令和2年5月26日(火)
2年生の分散登校、第2回です。
1限目にオリエンテーション。2・3限目に授業ガイダンスを行いました。
オリエンテーションでは教務課・進路指導課・学年より、来る最終学年・進路実現に向けての心構え、準備等についての話を聞きました。
令和2年5月25日(月)
1年生の分散登校2日目です。
本日はオリエンテーションにて、学習面・生活面についての心構えを、教務課、生徒指導課、保健環境・教育相談課、進路指導課の各課の担当教諭から受けました。
また、来月からスムーズに授業に入って行けるよう、各科目の授業ガイダンスにて授業のルールや進め方などを聞きました。
みなさん、こんにちは。理科の河﨑です。二回目の河﨑からの話は、自分の大学時代に研究していた動物の話をしたいと思います。
みなさんは、プラナリアという動物を聞いたことがありますか?ほとんどの方がないと答えると思います。進路の部屋にいる先生方も聞いたことないという声がいくつかありました。とってもマイナーな動物なのですが、実は科学の世界では、とってもメジャーな動物なんです。
こんな動物で河﨑は何の研究をしていたか。簡潔に言うと、お腹に生えている毛を観察した、です。なんだか、夏休みの自由研究みたいですね。これでも、世界で初めての業績なんですよ。
まぁ、そんなことは置いといて、プラナリアがどんな動物か紹介しましょう!
プラナリアは、2、3mmの大きさしかなく、田んぼにいるヒルのような形をしています。動物というより虫に近いですね。この子のすごいところは、切ったら切った分だけ増え続けるというところです。半分に切ると2匹に、5等分すると5匹になります。無限に再生できる動物なんですよ。
プラナリアは、科学の世界ではメジャーだと言いましたが、なにがそんなに好まれるのでしょうか。実は、薬の効果を見るのにプラナリアは使われます。私たちが使っている薬の多くは、プラナリアを経由して安全生を見て承認されているんですよ。意外ですよね。
ここで、河﨑がしていた研究を思い出して下さい。全然、薬とは関係ないですね。できなかった訳ではないですよ。研究を始める時にメジャーなことをするのはなんだか面白くないと思いました。そこで、色々調べていくうちに、ここはあまり着目されていないけど、生物として面白いところだ!と目をつけて、実験に取りかかりました。
さて、そんなこんなで大学生活は研究に明け暮れた私ですが、一つ気づいたことがありました。それは、視点というものは大切な観点だということです。物事を違う視点で見ることができるようになると、世界が違う形で見えてきます。
視点というのは、現状のままだと変わりません。しかし、変えるのは簡単で、例えば、人と話してみる、少し調べてみる、じっくりと考えてみる。こんなことで簡単に変わります。なんだか最近は規制ばかりで、息苦しく感じます。そんな時こそ、視点を変えて見てみたらどうでしょうか。
理科担当 河﨑駿弥 より
みなさんお久しぶりです。国語科の 森 です。
最近特に忘れっぽくなったなあと感じます。年齢とともにそれは仕方がないことではありますが、忘れっぽくなったせいで、探し物をすることが時々あります。以前はほとんどなかったのですが。
ライターのZIPPO社が実施した「探し物」に関する調査によると、日本人は平均して1か月に76分をモノを探すことに費やしているそうです。1年間では912分(15時間12分)、人生を80年とすると72,960分(1,216時間)ということになります。1日の稼働時間を眠っている時間を除き16時間とすると、一生涯で76日分を探し物にかけているということです。人生をふた月半ほど無駄にしているのだそうです。 この時間を好きなことに使えればと思うともったいないですね。
先ほど述べましたが、私はものをなくしたり、探し物をしたりすることが少なかったのですが、その理由は三つあります。
一つ目は、整理整頓をすることです。みなさんは教室の机の上やロッカーの中にものがあふれていませんか。私は学校の自分の机の上には、パソコンとペン立てしかありません。後は、机の中や本棚・ロッカーに整理して入れています。
二つ目は、余計なものを持たないことです。書類等はいつまでも残しておかないで、捨てるようにしています。そうすればものであふれかえることはありません。「もしかしたら使うかもしれない。」と思っている場合は、まず使いませんし、なくなってもあまり影響はありません。
三つ目は、置く場所を決めておくことです。鍵はここ、スマホはここ、財布はここなどと決めてしまい、そこに置いておくのです。このようにするとあまり物はなくなりません。ただ、この場合一旦なくなってしまうと、なかなか見つからないのであしからず。
以上すぐにでも、できそうなことばかりです。まずできることからやってみることが大事ではないでしょうか。
あと、冒頭で最近忘れっぽくなったと述べましたが、それを解決する方法を見つけました。それはまた次回にお話します。 では、また!
感染予防に関する本校の取組等をお知らせします。
1 健康状態の把握
(1) 生徒
登校時に玄関先で検温結果及び風邪症状の有無を確認
(検温結果を記入する体温カードを後日配布予定)
(2) 教職員
毎朝の体温と体調を管理職に報告
*上記(1),(2)において、体温が通常より高い発熱状態や風邪症状がある場合、生徒は出校停止、教職員は出勤を停止
2 感染予防対策
(1) 室内換気のため、教室の廊下側窓は常時開放、休み時間毎に教室・廊下の外側の窓を
開放
(2) 多数の人たちが触る箇所(教室やトイレのノブ、階段の手すり、水道の蛇口等)の消
毒(毎日2回)を実施
(3) 手指の消毒液を設置(生徒玄関・各教室前廊下等)
(4) 生徒の密集を避けるために、1クラスの生徒を2教室に分け、朝学習・朝礼・終礼を
実施(1教室に入る生徒数の削減による座席間隔の拡大)
(5) 感染予防ポスター(手洗い・咳エチケット、三密を避けること、ソーシャルディスタ
ンス意識すること等)を教室・手洗い・生徒玄関等に掲示して感染予防意識の高揚
(6) 共有する器具や道具等を使う授業は授業前後に手指のアルコール消毒を実施
(7) 授業において近距離で会話や発生する活動は実施しない。
(8) 体育の授業ではペアストレッチなど身体接触がある運動は実施しない。
(9) 更衣室での密集・密接を防ぐため体育館設置の4更衣室は全て女子が分散して使用
男子は教室で更衣
(10)来客は原則、職員玄関で応対。
(11)事務室・購買窓口に透明ビニールシートを設置
(12)密接回避のため、購買の順番待ち間隔表示を設置及び購買付近の椅子を削減
3 協力依頼
(1) マスクの着用及びハンカチを持参してください。
令和2年5月21日(木)に2年生、22日(金)に3年生の分散登校を行いました。
2年生の様子です。
3年生の様子です。
全学年、クラスを半分に分けて机間の距離を確保しています。
また、放課後は全職員で校内の消毒にあたり、感染予防に努めています。
こんにちは、地歴公民科の山﨑です。
今日は小説を一つご紹介します。こちらです。
For sale : baby shoes, never worn
訳「売ります。赤ちゃんの靴。未使用」
これはヘミングウェイという作家さんが書いたとされている世界で最も短い小説です。
タイトルではありません。これで小説なんです。
この小説を読むのに必要なのは『想像力』です。
なぜ赤ちゃんの靴?なぜ未使用?なぜ売っている?
など色んなことを想像してみてください。
すると、たった6つの英単語で作られたこの小説の素晴らしさを感じることが出来るはずです。
このメールを通して僕が言いたかったことは…
ぜひ『想像』してみてください!
こんにちは。地歴公民科の前田です。
「ペストは近代の陣痛」という言葉があるそうです。
前回、「人類と感染病の戦いの歴史」についてお話ししました。社会の変化が起こるかもという話もしましたね。地歴公民科として、感染症と社会変革ということについて、今回はお話しします。
前回の内容の中で触れたペスト(黒死病)は、大きな社会変化をもたらしました。ヨーロッパで猛威を振るった黒死病は、人々の意識を変えたといわれます。当時の人々にとって、キリスト教は絶対的なものでした。しかし、どれだけ祈ってもペストが治癒するわけではありません。流行もおさまる兆しは見えません。人々は教会に無力感を覚え、キリスト教の権威は低下します。その結果、「キリスト教から一歩離れて、人間本来の感性を引き出そうという運動」、すなわち“ルネサンス”が生じました。また、“宗教改革”もこうした教会への不信感が下地になっていました。
ルネサンスや宗教改革はヨーロッパの人々のくらしを変え、文化文明のレベルを次のステージに引き上げました。こうしたことを、「ペストは近代の陣痛」という言葉で表現しているんですね。
さて、今(と言っても“コロナ前”ですが)、日本政府は「Society5.0」ということを提唱しています。簡単に言うと、これまでの社会(=Society)からもう一つ次のステージへ、ということ。具体的には、人やモノがインターネットを通してつながり、AIやロボット技術など、さまざまなハイテク技術を用いて社会の抱える課題を解決できるようになる社会を目指す、ということです。詳しくは内閣府ホームページを見てください。
そして、この「Society5.0」は、今まさに、実現に向かいつつあるのです。ニュースで、荷物を自動配達するロボットや、飲食店で料理を運ぶロボットの実験が行われているのを見た人もいるかも知れません。あるいは、今は感染症リスク対策ではありますが、オンライン会議で時間や移動のエネルギー、コストを削減することも、このSociety5.0の目指す一つでもあります。コロナショックで生まれたり、加速したりしている技術の中で、Society5.0につながるものを挙げるとキリがありません。
感染症は世界を変える。これは通説であり、また「一つの事実」になりつつあるんですね。
では、その中で僕たちは何を考えればいいのでしょう…?この社会の変革に対応できるように、柔軟さをもちつつ、いろいろな力を身に着けていかなければいけないようです。皆さんは高校生。卒業して出ていく社会はきっとさらにSociety5.0に近づいているでしょう。もしかしたら、いろいろな職業に対する考え方や、求人のようすも変わってくるかもしれません。今の常識に縛られずに、Society5.0の中で生きるために必要な力はなんなのか、ということを考えていかなければいけないんですね。
今日から分散登校が始まりました。本格的な再開を楽しみにしている人も多いかもしれません。社会は「コロナ前」の日常には戻りません。新しい社会を見据えつつ、再開される学校生活を頑張っていきましょう!
参考
内閣府ホームページ(Society5.0について) ぜひ読んでみてください。とても興味深いですよ!
https://www8.cao.go.jp/cstp/society5_0/
令和2年5月20日(水)
分散登校が始まりました。本日は1年生です。
玄関で家庭での検温結果を報告します。
3密を避けて整列です。
オリエンテーションの様子です。席が普段の3倍以上は離れています。
明日は2年生、明後日は3年生です。
いよいよ学校再開です。休業モードから学業モードへ切り替えて行きましょう!!
みなさんこんにちは。家庭科の元林です。
まさか2回目が回ってくるとは。こんなに休業が延びるなんて。しかし明日から分散登校が始まりますね。みなさんに会えるのがとても楽しみです。
学校が再開したら、休業期間中にできなかった勉強がたくさんできます。総合学科の学校なので、授業はもちろん、資格取得も頑張ってほしいと思います。
わたしは2年前、漢字検定2級を取得しました。さらに昨年度は、数学検定準2級を取得しました。「なんで大人なんに受けるん?」と生徒に何回か聞かれましたが、大人になって勉強の大切さがわかったから受けているのです。取りたい資格はまだまだ山ほどあります。それについては詳しいことはまた今度、直接お話します。
わたしが今回お話したいことは、「他人から学ぶ姿勢を大切に」ということです。
実は2年前の漢字検定は、3回チャレンジしてやっと合格しました。しかし、昨年度の数学検定は1発合格でした。なにが違ったのでしょうか。
漢字検定のときは、受けようと決めたは良いものの、勉強が全然手につかない。モチベーションが上がらない。勉強してる暇があったら寝たい。なぜ申し込んだのでしょう。そりゃなかなか受かりません。
では数学検定を受験したときはどうでしょう。当時2年生(現3年生)の生徒2人が準2級にチャレンジするという情報を入手していたので、その2人が参加している勉強会に乗り込んでいき、2人が頑張っている姿を見てやる気が満ち溢れました。一緒に頑張る同志がいるとこんなにも頑張れるのだと、なんだか学生の頃の気持ちを思い出しました。
教師として働き始めて6年目になりますが、先生からはもちろん生徒のみなさんから学ぶことがたくさんあります。と、この前のメール配信で書きましたので、具体的な例を挙げてみました。出会った人すべてから学ぶ姿勢を大切にしたいものです。
みなさんも、同じクラス、学年、部活動など、周りを見渡すとたくさんの人がいると思いますので、切磋琢磨して高校3年間を過ごせたら良いですね。
こんにちは美術担当の中巳出です。
皆さん、元気に過ごしていますか?こんなに授業がしたい!と思うのは教員人生初のことではないかと思って日々を過ごしています。そろそろ会えそうですね!楽しみです。
突然ですが、皆さんは今までに何回、美術展を見に行ったことがありますか?
私のライフワークの一つに美術館巡りがあります。高校生の頃、美術展で本物に出会ったときの感動が忘れられず、本物に会いたい!!と頻繁に美術館に足を運ぶようになりました。毎年、これだけは行きたいと思う美術展をチェックし、見に行っていましたが今年は3月からの自粛生活で全く行くことが出来ず寂しい思いをしていました。そんな思いをしている人が多いからでしょうか、それをどうにかしたいとバーチャル美術館など様々な工夫をされている美術館があります。美術館ではなくても、この状況をどうにかしたいと多くの人が様々な工夫をしてくれていて、人間ってすごいな!と自粛期間に強く感じています。
今回お勧めするのは、岡本太郎美術館のバーチャルミュージアムです。川崎市岡本太郎美術館の展示室が360°バーチャルで見ることが出来ます。
「芸術は爆発だ!」という言葉を聞いたことはありますか?芸術家岡本太郎の言葉です。
力強い作品が多く、私の好きな芸術家の一人です。代表作「太陽の塔」の内部は一度見に行きたいと思っています。岡本太郎美術館のバーチャルミュージアムを見て岡本太郎の世界に触れてみてください。私は本物を見たいという気持ちが強くなりました。いきなり美術館に行くのは緊張してしまって…という人には良い機会だと思います。ぜひ体験してみてください!
川崎市岡本太郎美術館ホームページ
バーチャルミュージアム
360°で歩く!岡本太郎美術館
11H担任で、1,2,3年生の数学を担当する上狹です。
・4月10日に続いて、2回目の登場です。Google for Education で連絡が取れている生徒の皆さん、いつもありがとうございます。まだ登録できていない人、早めにつながると嬉しいです。
さて、今日は、『イライラ、ニコニコ…選ぶならどっち?』について、お話しします。
まず、イライラ…ストレスを抱え、毎日怒ったり、悪口を言ったり、他人のことを批判したりしていませんか?これでは、心も体も元気になれません。イライラが原因となる心と体の病気はたくさんあるそうです。
さて、ニコニコ…『笑顔で過ごす』笑いがもたらす良い効果は、たくさんあります。
第1に『周り(家族や友だち)』にも笑顔が広がります。
第2に『体』が元気になります。体の中にあるナチュラルキラー細胞という免疫力が上がり、“がん”や“感染症”にかかりにくくなると言われています。免疫システムを整えてくれるそうです。(最近話題の感染症の対策にもなるかも!)
第3に『心』が元気になります。笑うと、幸福感が増える“エンドルフィン”というホルモンが出るそうです。自律神経のバランスにも良いと言われています。詳しく調べるともっと多くのことがわかると思います。
ここまで書けば、あなたの選択は、 “どっち?“ ではなく、ニコニコすること、笑顔で過ごすことが大切だと気が付いてくれるでしょう。つらい日々、苦しい時間を過ごしているときでも、作り笑いからも同じ効果があります。少しずつでも、笑顔で過ごす時間を増やしてみませんか?すぐに効果が出るかは、わかりませんが、きっと、毎日ニコニコ過ごしていると、そのうちに『心』も『体』も、そしてあなたの『周り』もみんなが元気になっていくと思います。そして学校も、社会も元気になれば、将来への希望につながるのではないか、と思います。
さあ、みんなそろって“笑顔”で過ごそう! 『“ニコニコ”で過ごそう!』
各学年とも3日ずつの登校を実施し、新学年の始まりにあたり大切な連絡事項や各科目の授業ガイダンスを行うなど授業の第1歩を始めます。
○各学年の分散登校日時
1年 5/20(水) 5/25(月) 5/28(木)全て8:35~12:00
2年 5/21(木) 5/26(火) 5/29(金)全て8:35~12:00
3年 5/22(金) 5/27(水)は8:35~12:00、5/29(金)は12:45~16:10
本日、夏服渡しを行いました。
同時に、担任の先生と面談を行いながら課題の提出等もしてもらいました。
どのブースも密にならないような配慮がされています。
英語担当の大倉です。まさかの2回目です。今回も、みなさんに聞いてほしい曲を紹介したいと思います。動画配信サービスでチェックしてみてください。
Harry Styles – Adore You
現在活動休止中のOne Directionのメンバー、ハリー・スタイルズさんです。曲自体もそうですが、MVの出来が良いのでぜひ見てください。動物とのふれあいもので、心温まります???
Camila Cabello – My Oh My ft. DaBaby
元Fifth Harmonyのメンバー、カミラ・カベロさんの最新ヒットです。現在ブレイク中のラッパー、DaBabyさんがフィーチャーされています。有名映画監督の作風を真似た映像がいくつも出てきて、映画ファンにとってたまらないものになっています。ちなみに、MVにはLyric Videoと表記されるものがあって、曲の歌詞が次々と映し出される種類のことですが、この曲のLyric Videoがいかにもアメリカ風のアニメで、ポップでオシャレな出来となっているので、こちらもぜひチェックしてください。
Black Eyed Peas and J Balvin – RITMO (Bad Boys For Life)
ウィル・スミスさん出演の人気映画シリーズ、Bad Boysの最新作の主題歌です。ブラック・アイド・ピーズは2003年にブレイクして以来、常に時代を先取りしたハイセンスな曲を発表し続けています。
Lady Gaga – Smile
最後に紹介するのは、曲ではなくイベントです。レディー・ガガさんの発案で、4月19日にOne World: Together At Home が全世界に配信されました。世界中のミュージシャンが出演し、医療従事者とWHOへの支援を訴えました。生配信で見ていたら、ビリー・アイリッシュさんの登場を待つコメントが圧倒的に多く、改めて彼女の人気の凄さを実感しました。でも、やはり主役はレディー・ガガさんです。今という時代を象徴する、まさに歴史的なパフォーマンスです。
番組では終始、お医者さんや看護師さんに対する感謝が述べられていました。医療従事者の方々の大変さを考える良い機会になりました。自分の身が危険にさらされているにもかかわらず、患者さんのために懸命に働く人々の姿が、とてもまぶしく思えました。
1年生を対象に、現代社会のオンライン授業を行いました。
まず最初に、オンライン授業のルールの確認をしてから授業を進めました。
他教科でも、Google for Educationを使って動画の配信等を行っています。
最近、新型コロナウイルス感染症の感染者、濃厚接触者、その治療にあたる医療従事者及び社会機能の維持にあたる方、並びにその家族等に対する偏見や差別に関する報道を見聞きすることがあります。例えば、感染者の家に落書きをしたり、医療従事者の子供をいじめたりなどです。
このような偏見・差別行為は決して許されることではありません。むしろ、感染者へは思いやりを、医療従事者へは感謝の心をお願いします。
常に「自分がされたらどうか」を想像し行動できれば、偏見・差別はなくなります。頑張ってこの危機を乗り越えましょう。
学校から見た白山です。とても綺麗ですね。早く生徒の皆さんと白山を眺めながら授業ができるように準備しています。
なお、15日(金)10時~12時は夏服渡しです。1年生は、夏服を取りに来て下さい。
みなさんこんにちは。体育科の北野です。新型コロナウイルスの感染拡大も外出自粛の効果なのか各地で落ち着きを見せてきました。とはいっても石川県は特定警戒都道府県に含まれます。警戒を緩めないように今一度気を引き締めましょう。
さて、本日はこの自粛期間中に気づいたことを話します。期間中は家で過ごすことも多く、かといって何もしないで家にいるのは皆さんも精神的に厳しいものがあると思います。私は少しでも助けになればと思って料理を作る機会が増えました。今までも暇があれば作ることはありましたが、その時よりも倍以上に機会が増えた感じです。自分が作った料理を美味しいと言ってもらうことは大変うれしい気持ちになりますし、次はあれを作ってみようという気持ちにもさせてくれます。新しい趣味が増えたようなものです。皆さんもこの機会に何か新しいことにチャレンジしてみてはいかがでしょうか。またこんなご時世でもあります。普段伝えられないご家族への感謝の気持ちを表してみるのもいいかなと思いました。
最後に、学校が再開した際には皆さんのおすすめの料理を教えてください。それではお元気で。
ホームルームがオンラインで行われています。
一人ひとりに対して、担任の先生は丁寧に声掛けをしているところです。
このクラスの先生は本校の特徴の1つである、福祉科の先生でもあります。
福祉科の授業もオンラインでできるよう準備中です。
また、別のクラスでは以下の写真のように生徒への
オンラインでの朝礼開催の呼びかけをしています。
朝食アンケートも一緒に行いました。
学校再開に向けて、いろいろな準備を学校ではしています。
その中の一つが、授業です。
今年度、初任で本校に赴任された山﨑先生(地歴)は模擬授業
を行っています。生徒役は、他の先生方です。
授業の内容にプラスして、密閉・密集・密接にならないように
考えられた授業になっています。
学校再開後、皆さんと授業ができることを楽しみにしています。
本年度のPTA総会ですが、本来なら5月9日(土)に実施する予定をしていましたが、5月いっぱいまで学校の休業期間が延長となり、再開となっても新型コロナウィルス感染拡大防止の観点から、なかなか開催が難しいため中止とします。同時に行う予定でした公開授業や学年懇談会(3年)も中止とします。
つきましては、PTA総会の議案書(資料)と承諾書を課題と一緒にお送りします。議案書には、保護者の皆様の承認を得なければならない議題が多くあります。承認を得ないと今年度のPTA活動に支障がでます。大変申し訳ありませんが、今日の状況をご理解のうえ、承諾書に記入・捺印し、課題返送用封筒に課題と同封してお送り下さい。
なお、ご意見やご質問がある方は、承諾書の裏面にご記入下さい。
また、1学期のPTA関連の行事(県総会・北信越大会・全国大会・自転車マナー指導・役員会等)は中止となりました。今後変更がある場合はその都度ご連絡します。
保護者の皆様には今後ともご協力いただくことが多々あると思いますが、何卒よろしくお願い申し上げます。
みなさんこんにちは、PTA会長の長内和浩です。会長2年目になります。
本来なら、PTA総会でご挨拶する予定でしたが、今年度はPTA総会を開催できず大変残念です。そのため、メッセージという形で皆様にご挨拶申し上げます。
今年度は年度当初から新型コロナウィルス感染拡大防止のため学校が休業となっています。そのため、お子様はあまり登校できておらず、保護者の皆様にはさぞご心配なことと存じます。お子様には休業中に学校から課題が出ており、ご自宅でその課題にとりくんでいるところだと思います。休業中のお子様の様子はどうでしょうか。この機会にお子様とゆっくり話すことができていますか。大変な時だからこそ、国民が一丸となって乗り越えていくことが大切だと思います。家でやることがなく暇だと思わずに、こんなに時間があるのだから有効に使おうとポジティブに考えていきましょう。何か目標を持つとよいかもしれません。この事態が、少しでも早く収束することを願っています。
さて、本校は、PTA会員(保護者)全員がPTA役員になって頂いており、執行部(本部役員)とともに全員でPTA活動を行っています。PTA活動は、保護者の皆様のご協力がなければ成り立ちません。元PTA会長の言葉に「大人が変われば、子供は変わる。子供が変われば、社会が変わる。」というものがあります。子供のためにまず保護者が見本をみせてはどうでしょうか。子供は親の背中を見て育つと言います。それと同時に子供をしっかり見守っていることも大切です。PTA活動が充実している学校は、保護者が生徒達に対して関心があり、学校教育について協力的であるということです。学校に無関心ではPTA活動は成り立ちません。保護者が子供の教育に無関心なのと同じことです。学校への質問・疑問等何でもPTAに言って下さい。みなさんも役員なのですから。
少しでもPTAひいては学校が発展・活性化するように全力を尽くしていきたいと思っております。子供達が、安心・安全で日々の学校生活を過ごすことができるようにまた、加賀高校がよい学校になるように、PTA活動にご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げます。
石川県立加賀高等学校
PTA会長 長内 和浩
保護者の皆様、こんにちは。
平素は本校の教育活動に対しまして、ご理解ご協力を賜りまして、ありがとうございます。心より感謝申し上げます。PTA総会が中止となりましたので、ご挨拶申し上げます。
新型コロナウィルス感染症拡大による先が見えない不安の中、臨時休業が続いています。この挨拶文を書いている今日は4月30日です。本日、臨時休業期間の延長が決まりました。4月16日に緊急事態宣言が全都道府県対象となり、石川県は特定警戒都道府県に指定され、依然として、予断の許さない状況です。この休業期間中、学習プリントを中心とした課題だけではなく、ネット環境を活用した生徒とのやりとりや学習活動を推進していきたいと考えております。そして、学校再開に向けて、職員一同、対策をしっかりと行い、準備を進めていきたいと思います。
この休業期間中、生徒にはこの機会に自己管理能力や自宅でひとりでもできる自学自習の力をつけてほしいと思っています。一方で、不自由な生活を強いているなとの思いもあります(どうしようもできませんが)。1日や2日ならまだしも、3月2日からこの後の延長も含めると約3ヶ月です。長いですよね。途中、春休みは部活動が少しできて、外出もできたかと思いますが、その時期以外は行きたいところに行けない、友達ともなかなか会えないなど、制約された日常生活が続いています。中には不規則な生活を続けたり、家でスマホばかりさわっていて、親に叱られ衝突しているご家庭もあるのではないかと心配しています。スマホに飽きている生徒もいるかもしれません。ストレスを抱えている生徒もいるでしょう。こういう時こそ、家族の絆を大切にしたいものです。
本校ではこの間、生徒とつながっていたいとの思いから、先生方が毎日、交代で激励メッセージを送信しています。健康管理、音楽、本、動画、トレーニング・・・内容は様々ですが、生徒たちの日々の生活の小さな支えになってもらえればと思います。また、担任から電話をかけ、生徒本人の声を直接、聞いています。心身の健康状態、生活リズム、課題の進み具合、困っていることなどの確認をさせていただいています。声を聞けて担任も安心した様子でした。
さて、新年度のスタートにあたり、「令和2年度学校経営計画書」を作成しました。(HPにアップ予定)今年度の重点目標を5項目掲げ、具体的な教育活動も記しました。この中の2点について、お知らせします。
まず1点目は、「日本語の『読む・書く・話す・聴く』力」の育成です。これらは、学習の基本であり、社会生活の基本です。授業だけではなくあらゆる教育活動で「読む・書く・話す・聴く」の場面を設定し、読解力・語彙力・文章作成能力・プレゼンテーション力・傾聴力などをつけさせたいと考えています。休業期間を含め、今後も家で過ごす時間が多くなることが予想されます。是非、たくさんの本を読んで欲しいと思います。読解力や語彙力だけでなく、想像力も磨けます。想像力が身につけば他者の痛みもわかるようになります。
2点目は「スマートフォン使用に係るルール・モラルの啓発」です。スマホのことについては、保護者の方々も常々心配されていると思います。本校に限らず、高校生が直面している問題として、SNS上でのトラブルがあります。多くの生徒がスマホ・SNSに振り回されている実態があります。根底にあるのはスマホ使用のルール・モラルの欠如です。生徒たちは度々、スマホの危険性に関する注意や説明を聞いているはずですが、ルールやモラルが身についていない生徒も散見されます。実効性のあるスマホのルール、モラル向上の方策が必要です。何とかして、スマホに振り回されている現状を打破したいと考えています。
話は変わりますが、「友だち幻想」という本について書きます。昨年のPTA総会でも話しました。同じ内容です。著者は社会学者の管野 仁(かんの ひとし)さんです。4年ほど前に他界されました。本の内容は友だち関係、人と人との距離感のことについて書いてあります。その本には次のように書いてありました。
【親の子に対する包摂志向(親にとっては子どもはいつまでも子どもですから包み込みたいという心理)と子の親に対する自立志向というものがぶつかりあう時期が思春期から青年期にかけて起こるのです。・・・・本人の自立志向をそれなりに尊重しながら、でも本当の自立はまだまだ先のことですから、しっかり根の張った自立的存在となれるように、まだまだ手をかけて育てなくてはいけないのです。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
子どもが口で言っている表面的な言い方や勢いに惑わされず、自分の子がどの程度まで成熟してきているのだろうかということを見極めながら、子どもを支える力が親には求められるのです。】
このことを心にとめていただき、学校と同じ方向を向いて、共にお子様の成長を支えていけたらと思います。
最後に、世の中は「新型コロナウィルス」に振り回されています。〝ONE FOR ALL、ALL FOR ONE〟の精神の下、個人・家庭・学校・職場それぞれの立場で「何ができるか」、この心がけを大事にして、一日も早く終息して欲しいものです。そして、保護者の方々が安心して「行ってらっしゃい」のことばで送り出して、生徒たちが安心して明るく学校生活を送ることができるよう願っています。保護者の皆様方におかれましても、どうぞご自愛ください。
石川県立加賀高等学校
校長 桐生 裕三
令和2年4月21日(火)
最近、当たり前の風景になってしまった校内の消毒です。
職員の行動範囲にある、皆が触れるものを消毒します。
早く当たり前の日常が戻り、このような予防対策から解放されたいですね。
新型コロナウイルス感染拡大防止・臨時休業・登校に関して連絡した事項(要旨)について
以下のことを始業式で生徒へ、入学式後に新入生の保護者へ伝えました。
1 感染拡大防止について
① 不要不急の外出は控えること。友達の家に集まることや旅行なども控えること。
三密(密閉・密集・密接)を避けること。
② 新型コロナウイルス感染拡大が急速に広がる中、感染を非常に恐れている人(高齢者・乳幼児・妊婦の方そしてその家族など)が大変多いこと。
③ いつ自分が感染者になるかも知れないこと。
④ 身近なところで感染者が出たとしても偏見や差別は絶対にあってはならないこと。
2 臨時休業について
① 臨時休業中は感染拡大防止の観点から原則自宅待機すること。
② 休業中の学習課題を渡しました。登校日に課題の進捗状況を確認すること。
3 登校(登校日)について
① 学年ごとの登校日(週1回)があること。
② 検温結果、保護者の押印もしくはサイン済みの体温カードを持参し登校すること。
③ 37度5分以上の発熱、咳などの風邪症状がある場合は学校へ連絡し、登校し
ないこと。(これらの症状がある場合は、登校しても保護者に連絡し帰宅措置をとること)
④ 生徒の登校に向けて、校内を教職員が消毒すること。
4 心のケアについて
感染症や臨時休業が長く続くことからくる心配事がありましたらご連絡下さい。
5 その他
新型コロナウイルス感染症対策についてのお知らせ及び手洗い・咳エチケットのチラシ(目につくところに掲示してください)を全生徒に配布しました。
ご家庭におかれましても、ご理解、ご協力のほど宜しくお願いします。
令和2年4月8日(水)
第48回入学式を挙行しました。
天気も良く、校地内では満開の桜で新入生を迎えることができるなど、絶好の入学式日和となりました。
式辞にて、桐生校長より「膨大な情報から正確なものを選択できる判断力を3年間で身につけてください」等の話がありました。
新入生を代表して、森山魅海さんより宣誓の言葉がありました。
また、在校生を代表して、長内信帆吏さんより歓迎の言葉で新入生を暖かく迎えました。
4月9日より再び臨時休業に入りますが、生活リズムを整えるとともに、勉強・運動にも取り組んでください。登校日ごとに元気な姿を皆に見せられるよう、頑張って過ごしましょう!!
いつもと違う春と思いつつも、雪が残る白山、緑の木々、そして桜。いつもと同じ春がここにはあります。
本日ここに、ご来賓の方々のご臨席、並びに保護者の皆様のご列席を賜り、 第48回入学式を挙行できますことは、本校にとりましてこの上ない喜びであり、心より御礼申し上げます。
ただ今、入学を許可した59名の皆さん、入学おめでとうございます。
加賀高校を代表して、皆さんの入学を心から歓迎します。
加賀高校は地域の強い要望と期待のもと、昭和48年に普通科高校として創設されました。その後、社会情勢の変化や生徒の興味・関心・進路希望の多様化が進む中、平成12年に総合学科高校として生まれ変わりました。本校を巣立った八千名を越える卒業生の多くは地元加賀の地で、産業を支え、地域の様々な活動で貢献しています。皆さんが3年生になる令和4年には本校は創立50周年を迎えます。皆さんが身にまとった新しい制服には、加賀高校の新しい歴史を刻んで欲しいという切なる願いが込められています。
本校は総合学科の高校です。総合学科を有する高校は全国で約370校にのぼります。総合学科の特色として、幅広く多くの選択科目の中から生徒が自分で科目を選択して学ぶことができること、生徒の個性を生かした主体的な学習や将来の職業選択を視野に入れた学習を重視していること、そして地域で活躍し、貢献できる人材の育成に努めていることがあげられます。
本校の教育目標の中に「知性を磨き、判断力を高め、生活や文化を創造していく人を育成する」があります。
知性を磨く。
この土台になるのはことばの習得です。日本語の「読む・書く・聴く・話す」の力を身につけてください。これらは学習の基本であり、社会生活の基本です。「読む・書く・聴く・話す」の力がつけば、物事を深く考えることができるようになります。今まで見えてなかったものが見えるようになります。
判断力を高める。
皆さんが3年生となる令和4年4月1日から成年年齢は18歳になります。成年年齢の引き下げによって、例えば親の同意を得なくても様々な契約をすることができるようになります。難解な契約書に触れることもあります。自己責任能力が問われることになります。その際、重要になるのは、文章を正確に読解し、膨大な情報から最適なものを選択できる判断力です。判断力をこの3年間で身につけてください
そして、生活や文化を創造する。
本校の教育課程には、「生活デザイン」「子どもの発達と保育」「食文化」「生活支援技術」「介護実習」「日本の音楽」「クラフトデザイン」など、生活や文化に直結した選択科目があります。これらの学びを通して、将来、自立していくための基盤と豊かな人生を送るための文化的素養をぜひ身につけてください。
保護者の皆様方には、お子様のご入学を心からお祝い申し上げます。お子様が新たなステージに上がり、その成長を感じていることと思います。これからの高校3年間を通じて、お子様がさらに豊かな心を持ち、健やかに成長し、やがて社会で自立していくためにも、ご家庭と学校との連携が大切になってきます。本校の教育活動に対しまして、ご理解とご協力を頂きますようお願いいたします。
さて現在、日本そして世界では、目に見えない、先が見えない、終わりが見えない不安の真っ只中にいます。最先端の医科学が発達し、AI時代の到来が待たれる時代にありながらも、人類はもがいています。今、私たちに求められているのは、何が起こっているのか、状況を理解すること、我が身に降りかかった時の痛みや周囲への影響を想像すること、そして心がけと忍耐であります。現下の困難を必ず乗り越えられる日が来ます。力を合わせて、ともに頑張っていきましょう。
最後になりましたが、本日ご多用の中、ご臨席を賜りましたご来賓の方々に厚く御礼申し上げます。今後とも本校の発展にご指導・ご支援を賜りますようお願い申し上げまして、式辞といたします。
令和二年四月八日
石川県立加賀高等学校長 桐生 裕三
新型コロナウイルス感染症対策のための県立学校一斉臨時休業について
先にお送りした緊急メールでは、体温測定と風邪症状の確認についてお知らせしたところですが、県教育委員会から新たに県立学校一斉臨時休業のお知らせが本校に届きました。
休業期間は4月9日(木)から5月1日(金)までとし、学校の再開は5月7日(木)です。4月8日(水)の始業式・入学式は予定通り実施します。ご家庭では登校前の体温測定をお願いします。37度5分以上の発熱や風邪症状がある場合は学校に連絡するとともに登校を控えてください。在校生には玄関前で測定値と風邪症状の有無を教員が確認します。新入生とその保護者は受付時に確認します。新たな連絡等があればメールでお知らせします。
日々の体温測定について
4月8日の始業式・入学式当日の体温の確認についてご連絡いたします。在校生は登校時に、新入生は入学式の受付時に「風邪症状の有無」と「登校前の体温の測定値」を確認します。今後、「朝の体温測定値」と「風邪症状の有無」については記録に残します。保護者確認の押印が必要になります。未測定者が多いと、検温のため生徒玄関付近が大変混雑します。自宅での体温測定をお願いします。
入学式に同席の保護者の方は受付で、「風邪症状の有無」と「発熱がないこと」を確認させていただきます。
また、新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、マスクの着用をお願いします。マスクの入手が困難な場合は、マスクの作成もよろしくお願いします。
新型コロナウイルス感染症対策に係る毎朝の体温測定について
学校開始の4月8日の入学式・始業式では、「発熱がないこと」、「風邪症状のないこと」を確認します。
在校生は、玄関前で教員が体温測定結果と風邪症状の有無について確認します。新入生においては、入学式受付で同様の確認をしますので、登校前に体温測定をしてきてください。
4月9日以降も、登校前に自宅で体温測定を行い、登校時には体温測定結果と風邪症状の有無の確認は継続します。詳細は別途、4月8日に生徒にお知らせを配布しますので内容をご確認ください。
県の学校再開の方針を受けて、23日・24日に1,2年生がそれぞれ分散して登校しました。部活動も再開しました。生徒が学校にいるあたりまえの光景が戻ってきて、ホッとしています。新型コロナウィルス感染症拡大の終息は見えないですが、新年度の教育・学習活動に向けて、職員一同、準備に奔走しているところです。
以下は23日・24日、1,2年生に向けて話した内容です。(一部修正)
3月2日からの突然の臨時休業。「寝耳に水」のできごとでした。
3月3日には卒業式がありました。在校生が卒業生を送る場面をつくれなかったことが残念でしたが、式後、卒業生達が晴れ晴れとした表情で、そして満面の笑みで写真を撮り合っているのを見て、ホッとし、救われた気持ちでした。
この3週間、皆さんはどのように過ごしていたのでしょうか。
皆さんとつながっていたいとの思いから、先生方が日替わりでメッセージを送りました。「何をやればいいのかわからない」「ゲームやスマホしかやることがない」「早く学校に行きたい」そういった人たちに向けて、有意義な生活や行動の方向指示器になればいいかなと思いました。役に立っていれば幸いです。
世の中は連日、新型コロナウィルスの話題で持ちきりですが、この2ヶ月の間、話題のポイントは変わってきています。中国・武漢のニュースから始まり、ダイヤモンドプリンセス号、一斉休校、パンデミックということばも出てきました。そして、今は東京オリンピックがどうなるかということが最大の関心事です。世の中では賛否両論、様々な意見が飛び交っています。たとえば、この夏に人生のすべてをかける選手がいる一方で、計画的な練習ができず、不平等である、安全が保証されないと言った理由で延期を求める声も日に日に高まっています。この数日で延期の方向性がかなり大きくなってきました。延期するとしたら、年内なのか、1年後なのか、2年後なのか。まさに、正解のない課題に直面しています。
皆さんはどのように考えますか。延期になったら、どのような人達にどの程度の影響がでるのかも予測してみて下さい。
多くの情報を集め、いろいろな立場の人たちのことも考える、また影響はどうなるのかも含め、筋道を立てて自分の意見を持つ。このように論理的に多面的に思考する力はこれからとても大事になります。正解のない問題に向き合う力も大事です。
このあと春休みに入りますが、新型コロナウィルス感染症拡大対策は続きます。十分、注意して日々の生活を送ってください。
今朝のメールでお知らせしましたが、23日(月)から学校を再開することとなりました。詳細が決まりましたので、お知らせします。
23日(月) 2年生登校
24日(火) 1年生登校
9:15~10:45 ホームルーム(考査返却・課題の確認・私物の整理 その他)
10:55~11:30 校長訓話・離任者の挨拶
11:30~ 終礼(終礼後下校)(予定)
その他
・新型コロナウィルス感染拡大防止のため当日はマスクの着用をお願いします。
・服装、頭髪など身だしなみを整えて登校して下さい。
・部活動については、顧問より連絡があります。
・私物を持ち帰るため、大きめの鞄を持ってきて下さい。また、休業中の課題も持ってきて下さい。
・当日朝家庭で体温測定し、発熱や風邪症状のある人及び体調の悪い人は登校しないようにして下さい。また、
当日欠席する場合は学校へ連絡して下さい。
新型コロナウイルス感染症対策に係る臨時休校中に以下の内容及び期間並びに注意事項を厳守の上、登校を認めます。3月25日以降については別途連絡します。
〇内容 課題等で質問がある場合、適度な運動を運動場や体育館で行いたい場合、本校図
書館を利用したい場合
〇期間 3月19日(木)、23日(月)、24日(火)8:30~11:00
〇注意事項 登校する生徒は、マスク着用、体温測定、咳エチケットの徹底が必要
長時間の利用や同時に多くの人数が集まることは不可、部活動は禁止
※登校の際には登校受付簿(生徒玄関に設置)に必要事項を記入すること。
※登校前には自宅で体温計測を行って下さい。風邪症状がある場合は登校を控えて下さい。
みなさんこんにちは。元気に過ごしていますか。
昨日、2011年の東日本大震災から9年が経ちました。
ここ数日は、震災に関してテレビやSNSで、色々な人が色々な想いを発信しているのが目に止まりました。
大きな地震や台風などの災害は、いつ自分のところにやって来るかわかりません。いざという時のために日ごろから災害に向けての備えを心がけておくことが大切です。
家に防災グッズは揃っていますか。まだ…という人のために、最低限の非常用持ち出し品をリストアップしておきました。要らなくなった鞄でも良いですから、万が一に備えて準備しておきましょう。
◼️非常用持ち出し品◼️
貴重品類・・・現金、保険証など
避難用具・・・懐中電灯、携帯ラジオ、予備の乾電池、防災ずきん
生活用品・・・手袋、毛布、缶切り、ライター、はさみ、携帯用トイレ、歯ブラシ、歯磨き粉
救急用具・・・救急箱、持病の薬、生理用品
非常食品・・・乾パン、缶詰、栄養補助食品、飴・チョコ、飲料水
衣料品 ・・・下着・靴下、長袖・長ズボン、防寒用ジャケット
その他 ・・・携帯用カイロ、タオル、携帯ティッシュ
また、災害時の避難場所やその場所への安全な行き方も確認しておくことも大切です。
自然災害もさることながら、未知のウィルスもいつ自分の身に降りかかってくるかわかりません。
百聞は一見に如かず。百見は一行に如かず、です。自分の身を守る最大限の行動をとりましょう。
防災に関しては以下のサイトにわかりやすく載っていますので参考にしてくださいね。
【引用】総務省消防庁 防災マニュアル
https://www.fdma.go.jp/relocation/bousai_manual/
今後も皆さんの安全と健康を願っています。
一斉休校に入って早や一週間が過ぎました。どのように過ごしていますか。
ずっと家にいると体もなまってきたころだと思います。今日は私のおすすめのトレーニング動画を紹介したいと思います。家庭でも簡単に行うことができます。先生自身も毎日トレーニングを選択して行っています。
☆メトロンブログ
ガチガチのトレーニング動画を紹介しています。音楽もかっこよく気分よくトレーニングを行うことができます。筋肉を大きくするというより、きれいな体のラインを作るようなトレーニングが多いので女子にもおすすめです。また、食事、休息のとり方、トレーニングの注意点なども話しているので安心して取り組むことができます。先生はいつも出勤する車の中で聞いています。とても勉強になります。サブチャンネルのBOOST ATHLETEも併せてチェックしてください。
URL https://www.youtube.com/channel/UCZWyZ5L_MVBCcB8vmkspb8A
字数の関係上1つしか紹介できませんが、ぜひ1度見てみてください。1つ5分くらいで終わるメニューも多いのでぜひ挑戦してみてください。継続することによって体が変われば、物事の考え方も変わります。自分を好きになれます。学校が再開したとき、バルクアップしたみなさんに会えることを楽しみにしています。
生徒のみなさん、いかかお過ごしですか。
臨時休業になって少し経ちました。毎日何をして過ごしていますか。元気ですか。課題は進んでいますか。
臨時休業にともなって、いつもよりも時間的に余裕があると思います。ぜひ、ニュースや新聞をじっくり見たり読んだりする時間にあててみてください。今、何が起きていて、そのためにみんながとるべき行動は何なのか、そんなことをじっくり考える機会にしてみてください。そして1人1人の自覚が大切なのだと意識しながら、この期間を過ごしてくださいね。
次にみんなの元気な笑顔に会えるのを、楽しみにしています。
生徒指導課です。家庭での時間を有意義に過ごせていますか。
家庭でできる「おすすめ」を載せました。少しでも役立ててくれたら嬉しいです。
☆おすすめ動画
「筋肉体操」
一度チェックしてみて下さい。1日5分で素晴らしい運動になります。
☆おすすめ映画
「海猿」
人生とは「人のために生きる」こと、その人生の素晴らしさを感じとることができます。
☆おすすめドラマ
「コウノドリ」「ドクターコトー診療所」
謙虚に生きることや自分を磨くことの大切さがわかります。
☆おすすめ言葉
「どんな自分になりたいか」
私自身、自分にいつも投げかけている言葉です。
今の自分でこのまま人生が終わっていいのか、
今の自分に満足していないなら何をどうすればいいのか。
ここを意識して生活してみよう。
と、そんな具合です。
高校生のみんなに意識してほしいのは、
よくないとわかっていることはしない自分になってほしいということ。
よくない自分を自分は一番近くで見ています。
みられていなければよくないことをしてもいいという自分に勝つことは
自分を好きになる秘訣だと感じています。
人は本当に弱いです。時にはよくない自分が出たりすることがあります。
そんな自分に負けず、立派な大人になっていってほしいと思います。
家でもよりよい生活になるよう自分で考えて生活してください。
不要不急の外出は禁止です。よくない自分との闘いに負けないでください。
さらに成長したみんなに会えることを心待ちにしています。
1日目は、保健室からです。
みなさん、自宅でどのように過ごしていますか?
感染症予防に、手洗い・うがいは大事ですが、閉めきった部屋は、ご飯や汗のにおい、ウイルスや細菌、二酸化炭素などがこもったままです。そこで、換気!!1時間に1回、5分程度行ってみてください。少しの時間寒いですが、新鮮な空気を入れることで、気持ちもスッキリします。ポイントは、空気の通り道ができるよう、窓を2か所以上開けることです。
自宅の中でも、元気に気持ちよく過ごしてくださいね。
令和2年3月3日(火)
第45回卒業証書授与式を挙行しました。
新型コロナウィルス感染拡大防止のため、式の内容を一部変更して開催しました。
各クラス代表の卒業証書授与の様子です。
桐生校長の式辞の様子です。詳しい内容は本日投稿の記事をご参照ください。
長内PTA会長の祝辞も掲載してあります。
在校生代表の長内 信帆吏さんによる送辞です。
卒業生代表の林 潤太郎君による答辞です。
送辞・答辞も全文を別記事として投稿してありますので是非ご覧ください。
卒業式後、同窓会入会式と表彰伝達式を行いました。
本日、ご卒業された生徒の皆さん、保護者の皆様、誠におめでとうございます。
また、来場していただいたご来賓の皆様、ありがとうございました。
式 辞
この冬は季節を忘れさせてしまうほどの暖かな日々でした。それでも校舎の上階から眺望できる白山は、いつもの年と変わらぬ白い冬に映えていました。
本日は、多数のご来賓のご臨席を賜り、第45回卒業証書授与式を挙行できますことは、この上ない大きな喜びであり、衷心より御礼申し上げます。
ご列席の保護者の皆様、本日はおめでとうございます。心身ともに変化と成長の大きな3年間をいつも見守り、お子様と時にはいっしょに喜び笑ったり、時にはいっしょに悲しみ悩んだりされたことと、ご拝察いたします。
お子様たちはこれまで、揺れ動きながらも、立ち止まりながらも、着実に成長してきました。これからは自分の道を切り開き、歩いていくことになります。保護者の皆様方に、心から敬意を表し、お祝いを申し上げます。また、これまでの本校の教育活動に対しまして、多大なご理解とご協力をいただきましたことに厚く感謝申し上げます。
卒業生の皆さん、「卒業おめでとう」
平成から令和という時代の大きなうねりの中で時間が流れていきました。その中で、皆さんは加賀高校で過ごした様々な思いが去来していることでしょう。
さて、卒業生の皆さんは、21世紀の始まりとともに生まれました。21世紀が始まった2001年9月11日 同時多発テロがアメリカで起きました。世界中に戦慄が走りました。
その10年後、2011年3月11日 東日本大震災が起きました。それまでのあたりまえの生活、ありふれた日常が壊滅しました。多くの町がなくなりました。
9.11以降、世界は変わったのでしょうか。
3.11以降、日本は変わったのでしょうか。
世界では依然として各地で国家間の紛争や国内での対立があります。しかし、この間、パキスタンのマララ・ユスフザイさんが「女の子にも教育を、学校に通う権利を、全世界の子どもたちがみんな教育を受けられるよう」訴え続け、2014年17歳の時、史上最年少のノーベル平和賞を受賞しました。
またスウェーデンのグレタ・トゥーンベリさんが昨年、地球温暖化対策に本気で取り組まない大人たちを批判し、未来への危機感を訴え、立ち上がりました。皆さんと同世代の若者が世界のこと、未来のことに向き合い、立ち上がっています。
3.11の被災地では依然として、仮設住宅で暮らしている人たちがいます。土砂を積んだ大型車両が、縦列をなしている地域もあります。数年前に東北の被災地を訪れた際、被災された方々は長引く現実を受け止め、生活の再建に向けて戦っていました。市民が力を合わせて、這い上がっていく姿、あきらめない姿、底力を目の当たりにしました。
3.11以降も日本各地では毎年のように地震や大雨・台風による甚大な自然災害が起こっています。今は、新型コロナウイルス感染症拡大に伴う社会不安が起こっています。このような幾多の困難に対し、人々は勇気をもって、希望をもって、立ち向かっています。
皆さんのこれからの人生で大切にしてほしいことが三つあります。
まず、一つ目はことばです。ことばは皆さんが生まれてからまもなく身につけた最も大切な持ち物です。ことばは人と人とをつなげる魔法の持ち物です。使い方を間違えると人を傷つけてしまう凶器にもなります。ことばは心です。自分が持っていることばを大切にしてください。
二つ目は多様性の尊重です。人は性別・年齢・国籍・価値観・生活様式・考え方などそれぞれ違います。異なった考え方や価値観を持った人たちが集まると、意見がぶつかることもあります。
ここで大切なのは、異なる価値観や考え方を受け止めながらも、どのような距離感で折り合いをつけていくかです。県内で働く外国人労働者の数が1万人を越えました。生活習慣が異なる人たちといっしょに働くこともあります。共生・協働することで新たな発見もあり、尊重することで豊かな人間性も備わってくるでしょう。
三つ目は今の時間をしっかり生きて、やり抜く力を身につけてください。「しっかり」とは性格や考え方が堅実で信頼できる人間です。意志が強いということです。しっかりと正しく、強く生きてください。 アメリカのアンジェラ・ダックワース氏は著書「グリット やり抜く力」の中で、「人生のマラソンでなにを成し遂げられるかは、まさに『やり抜く力』長期的な目標に向けた『情熱』と『粘り強さ』にかかっている」と述べています。
結びになりますが、皆さんをいつも見守り、支えてくれたご家族に「ありがとう」のことばをぜひ面と向かって直接伝えてください。人生の節目には「ありがとう」のことばは必須です。これからは皆さん自身が人間力を磨いて恩返しをする番です。
皆さんの前途が輝くことを祈念し、式辞といたします。
令和二年三月三日
石川県立加賀高等学校長 桐生 裕三
祝 辞
本日は 御卒業おめでとうございます。
PTAを代表してお祝いの言葉を述べさせていただきます。
さて、今から100年以上も昔の事ですが、アメリカにウィリアム・ホイという野球選手がいました。才能に満ちあふれた選手でしたが、耳が聞こえない障害を抱えていました。
耳が聞こえない事で試合中の状況が把握出来ず、大変苦労し野球を辞めようか悩んだ時期もあったそうです。しかしながら、彼は状況をつかむ為、より快適に試合に臨む為に審判にプレーをジャッジする際に、体を使ってジェスチャーをして欲しいと申し込み審判もまたこれを受理しました。当時の審判のジャッジは声だけで行われており、彼のアイディアで彼自身も野球を続ける事が出来、また野球界の大きな発展に貢献する事にもなったのです。
皆さんもこれから進学・就職するにあたり、自分の思い描いていた学校生活や職業とイメージが違っていたり、ステップアップを目指し努力したが大きな壁にぶつかる事もあるかと思います。うまくいかない事を環境や誰かのせいにしたり、あきらめたりするのは簡単な事です。ここで大切なのはウィリアム・ホイのように多彩なアイディアで壁を乗り越える事ではないでしょうか。壁を乗り越えた時、人としてプロフェッショナルとして成長、そして達成する事の喜びがあるのだと思います。
これからも応援しています。
卒業生の皆さん、そして保護者の皆様 改めて御卒業おめでとうございます。
令和2年3月3日
石川県立加賀高等学校
PTA会長 長内 和浩
送辞
寒さも和らぎ、うららかな春の香りを感じるようになりました。
卒業生のみなさん、ご卒業おめでとうございます。
在校生一同心よりお祝い申し上げます。
今、皆様はこの加賀高校での三年間をどのように振り返っていらっしゃるでしょうか。多くの人との出会いの中で貴重な体験をし、お一人お一人さまざまな思い出を築き上げてこられたことと思います。
常に私たち後輩の前を歩き、お手本となってくださった先輩方の背中は、私たちにかけがえのないものを残してくださいました。
体育大会では、クラスや学年の壁を越えて一つになることの楽しさや力の限りを尽くすことの素晴らしさを教えていただきました。
文化祭では、中心となって模擬店やステージの準備に熱心に取り組んでいらっしゃいました。
当日の模擬店は、とても賑わい、ステージでは、バンド演奏などで会場を沸かせてくださいました。先輩方がいなければ、あれほどの盛り上がりはなかったと思います。
今、先輩方のお姿を振り返ったときに、先輩方は私たちの知らないところで学校のために動いてくれていたのだと実感します。
生徒会活動や部活動の中心が一、二年生に移ってから、私たちは先輩方の存在がいかに大きいものだったかを知りました。
先輩方が力強く私たちを導いてくださったおかげで、私たちは安心して生活できていたのだと思います。私たちはそんな先輩方の後輩でいられたことを誇りに思っています。
先輩方がこれから歩いて行く道の中で、もしかしたら大変こともあるかもしれません。そんな時は加賀高校や私たち後輩のことを思い出してください。この加賀高校で培われた力は、きっと先輩方の支えとなるはずです。
先輩方が卒業され、この加賀高校にいらっしゃらなくなることは、とても心細いですが、先輩方から教えていただいたことを胸に、私たち後輩が力を合わせて、加賀高校の伝統や良さを守っていきます。
最後になりましたが、先輩方のご健康と益々のご活躍を心からお祈りし、送辞とさせていただきます。
令和二年三月三日
在校生代表 長内 信帆吏
答辞
雪の少ない冬も終わり三月、私たちは今日卒業の日を迎えました。
本日は、私たちのために、このようなすばらしい式を挙げていただきありがとうございます。
加賀高校でバスケットボール部に入りたいと入学してからはや三年が経とうとしています。思い起こせば三年前、ワクワクしながら入学式に臨んだのを覚えています。なぜか不思議と不安がなくどんな友達ができるか・部活動はどうなのかなど期待が大きかったです。
一年の担任は、中巳出先生と大茂先生でした。私たちが中学の延長のような気分になっているときには、「高校生としての自覚を持ちなさい。」と強く指導をしてくださいました。また、高校生活に悩んだり迷ったりした時は親身になって寄り添ってくださいました。
私の高校生活の中で、大きなウエイトを占めていたのが部活動でした。なかなか思い通りの結果が出せず、悔しい思いをしたことも多々ありました。しかし、どんな時も、顧問の小田原先生や前田先生・先輩・後輩そして互いに支え合っていた仲間がいてくれたお陰で、最後までやり遂げることができました。公式戦で初勝利をあげたときは本当にうれしかったです。部活動での思い出は、喜び・悲しみ・感動がいっぱい詰まったかけがえのない宝物になりました。
高校生活にも慣れてきた、二年生。担任は持ち上がりで、中巳出先生と大茂先生でした。一番の思い出に残っているいのはやはり修学旅行です。東京なんていつでも行けるのではと少し物足りなさ感じていましたが、いざ行ってみると、友達同士で見たり、感じたりする東京の景色は言葉では言い表せないほど素晴らしいものでした。スカイツリーやディズニーランドで過ごした時間はまさに夢のようなひとときとなりました。そして、友達との関係やクラスの絆がより強くなりました。
いよいよ最終学年の三年生。担任はまた中巳出先生と大茂先生でした。三年連続同じ担任の先生。正直勘弁してくれという気持ちもありましたが、それだけ自分たちのことを考えてくれているのだなと思うとうれしくなりました。
三年生での思いでは、体育大会や球技大会です。普段の学校生活では見られないほどの情熱を感じました。体育大会では、声を振り絞って応援しました。最後だという思いも強いのか、クラスが団結して優勝を目指していました。
九月、私たちが今まで経験したことのないような緊張感がありました。それは、みんながそれぞれの進路に向かって、必死になっていたからです。大げさかもしれませんが、これからの人生が決まってしまう大きな局面でした。特に履歴書作成では何度も何度も書き直したことが思い出されます。面接練習では、普段言い慣れない言葉遣いが大変難しく、緊張のあまり思っていることの半分も言えなかったこともありました。そんな時も、友達と励ましながら、そして、先生方のアドバイスを聞きながら一生懸命取り組みました。そのような経験があったからこそ、本番ではうまく話すことができました。
在校生のみなさん、普段から言葉遣いには気をつけましょう。ある程度敬語が使えないと将来社会人となったときに苦労します。挨拶も大切です。毎朝校長先生や教頭先生、生徒指導の先生方が校舎前で挨拶をされていますが、「おはよう。」という言葉は人とコミュニケーションをとるための基本です。高校生にもなって恥ずかしいと思うかもしれませんが、恥ずかしがらずに大きな声で言いましょう。挨拶や・コミュニケーション能力は社会人としては当然身につけていなければならないことです。いざ言い始めると気持ちのいいものです。いざ、就職や進学をする時期になってそのことに気が付きました。在校生のみなさん、加賀高校の先生方はしつこく・粘り強く私たち生徒と向き合ってくださいます。私があきらめそうになったり、くじけそうになったりしたときも、決してあきらめません。私が思うに、これほどしつこい・よく言うと生徒のことを考えてくれる先生はいませんでした。ですから、みなさんも、先生を利用してください。先生方は必ず答えてくださいます。
中巳出先生、私たちを信じてくださりありがとうございます。たまに言う先生の優しい言葉が好きでした。
大茂先生、一人一人のよい部分を引き出してくださりありがとうございます。先生の空気の読めない冗談が大好きでした。
また、私はこの三年間でかけがえのないものを得ることができました。それは、友達です。よいことも悪いことも何でも言い合える、相手のことを思いやれる友達というものはなかなかできないものです。そのような一生涯付き合える友達をつくることができました。これは、私の宝です。
そして、保護者の皆様、今までありがとうございました。私たちの一番近くで見守り、支えてくださいました。学校への送迎や弁当など数え上げればきりがありません。時には言い合いし辛く当たったこともありました。しかし、いつも私たちを見捨てず励ましてくださいました。いくら感謝してもし尽くせません。皆様の思いをしっかり胸に刻み、感謝の気持ちを忘れずこれから生きていきます。
私たちは今日卒業の日を迎えますが、残念ながらいろいろな事情で一緒に卒業できなかった人もいます。その人達の分まで私たちは頑張らなければならない義務があると思います。加賀高校卒業生という誇りを胸に。
令和四年は加賀高校創立五十周年です。その頃は私たちも成人しており、記念式典には同窓生として胸を張って参加したいと思います。
いよいよお別れの時が近づいてきました。本当ならまだ卒業したくありません。しかしそういう訳にもいきません。加賀高校の未来を在校生のみなさんに託します。最後になりましたが、今までお世話になりました校長先生をはじめとして、諸先生方、友人、家族、在校生のみなさんに改めて感謝するとともに、加賀高校のさらなる発展を卒業生一同心よりお祈り申し上げ、答辞とさせていただきます。
長い間、本当にありがとうございました。
令和二年 三月三日
石川県立加賀高等学校卒業生代表 林 潤太郞
新型コロナウィルス感染症の拡大防止のため、3月2日(月)から3月24日(火)まで臨時休業となりました。
一昨日の安倍首相の要請を受け、県立学校において上記の措置をとることになりました。
このような臨時休業の措置はきわめて異例であり、それだけ事態は深刻で、いつ・どこで・誰が感染してもおかしくない状況であることを知ってください。今が感染の流行を早期に終息させるために、きわめて重要な時期であることを踏まえ、多くの子どもたちが日常的に、長時間集まることによる感染リスクにあらかじめ備える観点からの措置であります。この政治的判断による措置に対して、世の中では賛否両論様々な意見が飛び交っています。政治や社会のこと、違う立場の人たちのことも考え、筋道を立てて自分の意見を持つことも大事です。
休業期間は長期にわたります。この期間の過ごし方についてお伝えします。
まず一つ目として、外出はできるだけ控え、基本的には自宅で過ごすようにしてください。自宅でも咳エチケットや手洗い等を徹底してください。自分の体は自分で守ってください。アルバイトの許可を受けている人は不特定多数の人と対面することがありますので、この期間、アルバイトは控えてください。
二つ目は、この期間を利用して、じっくりと読書に向き合って下さい。それと各教科からの学習課題もあります。しっかりと取り組んで下さい。
三つ目は、自分をコントロールする力を身につけてください。生活習慣のコントロール、感情のコントロール、スマホ利用のコントロールなどです。
これら3つのことを心がけて下さい。
「勝者の資格」、「弱者が勝者になるために」、「野村ノート」・・・最近では「師弟」(宮本慎也氏との共著)、「野村メモ」など野村克也氏の本をこれまでけっこう読んできた。なかなか勝てない時、指導に迷った時、本棚の背表紙を見て思わず読み返したこともあった。〝ノムさん〟の本を読んで腹に落ちたことばは数知れず。人としてどうあるべきか、社会人としてのあり方など不思議と心に真っ直ぐ届いた。生徒にそのまま伝えたこともあった。悲報を知り、これらの本を手に取ると赤ペンや蛍光ペンでなぞってあるところがたくさんあった。
〇聞く力は偉大なり むさぼるように聞く 身を乗り出して聞く 顔を輝かして貪欲に聞く(「勝者の資格」)
〇ご縁のある人・モノ・土地はよほど大きな理由でもない限り粗末にしては駄目だよ。(「勝者の資格」)
〇「先生は〝考察の三原則〟というものを教えてくださいました。第一は目先にとらわれないで長い目で見ること。第二は物事の一面ではなく、全面的・多面的に観察すること。第三は枝葉末節にこだわることなく、根本的に考察すること」(「弱者が勝者になるために」)
〇「本気になると世界が変わる、自分が変わる。変わってこなかったらまだ本気になっていない証拠だ」これは私の畏敬する詩人、坂村真民さんの言葉である。(「弱者が勝者になるために」)
〇人生という2文字から私は4つの言葉を連想する。「人として生まれる」(運命)、「人として生きる」(責任と使命)、「人を生かす」(仕事、チーム力)、「人を生む」(繁栄、育成、継続)(「野村ノート」)
〇振り返れば、ミーティング中などにしっかりとメモを取るタイプは大成していった選手が多いように感じる。・・・・古田敦也や宮本慎也のような真面目なタイプは、「メモ魔」と呼んでもいいくらいにメモを取っていた。(「野村メモ」)
〇監督として、いつも念頭に置いていた戒めがある「先入観は罪、固定観念は悪」(「野村メモ」)
〇「失敗と書いて、〝せいちょう〟と読む」と自分に言い聞かせ、果敢にいろいろなことに挑戦しては失敗し、それを自分自身の成長の糧としてきた。失敗を成長の糧とするには、何よりも自分の「欠点」としっかりと向き合わなければならない。(「野村メモ」)
〇神が人間に耳を二つ、口を一つ創られたのは、話す倍だけ人の話を聞けという啓示ではないか。実際に人間は普段の生活で情報のインプットとアウトプットを行うとき「聞く50%」「話す30%」「読む15%」「書く5%」程度が標準だという。つまり、心をつくるのは、誰から何を聞くかが大事なのだ。(「師弟」)
〇今までやってきたことを変える。これは大変な勇気を必要とする。(「師弟」)
〇人間は可能性の動物である。機能的に発達するようにできている。ただし、発達には3種類のタイプがある。①ある程度まですぐに伸びるが、やがて止まってしまう②平行線でもがんばり続け、急激に伸びる③ゆっくり上達しているため、よく見ないと気づかない(「師弟」)
キリがないので、これぐらいにしておこう。〝ノムさん〟のことばにどれだけ助けられたか、どれだけ勇気をもらったか、どれだけ学んだか。ご冥福をお祈りいたします。
今日は3年生の終業式がありました。以下の話をしました。(一部修正)
今日は3年生の終業式です。県内の多くの公立高校では、同じように3年生の学年集会を開いて、これからの心構えについて話をしています。今日は皆さんに質問をします。「社会人になるにあたっての自覚、心構えについて話をしてください。きちんと文章で答えてください。単語だけではダメです」(*この後、数人に指名して、それぞれのことばで答えてくれました。)
私が社会に出たのは35年前です。前日までは学生。4月1日初出勤、生徒から「先生!」と呼ばれ、22歳の若輩者に対して、50代の先生方からも「先生」と呼ばれ、敬語で話しかけてくれる。スイッチが完全に切り替わりました。これが社会人になるということか。責任感とか使命感が沸々と高まったことを覚えています。今日は皆さんに心がけてほしいことを簡単にまとめたプリントを作ってきましたので配ります。
令和元年度 第3学年 終業式
1 社会人や進学に向けての自覚とは何か。
2 仕事を任せられるか
〇あたりまえのことを一生懸命にやる 「凡事徹底」
→遅刻をしない、期限を守る
→約束事を守ることができるかどうか=誠実
→仕事を任せられる
3 一緒に仕事をしたいと思われるか
①特に朝、「おはようございます」と明るくあいさつをします
②呼ばれたら「はい」と返事をします
③はきものをそろえ、席を立ったらいすを入れます
→この3つは最低限のしつけ、コミュニケーションの基本中の基本
4 真剣だと知恵が出る 中途半端だと愚痴が出る いい加減だと言い訳ばかり 本気でやっているから誰かが助けてくれる
5 やる気に左右されない
6 石の上にも三年
・3年間とにかくひたすら仕事に向き合う。ノウハウがある程度は身につく。
明日からの自宅研修期間は4月からの新しい生活に向けての準備期間です。自分を磨いてください。本をたくさん読んでください。
このあと、進路指導課、生徒指導課、3年担任から今後の心構えや「3つのA(あいさつ、あやまる、ありがとう)」、生徒・保護者・職員・来賓みんなが気持ちよく卒業式を迎える、アップデートなどの話があり、生徒たちはしっかりと目で聴いて、心に届いているようでした。
昨日、第5回石川県総合学科高等学校生徒成果発表会が白山市松任学習センターコンサートホールで行われた。県内の総合学科を有する9校による発表会である。本校からは代表として福祉系列3年生3名が発表した。タイトルは「あなたに届け ~手話と交流を通して~」である。手話を交えながら本校の紹介をした後、聴覚障がい者と関わりコミュニケーションの取り方を模索した活動について発表した。聴覚障がい者の音のとらえ方を文字にしたスライドや文化祭での手話歌の動画の場面では、会場全体から視線が注がれた。異なる価値観や立場の人たちとコミュニケーションを取っていくことは、多様性の時代において、さらに大切になってくるため、この取組は意義深いものであることは間違いない。
下記は発表校のタイトルである。( )内は閉会時の県教育委員会担当指導主事からの各発表に対する講評(要約)である。
1 加賀高校 「あなたに届け ~手話と交流を通して~」
(加賀市には手話言語条例があり、地域の特性を活かした良い発表でした。)
2 寺井高校「ジェンダー・LGBTについて考える」
(向き合っていかなければならないテーマ。学び続けることが大切)
3 松任高校「石川の文化と歴史 ~私たちにできること」
(地元の街の活性化のためにも大きな声での挨拶が大事)
4 北陵高校「好印象を与える会話 ~聞き上手になるためには?~」
「イヌの喜怒哀楽 ~感情をどのような表情と行動で表すのか~」
(仮説を立て、合っているかどうか検証していく、この方法が大切)
5 津幡高校「課題研究の成果 ~自分たちの進路と関連づけて~」
(原稿を見ずに自分の言葉で説明していたのは立派。言いたいことが頭の中で消化されているからできる)
6 志賀高校「志賀高にんがしい広場★3年目の挑戦~商業・福祉の連携を通して~」
(商業と福祉を互いに補完しながら進めたのが良かった)
7 七尾東雲高校「観光による地域活性化 ~七尾の観光を盛り上げよう!~」
(七尾市内での就職を決めたのは、学習を通して地元の魅力に気づいたからなのかもしれない)
8 輪島高校「私たちと輪島朝市」
(先輩たちの活動を継承し、さらに発展させようとするのが良かった)
9 飯田高校「おからプロジェクト ~大浜大豆のおからを使った商品開発~」
(地元の特産品に注目し、またフードロスを絡めたのが良かった。)
総合学科の高校がこのような取組の成果発表を通して、互いに切磋琢磨し、生徒たちの豊かな人間性の育みに資することを願っている。
生徒の皆さん、あけましておめでとうございます。今年一年が皆さんにとって、いい年でありますように祈っています。
今日の集合・整列、とても良かった。いいスタートが切れたと思います。
令和2年になりました。今日から3学期が始まります。3学期は各学年の締めくくりの学期であるとともに次の学年の準備ということでゼロ学期でもあります。
1年生は2年生のゼロ学期になりますが、その前に2学期の様子を見ていると、地に足がついていない、目標を見失っている、そのような空気が一部見られました。改めて、目標をいくつか設定してください。例えば、漢字検定に向けて本気の努力をして合格をめざす、提出物を期限までに必ず出す、部活動で一勝するでもいい。生活面で遅刻ゼロを続けるでもいい。目標をひとつひとつ達成することで自分に自信が持てるようになり、自分が磨かれていきます。
2年生は3年ゼロ学期になります。来年の今頃は多くの人は進路が決まっていると思います。このゼロ学期は進路についてしっかりと向き合うための準備期間であり、自己分析をする期間。履歴書に志望動機を自分のことばでしっかりと書くことができるか、資格の欄に記入できるものがあるか、自分に問いかけてください。資格は将来の仕事に直結しないものもありますが、資格を取る、検定に合格するというのは高校時代に頑張った証、努力の証明書になる。努力の証明書は何枚あってもいい。少し話がそれましたが、進路に向き合う中で、今やるべきことが見えてくるはずです。やるべきことが見えたら一歩を踏み出して下さい。
そして3年生は4月からの新たな生活に向けてのゼロ学期となります。ゼロ学期に社会人になるための、進学するための心構えを自覚してください。社会人や進学に向けての自覚とは何か。考えてください。2月10日の3年生の終業式で自覚について考えたことを皆さんに訊ねたいと思います。
最後に3学期も皆さんの授業の様子を見させてもらいます。私が授業を見る時のポイントは
①授業の中で何を学ぼうとしているのか、そのねらいを皆さん自身がつかんでいるかどうか。
②授業の中で先生の話を聴いているか、耳で聞くのはあたりまえです。目で聴いてください。今、大多数の人が顔を上げて目で聴いています。そしてしっかりと頭を働かせて考えているかどうか。
③その考えたことを自分のことばで話したり、書いたりできるかどうか、
です。是非、授業を通して自分を磨いて、伸ばしていってください。
以上で始業式の話を終わります。本日、二学期終業式を行いました。以下の事を話しました。(一部修正)
石川県青少年ボランティア賞を受賞しました。皆さんの活動はもちろん、これまで長きにわたっての先輩方の地道な活動も含め、評価されたものです。これからも、ぜひボランティア活動を継承してください。12日(木)に行われたKCB活動でも43名の参加がありました。地区会館の方々も大変喜んでおられたと聞いています。地域の方の協力による授業や取組もありお世話になっています。その恩返しの意味も込めて、これからも積極的に参加してください。
今日は読解力について話をします。先日、読解力の低下について新聞記事が出ていました。今日も他の新聞で読解力についての記事がありました。読解力とは文章を読んで、その内容を理解する能力のことです。国語に限らずすべての学習の基本であり、社会に出てからも基本中の基本となる能力。読解力がないと、文章もしっかり作ることができません。
こちらの新聞記事を見てください。見出しに「この公園には滑り台をする」とあります。意味不明です。小見出しが「文章作れぬ若者」
文章を作れない原因の1つにSNSの普及がある。LINEは単語や略語だけの話し言葉で通じる。スタンプを使えば感情をことばや文章にする必要もない。正しく文章を書かなくてもいいという環境がことばの乱れにつながっている。(12月5日 読売新聞より)
読解力の話に戻ります。こちらの本を見てください。新井紀子さんの著書「AI vs 教科書が読めない子どもたち」です。このなかで、読解力の大切さについて述べている部分がたくさんあります。一部紹介します。
〇日本は欧米に羨まれる画期的に低い失業率を達成しています。それを維持するには最低限、作業マニュアルや安全マニュアルを読んで、その内容を理解する必要があります。そのためには、教科書が読める読解力が是非とも必要なのです。
〇筆記試験が難しくて普通免許が取得できない卒業生や折角、板前修業しても調理師免許が取れない卒業生も少なくないそうです。
〇仕様書を正しく理解して、手順書どおりに作業をし、いわゆる「ほうれんそう(報告・連絡・相談)がきちんとできるあたりまえの人材がいくら人事にコストをかけても採れていない。
読解力をつけるためには、まず読書。一学期の終業式で、読書には「趣味としての自由な読書」と「義務・強制としての読書」の話をしましたが、読書を通して、最後までしっかり読み切ることで文章を正しく理解する力をつけてください。
2つめは語彙力をつける。語彙力とはことばをどれだけ知っているかという能力。多くのことばを覚え、その意味を理解する。また漢字の読み書きの力がつけば、語彙力もつきます。1、2年生は全員漢字検定を受けます。合格するための努力をしてください。朝学習だけでは不十分。この冬休み、本気で頑張ってください。
以上で二学期終業式の話を終わります。
今日の朝刊各紙の一面トップがそろってタイトルの事についてであった。経済協力開発機構(OECD)が公表した2018年の国際学習到達度調査(PISA)の結果では日本の15歳の読解力は前回の8位から15位へ大きく順位を下げた。
原因・背景として
・新聞や雑誌のように内容を精査した長文をよく読む生徒が減り、ネット上のチャットなどの短文のやり取りが増えた。(読売新聞)
・文章を読み取って伝える力が弱くなり、分からない言葉を調べて自分のものにすることをしなくなった。(読売新聞)
・「てにをは」などをしっかり理解できていないのかもしれない。(読売新聞)
・長い文章を読む訓練ができていない。語彙力が低下し、まとまった文章から情報を抜き出す能力が落ちている。
・読書量の減少に伴って語彙も減り、自分の言葉で文章を書くことに苦手意識がある。(読売新聞)などがあげられる。
読解力低下については現場でも常々感じていることである。憂慮すべき状況である。本校では、国語の授業に限らず、教科書や問題文などを読む場面を設定し、きちんと読み込み、文章を理解する力をつけさせようと努めている。また、今年度から1、2年生全員に漢字検定受検を課した。漢字の正確な読み書きができ、語彙力も身につけて欲しいとの思いからである。地道な取組であるが、やがて生徒たちの血となり肉となることを期待している。
期末考査も終わった。冬になり夜も長い。本にじっくり向き合ってみませんか。
「えっ!?またか?」先週10月25日、台風21号に伴う記録的大雨で千葉、福島で再び、河川の氾濫などが起こり、死者が出た。2週間前に台風19号により多くの県にまたがって死者80名を超える甚大な被害となり、復旧作業の途上であるのにもかかわらず、また起きた。さらに9月上旬には台風15号で千葉県を中心に大規模な停電や断水などの大きな被害を受けている。
2ヶ月の間に3度の大きな自然災害が発生している。もやは「経験したことのない・・・」とか「○十年に一度の・・・」「記録的・・・」の文言は日常的になってきている。
昨日、第14回加賀市総合防災訓練が山代中学校で行われた。地域の人たちが約1000人参加。本校からも山代中学校区に住む生徒を始め、福祉系列や吹奏楽部の生徒が参加した。目的は自然災害発生時に「自ら何をすべきか考え行動できる」ように防災意識の高揚と知識の向上を図るためである。会場では防災備蓄品の展示・試食や応急手当訓練、防災グッズや段ボールベッド、ワンタッチパーテーション、木造住宅倒壊の模型などの展示が行われた。本校はハンドケアの実演を行った。外では応急給水訓練や地震体験車による体験が行われていた。
加賀地区は比較的台風や大雨の影響が少ない。地震の影響も同様である。けれども、各地でここまで頻繁に自然災害が発生すると深刻に考えるものがある。いかに「自分ごと」としてとらえるか、がポイント。今回の防災訓練で意識が高まり、知識を身につけ、他を巻き込む力もつけてほしいものだ。
東日本大震災から8年。「避難所で活躍したのは高校生」と聞いたことがある。たのむぞ!加賀高生!10月20日(日)、場所は石川県産業展示館2号館。8時過ぎには多くの車が駐車場に向かっていた。隣接する県立野球場では北信越地区高校野球、陸上競技場ではサッカーJ2リーグ(ツエーゲン金沢出場)の試合、他の展示館でも催し物が予定されており朝早くから人出が激しかった。それぞれのイベントの終了時間が重ならないことを祈りつつ、車を駐めて会場に向かった。
このイベントの目標は
(1)高等学校等で産業教育を学ぶ生徒に誇りと自信を持たせ、その情報を発信する好機とする。
(2)本県の産業教育を担う高等学校等に対する一般県民の理解を促すとともに、中学生等に産業教育の魅力を伝える。
である。
本校からは5名の生徒が参加し、オリジナルの「缶バッジ」を幼児や小学生たちに無料で提供した。子どもたちの写真を撮り、その写真がバッジのデザインとなるものであった。生徒のおもてなしがよかったのか、世界にひとつだけのバッジを受け取った子どもたちは満足した様子でうれしそうにしていた。
展示・発表・販売・コンテスト・パフォーマンス等、どれも手をかけ、時間をかけたものばかりであった。売り子の生徒たちの声に乗せられて買った物もあった。他校の先生の「これ、うまいぞ」に乗せられて買った物もある。盲学校の生徒さんのマッサージはとても気持ちよかった。かけてくることばは自然でほのぼのとしており、それだけでも癒やされた。目が不自由であることを全く感じさせず、自立するための強い意志が感じられた。研究発表は課題を発見し、課題を解決するための手順を踏んでおり、どれも見応えがあった。
このような他校との交流活動で生徒たちが受ける刺激は大きい。互いに切磋琢磨して、アイディアを出し合い、未来の社会を支えていくベースを築いてもらいたい。
10年ほど前の勤務校で書いた「学年通信」を偶然見つけました。当時の自分が生徒に何を求めていたかが、蘇ってくるようです。そして、当時の生徒の顔も。「学年通信」の記事を抜粋して下に載せてみました。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「努力する人は希望を語る、なまけものは不満を言う。」
見出しは先日、出勤途中の車でラジオから聞こえてきたフレーズです。なるほど、当たっているかもしれません。前号で目標に向かってひたむきに努力する姿は美しいと書きましたが、希望も語るから輝いているのですね。
話は変わりますが、3年生の小論文の指導をしている中で、下の文章を見つけました。某大学で出題された上田紀行氏の「生きる意味」の抜粋です。耳が痛くなる話です。肝に命じておいて下さい。
数年前、私の教えている東工大で留学生向けの講義を受け持ったとき、「日本の大学のどこに一番違和感を感じたか?」と聞いたことがある。その答えにびっくりした。ひとりが「学生が授業中寝ていることです。」と答えたところ、皆が「そうだ、そうだ」と大きくうなずいたのである。「どうして大学生が教室で寝ているんですか?それでも大学生ですか!」と言うのだ。
・・・・・・・(中略)・・・・・海外からの留学生にとってショックなのは「大学生にもなって教室で寝ているあなたには、大学生としてのプライドがないのか?」寝ていたら先生から怒られ、成績が下がるならば寝ない。友達から非難され最低人間だと思われるのなら寝ない。しかし、そうした「人の目」がなくなれば寝てしまう。しかし、「人の目」がなくなっても「自分の目」から見て教室で寝ることは大学生として恥ずかしいことだと思わないかと留学生たちは問うているのだ。
ルース・ベネディクトは「人の目」から非難される「恥」を強く意識する日本文化を「恥の文化」と呼んだ。しかし、彼女はもうひとつの「恥」を見落としていた。それは「私としたことがこんなことをしてしまうとは!」という「自らを恥じる」という恥である。誰からも見られていなくても、恥じる。・・・・・・・(中略)・・・・・日本人の倫理観は単に自分の周囲の「人の目」だけではなく、先人たちや恩師たち、そして自分自身に対して恥ずかしいという感覚にも支えられていたのである。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
上記の文中の「大学生」を「高校生」に置き換えて、自問自答してください。
来週(10月8日)から2学期中間考査です。真剣に向き合い、プライドを持って、前回の自分を超えてください。2年生が昨日、東京方面への修学旅行に出かけました。前日(9月24日)の結団式で以下のことを話しました。(一部改)
ディズニーランドの話をします。ディズニーランドができたのが、今から35年ほど前です。私が大学生の頃でした。できて間もない頃に行きました。驚きとワクワクの連続でした。強く印象に残っているのが、スペースマウンテン。暗闇の中のジェットコースターです。2時間ほど並んだかな。めちゃくちゃ怖かった。普通のジェットコースターは動きが予想できる。上って行って一番高い所に行って下ってスピードが出るとか、右に急に曲がるとかがわかるけど、スペースマウンテンは真っ暗闇の中を上下左右に動くので、予想がつかない。2分か3分なのにものすごく長く感じたことを覚えています。あと、ランド内どこに行ってもゴミ一つない。トイレも常にきれい。清掃スタッフが活き活きと使命感と自分の仕事に誇りを持って掃除している。社員教育が徹底されており、質の高さを感じました。
そのあとも修学旅行や家族で何回か行きました。20年近く前、家族で12月の終わり頃に行った時のことを話します。年末とういうこともあり、園内は人、人、人・・・・の行列と混雑。寒い日だったので、手袋をしたり、しなかったり。でも、その手袋を途中で落としました。帰り際にダメ元で「落とし物センター?」みたいな所に行って、届いてないか聞いたけど、やっぱりなかった。とりあえず手袋の色とか特徴とかを紙に書いて帰りました。戻ってくることを期待せずに。
ところが、びっくり!1週間後ぐらいに自宅に届きました。感激です!すぐにお礼の手紙を書いて送りました。「もう一度家族で行きたいです」のことばも添えて。落とし物・忘れ物は山ほどあるはずなのに、12月の終わりで3万人?のうちの一人のたかが安物の手袋を見つけてくれて、郵送してくれる。大変感激しました。最高のおもてなし!「また行きたい」と強く思いました。これが、この気持ちを起こさせることがリピーターを増やす秘訣か、と思いました。私にとっての一番のディズニーランドの思い出です。
なぜリピーターが多いのか?ディズニーランドがずっと長い間、大事していることは何か?そんなことをちょっと考えながら、友だち同士でしゃべりながら行列に並んでください。おしゃべりを通して新たな発見や気づきがあるかもしれません。それでは、気をつけて行ってきてください。
今日の午後はこのディズニーランド。心はすでにディズニーか。最高の天気になりました。日頃の行いがいいのか。引率の先生方も童心に戻って、楽しんできてください。
最新更新日:2024/12/20(金)
更新履歴
・歳時記「手話うた発表会」
・歳時記「サンタの季節です」
・歳時記「第2回球技大会」
・歳時記「福祉系列 校外学習・第7回KCB活動」
・図書館より 「本のCM大賞」表彰式 お知らせ(12月)
・歳時記「晶子染め体験」
・歳時記「選挙出前講座」
・歳時記「シュトーレン」
・歳時記「お仕事体験フェア」
・歳時記「志望別進路ガイダンス」
・歳時記「加賀ロボレーブ国際大会2024」
・年間行事予定「12月行事予定」
加賀高校公式LINEスタンプ完成!
令和2年度の新入生から制服がリニューアルしました。
そして、この度、新制服の完成を記念してLINEスタンプを業者が作成してくれました。
興味のある方はLINEスタンプのスタンプショップで「加賀高校」と検索してみてください。クリエイターズの欄で出てきます。
※購入には50コイン(120円)かかります。