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校長室ブログ
ととのいました‼
昨日のブログでお伝えしていた大場町会長の東川さんからのたくさんのエアリーフローラを、本校華道部技芸講師の高木先生が、本当に素敵に生けてくださいました。始業式よりも早く皆さんにお届けします!
一つ一つ丁寧に… 職員玄関にもいただきました!
フライングですが…
4月8日の始業式を待てずに、令和7年度の校長室ブログをスタートします。理由は、嬉しいことがとにかくたくさんあったからです。
4月2日に、入学式での校歌披露の練習に集まってきてくれた生徒達で、3月に皆さんが作ってくれたウェルカムボードを3階の窓に貼ってくれました。それをご覧になったいしかわ特支の杉江校長先生が、すぐに出張中だった私のスマホに「ありがとう!」というメッセージと一緒に写真を送って下さいました。スマホの中の写真を見て思わず「すごい!」と声を出してしまったほど、それはそれはとっても素敵なおもてなし校舎になってました。新2・3年生の皆さんありがとうございます。新2年生の皆さんには、寄せ書きメッセージも本当にありがとうございました。
4月1日の夜には、大場町会の会長さんから、とってもたくさんのエアリーフローラが届きました。農業法人 大場坊主の里では県産フリージアのエアリーフローラを生産していて、このほど2年ぶりに行われた品評会では2位となる「優秀賞」を受賞しています。会長の東川さんからは、向陽高校といしかわ特別支援学校の新しいスタートをお祝いしたくて…という温かな言葉もいただきました。地域の皆さんに温かく見守っていただけて本当に嬉しいです。皆さんが登校するときには、本当にきれいなエアリーフローラがお迎えしてくれますので、楽しみに登校してくださいね。
今日4月3日、前期生徒会役員さんたちが学校に来ていました。皆さんへの公約どおりに向陽高校をもっともっと楽しい学校にしたくて、色々な案を先生に相談していました。春休みからそんな風に新しい日々のことを思って頑張ってくれている姿が頼もしく、これまた嬉しくなりました。
新しい日のことを思って…と言えば、先生方も毎日大忙しで皆さんを迎える準備に明け暮れています。
これまでも先輩方が素晴らしい日々を繋いできてくれた向陽高校ですが、今年度もそれを続けていけるように一緒に頑張っていきましょうね。
卒業の日に
令和7年3月6日(木) 26名の卒業生が向陽高校を巣立っていきました。
「挑戦と責任、その両方ができる大人になってくれることを期待しています。」
PTA会長さんの祝辞の中の言葉です。色々なことに前を向いて挑戦することには勇気が要るかもしれませんが、取り組む前から諦めずにまずは行動してみてほしい、そして、何でも自分一人で決められるようになる成人としての行動に責任を持ってほしい。…とても大切なことを自分の中に刻むことができました。
「本校の校訓、自ら学び、自らを学ぶ『自学』の精神をまさしく体現してこられたその姿に勇気づけられ、自分の将来について深く考えるようになりました。」
送辞の中の言葉です。中学時代に猛威を振るったコロナ、本校での改修工事に引っ越し作業、それらが落ち着き始めたころの能登半島地震。その不安と戦いながらの小運動会、向陽祭、球技大会やボランティア活動等の行事の数々…。逆境の中にあっても力強い行動力と細やかな配慮、臨機応変な工夫によって立ち向かっていく、大人でかっこよかった先輩たちに誇りに思ってもらえるような学校づくりに励んでいきたい…。とても力強い送辞でした。先輩の残してくださったものは本当に大きかったですね。
「高校生は何にでもなれる存在です。一度諦めた夢でも、今ならまだ間に合います。あなた方を支えてくれる多くの人への感謝の気持ちを忘れずに、自分の可能性を信じて、夢を追いかけてみてください。」
答辞の中の言葉です。在校生の目の前がパッと明るくなる、気持ちのこもった言葉でした。そして自分たち自身は、ふるさと石川の復興を担うために切磋琢磨し力をつけて、恩返しできるような人間になりたいと宣言してくれていました。心が震えました。若いあなた方と力を合わせてふるさとのために頑張ろう…今また決意を新たにさせられました。
「未来へ向かって ゆっくり歩いて行こう」
今年の卒業の歌はKiroroの「未来へ」でした。保護者やご家族への想いのこもった素晴らしい合唱でした。最後の「未来へ向かって ゆっくり歩いて行こう」というこのフレーズは、実直に丁寧に色々な物事と向き合って努力してきた今年の卒業生に本当にピッタリな一言でした。
これまでがそうであったように、これから皆さんが出会うであろう多くの人々や書物、歌などの中の言葉は、皆さんを支え、助け、光ある方へと導いてくれるはずです。皆さんの未来は自分が紡いでいく物語。不安な時はまた母校にきて前に進むエネルギーを補給して、諦めることなく進んでいってほしいと思います。ご卒業、おめでとうございます。
追伸:式辞の中でお話しした中村文洋さんの言葉は「『作業』でなく『仕事ができるようになろう』」仕事が出来るようになるための合言葉は「頼まれごとは試されごと」。そして渡辺和子さんの言葉は「面倒だからやろう」。実を言うと私自身が自分にも言い聞かせる思いでお話ししました。一緒に相手に心から喜んでもらえるような「仕事」ができる人になっていきましょうね。
沢山の方が皆さんの巣立ちを応援して下さっています
向陽高校のあちらこちら
逃げる2月はあっという間に逃げていき、去る3月ももう4日。1・2年生の皆さんは学年末試験も終わり、この1年間の自分の歩みを振り返っている頃ですね。
校舎の方も2025年4月から始まる歴史の大きな1歩のスタートに向けて、準備が整いつつあります。特別支援学校高等部の校舎もほぼ完成し、今月下旬には両校の新しい玄関にも入ることができそうです。特支の生徒さんたちの手による共有スペースのルーム表示も可愛いですし、夜になると校舎から正門まで素敵なライトがついて、気持ちよく下校できるようになっています。美しい校舎に負けない美しい心をもって、また充実した新年度を創っていってほしいと願っています。
新しい玄関の様子 見通しの良い広い玄関ですね
お手製のルーム表示 二つの学校をつなぐ2階のインクルゾーン
正門から玄関へ… 3月3日の6時半の情景です。自転車小屋側も明るくライトアップされています
1年生制作のデジタルカウントダウンは残り12日。学校でほかに何か出来ることないかな?
華道部の皆さんのお雛様も優しく見守ってくれています。
来たれ!文教会館!!
石川県文教会館1階のロビーでは「R6年度教育資料ロビー展」が常時開催されており、現在、金沢向陽高校の展示が行われています。
3年生が頑張った探究活動の様子や、授業で制作した作品、美術部・写真部の作品、50周年の折の記念誌など、向陽高校の歩みと今がよくわかる展示になっています。お近くにお運びの際は、ぜひ立ち寄られご覧いただけると嬉しいです。
※ 石川県文教会館 金沢市尾山町10番5号
3年生との最後の球技大会
後期生徒会主催の校内球技大会(バレーボール大会)が行われました。男女に分かれて6分間×3セットの試合を6本行いました。優勝は男子が31H、女子が21Hでしたが、どの試合も見応えのあるものばかりでした。何より新しくなった体育館初使用は大変気持ちの良いものでした。
今年度も生徒会は、工事等で色々な制限がかかっていた中で、7月の小運動会に始まり、夏休み明けの向陽祭、そして今回の球技大会と、高校生活に元気と潤いを与えてくれる行事を企画し、当日までの準備、当日の運営と本当によく頑張ってくれました。
後期生徒会にとっては今日の球技大会が初の大きな仕事。皆に楽しんでもらいたくて、いつしたらよいか、何をしたらよいか、どのようにしたらよいかと、ずっと悩んできました。
結果として、加藤教頭先生が仰っていたように、この時期に3年生と一緒に行える球技大会を開催することができ、本当に良い思い出になったと思います。後期生徒会の皆さん、お疲れさまでした。そして、ありがとうございました。
追記:楽しんでもらう企画の一つにエキシビジョンマッチがありました。生徒会役員がわざわざ校長室まで声をかけに来て下さったので、世界一ジャージが似合わない身を晒し、老体に鞭打って試合に参加しました。たくさん笑ってもらいたかったのですが、結果はご存じのとおり。目に余るほどのへなちょこぶりで逆に笑えず、若い先生方に大変申し訳ないものとなってしまいました。頭の中のイメージと自分の動きがあまりにもずれていて、ここまでひどくなってしまっていたのか…と自分が自分にビックリでした。お目汚し、本当に失礼いたしました。
いやぁ、皆さん。若いって本当に素敵なことですよ。
今年の節分は2月2日です
皆さんご存じでしたか?今年の節分は2月3日ではなくて、2月2日です!理由は、地球が太陽の周りを365日ピッタリではなく、365.2422日で1周しているためです。0.2422日は約6時間弱らしいので、4年に1度うるう年(366日)の日を設けて調整していますよね。(365.2422日×4年=1460.9688日≒1461日。365日×3年+366日=1461日。)さらに、この365日ピッタリではなく毎年約6時間弱長いことで、少しずつですが地球の位置がずれて、立春もズレるらしいのです。(国立天文台が毎年2月に官報で翌年の暦を発表しています)
因みに「立春」。紀元前4世紀ごろの中国で発明された二十四節気(にじゅうしせっき:1年を四季や気候などの視点で分ける方法)の一つで、この日から春がスタートします。当然「立夏」「立秋」「立冬」があって、それぞれの季節を分ける、その前日が「節分」の日となります。ですから本来節分は年4回あるのですが、日本では1年の始まりとしての立春が特に大切にされてきたので、春の節分だけが残ったようです。
平安時代の宮中では、節分の前日にあたる大晦日(おおみそか)に、1年の厄や災難を祓い清める「追儺(ついな)」という行事が行われ、ここでは「魔の目(魔目・まめ)」に豆を投げつけることで「魔を滅する(魔滅・まめ)」ということを行っていました。節分の日に鬼の面をかぶった人に豆を投げるのは1200年以上も前からずっと行われているのですよね。
最近は豆をまくよりも恵方巻を食べるというお家や、「両方します!」というお家が多くなってきているのかなと思うのですが、因みに今年の恵方は西南西です。日を間違えずに、丸かぶりしたいものですね。
余談になりますが、24節気をさらに細分した「七十二候(しちじゅうにこう)」というものがあります。因みに今日までの5日間は「水沢腹堅(さわみず こおりつめる)」。極寒のピークを迎えて沢を流れる水さえも氷となり、厚く堅く張りつめる頃、という意味です。ほかにも71あるのですが、昔の人は自然のなりわいをよく見つめて大切にしていたのだなぁという思いを抱くと同時に、言葉の美しさ、面白さにふと頬が緩みます。時を経ても変わらずに大切にしたいもの…私たちの周りにまだまだ沢山ありますね。
30年という時間
2025年1月17日は阪神・淡路大震災の発生から30年目という日でした。その日に向けて多くの特集番組等が放送されました。朝ドラ「おむすび」の中では、幼い頃に阪神・淡路大震災を経験し、その後の東日本大震災の救難隊員として現地入りした主人公の友人が、被災した皆さんに次のように話すシーンがありました。
「私 神戸出身で小さい頃 阪神・淡路大震災を経験しました。神戸も あの時 ほんまに大変な状況で もう二度と元に戻らへんって みんな思ってました。でも今はたくさんの人のおかげで しっかり復興してます。この気仙沼も 東北も 必ずそうなるって 私信じてます」
なんというか、胸が熱くなりました。この30年の間に、あまりにも被害の大きな地震が3回も起き、1年経っても思うように復旧が進んでいない能登の様子を知るにつけ、無念さばかりが募っていました。でも、30年という時間は、街を見事に復興へと至らせた時間でもあったのです。そして、先に起きた大災害で感じたこと、考えたことを他人事にしてこなかったこと、経験を伝えてきたことが、多くの人の命や心を守ってきたことにも、もう一度気づかされました。
能登半島地震から30年というと、皆さんはもう50歳近くになっていますね。その時の能登が、また自然の実り豊かな愛おしい風景を見せてくれるようになっているために、小さくても自分が出来ることを積み重ねていきたいものですね。
カウントダウン
先週から始まっているカウントダウン。1年生の皆さんが、2025年4月1日までの登校する日をデジタル上でカウントダウンしていくページを作ってくれています。一人が一枚作成してくれているので、毎日違った趣のものと出会うことになります。玄関と言えば、校門からの眺めも随分出来上がってきましたし、玄関から教室に進むまでの廊下も広くなって驚きですね。様々な場所が、それこそカウントダウンで1日1日少しずつ完成に近づいて来ています。私たちも建物に負けないように、4月から始まる未来に向けて、1日1日、自分という一人を創り上げていきたいですね。
追伸:管理棟と教室等を繋ぐ1階の廊下が、皆さんの作品展示やプチ美術館、デジタルカウントダウンボードでどんどん楽し気になってきています。さらに楽しくなる空間を創りたいのでアイデアを募集します。こんなものがあると便利なのでは?とか、これがあったらいいのでは…?と思う人は、ぜひ校長室にお話に来てください。(2階や3階のアイデァも募集します)
新しい年です
2025年 乙巳(きのとみ)の年が始まりました。「乙」は柔らかく繊細な新芽が芽吹いて外部環境に適応しながら成長していく様子を表し、「巳=へび」は脱皮を繰り返して進化を続ける姿を表していることから、2025年は『学んできたことや努力してきたことが、屈曲してきしむほどになり、上蓋(うわぶた)を跳ねるように芽吹くと、一気に極限まで伸びていくといった勢いのある年になる』と言われています。蛇は知恵の象徴でもあり、辛抱強く粘り強い性格を持つとされています。私たちもどんな変化にも柔軟に対応できる心構えで臨んでいきたいものですね。
特に3年生の皆さんにとっては、高校を離れて新しい世界へ羽ばたいていく、大きな変化の年になります。辛抱強く、粘り強く目の前の一つ一つに取り組んで、また一段と大きく成長した姿を見せてほしいと思います。学校の方も大きく変化する年になります。55年間の向陽高校の伝統を守りつつ、新しく生まれる56年目の向陽高校もこれまでと変わらず多くの人に愛され親しまれるものになっていくようにしたいと思っています。そのためにも、中にいる私たち一人一人がこの場所と一緒にいる仲間を大切に思い、かけがえのないこの時間の中で自分にできることに取り組んでいく必要があります。
私が出来ること。私たちが出来ること。
今年も一緒に頑張っていきましょう。
3つの方針
令和7年度
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令和7年度
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学校感染症による
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