2024年3月の記事一覧

第2回探究フォーラム「Earth Mileフォーラム」を開催しました

 3月20日(水・祝)に、第2回探究フォーラム「Earth Mileフォーラム」を開催しました。このイベントは、地球温暖化や海洋ごみ問題など現在の自然環境状況に危機感を持ち、一人ひとりが自分事の課題として探究活動に取り組んできた成果の発表や聴講を通じて、自分たち自身の意識をより高めるとともに、同じ価値観を持つ同世代との交流を通じて、その活動を広げていくことを目的としています。参加校は、金沢錦丘高校、小松高校、小松明峰高校、石川県立工業高校、金沢大学附属特別支援学校、本校、そして東京都立日比谷高校がオンラインで参加しました。

 午前は、本校普通科探究班が考案したカードを用いた環境問題啓発ゲームを用いた交流会と研究発表会①(代表班による口頭発表)で、午後からは石川県立大学の勝見先生による講演会と研究発表会②(ポスターセッション)でした。

  

【交流会(本校普通科探究班が考案したカードを用いた環境問題啓発ゲーム)】

ボードゲームをとおして、楽しみながら環境問題について考えました。初対面の人も多かったのでゲームをとおして親睦を深めることができました。

 

【研究発表会①(代表班による口頭発表)】

 生態系保全やプラスチック、ICT教育など様々なテーマについて発表が行われました。

 

講演会 「農用地におけるマイクロプラスチックの発生と海域への移行」 石川県立大学 勝見 尚也 先生

 肥料由来のマイクロプラスチックが農用地より水の流れで移動することなど、マイクロプラスチックの動態について、詳しく知ることができました。

 

研究発表会②(ポスターセッション)

  環境問題に関するテーマのポスターセッション。全ての参加校がこれまでに研究してきた成果をポスター発表しました。金沢大学・人間社会学域附属・特別支援学校の生徒さんによる体験型のブースが3ブース開設され、とてもにぎわっていました。また、会の最後にはカエルデザイン合同会社アクセサリーデザイナーの川﨑朱美子さんより、石川県立羽咋工業高校の活動「ペットボトルキャップの回収ボックスの制作」について、紹介がありました。

 今回、企画から運営までを、普通科の吉岡さん、久野さん、吉藤さん、水本さん、池田さん、金森さんが行いました。皆さんのおかげで素晴らしい会になりました。ありがとうございました。

「究める課題研究発表会 in Komatsu」に参加しました

 3月17日(日)に開催された「究める課題研究発表会 in Komatsu」(主催:小松高等学校)に、本校からは理数科と普通科の2年生の計10班が参加し、ポスターセッションで研究成果を発表しました。ポスターセッションには、主催の小松高校のほか、福井県立藤島高校、大聖寺高校、小松明峰高校、小松工業高校、金沢大学附属高校、星稜高校、星稜中学校の生徒、韓国の大田科学高校(オンライン参加)など県内外の多数生徒が参加し、研究を通して交流を深めました。

 また、小中学生を対象とした実験講座では、生徒が主体となって普段から取り組んでいる研究に関する実験ブースを開設しました。理数科の「文字や文章の読みやすさに関する条件」の研究班がタブレット端末を用いて「平均文字」の体験会を行い、普通科の「児童の外来種への意識に対するアプローチ」の研究班が、スノードーム作りの体験会を行いました。参加した小中学生の新鮮な反応を受け、本校生徒たちも達成感を感じている様子でした。

Global Science Leadershipに参加しました

 3月16日(土)に、福井県立藤島高校が主催のGlobal Science Leadershipに参加しました。本校からは2年理数科の「アメリカザリガニ由来のキチンナノファイバーの特性」班が参加し、英語での発表の後、フィリピンの生徒や教師とのオンラインでの質疑応答を行うなど、自分たちの研究発表をより良いものにするために国境を越えて学び合う姿が見られました。生徒交流会でも本校の生徒が積極的に意見を出しており、活動の中核になっていました。

福井県合同発表会に参加しました

 3月10日(日)に福井県のAOSSA(福井県民ホール)で開催された福井県合同発表会に、本校から普通科2班(「廃棄野菜からプラスチックの代替品を作ろう」班、「寒天から目指す環境にやさしいプラスチックの作成」班)、理数科2班(「ルミノール反応における照度の推移」班、「タフリナ菌の侵入経路と越冬部位の研究」班)が参加しました。この発表会は分科会とポスター発表に分かれており、分科会では11校、ポスター発表では14校が発表しました。

 普通科の生徒達は、外部発表会での発表が初めてでしたが、他校の生徒達との交流が貴重な体験となったようです。理数科の生徒達も、回数を重ねることで発表をブラッシュアップし益々磨きをかけていました。皆さんお疲れ様でした。