石川県立金沢向陽高等学校 Official Web Site
校長室ブログ
昨日の自分に勝つ!
2週間、間が空いてしまいました。新人大会が終わり、明日からは2学期の期末試験が始まります。新人大会での皆さんの健闘ぶりは本当に見事なもので、壮行式の時に、皆さんにしたお話が正にその通りになりました!
その時のお話というのは、「向陽高校は生徒数の少ない小さな高校で、部活動をしている人の人数も年々減っているけれど、その少ない部員たちが挙げている成果はとてつもなく大きい。国民スポーツ大会少年男子団体で6位入賞を果たした1年生の當麻さんはじめ、各種のコンクールに臨んだ華道部、写真部も入賞・受賞を果たしている。小さいから こそ入部=即レギュラーで出場できるし、一人当たりへの先生の指導も手厚く受けられるから入賞にも近い!こんなコスパ・タイパの良い高校はないのであ~る!」というものでした。
その後始まった新人大会は、少ない人数で本当にこれだけの賞を獲得してきたのかと目を見張るような結果でした。馬術部個人3位、アーチェリー部個人2位、バドミントン部団体・個人2位、写真部の優良賞に入選、書道部の優良賞、 弁論部の2位(R8全国総文出場!)と、運動部文化部併せて10出場したうち、6つが素晴らしい成績を収めたのですから、こんなすごいことないですよね。毎日一心に練習に励んだ皆さんだからこそ、本番で昨日の自分に打ち勝ったのだと思います。
前回のつぶやきの最後に、「負けた悔しさを味わわずにすむ人生もあるかもしれません。でも、逃げないで立ち向かう生き方ができる人になって自信をつけてほしい…。今回の新人大会には出ていない皆さんも、自分の生活の中にあるそれぞれのハードルと向き合ってください。乗り越えていけるよう、応援しています。」と綴りましたが、明日からの試験を前に、改めて皆さんにエールを送りたいと思います。
5日間の期末試験。できない、解けない、わからない自分と向き合うのは怖いかもしれないけど、少しでも逃げずに努力してみてほしいです。そして、どうか昨日までの自分に打ち勝ってほしい。ライバルは昨日の自分です。甘さも弱さもずるさも自分が一番よくわかっているはず。今回はそんな自分に負けないで、頑張ってみてください。いつも皆さんを応援しています。
卒業生から届いた綺麗な紅葉。紅葉も美しいけれど、
それ以上にシェアしてくれようとした心の美しさに感動…。
新人大会始まる
令和7年度の新人大会が始まりました。先月末に行われた壮行式でもお話ししましたが、新人大会は頼り切っていた3年生が抜けた後の新体制で頑張ってきた成果を発揮する大会です。どの高校もニューフェイスのチームで、大会名どおり初々しい感じが漂う大会です。
本校もすでに終わったものも含めて4つの運動部と5つの文化部の皆さんが今大会に参加し、活躍しています。試合などの時間を計算しながら会場を渡り歩いて、皆さんの活躍を応援したり、素晴らしい作品を味わったりするのは、本当に幸せな時間で、たくさんの元気を貰えます。
今日は悔し涙を流す皆さんの姿に触れました。厳しい練習に一生懸命堪えてきたからこそ、こんなにも悔しいんだろうなと思いました。そして、大差とか完敗でなく、もう少し自分が強ければ勝てたかもしれない試合だったからこその悔しさだったとも思います。「強い相手に負けるのでなく、弱い自分に負けてしまうのだ」…今日の涙はこの後の試合に、また大会後の練習に続き、来年の高校総体への勝利に必ずつながっていくのだろうと確信しました。
負けるかもしれない怖さと戦い、負けた悔しさを味わうことから逃げる人生もあるかもしれません。でも、逃げないで立ち向かう生き方ができる人になって自信をつけてほしい…。今回の新人大会には出ていない皆さんも、自分の生活の中にあるそれぞれのハードルと向き合ってください。乗り越えていけるよう、応援しています。
『想い』
先週は今年度2回目の避難訓練に始まり、高文連文化教室でのサルサ初体験、新人大会壮行式と続きました。週末の土曜日はいしかわ特別支援学校の文化祭があり、ボランティアで7人もお手伝いに来てくれていましたね!3連休中には表彰披露でもお伝えした写真部の皆さんの表彰式や、21世紀美術館では高校生秋の美術展が開催されていましたね。運動部の人たちも新人大会前のミニ大会に練習試合、合同練習などもあったようで、実りの秋の名のとおり充実した日を過ごしたのだろうなぁと思います。
今週は午後から保護者懇談会ということで、来年(再来年)の学びの道を決定していく大切な時間を過ごしていますね。選択した道がそれで正しいのか不安になるかもしれませんが、まずは選択できた自分に自信を持ち、選択した道が正解になっていくように努力していくことにしましょう。タイムリープができない私たちは選ばなかった方の道を試してみることができません。思わず後ろ髪をひかれそうになりますが、そこにこだわるよりは、選んだ方の道を「これでよし」→「これがよし」と思えるようになっていく方がずっと素敵だと思います。
美術展に出品されていた3人の作品がとても素敵でした。1枚1枚も良いのですが、3枚を見ていた時に私の頭に思い浮かんだ文字は「想」という1字でした。未来を嬉しそうに思い浮かべている「想」、懐かしく昔を思い出しているような「想」、そして大きな口で思いも何もかも飲み込んで生きようとしている「想」。3人は別々のものを描いているようで3人ともが「想」、「心」を映し出そうとしているように見えました。芸術作品というものは、絵も彫刻も書も音楽も花も写真も、きっとおしなべてそういう行為を経て生まれてくるものだと思うのですが、言葉以外のかたちで想いを表現できる皆さんが嬉しく、また羨ましくもあったお休みでした。
現在、インクルゾーンには、いしかわさんの文化祭の名残でたくさんの両校の作品が展示されています。一つ一つに込められた「想」を皆さんもどうぞ感じてみてくださいね。
人は必ず変わる
今週も充実の7日間でした。「実りの秋」とは言いますが、こんなに良い日が続いていいのかな…?と思うような毎日でした。そしてそんな毎日を一言で言うならば、「人は必ず変わる」のだということを、改めて心に刻むことができた週でした。この表現だと、悪く変わってしまうことも想像できますが(そしてそんな時間も長い人生の中ではあるかもしれませんが)、私が感じたのは「良くなる」「成長する」「豊かになる」というような『変わる』です。以下、長くなりますが、私が出会った「変わる」を並べてみたいと思います。
18日(土)金沢辰巳丘高校40周年記念式典では生徒さんたちの本当に見事な歌を4曲も聴かせていただきました。芸術コースのある高校で、声楽を学んでいる生徒さんもいますが、そんな一部の声でなく、全校生徒の皆さんが心を込めて歌っている迫力と美しさがありました。この日に向けて一生懸命練習したのだそうです。
19日(日)本校生徒会の水口さん、橋田さん、松田さんの3人が、文化祭でも皆さんに発表した「金沢向陽高校のインクルーシブ教育」を対大人ver.に修正して発表してきました。この日の大人は県立の高等学校や特別支援学校の元校長先生方でしたが、3人は落ち着いて実に堂々とわかりやすい内容・声量・スピード・間・表情で語りかけていました。同内容の発表は8月初旬の第1回目から数えると今回で4回目。説明する対象が変わるたびに呼びかけ方などを変えるなど修正してきました。集大成となったこの日は本当に見事な発表で、終わった後には何人もの元校長先生からお褒めの言葉をいただきました。
同じく19日(日)、エムザで行われていた「華展」に出品されていた本校華道部の作品を見てきました。優しい色合いの花をみていると彼女たちの笑顔が見えるような気持ちがしました。部活動の時間を大切にして練習に励み、お免状をとれるほどに成長していたんだなぁと胸が熱くなりました。
20日(月)は6限目に修学旅行結団式がありました。1年生の時から集合が苦手で、9月の始業式後にはさすがに厳しい言葉できちんとしてほしいと訴えたところ、その日から少しずつ気をつけるようになってくれて、この日もきちんと集合していました。
21日(火)は1年生が金沢工業大学にDX体験プログラムでお勉強してきました。3Dモデリング&3Dプリンタ体験、VR体験、生成AI体験を通して、これらのデジタルツールをどのように活用していけそうかをディスカッションしました。時代が変わるということ、けれどその「変わる」を研究し創り上げているのは自分たちとそれほど年の変わらない学生たちであること、自分たちの興味や「好き」で社会を変えていけることを勉強してきた1年生でした。
22日(水)の放課後には2人の3年生の面接指導を行いました。3年生は、私がこの学校に来た時に入学してきた学年です。今年も何人も面接の練習を一緒にしてきました。多くの先生方に見ていただきながら自分の課題と向き合い、自分の中の想いを言葉に紡いで一心に伝えようとする姿はとても頼もしいものでした。あんなにいわけない1年生だったのに、堂々と広い世の中に出ていこうとしている皆さんが心から愛おしいです。
23日(木)、2年生が朝から長崎原爆資料館を訪れていたこの日、1・3年生は珠洲市まで震災学習に出かけました。あの日から1年と10か月という時間が流れた能登です。とても天気が良く、空も海も本当に青く美しい日でしたが、バスからは多くの仮設住宅や石が落ちてしまった鳥居やお墓、ブルーシートをかけている屋根もまだ多く見られました。変わり果てた見附島には本当に胸が痛みました。それでも奥能登芸術祭常設作品を復旧させ、長い避難所生活の中からも周りの人の優しさや繋がる(つながる)ことの大切さを見出して、未来に向かって歩いている珠洲の方々の言葉に、人間の強さと大きさを感じることができました。
24日(金)には、3年生の保育選択者が、まどか保育園に保育実習に行きました。短い時間ではありましたが、自分たちが考えて準備した道具で、5歳児の皆さんと上手に遊んで楽しませてあげていました。皆さんにもこんな小さな時があって、今12年という年月を経てここにこうしている…。笑顔でやさしく声をかけている一人一人がとても大人に見えて、みんなが支えていく未来の明るさに思いを馳せました。
同じく24日(金)の18時半には、4日間の修学旅行を終えて帰ってきた2年生を金沢駅で出迎えました。どの子もたくさんのお土産ととびきりの笑顔で帰ってきてくれました。集団生活、集団行動は我慢の連続です。この4日間、良い思いばかりではなかったことでしょう。でも怪我無く、事故なく無事に帰ってきてくれました。引率の先生方からも日を追うごとに時間や約束を守ることが本当に見事になった様子を聞いていたので、この後の2年生が本当に楽しみです。
「人は必ず変わる」
今がつらくても苦しくても、今歯を食いしばって頑張っていることは、必ず少しマシな明日を連れてきます。少しマシは目に見えないくらい少しでわかりにくいかもしれませんが、今を大切に過ごすことを重ねていくと、1週間後、1か月後、1年後、3年後には必ず思ってもいなかった明るい場所に着いています。
「人は必ず変わることができる」
私は、皆さんからいつもそう教えてもらっています。今年も残り5か月と少しになりました。まだまだ変わっていける皆さんに置いて行かれないように頑張ろうと思います。
何てったって 読書の秋!
ようやく良い季節になってきました。まだ日中は汗ばむことが多いですが、風がとても爽やかで気持ちよいですね。日曜日からはグッと冷え込むらしいので体調管理には気をつけたいところですが、紅葉は色鮮やかに進みそうで楽しみですね。秋と言えば何てったって「読書の秋」!「食欲の秋」に走らぬように読書にのめり込みたいものです(笑)。
本校の図書室も楽しくなる装飾や展示で皆さんをお待ちしています。ドラマ化や映画化されている原作本(マンガも)を読むのも楽しいですし、歴代の本屋大賞受賞作には外れがないし、図書館には自分の世界が広がる1冊が必ずあります!ぜひ足を運んでみてください。
R7の本屋大賞や各種イベントの案内がありました 以前紹介した手作り作品も増えてました! 図書室もハロウィンを待ってます
新刊本たくさん撮り揃えられていますよ 入り口横のアンケートにもぜひお答えください!
あまりに気持ちの良い日なので、秋を探しに外に出て見ました。教室横の木々が本当にきれいに紅葉していて秋の空に映えていました。校門を入ったところのプランターの花々も長い期間私たちの目を楽しませてくれています。今日は久しぶりの絆花カフェの日ということで、またたくさんのお客様がいし特の生徒さんのおもてなしに素敵な秋時間を過ごしてくれるのでしょうね。
最後に問題です。とても不思議なものを見つけてしまいました。これはいったいどこにあった植物でしょうか……?
南天…?でも全身真っ黒なんです。実も赤いのと黒いのとがついてます。
今年はあっという間に冬が来てしまうかもしれないので、この週末、皆さんも秋を探しに出かけてみませんか?
朗報は続くよ どこまでも
なんと!今週に入っても嬉しいことが続いています。
月曜日は、いしかわ特支大場校舎の会議室で行われた会のために、県内の高校の校長先生方が何人か来校されていました。会議室前のインクルゾーンには、テスト最終日に向けてのテスト勉強をしていた生徒が何人もいたのですが、彼らのお客様への気持ちの良い挨拶がまず嬉しかったです。来られた校長先生の中に、満面の笑顔で挨拶下さった方がおられたのですが、挨拶した後、「あの先生、絶対にすごくいい人や」と何人かの生徒が力説していました。初対面の方が心からの笑顔で挨拶してくれるとこんなに気持ちよくなるんだ…と実感してくれた彼らは、きっとますます良い挨拶をしてくれるようになるんだろうなと、も一つ嬉しくなった日でした。
火曜日と水曜日は、来週から学校実習に来られる大学3年生の学生さん(2名)が挨拶に見えました。先生になるための実習としては、主に4年生の時に行われる「教育実習」というものがあります。これは取得したい教員免許の教科の実践力を身に付けるための現場実習です。大学3年生での「学校実習」はもう少しロングランで学校現場を体験するというもので、自分が勉強している教科以外の先生のお仕事について学び取っていくものです。これから1月くらいまで大学でのお勉強や試験の合間に向陽高校に来てくださいます。大学とはどういうところか、なぜ進学しようと思ったのか、どうやって将来の道を決めたのか、なぜ先生になりたいのか等々、年の近い先生だからこそ近い感覚で聞けるお話があると思います。二人とも明るく優しそうな先生でしたよ。来週からぜひ楽しみにしていてください。
水曜日。2年生のフードの授業は、「仕事仲間と食べる異国風ランチ」の調理と実食の日でした。献立を検討していた時にも一度授業を見せてもらっていたのですが、今日は調理中から校長室までとても良い匂いが漂ってきて、思わず実習の様子を見に行ってしまいました。4つのグループが、タイ・韓国・フランス・中国の代表料理で主食や主菜・副菜を楽しそうに作っていました。授業が終わってから、韓国チームさんがお弁当を持ってきてくれ、見た目の美しさとあまりの美味しさにのけぞりながら楽しいランチタイムを過ごしました。本当にありがとうございました。
口の中をまだモグモグさせていた時に、国スポの英雄!アーチェリー部の當麻さんが、団体6位入賞の賞状を見せに来てくれました。団体戦3人チームの一人として戦いに臨んだ當麻さんは、最初あまり調子が良くなかったらしいのですが、こらえて頑張って徐々に調子を上げていったそうです。どのスポーツもそうだと思いますが、アーチェリー競技における集中力と気力の持続は本当に大変なものだったろうと思います。「調子が良ければもっと良い成績をとれた」と話してくれた當麻さんはまだ1年生。新人大会はじめ、これからの活躍が本当に楽しみです!おめでとう!!
未来ある皆さんと過ごしているおかげで、毎日、本当に嬉しいことが続きます。そろそろ、昨日までのテストで良い点数をとった人が答案を見せに来てくれそうな気もします(笑)。毎回言っていますが、テストは終わってからが大事。①ちんぷんかんぷんだったところ、➁凡ミスで間違えたところ、③まぐれで正解したところがあるとしたら、③→➁→➀の順でしっかり見直しておきましょう。(➀は覚え始めればよし。➁は悔しいから忘れない。③は一番記憶に残らないから次は危険!)立ち止まって振り返った時に、次に生かせる力がついていきます。若い人は素直に振り返ることと、もう一度覚え直すことが大得意です。力をつけて、嬉しい!楽しい!幸せな未来を過ごしていきましょう!
嬉しいことだらけの1週間
9月29日(月)から始まった今週はまだあと1日あるのですが、とにかく毎日素敵なことや嬉しいことが続くスペシャルウィークになっています!
29日は前期生徒会役員が任期満了まで2日というところで自分たちであいさつ運動を行っていました。令和7年度向陽祭を盛会に導いてくれたメンバーです。自分たちの最後のお仕事として、一緒に頑張ってくれた生徒の皆さんへの感謝の意味もこもった挨拶だったんだろうと思います。昼休みには全員で校長室に顔を出してくれました。自分たちの活動を見守ってくれたことへの感謝ということでしたが、私の方が気づかされたり励まされたりすることの方が多かったように思います。本当にお疲れさまでした!!また、この日は華道部の2年生2名が嬉しい報告に来てくれました。華道部は今年度の「Ikenobo 花の甲子園2025」に地区大会リモート枠で参加していたのですが、敢闘賞をとったというのです。優勝こそは逃しましたが、出場枠ギリギリの人数で頑張って取り組んでくれたことと、こうして報告に来てくれたことが本当に嬉しかったです。
1日には新生徒会役員の任命式を行いました。今回は、生徒会長以外の役職が全て選挙になるという、すさまじい選挙戦を勝ち抜いたメンバーです。校長室で行われた任命式では、一人一人がみなとても素敵な笑顔で任命証を受け取ってくれました。後期は文化祭ほどの一大イベントはありませんが、新年度にエネルギーをつないでいく大切な時間になります。7人で力を合わせて、公約を一つでも多く実現してほしいと思います。(あと、この日は『あんぱん』ロスからの『ばけばけ』スタートも嬉しいことでした!(←わかる人にはわかる!))
そして中間テストが始まった今日は、9月16日から始まっていた就職選考で合格した3年生の皆さんが、テスト後に担任の先生と内定の報告に来てくれました。一人一人述べてくれた決意には、「社会人になる責任」や「前向きに」、「先輩の皆さんと仲良く」、「まじめに」といった言葉があって、これから社会を支える側の一員になってくれるその姿がとても頼もしく感じられました。先生方に面接練習を何度も何度もお願いして十分に準備して頑張った皆さんです。この朗報をスタートとして、3年生全員がより良い場所で大きな花を咲かせられるよう応援しています。
この流れで来た今週は、きっと明日も素敵なことがありそうで、ワクワクしています。テスト中にワクワクだなんて生徒の皆さんには叱られそうですが、テスト中にも「勉強したところが出てスラスラ解答できてワクワク」とか、「テストを解いている時に内容の理解がグッと進んでワクワク」ということが、自分の中に起こるかもしれません。自分に甘えず慌てず諦めず、ワクワク探しに頑張ってみてくださいね。
秋の行方
22日(月)は、小さい秋見つけた…を一気に飛び越して大きい秋が来たような1日でした。このまま一気に秋深まるのかと思いきや、昨日・今日と日中はまだ暑い時間があり、今週末までこの暑さは続くようです。朝晩は半袖のTシャツだともう寒いので、1日の中の寒暖差で体調を崩さないように気をつける必要があります。
暑すぎる夏、そして長すぎる夏は、この後楽しみにしている人も多い「紅葉」にも影響を及ぼしているようです。木が猛暑から自らの命を守るため、通常より早く紅葉し、そのまま落葉してしまうという現象が起きているのだそうです。紅葉とは違う茶褐色に染まった山を見ることがありますが、「ナラ枯れ」と呼ばれる現象も併せて各地で多く起きており、異常気象は生態系に大きな影響を及ぼしているようです。我々人間はというと、この暑さをしのぐため、例年以上に冷房を稼働させ、多量のCO2を排出…だから地球温暖化(もう高熱化か?)がまた進み、猛暑の日が長くなる…。もはや断ち切れない悪循環のループにめまいがしそうです。
私たちの国の大きな特徴の一つに四季がはっきりしているということがあるのですが、その様相が年々変わっていくことが本当に心配になります。でも多くの大学や企業で、便利さや快適さの追求と同時に、資源の確保やCO2の削減につながるリサイクルの徹底を並び立たせていく研究や開発・発明に汗を流している人たちがいます。卒業した後、さらに勉学に励むことや社会に出て働くことが、自分のまだ見ぬ家族の未来を守っていく…そんな生活をしていきたいものですね。高校生という年代で出来ることは少ないかもしれませんが、ごみの分別は想像以上にかなり大きな貢献になります。ごみの素材・材質を均一にしておくと、その後の再生処理が格段に楽になるからです。今年の秋の行方が明るい明日に繋がっていくように、皆で小さな貢献を心がけていきませんか?
これが私の生きる道 ➁
9月16日(月) 全国一斉就職採用選考日のスタートです。本校も早速今日、就職試験に臨んでいる3年生がいます。先週の火曜日に行われた就職試験激励会で、3年生にはお伝えしましたが、面接試験の場合は「見た目が9割」です。「人を見た目で判断するなんて・・・」と怒る人がいるかもしれませんが、そんな甘えたことを言ってはいけません。毎日会える人ならともかく、その日に数分だけお話しする相手に、「外見でなく、私の中身を見てください」というのは、甘えた考え方です。逆な言い方をすると、見た目を整えることでまずは9割がた成功するということでもあります。こう言うと今度は、その日だけ整えればいいじゃん、と思う人がいそうですが、中々どっこい。普段からしつけないことは身につかないというか、ぼろは必ず出るものと相場が決まっています。ですので、3年生は勿論、1・2年生も普段から見た目を整えましょう。難しいことはありません。制服のボタンはきちんと全部ついているか、破れやほつれ、汚れはないか、髪型に問題はないか、誠実な人物に見てもらえそうかなど、少し心を配ってみてください。特に3年生の皆さんにとって、試験の日の着こなしは真面目すぎて気持ち悪いくらいがちょうど良いものです。皆さん、中身は素晴らしいのですから、外見もそれに追いつくようにしっかり整えてくださいね。
そしてもう一つ。受験とは団体戦、チーム戦です。一人で戦うものではありません。同じ不安な思いをしている友達が周りにいるから頑張れるのです。友達を頑張れと送り出す気持ちが、その友達に大きな力を与えます。先に受験してきた友達が試験の様子を教えてくれるから、次に続く皆さんはシミュレーションができて緊張もちょっとだけ和らぎます。今回は目の前に試験がない人も含めて、クラス全員で力を合わせて、各自が一番ご縁のあるところに合格を決めていく、それが高校の受験です。チーム戦のチームの中には、ご家族もいます。受験先の企業で働いている向陽の先輩方も含まれています。もちろん学校では先生方も後輩達も皆さんの健闘をお祈りしています。
「これが私の生きる道」
力強くその一歩を踏み出した3年生の皆さんに心からエールを送ります。向陽生、頑張れ!!
向陽祭、お疲れさまでした
R7年度の向陽祭が終わりました。この2日間、皆さんの頑張りと笑顔をあちこちで見ることができました。3年生の皆さんも少ない人数で何種類ものメニューをこなしてくれていたのに、ほかの学年の催し物も楽しんでくれてる様子も見えてホッとしました。この2日間はいしかわの皆さんも作業学習の一環としてカフェを開いてくれたり、途中出し物を見に来てくれたりしたので、お客さんも多くて私たちのモチベーションも上がりましたよね。本当に充実した2日間でした。
文化祭の準備を通して、ものの考え方や発し方が似ている友達を見つけて嬉しくなったり、逆に意見が全く合わない人がいて哀しく思ったり、心の中に吹き荒れる嵐に忙しい思いをした日もあったことでしょう。人と人が知恵と思いと力を合わせて一つの大きなものを創り上げていこうとする時に起きる葛藤は、より良いものを目指せば目指すほど必要不可欠なものであります。今回の準備の中で哀しい思いをした人もいるかもしれませんが、 一つ言えることは、今回はたまたま意見が対立しただけで、その人の全てと対立したわけではない、ということです。時に我々は、一つ合わないと全て駄目と思い込んでしまって、勝手に苦しんだり怒ったりしてしまいがちですが、何に葛藤すべきなのか、その芯をよく見つめてそこを乗り越えていけると、その先には人としての成長が待っています。この2日間で成長した人、きっと多かったんだろうなぁと思っています。
最後に…。昨年も同じことをお伝えしましたが、全てのクラス、全ての部活動、全ての委員会、そして何よりも前期生徒会の皆さん。皆で頑張って、56周年目の向陽祭の伝統を繋ぎました。さらに、PTAのお父さん・お母さんや音響を担当してくれた卒業生、いしかわ特支の和太鼓サークルやさくらshopsを始めとする多くの生徒と先生の皆さん、金沢城北ライオンズクラブの皆さんの協力や、何よりも担任を始めとする先生方や学務員さんたちの支えがあって、今年もインフィニティ(!)のエネルギーを放出しました。本当に素晴らしい向陽祭でした。よく遊びきれた人は、上手に学べる人達です。皆さんの来週からの頑張りも大いに期待しています。
3つの方針
令和7年度
スクール・ミッション.pdf
令和7年度
学校経営・評価計画
→ こちら
本校の校則
R7/4/4掲載
いじめ防止基本方針
R6/4/1 更新
卒業証明書、成績証明書、調査書の申請について
R6/11/19 申請解説書 改訂
→ 証明書申請
学校感染症による
出席停止願の様式が、
一種類になります
R5/5/2 更新
こちら
金沢市大場町東590番地
TEL: 076-258-2355
FAX: 076-258-3592
E-mail: