校長室ブログ

校長室ブログ

お知らせ 4回目の引っ越し作業、お疲れさまでした。

 全校登校日だった今日は、通算4回目の校内引っ越し作業でした。夏の終わりとはいえ、まだまだ暑かったこの日に、生徒も先生も全身汗びっしょりになって、机やいすやロッカーや、とにかく色々なものを運びました。

 すれ違う友達に励ましの声をかけたり、重そうにしている人を手伝ったりと、今回も気持ちの良い姿をあちこちで見かけました。皆さんとお話ししながらの作業が楽しくて、何度も往復してしまった私は、既に腕も腰も痛くなり始めていて、明日の体験入学でちゃんと挨拶できるか心配ですが、久々に会えた皆さんに沢山エネルギーをチャージしてもらったので、疲れも大変気持ちの良いものになっています。いつも本当にありがとう。

 明日も、皆さんの素晴らしいところがちゃんと中学生に伝わるようにお話ししようと思います。

  

      

    

星 祈り

 8月6日 職員室で先生方と黙とうを捧げました。

 8月9日 出張先の金沢西高校でその場にいた先生方と黙とうしました。

 昨日14日には、家族そろって福井県にある祖父母のお墓参りをしてきました。

 そして、今日、8月15日正午は家族と自宅のリビングでテレビに向かって黙とうを行いました。

 夏休みは、心と体の栄養を蓄える時です。そして、大切な人の冥福を心から祈る時でもあります。普段の生活の中で、今日を元気に過ごせていることを当たり前と思わないように意識して過ごすのは少し難しいです。でも、今年は特に皆が元気でいることの有難さを強く感じた夏でした。

 HP上には、この夏も本当に頑張り抜いている向陽の仲間たちの様子が次々にアップされています。オリンピック選手たちも、連日連夜、素晴らしい活躍で感動をくれました。小松大谷ナインもまだまだ夢を見させてくれています。

 夏休みはまだ続きます。今日という日を元気に過ごせていることを喜びながら、さらに充実した日になるように素敵な過ごし方をしてくださいね。そのためにも、交通事故や海や山での事故には十分に気をつけること、また、感染状況が全国で13位になってきた新型コロナにかからないように予防に努めることを守ってほしいと思います。新学期には全員がいい顔で会えますように…。

 

 

電車 天下分け目の関ヶ原

 夏休み17日目です。皆さん、そろそろ夏休みに入った当初の計画がうまくいかなくなっている頃ではありませんか?時間が膨大にあるように感じられるというのは、ある意味、幸せなことの一つかもしれませんね。しかし、歳月は人を待たず。時は金なり。夏休みは残り26日です。まだまだと思うか、それとももう!と思うか。気合を入れ直してみるころかもしれませんよ。

 さて、先週の31日(土)と1日(日)。岐阜県で行われている全国高等学校総合文化祭の郷土研究部門の大会に行ってきました。開催地は岐阜県関ヶ原市。そうです。「天下分け目の関ヶ原」の、あの関ヶ原市です。敦賀までの新幹線、米原までの特急しらさぎ、そしてJR東海道線に乗り換えて2時間20分弱で到着。大会会場のすぐ隣には、岐阜関ヶ原古戦場記念館という立派な資料館があって、関ヶ原の合戦に登場する有名な武将たちの足跡が詳しくわかるようになっていました。5階の展望台からは、各武将が陣を張っていた位置が270度見渡せるようになっていて、テレビドラマではよく扱われるシーンの規模や距離感を実感することもできました。全国から参加していた高校生たちは、喜々として展示やVR体験などを楽しんでいました。

 本番の研究発表の生徒も持ち時間いっぱい使って探究してきた内容を語ってくれていました。会場のあちこちでより良い発表にするために最後の練習をしている高校生たちをたくさん見ました。運動部には運動部の戦いが、そして文化部には文化部の戦いがあるのだなと胸が熱くなりました。

 本校3年生の髙田さんが考えた「はじけろ創造 彩れ未来 いざ百万石の地へ」というテーマも、こんな風にあちこちに掲げられることになるのだなぁと、それを向陽生が作ったんだなぁと、3年後を想像するだけで興奮ものでした。

 連日熱中症警戒アラートが出ている暑い夏です。そんな中、受験活動や勉強に取り組んでいる3年生、部活動の大会や日々の練習に頑張っている1・2年生、そして今夏よく見るのが、向陽祭の準備に学校に来てくれている皆さん!悔いのない夏を過ごすように後半戦も頑張って下さいね。

晴れ スタート1週間

 皆さん、夏休みを謳歌できてますか?19日の終業式から今日で1週間。あの日にお話ししていた「自律」「自立」の訓練はできていますか?古典の時間に登場する吉田兼好さん(兼好法師さん)は、「初心の人 二つの矢を持つことなかれ」と言いました。次の矢(二本目の矢)があると思うと、一本目の矢への気合の入れ具合がまるで違ってしまうからだそうです。明日がある、まだまだ時間があると思うと、意識してなくても集中力が薄れるものです。兼好さんもこの段の最後には「何ぞ、ただ今の一念において、直ちにする事の甚だ難き。」(この一瞬を自主的に生きるというのはなんと難しいことであろうか)と言っています。700年近く前から、人は「自律」の難しさと戦ってきているのですね。1日の終わりに今日の自分を振り返って、今日やろうとしていたことの3割できたら自分ほめて、5割できれば万々歳、7割できたら超天才くらいの心づもりで良いと思います。完璧でなくてもいいので、毎日挑戦してみてくださいね。

 ところで、皆さんが夏休みに入った後、変わったことがいくつかあります。まずは玄関の向日葵(ひまわり)がポコポコと咲き始めました。向日葵の黄色は人を元気にさせてくれます!もう一つは、自動販売機の位置が移動しました。生徒玄関に入ってすぐのところに5台設置されていますので、また利用してください。

 追伸:19日にクラスルーム流れた「1学期を振り返って」のアンケートにまだ回答していない人は、ぜひ回答をお願いします。皆さんの声をもとに、また2学期からの学校生活が少しでも良いものになっていくよう、先生方と夏休み中に考えたいと思います。ご協力、よろしくお願いします。

ハート 幸せなこと

 先週来、幸せなことが続いています。

 まずは、2027 いしかわ総文の大会テーマに、本校の3年生 髙田優月さんの作品が選ばれたことです。全県の30校の高校生から寄せられた作品は、応募総数なんと3,287点だったそうです。その中から、生徒たちによる準備委員会と外部の有識者の方々での審査を経て、髙田さんの作品が選ばれました。

  『はじけろ創造 彩れ未来 いざ百万石の地へ』

 とても力強いテーマで、思わずこぶしを振り上げて「オーッ!」と応えたくなりますよね。4月に大会事務局に異動された細川先生を応援したい気持ちもあって、向陽高校は全校をあげての応募に頑張って取り組みましたが、まさかこんな嬉しい結果になるとは!本当に皆さんの隠れた才能というか、底力には毎回驚かされてばかりです。髙田さん、本当におめでとうございます!

 次に、3年生の就職希望の皆さんの企業ガイダンスでの様子です。先週の土曜日に産業展示館で行われたのですが、一人一人が予め希望しておいた4社の説明に、本当に真剣に耳を傾けてメモをしっかり取っている様子に力をもらいました。就きたい業種が既に決まっている人も、まだ自分に向いていることやできそうなことがわからない人もいました。けれども、どの向陽生も最前列の席に座り、前のめりに説明を聞いていました。説明をされていた会社の方もきっととても話しやすかったのではないかと思います。その真剣さ、ひたむきさを大切にこの夏休みをしっかり乗り切ってほしいと思いました。応募前見学や受験先の決定・履歴書の作成・面接練習など、取り組むことはたくさんありますが、仲間やサポートしていただける保護者と先生方が一丸となり一緒に頑張っていきましょうね。

 最後は優しい1年生男子のお話です。先週の金曜日の午後のことです。私は、視聴覚室での会議が終わり、続く出張への時間が迫っていたので、机を急いで元に戻そうと頑張っていました。すると、開いていた扉からある1年生の男子が顔をのぞかせて、「校長先生、手伝いましょうか?」と、すぐに部屋の中に入ってきて、机を元に戻すお手伝いをしてくれたのです!彼が手伝ってくれたおかげで、早く復元が出来て出張にも遅刻せずに行くことができました。

 人の頑張る姿や人から受けた優しい声かけや行動で、人間は本当に幸せな気持ちになることができます。私も自分の中に、やさしい気持ちや言葉をたくさん持ちたいと改めて思いました。ネガティブな思いや言葉もたくさんあるのですが、周りを幸せにできる方を向いて頑張っていきたいです。まだ観たことはないのですが『ペイ・フォワード』という20年以上も前に公開された映画が、これに近いお話しだったように思います。

 皆さんも、幸せだと思えることがたくさんある夏休みになりますように。

 

                                 

                                        実はこんな瞬間に出会えることも幸せにつながったりします…