日誌

心のおはなし

自分からすすんですると・・・

 以前,「サイ」と「ゾウ」のお話をしたことを覚えていますか?
(心のお話コーナーに掲載しています)
「〇〇をしなさい」「やりなさい」と,人から言われてするときの気持ちを想像してみましょう。 おそらく,ズーンと重たくて,いやな気持ちになるのではないでしょうか。 同じ「宿題をする」 ことでも,人から言われてするのと,自分から進んでするのとでは,心が感じる重さがぜんぜん違うと思います。 「しなければならないこと」 を荷物にたとえると,わかりやすいかもしれません。 同じ荷物でも,自分から背負った荷物は軽く感じます。 なぜなら,「やるぞう」と,心がプラス(たし算)のやる気エネルギーをたくさん出しているからです。 筋肉の力に心の力がたされて,出せる力がアップします。逆に,人から背負わされた荷物は重く感じます。 やりたくない気持ちは,心をマイナス(ひき算) にするので,力がそのぶん減ってしまって,荷物が重く感じるのです。
   
(9月の全校集会 校長先生のお話より)
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夏休みをどう過ごすかは,自分しだい

 学校には,チャイムや時間割があるので,毎日,計画的に過ごすことができますね。 
 
 でも,夏休み中のおうちでは,チャイムも鳴らなければ時間割もありません。
 テレビやゲーム,勉強など,自分で時間割を立てて,自分で時計を見て(チャイム),自分で行動しなければならないのです。

キーワードは,「自分で」です。
 
 なぜ,「自分で」なのでしょうか?

 理由は,人から言われてすると,イヤな気持ちになるので,やる気がなくなるからです。
 
 目標を立てるときは,「〇回」,「〇分」,「〇日まで」,などわかりやすい数字があると,やる気が出ます。
 
 テレビやゲームもときどきであれば,それも楽しい遊びです。 しかし,ゲームばかり,テレビばかり・・・となると,せっかくの大切な時間が,あっという間に過ぎてしまします。 
 どのような夏休みを過ごすか,それは自分しだいだということです。

怪我や病気,事故にはじゅうぶんに気をつけて,楽しい夏休みを過ごしてください。
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あいさつは 相手の目を見て

 あいさつするときは「目を見ましょう」と,よく言われますね。
みなさんは「目は口ほどにものを言う」ということわさを聞いたことがあると思います。 目を見ると,その人の思っていること,心の様子がだいたいわかるものです。
「あいさつ」は,漢字で「挨拶」と書きます。以前,ある方から「挨」には「心を開く」,「拶」には「相手に近づく」という意味があると,教えていただきました。
「挨拶(あいさつ)」は,心を開いて相手に近づくこと,つまり,「私はあなたの味方ですよ」という意味がこめられています。 そんなとき,目を見ずに言葉だけの挨拶(あいさつ)を交わしたら,どうでしょう。心の様子がわからず,「どうしたんだろう?」「大丈夫かな?」「何かあったのかな?」と心配になります。
目を見て挨拶をすることで心の様子がわかり,お互い安心するのです。
 
目を見て挨拶すると,心が通じ合います
 
目を合わせないと心がわからず心配します
 
「目」と「心」はつながっています

(校長先生  7月全校集会でのお話より)
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うそをついたら・・・

こんなことがありました。
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A社という車会社が,
「うちの車はガソリン1Lで,こんなにたくさん走れます。」と,うその宣伝をしました。
それを信じた人たちは,その車を買いました。

一方,B社の車会社は,1Lで走れる距離を正直に宣伝しました。
1Lのガソリンで,本当はA社よりも遠くまで走れるのに,A社がうそをついたので,A社より短い距離しか走れないと,人々は思いました。
 あるとき,A社がうその距離を宣伝していたことがわかりました。
A社の車を買った人は「だまされた!」と,とても怒りました。
A社は,今まで積み上げてきた信用も失ったのです。
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なぜ,うそはいけないのでしょう?
それは信じた人の心を怒りや悲しみでいっぱいにするからです。
その結果,人々は離れていきます。 うそつきとはつきあいたくないからです。
うそがわかったとき,信じた人は「だまされた!」「裏切られた!」と,思うでしょう。そしてもう二度と戻ってきてはくれないでしょう。

もし,うそをついてしまったら,「ごめんなさい」と素直にあやまりましょう。 そうすれば,信じた人はゆるして戻ってきてくれるかもしれません。
 

 (校長先生 6月全校集会でのお話より)
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あきらめないことの大切さ


あきらめない心と、行動力は、願いをかなえる源(みなもと)です。 生きていれば、いろいろあります。 でも、あきらめない心と、行動力で、未来は切り開かれていくのです。

<イソップ童話から>
のどがかわいたカラスがいました。   水がめを見つけたのですが、カラスのくちばしの長さでは、水まで届きません。

カラスは、考えました。 いっぱい、いっぱい考えました。  あきらめないで,考えました。  どうしても、水を飲みたかったのです。

そして、思いつきました! 「そうだ! その手がある!!」

カラスは、石を水がめの中に入れました。 水がめの中の水は、石に押されて水面近くまで上がってきました。

見事! カラスは水を飲めました。


(校長先生 5月全校集会でのお話より)
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