この度の地震で被災された全ての方々に心よりお見舞いを申し上げます
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校長室ブログ
お誕生日まで500日 ~人にやさしく~
先日、15日の「教職員のつぶやき」には卒業まで51日!の投稿がありましたね。
もう一つのカウントダウン。実は11月18日(土)は、令和7年4月1日まで、あと500日という日でした。残念ながらお休みの日だったので盛大にお祝いすることはできませんでしたが、起工式を終え、工事もあちこちで大いに進み出し、いよいよという感じになってきています。
7年4月の開校時には最上級生の3年生になっている今の1年生は、併設された両校での最初の卒業生になります。社会人になった時に向陽高校で学んだからこその共生社会の担い手となってほしいと願っています。もっと専門的に学びを深めて公務員や学校の先生という形で共生社会づくりの牽引者になりたいという進路選択もあるでしょうし、そこまでではなくても、自分が入社した会社で不安がっている障害のある方を誰よりも率先してフォローできるという人になっていてほしいと思っています。
先週の2年生の修学旅行の解団式でも少しお話したのですが、人と人が一緒に行動するときには、なにがしかの不安や不便、不満が生じるものです。誰かと一緒に生きていくということはそういうものなのです。2年生の皆さんは実に高校生らしく4日間対応していたと思います。すなわち、不満を自分がグッと飲み込むことで、楽しい旅行になるように自分なりに折り合いをつけて動いていました。実にやさしく気持ちの良い心映えでした。こうやって大人らしくなっていくんだなぁと思いました。
どんな人にもやさしくあることは、口で言うほど簡単なことではありません。でも、人の生き方として目指したいものです。自分の中にいつも置いておきたい考えであり態度です。国籍や性別、障害のあるなしに関係なく、一人の人間と人間として、尊敬し合ったり、励まし合ったり、許し合ったりできる豊かさと寛容さを持ってほしい…500日前にあたり、改めてそう強く思いました。向陽生の皆さん、一緒に頑張っていきましょうね。
気づいてくれた人いますか?
霜月の声を聴いて、向陽高校のホームページが、毎日更新されていることに気づいた人はどれくらいいますか?
「教職員のつぶやき」などというコーナーが新設されていたり、各部の新人大会等での活躍・健闘の様子もどんどんアップされていたり、記事を追いかけるのが楽しい毎日になっています。
皆さんが毎日一生懸命頑張っていることが、こんな風に記録に残っていくことがとても嬉しい私です。
明日からは2年生の修学旅行。北九州から楽し気なお便りを届けられるよう頑張ってきたいと思います。
追伸
今日の韓国語の授業では韓国文化の体感ということで、韓服を着せていただきました。S先生は本物の王様みたいでとても素敵でした(笑)
総合的な探究の時間の発表会が行われました
教育ウィークの中、3年生による総合的な探究の時間の全校発表会が行われました。
本校探究アドバイザーの金沢大学 中野正俊様、森本商店街振興会会長の的場昭浩様、いしかわ特別支援学校の中川俊美教頭先生をお迎えし、学年予選を突破した5チームが発表しました。
この1年の探究の取り組みを振り返るオープニングでは多少機材トラブルもあり残念な部分もありましたが、3年生の皆さんは落ち着いて対応していました。今年度は「観光マップ」「食」「イベント」「ボランティア」という4つのジャンルからふるさと石川の活性化を目指して探究してきましたが、入り口は異なっても、5チーム中4チームが私たちの生活に一番身近な「食べる」という部分から活性化への糸口を見つけていたところは面白いところだったと思います。唯一「イベント」班が石川の温泉を探究していました。イベントで地域活性化といえば、高校生ならテーマパーク誘致やコンサート等の招致活動といったところに話が行くのかと想像していたら、「温泉」について熱く語ったので、(高校生も温泉に癒しを求めるのかなぁ…。もしかして毎日とても疲れているのかなぁ…。)と微笑ましくもあり、少し心配にもなりました(笑)。3年生の皆さんには、今日のアンケート結果をもとに、さらに探究を深めていくことになりますが、準備から進行、片付けまで3年生全員で協力して作り上げた今日の発表会、本当にお疲れさまでした。
1・2年生の皆さんはこの後3年生の今年度の発表を引き継いで、向陽生として地域のために何ができるかを考えていくことになります。「食べる」は確かに身近で取り組みやすく対応策も浮かびやすいテーマですが、我々のふるさとの魅力はまだまだ沢山あります。高校生の今だから発想できる柔らかで面白い課題探究を期待しています。
追伸
保健室の前のポスターに思わず足が止まりました。キャンペーン中とはいえ、サービスがすごいのです!修学旅行から帰ってきたら献血してこようかな。
教育ウィーク2日目!地域ボランティア清掃を行いました
教育ウィーク2日目、向陽高校恒例の地域ボランティア清掃が行われました。
1年生は校舎周りを、2年生は事前に湖陽町会と相談して湖陽緑道公園を、そして3年生は森本駅と森本商店街の清掃を行いました。特に3年生はいしかわ特支産業技術コースのビルクリーニング班の生徒さんたちと森本駅の窓を綺麗に磨いてきました。
心配していた気温もそれほど高くならず、心地よい風が吹く中、どの学年もしっかりと清掃に励むことができました。
【1年生】
【2年生】
【3年生】
いつもお世話になっている地元の皆さんに、少しでも恩返しができていれば嬉しいですね。
高校生らしい避難訓練
「地震が発生しました…」
「火事です、火事です…」
訓練ですから予め決められた間隔で、落ち着いた声のアナウンスが流れます。
訓練ですから生徒の皆さんも我先にと慌てたりすることなく集まってきます。
訓練ができる日々でよかったと、心からそう思います。
消防署の方の講評の中で、本校のすぐ近くを走っている全長26Kmの富樫・森本断層で、今後30年の間に地震が起きる確率は2~8%というお話がありました。3%を超えると高確率ということになるそうで、それは明日起きるかもしれないのだとも言われました。学校に来てあなた方と笑い合って過ごせていることを当たり前のことのようにしていましたが、そうではないのだなと思いました。
だとしたら、向陽高校は高校生らしい避難訓練を重ねていこう。地震の時は、火災の時にはと、1回1回の訓練を大切にして、いざというとき、そんな日は無いに超したことはないのですが、もし起きたときには、自分を守り、近隣の小さな子供たちやお年寄りの避難を支えてあげてほしい。16歳、17歳、18歳は、そういうことができる年齢です。なぜならそれこそ今までに 何回も訓練してきているのと、人を助けることの出来る気力や体力、そしてコミュニケーション能力があるからです。若い人たちの手はどれだけあっても助かります。困難な状況の中で、周りの人たちのため一生懸命に動いている向陽生…そんなあなた方の姿を想像した午後でした。
女子バドミントン部
県高校総体 36連覇!!
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