校長室ブログ

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了解 「知っトク!」 コーナー 現る!!

1学期の期末考査が終わりました。皆さん、まずはご苦労様でした。努力することから逃げずに頑張ってみることはできましたか?向陽生に望みたいのは、「昨日の自分を超えること」。友達ではなく、自分との戦いに勝って、より良い自分を創っていってほしいと思っています。さぁ、今年度最初の試合結果は如何に?また嬉しい報告を待っています。

ところで、皆さんがテストに頑張っている間に、M先生が「知っトク!」 コーナーを作ってくれました!! この場所は、今年に入って急に人通りが少なくなって、私としてはとても寂しい思いをしていました。でも、ここに知って得する知っトク情報コーナーが出来たことで、もしかしたら足を運んでくれる人や、立ち寄ってくれる人が出てきてくれるんじゃないかなぁとワクワクしています。写真にある「知っトク! 向陽生」の他にも「知っトク! そとイベ」「知っトク! いし特」「知っトク! 奨学金」などがあります。ぜひぜひお得情報をゲットしに来てください!

え?それはいったいどこにあるのか…ですか?その場所のヒントはこの文章の中にあります。ぜひ探し当ててください!!

 

鉛筆 テストで磨かれるもの

昨日(24日)より、今年度最初の定期考査が始まりました。1年生にとっては、昨年まで2日間ほどで行っていたテストが毎日2~3時間×5日間になり、驚いたことと思います。高校の勉強は専門的な内容が多くなってくるので、時間をかけて総復習に取り組み、その上で力試しに臨んでほしいと思います。

先生方もみな中学・高校・大学時代にこのテストというものをたっぷり経験しています。今でもテスト勉強を全然していなくて焦る夢を見たりするほど、その体験は強烈です。日頃から授業とその予習・復習をきちんと積み上げている人は、テスト前でも慌てることはないのでしょうが、私は一夜漬けをテスト期間続けてしまうような人でした。次の日にテストを受けながら、出ると予想して頑張ったところが出題されていて自信が持てたり、逆にうろ覚えで臨んだために迷ったり、白紙のまま書けない問題があって悔んだりと、テスト返しも含めての一喜一憂は未だにその感覚をはっきり思い出すことができます。

そんなテスト受験者の大先輩として皆さんに言えることは、①テスト勉強からは絶対に逃げないこと、②テストで自分の良いところや悪いところを見つめることから逃げないこと、➂テストの後の勉強をしっかりやること です。簡単そうで、真剣にやろうとすると実はどれも難しいです。でも難しいからこそ、価値があることです。

テストで磨かれるものの一つに、「苦しいことから逃げずに努力をする自分」があります。これは生涯にわたって自分を支えてくれる経験になります。目の前の点数を1点でも上げるために努力している日々が、あなたの長い人生を支えてくれるのです。またもう一つ、「緊張する自分との戦い方を見つける」というのもあります。この先の人生で緊張して臨まなくてはいけないことがいくつも出てくると思います。高校時代に何度かあるこのテスト期間を緊張しながら頑張ることが、その基礎をつくる勉強になっていきます。だから、テスト勉強をしない、テストも適当、別に成績なんて関係ないし…などと思っている人がいたら、それは、昨日より少し良い自分になることから逃げているようで、とても勿体ないなぁと思うのです。

あと残り3日です。自分自身に勝てるように頑張ってくださいね。

 

王冠 必勝!両校の勇者たち!!

先週末、令和7年度の県総文・県総体が終わり、今年もたくさんの部活動の頑張りを見ることができました。

13日(金)の放課後に、入賞した皆さんを表彰し、6月20日から行われる北信越大会(バドミントン部・アーチェリー部)と、7月12日より行われる中部日本大会(卓球部)の出場者の壮行会を行いました。

賞状をお渡しした皆さんには、本当におめでとうございます。そして、たとえ表彰という形にはならなかったとしても、今回の総体・総文に参加された全ての皆さん、本当によくがんばりました。今年も多くの感動をありがとうございました。

生徒数の少ない向陽高校は、自分の学校だけで出場できない部もあって、何度も顔を合わせて練習できないなど苦労は絶えません。でも、生徒数の少ない向陽高校は、入部=即レギュラー。今回もたくさんの1年生が初めての高校生の大会に頑張ってくれました。

試合の緊張感がとにかく苦手で、試合がなければ楽しいのに…と考える人もいるかもしれません。でも、どの部の皆さんも、本番の試合が繰り広げられる時間の中で、練習ではできなかったことが出来るようになっていたり、練習では見たことのない域にたどり着いたりしていました。勝った喜び、負けた悔しさは、ここまで頑張ってきた皆さんだけが味わえるものだったと思います。

これは文化部の皆さんもそうなのですが、競い合う場があり、成績や評価がつくことで、今の自分、或いは自分たちのチームの足りないところがわかります。勝敗や順位がつく世界は厳しいと思いますが、そこで得られる自信は、これから先の自分の人生をずっと照らしてくれる光になり、前を向いて歩いて行く自分を支えてくれる強い背骨になってくれるはずです。

現在、生徒玄関にはみなさんの活躍を期待して、両校で懸垂幕をかけてお祝いしています。いしかわ特支からも陸上競技とウェイトリフティング競技で北信越大会に駒を進めた皆さんがいます。共に勝利を勝ち取ることができるよう、生徒全員でお祈りしています。選手の皆さん!頑張ってくださいね!! 

        

    

家庭科・調理 昼食提供が始まりました!

 待ちに待った昼食提供が始まりました。今月分の申し込みのあった12名の皆さんが、早速ランチルームでの昼食を楽しみました。ふかふかの厚い食パンに温かい豆のスープ、カレー味のBBQチキンにきゅうりとささみの磯和えというバランスの取れた美味しい昼食に皆さんニコニコ顔。おかわりが出来る日も多くあると聞いて、今から楽しみです。

 来月からの昼食の注文については、各クラスで希望を募りますが、本日から進路指導室に来てくださっている齋藤さんという女性の方が、毎月その受付をして下さることになります。近日中に案内が配付されると思いますので、ランチルームでの昼食が気になった人は、ぜひ一度申し込んでみてください。

  

笑う とてもとても嬉しかったこと

 昨日、今年度初めての歯科検診(2・3年生)がありました。午前の診療を終えられた校医さんが、お仕事の合間を縫って駆け付けて下さり、皆さんのお口の中の健康状態を診てくださいました。診察を終えられた校医さんをお見送りした際、とてもとても嬉しいお言葉をいただきました。一つは、順番を待っている皆さんの様子について、大変静かできちんと待っていてくれたということ。もう一つは、どの子も診察前の挨拶が自然に爽やかにできていたということ。校医さんは特に3年生の大人らしいきちんとした様子に感動しておられました。そのことを繰り返し伝えて下さるので、2・3年生の昨年の様子も思い出しながら、1年間という月日が確実に皆さんを成長させていることを改めて実感しました。

 教室の中では、楽しいことも、しんどいことも起こっていると思います。5月も半分が過ぎ、やおら2か月が経とうとしていますが、徐々に馬力が出てきた人もいれば、逆にしんどくなってきた人もいるでしょう。時間の約束については、4月の初めの決意が少しずつ薄れてきて、遅刻が続いている人が例年以上に多いようです。(朝学習に出られなくてもいいや…)と諦めてしまわずに、時間の約束を守れる自分になるトレーニングに励んでください。皆さんは必ず素敵に成長します。まずは自分で自分を励ましてくださいね。

 最後になりますが、今日は『絆花(はんな)カフェ』の日でした。今年度2回目になる今日は、地域の皆様もご招待して、地域交流スペースで行われました。私は1回目の時と同じく、「いしかわブレンド」と「サクラ蒸しパン」をいただきました。今回はお客様も多かった中で、いしかわの皆さんは実にてきぱきとオーダーをとってくれたり、商品の説明をしてくれたり、笑顔で運んできてくれたりしました。向陽の皆さんも1回目よりたくさん来店してくれていたように思います。いしかわの皆さんの日頃のお勉強の成果は、皆さんというお客様がいてこそ発揮されます。そういう意味でも今日はとても嬉しいお昼休みになりました。『絆花カフェ』は不定期開催なのですが、もう次回の案内が待ち遠しいです。まだ行ったことがないという人は、ぜひ3回目の『絆花カフェ』に足を運んでくださいね。

 

星 pain pain go away !

「先生、痛いよ~。なのに今から体育ねんよ~。」

 今日はすれ違う生徒の多くからそんな言葉を聞きます。階段を下りてくる様子がしんどそうな人もたくさんいます。昨日の頑張りがひどい筋肉痛になって皆さんを苦しめているのですね。測定の補助しかしていなかった私は、申し訳ない気持ちで、皆さんのつらそうな背中に(痛いの、痛いの、飛んでけ~)と心の中で言うことしかできません。そして、きっと明日には痛みも引いてどこ吹く風で笑っているだろう皆さんの若さを羨ましく思うのだろうと思います(笑)

 昨日、5月14日(水)の青天の下、金沢市営陸上競技場で行われた令和7年度のスポーツテストは、最後の教頭先生の講評にもあったとおり、多くの場面で「ありがとう」と言いたくなるような姿を見ることができました。どの種目にも一生懸命に取り組んでいる姿、友達や先輩後輩を声のかぎりに応援している姿、先生方のお仕事を笑顔で手伝ってくれている姿をはじめ、色々な言葉や姿に頑張りや優しさを感じることが多かったように思います。だから、私からも改めて言わせてください。素晴らしい1日をありがとう。& pain pain go away! It will heal soon!

 

   

 

期待・ワクワク 公開授業の日に思ったこと

 今日は「令和7年度1学期公開授業」の日でした。お仕事をなさっている保護者の方にたくさん来ていただけるように、本校では毎年土曜日に開催しています。今日はお休みする生徒も少なく、また午前中4時間の公開授業には、朝早い1限目から足を運んでくれるお家の方もいて、今日1日で本当にたくさんの保護者の方に、学校での皆さんの様子を見ていただくことができました。午後からの1年生の「系」選択説明会や、2・3年生の進路ガイダンスにも、一緒に参加してお話に耳を傾けて下さった方々が多くいらっしゃって、皆さんがこれから歩いて行く道を、一緒に悩んだり考えたりしてくださろうとしているんだなぁと胸が熱くなりました。

 実は、高校生の頃の私は生意気盛りで、参観日に母親が来るのが恥ずかしくて「絶対に来なくていいからね」と言っていました。あろうことか卒業式の日にもそんな言葉を発してしまって、母に哀しい思いをさせました。物事の全てを自分軸からしか見ておらず、人生の一番の味方になってくれる家族の思いをちゃんと理解していませんでした。学校での皆さんの姿を見たくて、お休みの日なのに(或いはお仕事を少し休んででも)わざわざ足を運んで下さるお家の方がいてくれる…あの頃の私がそのことに素直に「ありがとう」と思える娘だったら良かったのですが、どんなに悔やんでも時間はもう戻せません。

 自分の人生の中の主人公はほかでもない自分自身。それは間違いないことですが、自分は家族の方の人生にとっての大切な大切な登場人物でもあります。明日は「母の日」。お母さんを想って過ごす時間を大切にできるといいですね。

 

 

晴れ 笑顔のエネルギー

今年のGWが終わりました。4連休ゆっくり休めましたか?部活動やアルバイトに励んでいた人が多かったと思いますが、平日とは違う時間軸の中で、少しでもスッキリできていたら良いなと思います。

久しぶりの学校では、あちらこちらで元気な声が聞かれ、素敵な笑顔が見られました。元気になれる時間を過ごせたのかなと嬉しくなりました。笑顔は周りを元気にします。笑顔の人が目に入るだけで、明るい気持ちになれます。3年前の卒業生が「繋」(つな(がる)・つな(ぐ))という文字を据えたインクルポスターを作成してくれましたが、心からの笑顔が拡がり、つながっていくと良いなと思います。

一説によると、人間は口角をあげながら苦しいことや悪いことを考えられないそうです。「笑う門には福来る」という諺はきっと本当で、笑顔が多いと楽しいことや幸せが向こうからたくさんやってくるのではないでしょうか。笑顔にはそれだけのエネルギーがあります。5月を爽やか笑顔月間にしていけるといいですね。

昼 目には青葉

あっという間に卯月が去って行ってしまいました。巷は皐月。暑い夏がやってくる前の過ごしやすい季節の到来です。山の木々の早緑(さみどり)、水を張った田んぼに植えられた苗など、周りを見ると本当に美しい緑が目に入ってきて気持ちのいいものです。この季節になると必ず一度は口にしてしまう句が、「目に青葉、山ほととぎす、初鰹」―― 松尾芭蕉さんとも親交の深かった江戸時代の俳人 山口素堂の有名な俳句です。この時期の爽やかさを感じさせるものがリズムよく並べられて、(初夏っていいよねぇ)とうなずかされます。本来なら「青葉」「ほととぎす」「初鰹」と三つも季語を入れるなんて…とお叱りを受けそうなものなのですが、視覚・聴覚・味覚の三つの感覚で歌い上げているところが見事と評価されてきた句でもあります。

一方で、こんな素敵な季節にあるのが「五月病」。4月に環境ががらりと変わり、ひと月一生懸命頑張ってみたのだけれど、ここへ来てちょっと疲れが出てしまうというものです。また、ここ数年「気象病」というものもあって、気温や気圧などの気候の変化によって頭痛が起きたり、体調を崩したりする人もいます。いずれも本当は頑張りたいのにそれができないという苦しい状態です。

明日からGW後半です。「五月病」や「気圧病」の特効薬というわけではありませんが、休み方を意識するだけで、体や心が元気になったりするので試してみてください。まず、「休むこと=寝ること」ではありません。起床時間や就寝時間がいつもと大幅に変わったり、1日の睡眠時間が長すぎたりすると、かえって体が疲れてしまうことがあります。ここはまず要注意です。休養には大きく3つの休養があるそうです。「生理的休養」・「心理的休養」・「社会的休養」の3つです。「生理的休養」の中には、ゆっくり過ごす、運動をする、食事量や質を整えるというものがあります。「心理的休養」には友達と楽しい時間を過ごすとか、趣味にしていることに没頭するなど、また、「社会的休養」は周りの環境を変える休養のことで、旅行をするとか部屋の模様替えをする、買い物に行くなどといったものがあります。自分が今、どんな休養を欲しているのかを知ることで、自分に合った休み方が出来るかもしれません。

心と体をリセットして、7日(水)には、また元気な顔で登校してきてくださいね。

 

 

ハート 寒い日のあたたかいお話

フライングした割には、始業式・入学式から6日たってようやくの投稿となります。今年度も出来る限り週に1回のペースで綴っていきたいと思いますので、よろしくお願いします。

さて、三寒四温とはよく言ったもので、寒い日と暖かい日がコロコロと変わるこの時期は、つい体調を崩しがちになりますね。新しい生活に気が張ってエネルギーを大量放出している時期でもあるので、よく食べよく眠ることも忘れずに過ごしてほしいと思います。

さて、先週水曜日に行われた「障害理解のための特別講座」では、このお勉強の先輩である3年生や2年生がうまくクイズをリードしてくれたおかげで、実に75%の人が、いしかわ特支さんのことや相手のことを考えたかかわり方のポイントが「わかった」と答えてくれていました。(「少しわかった」まで加えると、実に100%の理解度でした。)

授業後のアンケートを見てみると、印象に残ったことやわかったこととして、「明るい人達で、とても関わりやすいということ。自分たちの心配事が、そんなでもないこと」と答えてくれた人や、「相手を尊重した行動を全員ができるようになることで、みんなが生きやすい」、「障害のある人は手助けがあって同じスタートラインに立てるって話がすごく印象に残った」、「完璧な理解とは行かなくとも互いに寄り添い合い理解を深め続けることが重要だと思いました」といった意見がありました。

また、今後の交流で自分ができそうなこととしては、「あいまいな表現を避けて具体的に話してあげる」「ゆっくり会話をする。答えやすい聞き方(尋ね方)をする」「相手に合った伝え方を積極的に行う。自分たちと違うことをしていたり、違う所があっても笑ったりバカにしたりしない」「相手の気持ちなどを考えて行動していきたい。自分が思ったことをすぐ言うんじゃなくて考えて相手が傷ついたりしないか判断してから発言していきたい」「もっといろんな工夫をして一緒に楽しんで授業を受けたい」等々、多くの回答がありました。いしかわ特別支援学校の地域支援部の先生方が心をこめて伝えて下さったことを吸収した一人一人から、あふれるように思いが綴られていて、読んでいて本当に心があたたかくなりました。

グループを3学年ミックスにしたのは初めてのことでしたが、先輩方と話せたこと、1年生と交流できたことを喜んでくれた意見もあり安心しました。いしかわ特別支援学校の皆さんのことや具体的なかかわり方のポイントを理解したくて行った授業でしたが、特にかかわり方の部分は、向陽の人同士でも通じることばかりで、普段から心がけると気持ちの良い学校になるだろうなぁと思いました。

1年間、たくさんの人と関わり合う中で、色々な思いをすると思います。また一緒にたくさんの思い出をつくっていきましょう。

お祝い ととのいました‼

昨日のブログでお伝えしていた大場町会長の東川さんからのたくさんのエアリーフローラを、本校華道部技芸講師の高木先生が、本当に素敵に生けてくださいました。始業式よりも早く皆さんにお届けします!

               

           一つ一つ丁寧に…            職員玄関にもいただきました!

キラキラ フライングですが…

4月8日の始業式を待てずに、令和7年度の校長室ブログをスタートします。理由は、嬉しいことがとにかくたくさんあったからです。

4月2日に、入学式での校歌披露の練習に集まってきてくれた生徒達で、3月に皆さんが作ってくれたウェルカムボードを3階の窓に貼ってくれました。それをご覧になったいしかわ特支の杉江校長先生が、すぐに出張中だった私のスマホに「ありがとう!」というメッセージと一緒に写真を送って下さいました。スマホの中の写真を見て思わず「すごい!」と声を出してしまったほど、それはそれはとっても素敵なおもてなし校舎になってました。新2・3年生の皆さんありがとうございます。新2年生の皆さんには、寄せ書きメッセージも本当にありがとうございました。

4月1日の夜には、大場町会の会長さんから、とってもたくさんのエアリーフローラが届きました。農業法人 大場坊主の里では県産フリージアのエアリーフローラを生産していて、このほど2年ぶりに行われた品評会では2位となる「優秀賞」を受賞しています。会長の東川さんからは、向陽高校といしかわ特別支援学校の新しいスタートをお祝いしたくて…という温かな言葉もいただきました。地域の皆さんに温かく見守っていただけて本当に嬉しいです。皆さんが登校するときには、本当にきれいなエアリーフローラがお迎えしてくれますので、楽しみに登校してくださいね。

今日4月3日、前期生徒会役員さんたちが学校に来ていました。皆さんへの公約どおりに向陽高校をもっともっと楽しい学校にしたくて、色々な案を先生に相談していました。春休みからそんな風に新しい日々のことを思って頑張ってくれている姿が頼もしく、これまた嬉しくなりました。

新しい日のことを思って…と言えば、先生方も毎日大忙しで皆さんを迎える準備に明け暮れています。

これまでも先輩方が素晴らしい日々を繋いできてくれた向陽高校ですが、今年度もそれを続けていけるように一緒に頑張っていきましょうね。

           

            

          

 

お祝い 卒業の日に

 令和7年3月6日(木) 26名の卒業生が向陽高校を巣立っていきました。

 

「挑戦と責任、その両方ができる大人になってくれることを期待しています。」

 PTA会長さんの祝辞の中の言葉です。色々なことに前を向いて挑戦することには勇気が要るかもしれませんが、取り組む前から諦めずにまずは行動してみてほしい、そして、何でも自分一人で決められるようになる成人としての行動に責任を持ってほしい。…とても大切なことを自分の中に刻むことができました。

 

「本校の校訓、自ら学び、自らを学ぶ『自学』の精神をまさしく体現してこられたその姿に勇気づけられ、自分の将来について深く考えるようになりました。」

 送辞の中の言葉です。中学時代に猛威を振るったコロナ、本校での改修工事に引っ越し作業、それらが落ち着き始めたころの能登半島地震。その不安と戦いながらの小運動会、向陽祭、球技大会やボランティア活動等の行事の数々…。逆境の中にあっても力強い行動力と細やかな配慮、臨機応変な工夫によって立ち向かっていく、大人でかっこよかった先輩たちに誇りに思ってもらえるような学校づくりに励んでいきたい…。とても力強い送辞でした。先輩の残してくださったものは本当に大きかったですね。

 

「高校生は何にでもなれる存在です。一度諦めた夢でも、今ならまだ間に合います。あなた方を支えてくれる多くの人への感謝の気持ちを忘れずに、自分の可能性を信じて、夢を追いかけてみてください。」

答辞の中の言葉です。在校生の目の前がパッと明るくなる、気持ちのこもった言葉でした。そして自分たち自身は、ふるさと石川の復興を担うために切磋琢磨し力をつけて、恩返しできるような人間になりたいと宣言してくれていました。心が震えました。若いあなた方と力を合わせてふるさとのために頑張ろう…今また決意を新たにさせられました。

 

 

 「未来へ向かって ゆっくり歩いて行こう」

今年の卒業の歌はKiroroの「未来へ」でした。保護者やご家族への想いのこもった素晴らしい合唱でした。最後の「未来へ向かって ゆっくり歩いて行こう」というこのフレーズは、実直に丁寧に色々な物事と向き合って努力してきた今年の卒業生に本当にピッタリな一言でした。

 

 これまでがそうであったように、これから皆さんが出会うであろう多くの人々や書物、歌などの中の言葉は、皆さんを支え、助け、光ある方へと導いてくれるはずです。皆さんの未来は自分が紡いでいく物語。不安な時はまた母校にきて前に進むエネルギーを補給して、諦めることなく進んでいってほしいと思います。ご卒業、おめでとうございます。

 

 

  

 

 

 追伸:式辞の中でお話しした中村文洋さんの言葉は「『作業』でなく『仕事ができるようになろう』」仕事が出来るようになるための合言葉は「頼まれごとは試されごと」。そして渡辺和子さんの言葉は「面倒だからやろう」。実を言うと私自身が自分にも言い聞かせる思いでお話ししました。一緒に相手に心から喜んでもらえるような「仕事」ができる人になっていきましょうね。

               沢山の方が皆さんの巣立ちを応援して下さっています

ハート 向陽高校のあちらこちら

 逃げる2月はあっという間に逃げていき、去る3月ももう4日。1・2年生の皆さんは学年末試験も終わり、この1年間の自分の歩みを振り返っている頃ですね。

 校舎の方も2025年4月から始まる歴史の大きな1歩のスタートに向けて、準備が整いつつあります。特別支援学校高等部の校舎もほぼ完成し、今月下旬には両校の新しい玄関にも入ることができそうです。特支の生徒さんたちの手による共有スペースのルーム表示も可愛いですし、夜になると校舎から正門まで素敵なライトがついて、気持ちよく下校できるようになっています。美しい校舎に負けない美しい心をもって、また充実した新年度を創っていってほしいと願っています。

 

   新しい玄関の様子                   見通しの良い広い玄関ですね

   お手製のルーム表示                  二つの学校をつなぐ2階のインクルゾーン

    正門から玄関へ… 3月3日の6時半の情景です。自転車小屋側も明るくライトアップされています

    1年生制作のデジタルカウントダウンは残り12日。学校でほかに何か出来ることないかな?

    華道部の皆さんのお雛様も優しく見守ってくれています。 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

笑う 来たれ!文教会館!!

石川県文教会館1階のロビーでは「R6年度教育資料ロビー展」が常時開催されており、現在、金沢向陽高校の展示が行われています。

 

3年生が頑張った探究活動の様子や、授業で制作した作品、美術部・写真部の作品、50周年の折の記念誌など、向陽高校の歩みと今がよくわかる展示になっています。お近くにお運びの際は、ぜひ立ち寄られご覧いただけると嬉しいです。

     

  

 ※ 石川県文教会館 金沢市尾山町10番5号

ハート 3年生との最後の球技大会

後期生徒会主催の校内球技大会(バレーボール大会)が行われました。男女に分かれて6分間×3セットの試合を6本行いました。優勝は男子が31H、女子が21Hでしたが、どの試合も見応えのあるものばかりでした。何より新しくなった体育館初使用は大変気持ちの良いものでした。

今年度も生徒会は、工事等で色々な制限がかかっていた中で、7月の小運動会に始まり、夏休み明けの向陽祭、そして今回の球技大会と、高校生活に元気と潤いを与えてくれる行事を企画し、当日までの準備、当日の運営と本当によく頑張ってくれました。

後期生徒会にとっては今日の球技大会が初の大きな仕事。皆に楽しんでもらいたくて、いつしたらよいか、何をしたらよいか、どのようにしたらよいかと、ずっと悩んできました。

結果として、加藤教頭先生が仰っていたように、この時期に3年生と一緒に行える球技大会を開催することができ、本当に良い思い出になったと思います。後期生徒会の皆さん、お疲れさまでした。そして、ありがとうございました。

 

追記:楽しんでもらう企画の一つにエキシビジョンマッチがありました。生徒会役員がわざわざ校長室まで声をかけに来て下さったので、世界一ジャージが似合わない身を晒し、老体に鞭打って試合に参加しました。たくさん笑ってもらいたかったのですが、結果はご存じのとおり。目に余るほどのへなちょこぶりで逆に笑えず、若い先生方に大変申し訳ないものとなってしまいました。頭の中のイメージと自分の動きがあまりにもずれていて、ここまでひどくなってしまっていたのか…と自分が自分にビックリでした。お目汚し、本当に失礼いたしました。

いやぁ、皆さん。若いって本当に素敵なことですよ。

お知らせ 今年の節分は2月2日です

 皆さんご存じでしたか?今年の節分は2月3日ではなくて、2月2日です!理由は、地球が太陽の周りを365日ピッタリではなく、365.2422日で1周しているためです。0.2422日は約6時間弱らしいので、4年に1度うるう年(366日)の日を設けて調整していますよね。(365.2422日×4年=1460.9688日≒1461日。365日×3年+366日=1461日。)さらに、この365日ピッタリではなく毎年約6時間弱長いことで、少しずつですが地球の位置がずれて、立春もズレるらしいのです。(国立天文台が毎年2月に官報で翌年の暦を発表しています)

 因みに「立春」。紀元前4世紀ごろの中国で発明された二十四節気(にじゅうしせっき:1年を四季や気候などの視点で分ける方法)の一つで、この日から春がスタートします。当然「立夏」「立秋」「立冬」があって、それぞれの季節を分ける、その前日が「節分」の日となります。ですから本来節分は年4回あるのですが、日本では1年の始まりとしての立春が特に大切にされてきたので、春の節分だけが残ったようです。

 平安時代の宮中では、節分の前日にあたる大晦日(おおみそか)に、1年の厄や災難を祓い清める「追儺(ついな)」という行事が行われ、ここでは「魔の目(魔目・まめ)」に豆を投げつけることで「魔を滅する(魔滅・まめ)」ということを行っていました。節分の日に鬼の面をかぶった人に豆を投げるのは1200年以上も前からずっと行われているのですよね。

 最近は豆をまくよりも恵方巻を食べるというお家や、「両方します!」というお家が多くなってきているのかなと思うのですが、因みに今年の恵方は西南西です。日を間違えずに、丸かぶりしたいものですね。

 

 余談になりますが、24節気をさらに細分した「七十二候(しちじゅうにこう)」というものがあります。因みに今日までの5日間は「水沢腹堅(さわみず こおりつめる)」。極寒のピークを迎えて沢を流れる水さえも氷となり、厚く堅く張りつめる頃、という意味です。ほかにも71あるのですが、昔の人は自然のなりわいをよく見つめて大切にしていたのだなぁという思いを抱くと同時に、言葉の美しさ、面白さにふと頬が緩みます。時を経ても変わらずに大切にしたいもの…私たちの周りにまだまだ沢山ありますね。

 

イベント 30年という時間

2025年1月17日は阪神・淡路大震災の発生から30年目という日でした。その日に向けて多くの特集番組等が放送されました。朝ドラ「おむすび」の中では、幼い頃に阪神・淡路大震災を経験し、その後の東日本大震災の救難隊員として現地入りした主人公の友人が、被災した皆さんに次のように話すシーンがありました。 

「私 神戸出身で小さい頃 阪神・淡路大震災を経験しました。神戸も あの時 ほんまに大変な状況で もう二度と元に戻らへんって みんな思ってました。でも今はたくさんの人のおかげで しっかり復興してます。この気仙沼も 東北も 必ずそうなるって 私信じてます」 

なんというか、胸が熱くなりました。この30年の間に、あまりにも被害の大きな地震が3回も起き、1年経っても思うように復旧が進んでいない能登の様子を知るにつけ、無念さばかりが募っていました。でも、30年という時間は、街を見事に復興へと至らせた時間でもあったのです。そして、先に起きた大災害で感じたこと、考えたことを他人事にしてこなかったこと、経験を伝えてきたことが、多くの人の命や心を守ってきたことにも、もう一度気づかされました。

能登半島地震から30年というと、皆さんはもう50歳近くになっていますね。その時の能登が、また自然の実り豊かな愛おしい風景を見せてくれるようになっているために、小さくても自分が出来ることを積み重ねていきたいものですね。

お知らせ カウントダウン

 先週から始まっているカウントダウン。1年生の皆さんが、2025年4月1日までの登校する日をデジタル上でカウントダウンしていくページを作ってくれています。一人が一枚作成してくれているので、毎日違った趣のものと出会うことになります。玄関と言えば、校門からの眺めも随分出来上がってきましたし、玄関から教室に進むまでの廊下も広くなって驚きですね。様々な場所が、それこそカウントダウンで1日1日少しずつ完成に近づいて来ています。私たちも建物に負けないように、4月から始まる未来に向けて、1日1日、自分という一人を創り上げていきたいですね。

      

             

 

追伸:管理棟と教室等を繋ぐ1階の廊下が、皆さんの作品展示やプチ美術館、デジタルカウントダウンボードでどんどん楽し気になってきています。さらに楽しくなる空間を創りたいのでアイデアを募集します。こんなものがあると便利なのでは?とか、これがあったらいいのでは…?と思う人は、ぜひ校長室にお話に来てください。(2階や3階のアイデァも募集します)

          

晴れ 新しい年です

 2025年 乙巳(きのとみ)の年が始まりました。「乙」は柔らかく繊細な新芽が芽吹いて外部環境に適応しながら成長していく様子を表し、「巳=へび」は脱皮を繰り返して進化を続ける姿を表していることから、2025年は『学んできたことや努力してきたことが、屈曲してきしむほどになり、上蓋(うわぶた)を跳ねるように芽吹くと、一気に極限まで伸びていくといった勢いのある年になる』と言われています。蛇は知恵の象徴でもあり、辛抱強く粘り強い性格を持つとされています。私たちもどんな変化にも柔軟に対応できる心構えで臨んでいきたいものですね。

  特に3年生の皆さんにとっては、高校を離れて新しい世界へ羽ばたいていく、大きな変化の年になります。辛抱強く、粘り強く目の前の一つ一つに取り組んで、また一段と大きく成長した姿を見せてほしいと思います。学校の方も大きく変化する年になります。55年間の向陽高校の伝統を守りつつ、新しく生まれる56年目の向陽高校もこれまでと変わらず多くの人に愛され親しまれるものになっていくようにしたいと思っています。そのためにも、中にいる私たち一人一人がこの場所と一緒にいる仲間を大切に思い、かけがえのないこの時間の中で自分にできることに取り組んでいく必要があります。

  私が出来ること。私たちが出来ること。

 今年も一緒に頑張っていきましょう。