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校長室ブログ
昨日の自分に勝つ!
2週間、間が空いてしまいました。新人大会が終わり、明日からは2学期の期末試験が始まります。新人大会での皆さんの健闘ぶりは本当に見事なもので、壮行式の時に、皆さんにしたお話が正にその通りになりました!
その時のお話というのは、「向陽高校は生徒数の少ない小さな高校で、部活動をしている人の人数も年々減っているけれど、その少ない部員たちが挙げている成果はとてつもなく大きい。国民スポーツ大会少年男子団体で6位入賞を果たした1年生の當麻さんはじめ、各種のコンクールに臨んだ華道部、写真部も入賞・受賞を果たしている。小さいから こそ入部=即レギュラーで出場できるし、一人当たりへの先生の指導も手厚く受けられるから入賞にも近い!こんなコスパ・タイパの良い高校はないのであ~る!」というものでした。
その後始まった新人大会は、少ない人数で本当にこれだけの賞を獲得してきたのかと目を見張るような結果でした。馬術部個人3位、アーチェリー部個人2位、バドミントン部団体・個人2位、写真部の優良賞に入選、書道部の優良賞、 弁論部の2位(R8全国総文出場!)と、運動部文化部併せて10出場したうち、6つが素晴らしい成績を収めたのですから、こんなすごいことないですよね。毎日一心に練習に励んだ皆さんだからこそ、本番で昨日の自分に打ち勝ったのだと思います。
前回のつぶやきの最後に、「負けた悔しさを味わわずにすむ人生もあるかもしれません。でも、逃げないで立ち向かう生き方ができる人になって自信をつけてほしい…。今回の新人大会には出ていない皆さんも、自分の生活の中にあるそれぞれのハードルと向き合ってください。乗り越えていけるよう、応援しています。」と綴りましたが、明日からの試験を前に、改めて皆さんにエールを送りたいと思います。
5日間の期末試験。できない、解けない、わからない自分と向き合うのは怖いかもしれないけど、少しでも逃げずに努力してみてほしいです。そして、どうか昨日までの自分に打ち勝ってほしい。ライバルは昨日の自分です。甘さも弱さもずるさも自分が一番よくわかっているはず。今回はそんな自分に負けないで、頑張ってみてください。いつも皆さんを応援しています。
卒業生から届いた綺麗な紅葉。紅葉も美しいけれど、
それ以上にシェアしてくれようとした心の美しさに感動…。
新人大会始まる
令和7年度の新人大会が始まりました。先月末に行われた壮行式でもお話ししましたが、新人大会は頼り切っていた3年生が抜けた後の新体制で頑張ってきた成果を発揮する大会です。どの高校もニューフェイスのチームで、大会名どおり初々しい感じが漂う大会です。
本校もすでに終わったものも含めて4つの運動部と5つの文化部の皆さんが今大会に参加し、活躍しています。試合などの時間を計算しながら会場を渡り歩いて、皆さんの活躍を応援したり、素晴らしい作品を味わったりするのは、本当に幸せな時間で、たくさんの元気を貰えます。
今日は悔し涙を流す皆さんの姿に触れました。厳しい練習に一生懸命堪えてきたからこそ、こんなにも悔しいんだろうなと思いました。そして、大差とか完敗でなく、もう少し自分が強ければ勝てたかもしれない試合だったからこその悔しさだったとも思います。「強い相手に負けるのでなく、弱い自分に負けてしまうのだ」…今日の涙はこの後の試合に、また大会後の練習に続き、来年の高校総体への勝利に必ずつながっていくのだろうと確信しました。
負けるかもしれない怖さと戦い、負けた悔しさを味わうことから逃げる人生もあるかもしれません。でも、逃げないで立ち向かう生き方ができる人になって自信をつけてほしい…。今回の新人大会には出ていない皆さんも、自分の生活の中にあるそれぞれのハードルと向き合ってください。乗り越えていけるよう、応援しています。
『想い』
先週は今年度2回目の避難訓練に始まり、高文連文化教室でのサルサ初体験、新人大会壮行式と続きました。週末の土曜日はいしかわ特別支援学校の文化祭があり、ボランティアで7人もお手伝いに来てくれていましたね!3連休中には表彰披露でもお伝えした写真部の皆さんの表彰式や、21世紀美術館では高校生秋の美術展が開催されていましたね。運動部の人たちも新人大会前のミニ大会に練習試合、合同練習などもあったようで、実りの秋の名のとおり充実した日を過ごしたのだろうなぁと思います。
今週は午後から保護者懇談会ということで、来年(再来年)の学びの道を決定していく大切な時間を過ごしていますね。選択した道がそれで正しいのか不安になるかもしれませんが、まずは選択できた自分に自信を持ち、選択した道が正解になっていくように努力していくことにしましょう。タイムリープができない私たちは選ばなかった方の道を試してみることができません。思わず後ろ髪をひかれそうになりますが、そこにこだわるよりは、選んだ方の道を「これでよし」→「これがよし」と思えるようになっていく方がずっと素敵だと思います。
美術展に出品されていた3人の作品がとても素敵でした。1枚1枚も良いのですが、3枚を見ていた時に私の頭に思い浮かんだ文字は「想」という1字でした。未来を嬉しそうに思い浮かべている「想」、懐かしく昔を思い出しているような「想」、そして大きな口で思いも何もかも飲み込んで生きようとしている「想」。3人は別々のものを描いているようで3人ともが「想」、「心」を映し出そうとしているように見えました。芸術作品というものは、絵も彫刻も書も音楽も花も写真も、きっとおしなべてそういう行為を経て生まれてくるものだと思うのですが、言葉以外のかたちで想いを表現できる皆さんが嬉しく、また羨ましくもあったお休みでした。
現在、インクルゾーンには、いしかわさんの文化祭の名残でたくさんの両校の作品が展示されています。一つ一つに込められた「想」を皆さんもどうぞ感じてみてくださいね。
人は必ず変わる
今週も充実の7日間でした。「実りの秋」とは言いますが、こんなに良い日が続いていいのかな…?と思うような毎日でした。そしてそんな毎日を一言で言うならば、「人は必ず変わる」のだということを、改めて心に刻むことができた週でした。この表現だと、悪く変わってしまうことも想像できますが(そしてそんな時間も長い人生の中ではあるかもしれませんが)、私が感じたのは「良くなる」「成長する」「豊かになる」というような『変わる』です。以下、長くなりますが、私が出会った「変わる」を並べてみたいと思います。
18日(土)金沢辰巳丘高校40周年記念式典では生徒さんたちの本当に見事な歌を4曲も聴かせていただきました。芸術コースのある高校で、声楽を学んでいる生徒さんもいますが、そんな一部の声でなく、全校生徒の皆さんが心を込めて歌っている迫力と美しさがありました。この日に向けて一生懸命練習したのだそうです。
19日(日)本校生徒会の水口さん、橋田さん、松田さんの3人が、文化祭でも皆さんに発表した「金沢向陽高校のインクルーシブ教育」を対大人ver.に修正して発表してきました。この日の大人は県立の高等学校や特別支援学校の元校長先生方でしたが、3人は落ち着いて実に堂々とわかりやすい内容・声量・スピード・間・表情で語りかけていました。同内容の発表は8月初旬の第1回目から数えると今回で4回目。説明する対象が変わるたびに呼びかけ方などを変えるなど修正してきました。集大成となったこの日は本当に見事な発表で、終わった後には何人もの元校長先生からお褒めの言葉をいただきました。
同じく19日(日)、エムザで行われていた「華展」に出品されていた本校華道部の作品を見てきました。優しい色合いの花をみていると彼女たちの笑顔が見えるような気持ちがしました。部活動の時間を大切にして練習に励み、お免状をとれるほどに成長していたんだなぁと胸が熱くなりました。
20日(月)は6限目に修学旅行結団式がありました。1年生の時から集合が苦手で、9月の始業式後にはさすがに厳しい言葉できちんとしてほしいと訴えたところ、その日から少しずつ気をつけるようになってくれて、この日もきちんと集合していました。
21日(火)は1年生が金沢工業大学にDX体験プログラムでお勉強してきました。3Dモデリング&3Dプリンタ体験、VR体験、生成AI体験を通して、これらのデジタルツールをどのように活用していけそうかをディスカッションしました。時代が変わるということ、けれどその「変わる」を研究し創り上げているのは自分たちとそれほど年の変わらない学生たちであること、自分たちの興味や「好き」で社会を変えていけることを勉強してきた1年生でした。
22日(水)の放課後には2人の3年生の面接指導を行いました。3年生は、私がこの学校に来た時に入学してきた学年です。今年も何人も面接の練習を一緒にしてきました。多くの先生方に見ていただきながら自分の課題と向き合い、自分の中の想いを言葉に紡いで一心に伝えようとする姿はとても頼もしいものでした。あんなにいわけない1年生だったのに、堂々と広い世の中に出ていこうとしている皆さんが心から愛おしいです。
23日(木)、2年生が朝から長崎原爆資料館を訪れていたこの日、1・3年生は珠洲市まで震災学習に出かけました。あの日から1年と10か月という時間が流れた能登です。とても天気が良く、空も海も本当に青く美しい日でしたが、バスからは多くの仮設住宅や石が落ちてしまった鳥居やお墓、ブルーシートをかけている屋根もまだ多く見られました。変わり果てた見附島には本当に胸が痛みました。それでも奥能登芸術祭常設作品を復旧させ、長い避難所生活の中からも周りの人の優しさや繋がる(つながる)ことの大切さを見出して、未来に向かって歩いている珠洲の方々の言葉に、人間の強さと大きさを感じることができました。
24日(金)には、3年生の保育選択者が、まどか保育園に保育実習に行きました。短い時間ではありましたが、自分たちが考えて準備した道具で、5歳児の皆さんと上手に遊んで楽しませてあげていました。皆さんにもこんな小さな時があって、今12年という年月を経てここにこうしている…。笑顔でやさしく声をかけている一人一人がとても大人に見えて、みんなが支えていく未来の明るさに思いを馳せました。
同じく24日(金)の18時半には、4日間の修学旅行を終えて帰ってきた2年生を金沢駅で出迎えました。どの子もたくさんのお土産ととびきりの笑顔で帰ってきてくれました。集団生活、集団行動は我慢の連続です。この4日間、良い思いばかりではなかったことでしょう。でも怪我無く、事故なく無事に帰ってきてくれました。引率の先生方からも日を追うごとに時間や約束を守ることが本当に見事になった様子を聞いていたので、この後の2年生が本当に楽しみです。
「人は必ず変わる」
今がつらくても苦しくても、今歯を食いしばって頑張っていることは、必ず少しマシな明日を連れてきます。少しマシは目に見えないくらい少しでわかりにくいかもしれませんが、今を大切に過ごすことを重ねていくと、1週間後、1か月後、1年後、3年後には必ず思ってもいなかった明るい場所に着いています。
「人は必ず変わることができる」
私は、皆さんからいつもそう教えてもらっています。今年も残り5か月と少しになりました。まだまだ変わっていける皆さんに置いて行かれないように頑張ろうと思います。
何てったって 読書の秋!
ようやく良い季節になってきました。まだ日中は汗ばむことが多いですが、風がとても爽やかで気持ちよいですね。日曜日からはグッと冷え込むらしいので体調管理には気をつけたいところですが、紅葉は色鮮やかに進みそうで楽しみですね。秋と言えば何てったって「読書の秋」!「食欲の秋」に走らぬように読書にのめり込みたいものです(笑)。
本校の図書室も楽しくなる装飾や展示で皆さんをお待ちしています。ドラマ化や映画化されている原作本(マンガも)を読むのも楽しいですし、歴代の本屋大賞受賞作には外れがないし、図書館には自分の世界が広がる1冊が必ずあります!ぜひ足を運んでみてください。
R7の本屋大賞や各種イベントの案内がありました 以前紹介した手作り作品も増えてました! 図書室もハロウィンを待ってます
新刊本たくさん撮り揃えられていますよ 入り口横のアンケートにもぜひお答えください!
あまりに気持ちの良い日なので、秋を探しに外に出て見ました。教室横の木々が本当にきれいに紅葉していて秋の空に映えていました。校門を入ったところのプランターの花々も長い期間私たちの目を楽しませてくれています。今日は久しぶりの絆花カフェの日ということで、またたくさんのお客様がいし特の生徒さんのおもてなしに素敵な秋時間を過ごしてくれるのでしょうね。
最後に問題です。とても不思議なものを見つけてしまいました。これはいったいどこにあった植物でしょうか……?
南天…?でも全身真っ黒なんです。実も赤いのと黒いのとがついてます。
今年はあっという間に冬が来てしまうかもしれないので、この週末、皆さんも秋を探しに出かけてみませんか?
朗報は続くよ どこまでも
なんと!今週に入っても嬉しいことが続いています。
月曜日は、いしかわ特支大場校舎の会議室で行われた会のために、県内の高校の校長先生方が何人か来校されていました。会議室前のインクルゾーンには、テスト最終日に向けてのテスト勉強をしていた生徒が何人もいたのですが、彼らのお客様への気持ちの良い挨拶がまず嬉しかったです。来られた校長先生の中に、満面の笑顔で挨拶下さった方がおられたのですが、挨拶した後、「あの先生、絶対にすごくいい人や」と何人かの生徒が力説していました。初対面の方が心からの笑顔で挨拶してくれるとこんなに気持ちよくなるんだ…と実感してくれた彼らは、きっとますます良い挨拶をしてくれるようになるんだろうなと、も一つ嬉しくなった日でした。
火曜日と水曜日は、来週から学校実習に来られる大学3年生の学生さん(2名)が挨拶に見えました。先生になるための実習としては、主に4年生の時に行われる「教育実習」というものがあります。これは取得したい教員免許の教科の実践力を身に付けるための現場実習です。大学3年生での「学校実習」はもう少しロングランで学校現場を体験するというもので、自分が勉強している教科以外の先生のお仕事について学び取っていくものです。これから1月くらいまで大学でのお勉強や試験の合間に向陽高校に来てくださいます。大学とはどういうところか、なぜ進学しようと思ったのか、どうやって将来の道を決めたのか、なぜ先生になりたいのか等々、年の近い先生だからこそ近い感覚で聞けるお話があると思います。二人とも明るく優しそうな先生でしたよ。来週からぜひ楽しみにしていてください。
水曜日。2年生のフードの授業は、「仕事仲間と食べる異国風ランチ」の調理と実食の日でした。献立を検討していた時にも一度授業を見せてもらっていたのですが、今日は調理中から校長室までとても良い匂いが漂ってきて、思わず実習の様子を見に行ってしまいました。4つのグループが、タイ・韓国・フランス・中国の代表料理で主食や主菜・副菜を楽しそうに作っていました。授業が終わってから、韓国チームさんがお弁当を持ってきてくれ、見た目の美しさとあまりの美味しさにのけぞりながら楽しいランチタイムを過ごしました。本当にありがとうございました。
口の中をまだモグモグさせていた時に、国スポの英雄!アーチェリー部の當麻さんが、団体6位入賞の賞状を見せに来てくれました。団体戦3人チームの一人として戦いに臨んだ當麻さんは、最初あまり調子が良くなかったらしいのですが、こらえて頑張って徐々に調子を上げていったそうです。どのスポーツもそうだと思いますが、アーチェリー競技における集中力と気力の持続は本当に大変なものだったろうと思います。「調子が良ければもっと良い成績をとれた」と話してくれた當麻さんはまだ1年生。新人大会はじめ、これからの活躍が本当に楽しみです!おめでとう!!
未来ある皆さんと過ごしているおかげで、毎日、本当に嬉しいことが続きます。そろそろ、昨日までのテストで良い点数をとった人が答案を見せに来てくれそうな気もします(笑)。毎回言っていますが、テストは終わってからが大事。①ちんぷんかんぷんだったところ、➁凡ミスで間違えたところ、③まぐれで正解したところがあるとしたら、③→➁→➀の順でしっかり見直しておきましょう。(➀は覚え始めればよし。➁は悔しいから忘れない。③は一番記憶に残らないから次は危険!)立ち止まって振り返った時に、次に生かせる力がついていきます。若い人は素直に振り返ることと、もう一度覚え直すことが大得意です。力をつけて、嬉しい!楽しい!幸せな未来を過ごしていきましょう!
嬉しいことだらけの1週間
9月29日(月)から始まった今週はまだあと1日あるのですが、とにかく毎日素敵なことや嬉しいことが続くスペシャルウィークになっています!
29日は前期生徒会役員が任期満了まで2日というところで自分たちであいさつ運動を行っていました。令和7年度向陽祭を盛会に導いてくれたメンバーです。自分たちの最後のお仕事として、一緒に頑張ってくれた生徒の皆さんへの感謝の意味もこもった挨拶だったんだろうと思います。昼休みには全員で校長室に顔を出してくれました。自分たちの活動を見守ってくれたことへの感謝ということでしたが、私の方が気づかされたり励まされたりすることの方が多かったように思います。本当にお疲れさまでした!!また、この日は華道部の2年生2名が嬉しい報告に来てくれました。華道部は今年度の「Ikenobo 花の甲子園2025」に地区大会リモート枠で参加していたのですが、敢闘賞をとったというのです。優勝こそは逃しましたが、出場枠ギリギリの人数で頑張って取り組んでくれたことと、こうして報告に来てくれたことが本当に嬉しかったです。
1日には新生徒会役員の任命式を行いました。今回は、生徒会長以外の役職が全て選挙になるという、すさまじい選挙戦を勝ち抜いたメンバーです。校長室で行われた任命式では、一人一人がみなとても素敵な笑顔で任命証を受け取ってくれました。後期は文化祭ほどの一大イベントはありませんが、新年度にエネルギーをつないでいく大切な時間になります。7人で力を合わせて、公約を一つでも多く実現してほしいと思います。(あと、この日は『あんぱん』ロスからの『ばけばけ』スタートも嬉しいことでした!(←わかる人にはわかる!))
そして中間テストが始まった今日は、9月16日から始まっていた就職選考で合格した3年生の皆さんが、テスト後に担任の先生と内定の報告に来てくれました。一人一人述べてくれた決意には、「社会人になる責任」や「前向きに」、「先輩の皆さんと仲良く」、「まじめに」といった言葉があって、これから社会を支える側の一員になってくれるその姿がとても頼もしく感じられました。先生方に面接練習を何度も何度もお願いして十分に準備して頑張った皆さんです。この朗報をスタートとして、3年生全員がより良い場所で大きな花を咲かせられるよう応援しています。
この流れで来た今週は、きっと明日も素敵なことがありそうで、ワクワクしています。テスト中にワクワクだなんて生徒の皆さんには叱られそうですが、テスト中にも「勉強したところが出てスラスラ解答できてワクワク」とか、「テストを解いている時に内容の理解がグッと進んでワクワク」ということが、自分の中に起こるかもしれません。自分に甘えず慌てず諦めず、ワクワク探しに頑張ってみてくださいね。
秋の行方
22日(月)は、小さい秋見つけた…を一気に飛び越して大きい秋が来たような1日でした。このまま一気に秋深まるのかと思いきや、昨日・今日と日中はまだ暑い時間があり、今週末までこの暑さは続くようです。朝晩は半袖のTシャツだともう寒いので、1日の中の寒暖差で体調を崩さないように気をつける必要があります。
暑すぎる夏、そして長すぎる夏は、この後楽しみにしている人も多い「紅葉」にも影響を及ぼしているようです。木が猛暑から自らの命を守るため、通常より早く紅葉し、そのまま落葉してしまうという現象が起きているのだそうです。紅葉とは違う茶褐色に染まった山を見ることがありますが、「ナラ枯れ」と呼ばれる現象も併せて各地で多く起きており、異常気象は生態系に大きな影響を及ぼしているようです。我々人間はというと、この暑さをしのぐため、例年以上に冷房を稼働させ、多量のCO2を排出…だから地球温暖化(もう高熱化か?)がまた進み、猛暑の日が長くなる…。もはや断ち切れない悪循環のループにめまいがしそうです。
私たちの国の大きな特徴の一つに四季がはっきりしているということがあるのですが、その様相が年々変わっていくことが本当に心配になります。でも多くの大学や企業で、便利さや快適さの追求と同時に、資源の確保やCO2の削減につながるリサイクルの徹底を並び立たせていく研究や開発・発明に汗を流している人たちがいます。卒業した後、さらに勉学に励むことや社会に出て働くことが、自分のまだ見ぬ家族の未来を守っていく…そんな生活をしていきたいものですね。高校生という年代で出来ることは少ないかもしれませんが、ごみの分別は想像以上にかなり大きな貢献になります。ごみの素材・材質を均一にしておくと、その後の再生処理が格段に楽になるからです。今年の秋の行方が明るい明日に繋がっていくように、皆で小さな貢献を心がけていきませんか?
これが私の生きる道 ➁
9月16日(月) 全国一斉就職採用選考日のスタートです。本校も早速今日、就職試験に臨んでいる3年生がいます。先週の火曜日に行われた就職試験激励会で、3年生にはお伝えしましたが、面接試験の場合は「見た目が9割」です。「人を見た目で判断するなんて・・・」と怒る人がいるかもしれませんが、そんな甘えたことを言ってはいけません。毎日会える人ならともかく、その日に数分だけお話しする相手に、「外見でなく、私の中身を見てください」というのは、甘えた考え方です。逆な言い方をすると、見た目を整えることでまずは9割がた成功するということでもあります。こう言うと今度は、その日だけ整えればいいじゃん、と思う人がいそうですが、中々どっこい。普段からしつけないことは身につかないというか、ぼろは必ず出るものと相場が決まっています。ですので、3年生は勿論、1・2年生も普段から見た目を整えましょう。難しいことはありません。制服のボタンはきちんと全部ついているか、破れやほつれ、汚れはないか、髪型に問題はないか、誠実な人物に見てもらえそうかなど、少し心を配ってみてください。特に3年生の皆さんにとって、試験の日の着こなしは真面目すぎて気持ち悪いくらいがちょうど良いものです。皆さん、中身は素晴らしいのですから、外見もそれに追いつくようにしっかり整えてくださいね。
そしてもう一つ。受験とは団体戦、チーム戦です。一人で戦うものではありません。同じ不安な思いをしている友達が周りにいるから頑張れるのです。友達を頑張れと送り出す気持ちが、その友達に大きな力を与えます。先に受験してきた友達が試験の様子を教えてくれるから、次に続く皆さんはシミュレーションができて緊張もちょっとだけ和らぎます。今回は目の前に試験がない人も含めて、クラス全員で力を合わせて、各自が一番ご縁のあるところに合格を決めていく、それが高校の受験です。チーム戦のチームの中には、ご家族もいます。受験先の企業で働いている向陽の先輩方も含まれています。もちろん学校では先生方も後輩達も皆さんの健闘をお祈りしています。
「これが私の生きる道」
力強くその一歩を踏み出した3年生の皆さんに心からエールを送ります。向陽生、頑張れ!!
向陽祭、お疲れさまでした
R7年度の向陽祭が終わりました。この2日間、皆さんの頑張りと笑顔をあちこちで見ることができました。3年生の皆さんも少ない人数で何種類ものメニューをこなしてくれていたのに、ほかの学年の催し物も楽しんでくれてる様子も見えてホッとしました。この2日間はいしかわの皆さんも作業学習の一環としてカフェを開いてくれたり、途中出し物を見に来てくれたりしたので、お客さんも多くて私たちのモチベーションも上がりましたよね。本当に充実した2日間でした。
文化祭の準備を通して、ものの考え方や発し方が似ている友達を見つけて嬉しくなったり、逆に意見が全く合わない人がいて哀しく思ったり、心の中に吹き荒れる嵐に忙しい思いをした日もあったことでしょう。人と人が知恵と思いと力を合わせて一つの大きなものを創り上げていこうとする時に起きる葛藤は、より良いものを目指せば目指すほど必要不可欠なものであります。今回の準備の中で哀しい思いをした人もいるかもしれませんが、 一つ言えることは、今回はたまたま意見が対立しただけで、その人の全てと対立したわけではない、ということです。時に我々は、一つ合わないと全て駄目と思い込んでしまって、勝手に苦しんだり怒ったりしてしまいがちですが、何に葛藤すべきなのか、その芯をよく見つめてそこを乗り越えていけると、その先には人としての成長が待っています。この2日間で成長した人、きっと多かったんだろうなぁと思っています。
最後に…。昨年も同じことをお伝えしましたが、全てのクラス、全ての部活動、全ての委員会、そして何よりも前期生徒会の皆さん。皆で頑張って、56周年目の向陽祭の伝統を繋ぎました。さらに、PTAのお父さん・お母さんや音響を担当してくれた卒業生、いしかわ特支の和太鼓サークルやさくらshopsを始めとする多くの生徒と先生の皆さん、金沢城北ライオンズクラブの皆さんの協力や、何よりも担任を始めとする先生方や学務員さんたちの支えがあって、今年もインフィニティ(!)のエネルギーを放出しました。本当に素晴らしい向陽祭でした。よく遊びきれた人は、上手に学べる人達です。皆さんの来週からの頑張りも大いに期待しています。
祭りの前には…
明日は向陽祭。この夏休みも本当に沢山の人が入れ代わり立ち代わり準備や練習に来てくれていました。小さな高校、少ない人数の私たちですが、自分たちが楽しみたい!、来てくれる人も楽しんでほしい!!と、一人が何役もこなしながら頑張ってきました。
今、下校時間を1時間と少し過ぎたところ。校舎はもう真っ暗で静まり返っています。皆さんが準備してくれた色々な催し物も寝静まっている感じです。でも、同じ今頃、お家に帰ってからもまだ準備をしている皆さんがいるのでしょうね。動画をつくっていたり、衣装を縫っていたり、飾り物を用意していたり…今夜はあまり眠れない人もいるのでは…?ちょっと心配です(笑い)。
「夏休みの風景 其の弐」にも書きました。向陽祭は受け身でいるよりお祭りを創る側になって頑張ってみると、こんなに面白くて楽しいものはありません!でも、楽しいことを皆でやろうとしていただけなのに、意見がぶつかって苦しいムードになってしまうことがあります。それは本当に真剣に頑張ってきたからこそのおまけのようなものです。一時の怒りに身を任せずに、この夏、友達と笑いながら頑張って楽しかった時間を、どうか最後まで全うしてほしいと、心からそう願っています。
お祭りは全校生徒で楽しみたいものです。一人一人がお祭りの創り手として頑張れるようにクラス皆で声をかけあって、心を一つにして力の限り2日間遊び倒してください!
夏休みの風景 其の陸
夏休み最後の平日の学校の様子です。月曜日からの皆さんの登校を、みんな待っています。
1日はとても暑い日になる予想が出ているので、水分、タオルなどをしっかり準備して、登下校を安全に乗り切って下さいね。
夏休みの風景 其の伍
さて、問題です。これは学校のどこに置いてあるでしょうか?とても可愛いですよね。2種類5枚の紙を使って作られているそうですが、色合いのセンスも夏らしくて涼しげでバッチリです!左下の紙には「どなたでもご自由に持って行って下さい」と書かれています。そのそばにあるバラの花もとても素敵。こんな器用な人がいるのだなぁ、そしてこんなホッとする素敵なコーナーを作ってくれるんだなぁと、とてもとても嬉しくなりました。文化祭の準備では、クラスの友達の色々な特技が見られるかもしれません。細かな手作業が得意な人、調理の手際が素晴らしく良い人、ダンスがキレッキレの人、絵が上手で看板やポスターをササ―ッと描いてくれる人、みんなが動きやすいようにそっと道具などを片付けて環境を整えてくれている人…。友達の素敵な面をたくさん見つけてほしいなと思います。
ところで、夏休み中には私も皆さんに負けないようにと図書館で本を借りたお話は以前しましたよね。一昨日すべて読み終えましたよー。さらにプラスもう1冊、読みました!読み始めると止まらないのが読書。この癖を9月も継続したいと思っています!反対に、デジタルデトックスは何度かトライしてみたのですが、半日頑張れませんでした。ついつい時計代わりに見てしまい、メールも確認したりする始末…。愛知県豊明市で、全ての市民に仕事や勉強以外でのスマートフォンなどの使用は1日2時間以内を目安にするように促す条例が議会に提出されました。可決されるか注目されるところですが、自分の使い方の目安を持つということはとても大切なことだと思います。私も読書の時間をもっと生み出すためにスクリーンタイムの平均時間を縮める努力をしようと思います。
さて、この「夏休みの風景」シリーズもそろそろ終わりです。昨日は中学3年生の皆さんが沢山体験入学に来てくださいました。本校の皆さんは朝早くから色々な場所でお手伝いしてくれました。先生方も心惹かれる授業や部活動体験を工夫してくださいました。温かな向陽らしいおもてなしができたと思います。「ひとにやさしく」をいつも実践してくれている皆さんに感謝です。
夏休みの風景 其の肆
お盆が過ぎて、夏休みも残りの日数の方が少なくなってきました。こうなるともうあっという間です。18日からの週は、学校の先生方にとっては、2学期スタートを見据えての色々な準備の週です。25日に行われる体験入学の準備も行いました。私も大きな勉強会にて色々な方のお話を聴いてきました。そんな中で、3つものすごく心にしみた言葉があったのでお届けします。
➀「それは私のしごとではありません。」
➁「1000年に一度のピンチを1000年に一度のチャンスに!」
③「every wall is a door. and you have the key.」
➀は小松市民病院で外科医長をしておられる 西野 拓磨 さんの言葉です。西野さんはDMAT隊員であり、能登半島地震の時は石川県災害医療コーディネーターとして未曽有の大災害で混乱する医療現場を指揮・支援しておられました。実際の言葉は「それはDMATの仕事ではありません」です。人はとかく自分のテリトリーを守りたがり、拡げて余計な仕事を増やさないように防衛しがちです。私は、DMATのような立場の人こそ、それを良い意味で守って混乱を生じさせないようにしているのかと思いきや、その全く逆でした。混乱時こそテリトリーをつくらず、全ての困っている人の感情に寄り添い、困り事を取り除くことに尽力する。すごいことだなと本当に胸を打たれました。
➁は和倉温泉「多田屋」の 代表取締役社長 多田健太郎 さんの言葉です。能登半島地震では石川県が誇る観光地、和倉温泉も大変大きな打撃をこうむりました。もう一度営業を再開するまでには莫大な時間と費用が必要です。けれどもお話して下さった多田さんは明るい未来を和倉の地に呼び込もうとしておられました。この言葉にはそんな多田さんたち和倉の人々の強い思いが込められています。持続可能な街を目指して、元通りにするのではなく地震の前以上に喜んでもらえる街にする…そう語る多田さんは大げさでなく輝いて見えました。
③は皆さんよくご存じ「あずきバー」で有名な井村屋株式会社 代表取締役CEOの 中島 伸子さんに教えていただいた言葉です。アメリカの思想家ラルフ・ウォルド・エマーソン氏の言葉なのですが、訳をすると『すべての壁は扉である。そしてあなたはその鍵を持っている。』となります。どういう意味だと思いますか?目の前に立ちはだかる壁は実は扉なのであって、鍵はあなた自身の手の中にある。すなわち、壁に思えるものも実は押し続けていれば開く扉であって、その扉を開ける鍵はいつもあなた自身が持っているのだから、今は開けるのが難しくても自分のタイミングでいつか開けられるんだよ…そう言ってくれている気がします。ホッとできる言葉ですよね。
素敵な言葉は、ちょっと苦しかったりしんどかったりした時に、自分を支えてくれます。自分の中の素敵な言葉たちを増やしていけるといいですね。今回は写真ではありませんが、これもまた私の夏休みの風景だったのでお届けしてみました。夏休みはあと1週間!もうすぐ皆さんに会えます!!
夏休みの風景 其の参
今週は本当にめまぐるしい1週間でした。
まず、月曜日には向陽の先生方といしかわ特支の先生方とで合同のお勉強会を行いました。夏休みは先生方にとっても新しい学びを蓄えるチャンスの時間です。今回、いし特の先生方と一緒にいろんなことを話しながら学べたおかげで、2学期が始まるのが楽しみになってきました。
そしてこの週は2025高校総体バドミントン大会が始まった週でした。土曜日から現地入りし最後の調整に入っていた本校のバドミントン部は、女子学校対抗3回戦で優勝チームと当たりベスト16に終わりましたが、本当によく頑張ってくれました。団体戦に続く個人戦ダブルスでも、榮代・澤村ペアが2回戦から出場し、4回戦まで勝ち上がりました。4回戦で今大会3位となるペアと当たり、惜しくも敗れました。しかしこちらもベスト16。全国の強豪を相手に3年間3人で頑張ってきた3年生の大変誇らしい結果となりました。
この大会が行われている間に、8月6日からの大雨で市内でも大変な被害が出た地域がありました。皆さんのお住まいは大丈夫だったでしょうか?本校は生徒玄関前が少し水浸しになったりしましたが、大きな被害はありませんでした。けれども周辺地域の状況が危ないものとなっていたので、金沢市の要請を受けて避難所として開設しました。この近辺は翌日には水が引き、生活道路も問題ない状態に戻りましたが、現在もなお馬術部が活動する馬事公苑のあたりや騎乗馬は大変な状態です。向陽高校として何か出来ることはないか、皆さんで考えていきたいと思っています。
そして迎えた金曜日。本校といし特が、金沢泉丘・金沢二水・金沢錦丘の皆さんを迎えての「障害理解促進セミナー」が行われました。この日のために本校生徒会の2年生がスライドを作成し、いし特の皆さんの発表のあと、大変わかりやすい発表を行いました。その後、いし特の生徒さんのガイドで校舎内見学をし、最後は地域交流スペースで文字通り5校の生徒達で交流しました。机にはいし特の皆さんによる美味しい焼き菓子と飲み物。とても和やかに話している様子が素敵でした。若い皆さんの間でこんな交流の輪が広がって、共生社会への理解が深まることは本当に素晴らしいことだと思いましたし、本校の役割がまた一つ見えた感じがしました。
と、大変長くなりましたが、色々なことのあった1週間でした。夏休みも半分まで来ました。被災地域への思いを忘れず、健康と安全に気をつけて後半も過ごしていきましょう。
夏休みの風景 其の弐
昨日の朝、カムチャツカ半島で発生した地震の影響は、今朝もなお津波注意報が継続するという大きなものになっていますね。北海道、東北地方や太平洋側に帰省や観光などで出かけていた人や、その地域に親戚や友達がいるという人は、きっと大変\不安な思いで過ごした1日だったろうなと思います。文月も最後となる今日、改めて猛暑の中の防災、地理がよくわからない場所での避難、何かあった時の連絡方法について、ご家族の皆さんと一緒に考える機会を持ってもらえたらと思います。
さて、「夏休みの風景 其の弐」は、この写真たちから…。
これは何階のどのクラスでしょう?慌ただしくなってきてますね。 あれれ?緑色になった!?
其の壱では部活動に頑張っている人のお話をしましたが、向陽祭準備のために暑い中頑張って学校に来ている人たちもたくさんいます。今年の3年生は2年生の時にも本当に毎日よく頑張っていました。今年も楽しいことをいろいろ考えてくれているみたいです。
四国は徳島の有名な阿波踊り。その歌詞に「踊る阿呆(あほう)に見る阿呆 同じ阿呆なら踊らにゃ損」とあることは皆さんよくご存じのことと思います。向陽祭もまさにそう!受け身でいるよりお祭りを創る側になって頑張ってみると、こんなに面白くて楽しいものはありません!!高校生の間にそれを経験せずに終わるなんて、本当に損です。
楽しいことを皆でやろうとしているだけなのに、意見がぶつかって苦しいムードになってしまうことがあります。真剣に頑張ろうとしているのにふざけているように見える友達や、何も動こうとしてくれないように見える友達の存在に傷つくこともあります。でもここでちゃんと本筋に戻ってお互いによく話し合ってみることが大事です。「~ように見える友達」と書きました。そのお友達は何をしたら良いのかがよくわからないのかもしれないし、自分が手を出して変な風になることが怖いのかもしれません。出来上がりのイメージや取り組んでほしいことを丁寧に伝えるだけで解決することかもしれません。
お祭りは皆で楽しみたいものです。一人一人がお祭りの創り手として頑張れるようにクラス皆で知恵と力と心を一つにして取り組んでみてください。応援しています!
夏休みの風景 其の壱
夏休みに入って、今日はちょうど1週間。皆さん、良い時間を過ごせていますか?
私は昨日、夏休み前の様々な講座の後に皆さんが書いたアンケートを全て読み終えました。15・17日に行われた性教育講話と、最終日の18日に行った人権教室のものです。7月1日に行った障害理解のための特別講座(障害者スポーツ編)のアンケートでも感じたことなのですが、今回もまた、お聞きしたことに真摯に向き合って受け止めて感じ考えてくれていることが真っ直ぐに伝わってくるものばかりでした。命のことや家族のことについて深く受け止め、自分とそして相手を大切にしたいと訴えてくるものが本当に多かったです。改めて、そんな思いを胸に、夏休みの1日1日を大切に過ごして欲しいなと思いました。
さぁ、そんな夏休み。熱中症警戒アラートが連続する中で、部活動に励んでいる人たちが登校してきています。サッカー部にバレー部、バドミントン部。文化部も軽音楽部、華道部、書道部などなどの皆さんが頑張っています。夏休みに入った校舎のあちこちに、青春(アヲハル)が息づいています。(いや、脈打っています、かな?)向陽祭の準備なのか、(これって何だろう…?)と完成が楽しみなものもちらほら姿を見せ始めています。
夏の色合いで素敵 ん?小瓶がいっぱい ん?これは何かな? ん??このオブジェは?
そしてそして今日の午後には、金沢西高校の2年生が、総合探究の調査で本校を訪れてくれました。バリアフリーの調査ということで、本校といしかわ特別支援学校の校舎のバリアフリーについて、建物を見て回ったり説明を聞いたりしながら、何と2時間近くも勉強していかれたそうです。平日にはなかなか時間を確保できない調査活動ができるのも、夏休みならではですね。
私も高校生の皆さんに負けないように、今日は図書館で本を借りてきましたよ。うちの図書館は読みたい本だらけでいつも選書に迷ってしまうのですが、この夏休みは、今はまっている朝ドラの関連本と、デビュー作から大好きな宮島未奈さんの新刊、そして夏はやはり東野ミステリーということで3冊手に取ってみました。今週末は、デジタルデトックスも頑張ってみようと思っています!(できるかなぁ…?)
「夏休みの風景」シリーズ、其の〇まで行けるかわかりませんが、これも頑張ってお届けしてみたいと思いまーす。
44日間の夏休み
18日(金)、1学期最後の終礼を終えて、生徒玄関に降りてきた皆さんの顔は皆晴れやかで、「良い夏休みを!」とかけた声に「校長先生も!」と返してくれる人がたくさんいて、本当に眩しく暑い日差しの下、夏休みに向かって駆け出していく様子がとても瑞々しく、こちらまで嬉しくなりました。
終業式でもお話ししましたが、今年の夏休みは44日間。最初がいきなり3連休で、既に残り41日間ですが、それでも何が出来るのか、何でも出来そうでワクワクする時間です。「したいこと」ばかりでなく、「すべきこと」や「した方がよいこと」についても後回しにすることなく、バランスよく取り組んでほしいと思います。
この夏に取り組んでみてほしいこととして、➀「誰かのために動いてみること」、②「本を読むこと」、③「1日2時間、または1週間に半日程度のデジタルデトックス時間を創ること」、⓸「○○館に行ってみること」、⑤「家族と話をすること」を挙げたいと思います。①は家族に作る食事でも良いし、向陽祭の準備なども良いですね。②はできればスマホやタブレットでなく、手の中の重さと紙の質感、残りページの量を感じながら、本を読んでみてほしいです。③はそうすると決めた時に、その時間、自分は何をするかなということや、スマホのない世界の自由さに気付いてみてほしいです。⓸は高校生までは安く、或いは無料で入れる美術館や博物館、水族館などで楽しんでみてほしいし、⑤は初休みの本質でもあるかなと思うので、一緒の時間をぜひ大切にしてほしいと思います。
反対に、夏はこの解放感と相まって気が大きくなっているので、普段よりは危険度が高まっていることに注意しましょう。海や川、花火大会やお祭り、一晩中興じてしまいがちなネットゲームの中にも、危険や巧みな罠がたくさん仕掛けられています。それを見抜けたり、上手にはぐらかしたり避けたりできるほどには、あなた方はまだ人生経験が少ないことを常に肝に銘じておいてください。⑤は夏休みの本質と話しましたが、事故や事件などで、お家の方を心配させたり迷惑をかけたり哀しませたりすることは絶対にないように気をつけましょう。
「人生は何事をもなさぬにはあまりに長いが、何事かなすにはあまりに短い」
中嶋敦が書いた『山月記』の中で李徴が自分の挫折を自嘲して言う言葉ですが、「人生」を「夏休み」に変えてもうんうん頷けてしまう言葉です(笑)。この夏こそは自分磨きの素敵な時間を積み重ねていけますように…。いつも応援しています。
7月22日(火)の向陽高校です。暑いですね~。
これが私の生きる道
1学期最終週が始まりました。暑さも大変なものになって来ています。登下校においても十分に熱中症対策を講じて、あと5日間、頑張ってほしいと思っています。(特に、水分不足、睡眠不足、朝食抜きには要注意です!)
さて、先週は1年生から3年生までの全てが、それぞれに進路について考えた週でした。大学・企業見学に行った1年生、インターンシップに取り組んだ2年生、3年生の就職希望者は求人表の見方や履歴書の書き方を学び、土曜日には企業ガイダンスで気になっている企業のお話を聴いてきました。そして進学希望者は志望理由書の書き方を学んで実際に各志望大学や専門学校の出願書類のタイプに応じて準備を始めました。
受験と試合…こればかりは「人にやさしく」と言ってばかりもいられません。自分と向き合うことから逃げずに(ここがまず乗り越えなくてはいけない壁)、目標達成までは自分に厳しくなって誰にも負けない力をつけていく必要があります。あっという間に1学期が終わっていくように、あっという間に試験日はやってきます。それまでの間にたくさん勉強したり練習したりすると、自分に自信が持てるようになります。自分に自信が持てれば、どんな試験もドンと来いです。自分に自信が持てるだけの準備時間は人によって多少の差はあると思いますが、かけられる時間は誰にも等しく限りがあるものなので、誘惑に負けないように自分に厳しくなる必要があります。どの先生方も頑張るあなた方を応援し支えていきます。先生方は受験の大先輩でもあるので、大いに頼ってほしいと思います。
「これが私の生きる道」。
青春の時間はそれを見つけていくための時間でもあります。色々な人と語り、色々なものを見たり読んだりして、大いに悩み迷いながら、いま考えられる一番の道を一緒に見つけていきましょう。
イメージできる範囲を広げる
テスト明けの7月1日、全学年でパラスポーツを体験しました。4月当初より今年の生徒会の皆さんが、全学年での交流行事をしたいと言ってくれており、3学年縦割りチームで何をしたら楽しいかを考えてくれていました。一方で、今年度は月1回のペースで行ってきている「障害理解の特別講座」について、パラスポーツを体験してみるのはどうかという案が持ち上がっていて、生徒会の皆さんとコラボする形で、パラスポーツ体験を通した学年間交流の時間を持つことになりました。
スポーツを行う前のレクチャーで、講師の先生が「一番大切なこと」として語ってくれたことがありました。それは、「非日常の体験をする」ことは「イメージできる範囲を広げ」、「他者への気づきを増やし」、それらが「自分への気づきを増やし」ていくということでした。自分自身の身体をとおした体験は、実感を伴って自分の中に残ります。知識だけの時とはまた違って、色々な立場や角度からのイメージができるようになり、他者を思いやることができるようになります。そのことが、自分でも気づかないうちに自分を豊かにしていくというのです。
「車椅子バスケット」・「ブラインドサッカー」・「シッティングバレー」。限られた時間での一人一種目の体験でしたが、別の種目を体験した友達と話し合う時間を持ったことで、容易にその大変さや面白さを想像できたと思いますし、障害がある方の思いや、その方々と共にパラスポーツの普及に取り組まれている方の思い、私たち高校生に期待していることなどについても考えることができました。「思っていた以上にパラスポーツが面白かった~」とか、「先輩後輩と一緒にプレイして楽しかった~」などなど、嬉しい声を沢山聴くこともできました。すっきりと明るい顔になってた人が多かったのはきっと、「知らないから…」「わからないから…」という障害が取り除かれたことで、皆さんに見えている世界が大きく広がったり、クリアになったりしたからではないかと思います。
さぁ、また一つ成長した姿で、7月も真面目に楽しく過ごしていきましょう!
3つの方針
令和7年度
スクール・ミッション.pdf
令和7年度
学校経営・評価計画
→ こちら
本校の校則
R7/4/4掲載
いじめ防止基本方針
R6/4/1 更新
卒業証明書、成績証明書、調査書の申請について
R6/11/19 申請解説書 改訂
→ 証明書申請
学校感染症による
出席停止願の様式が、
一種類になります
R5/5/2 更新
こちら
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