                                     金沢大会実行委員長                                                                                                             濱坂 昌明                                                       (金沢市立北鳴中学校長)

 

 第58回石川県理科教育研究大会金沢大会を、金沢市市立泉小学校、金沢市立泉中学校、石川県立金沢二水高等学校を会場として、令和3年10月8日開催を目指して準備を進めてきました。しかし、新型コロナウイルス感染症感染拡大防止の観点から残念ながら参集しての大会をとりやめ、理科大会初の試みですが、大会要項(指導案集)の全員配付とWebページ(期間限定)にて開催することといたしました。

 開催にあたり、ご指導、ご支援ならびに、ご後援をいただきました石川県教育委員会、金沢市教育委員会、石川県科学教育振興会、石川県小中学校教育研究会をはじめ、関係の皆様に心より感謝申し上げます。

 本年度の副題は、「『見方・考え方』を働かせて、主体的に問題解決を図る理科学習」とし、それぞれが研究を深めてきました。

 各公開授業では、授業を撮影・編集し、Webページ上で、指導案とともに場面ごとに授業動画を視聴できるようにしました。実際に授業を参観するのが一番ですが、コロナ禍での授業公開の新しい一例として提案できたのではないかと考えています。

分科会では、昨年発表予定だった12名の先生方に、Web上で大変興味深い紙上提案をしていただきました。発表者全員の原稿を読むことができてよかったという声も聞かれました。更に、記念講演では、千葉大学大学院理学研究院准教授の亀井浩司氏(金沢大学理学部卒業・同大学院理学研究科修了)に「千葉の時代がやってきた!-チバニアン期という時代の地球環境-」と題してご講演をいただきました。視聴しやすいように、講演全体を内容ごとに分け、さらに質疑応答もご覧いただけるようにしました。チバニアン決定までのプロセスとチバニアン当時の地球環境の変遷について知ることができました。タイムリーな話題で授業に活かせる内容であったと思っています。

 末尾になりますが、提案いただいた先生方、公開授業校の授業者の皆様方、更には、大会を支えていただいた全ての皆様に感謝申し上げ、大会の報告並びにお礼とさせていただきます。