山岳部

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【山岳部】令和7年度 第4回登山~チブリ尾根 白山展望所まで~

 第2回目の県総体登山コースの下見として、白山別山に通じるチブリ尾根で登山活動を実施しました。本来は、5月29日(金)~30日(土)の1泊2日で実施する予定でしたが、天気予報を見て、6月1日(日)の日帰り登山に変更しました。予報通りではあったのですが、雨の中の登山となりました。

 登山行動自体は、参加者の体調不良や雨による精神的ダメージなどもあり、「白山展望所」(約1515m地点)までの県総体のタイム計測区間のみの下見となりました。

 さて、山岳部の県総体は、6月5日(木)~6月6日(金)の2泊3日で、宿泊は市ノ瀬野営場、登山行動は6日(金)にチブリ尾根で実施されます。天候に恵まれなかった2回の下見と違って、現在の処、良好な天気予報となっています。特に3年生を中心としたメンバーには、今までの経験を全て活かし、それぞれの立場から各自ができることをやり切って欲しいと思います。

  以下、参加部員の感想です。

 今回は3年生にとって最後の部活での登山でした。予定では標高2100m地点まで登る予定でしたがそこまでは行けず、展望所まで登ってきました。今回は総体前なので大会のルートである展望所までのタイム測定をしました。一時間50分ぐらいだったのであと20分速くできるよう本番に頑張ります。僕は登りの時に水分不足で足をつってしまったので本番はポケットに水分を入れておくなど対策をしていい成績を残せるよう頑張ります。今回の総体が最後の大会なので自分の全力を出し、チームで協力して悔いの残らないように頑張ります。

 

《サンカヨウ、先週より咲いている箇所の標高が上がっていました。雨に濡れると花びらに透明感が出ることで知られる花です。》

《雨の中を進む。視界はないが、新緑の緑はきれいだった。》

《下山後の姿。雨具を着用しているが、全身びしょびしょ。》

【山岳部】令和7年度 第3回登山~白山別山チブリ尾根避難小屋~

 5月23日(金)~24日(土)の日程で、今回県総体の登山コースとなる市ノ瀬・別山道(チブリ尾根)の避難小屋(1900m地点)まで登山を実施しました。

 5月23日(金)は授業終了後、学校を出発し市ノ瀬野営場にて宿泊。翌日24日に登山活動を行いました。

 今回は、チブリ尾根避難小屋までのルート確認と雪上歩行練習が目的でした。避難小屋周辺の斜面でロープなども使用してトレーニングを行う予定でしたが、避難小屋に到着する直前で弱いものの雨が降り始めたため、念のために樹林帯まで標高を下げて、滑って落ちても大丈夫(すぐに停止する)な斜面で、短時間の雪上歩行練習を実施しました。1年ぶりの雪上歩行ということで、足を滑らせる様子も見られましたが、徐々に歩けるようになっていました。また、久しぶりの重いテント泊装備に苦労している様子も見られ、下山は雨で登山道がぬかるむ箇所も多く、雪のないところでのスリップも目立ち、歩行に課題が残りました。

 ↓以下、部員の感想です。

 今回、総体に向けて1泊2日の別山に登りました。初日はテント場で炊事(バターチキンカレー)をしました。味の感想ですが、焦げ臭かったです。最初に強火にしたのが間違いであることにも気付き、食材なども登山向きではないことも分かりました。最初で最後のバターチキンカレーは微妙でした。炊事をした後、夜9時頃に就寝しました。
 翌朝はテントを片付けた後、別山に登りました。朝起きて、テントを撤収し準備万端になるまでの時間が遅かったです。登山の面では、やっぱり別山は登っていて面白くはありませんでした。ずっと景色が見えなく、ひたすら体力と精神力が削られるような感覚に陥り、部員の皆も顔が死んでいました(笑)。途中、雪が積もっているところもあり、自分も含めほとんどの人が転んでいたので、雪の上の歩き方も意識しないといけないことが改めて分かりました。目的の小屋付近は景色が最高でした。全体的に楽しかったですが、リピートはしようとは思いませんでした。来週も別山に登るので、今回分かった反省点を繰り返さないように気をつけたいです。

 

《標高1400m付近、本格的に残雪が現れはじめる》

《下山直前、雨が降る中で雨具を着て避難小屋をバックに。晴れていれば背後に白山が見えるはずなのだが…》

《標高1750m付近の谷状地形でトラバース(斜面を横切って歩く)の練習。滑り落ちてもすぐ停止する地形で、あえて急傾斜を選んで歩く。》

《標高1050m付近の登山道脇。サンカヨウ(中央大きな葉)とニリンソウ(右下の小さな葉)の群生がきれいでした。》

【山岳部】令和7年度 第1回登山~動山~

 4月26日(土)に、小松市大杉町の動山にて、今年度第1回目の登山を実施しました。
 天気に恵まれ、適度に涼しい中で楽しく登ることができました。
 久しぶりの登山ということで、軽めの内容でしたが、概ね部員は良いペースで歩くことができていました。
 地図読みで、いくつかのポイントで道を間違えたことは課題です。

 この日は、本来は新入部員歓迎登山を計画しており、獅子吼の後高山へ登った後、昼食を作ってみんなで食べる予定でしたが、残念かつ悲しいことに今年の新入部員はゼロ人ということで2・3年生のみの登山となりました。
 山岳部は、山を歩き、山で食事を作り、山で部員皆と泊まる活動を目指す部活動です。普段関わることのない非日常を体験したい人、自然が好きな人、高校から新しいことを始めてみたい人(2・3年も全員が初心者でした)、絶景を見てみたい人、ご飯を美味しく食べたい人などみなさんの興味にマッチする部分が必ずあると思います。常に部員は募集していますので、明倫高校の生徒に限りますが、興味のある方は、進路指導室の顧問か部室(視聴覚準備室)の部員まで声をかけてください。見学も歓迎します。お待ちしています。

《ツツジがきれいに咲いていました。》

《山頂の看板が折れていました…、昨年3月は折れていなかったのですが》

【山岳部】令和6年度 春合宿(六甲山)

 令和6年度、締めくくりの登山として、3月25日(火)~27日(水)の2泊3日で兵庫県神戸市の六甲山系にて春合宿を実施しました。六甲全山縦走路の前半を1日で歩く計画です。六甲山登山は、もともととある部員が、昨年度「行きたい」と希望した山で1年越しの実現となりました。また、今回の合宿は卒業生も1名参加してくれ、全員が参加できたわけではありませんが、懐かしいメンバーでの登山ともなりました。宿泊場所は、摩耶山から近い神戸市立自然の家(標高約620m)にお世話になりました。

 1日目・3日目は移動日で、登山行動は2日目に実施しました。

 2日目は、朝、2:00に起床し、阪急六甲駅(標高約60m)へ向けて、杣谷峠からカスケードバレーを標高差約560m下るところからはじまりました。この区間は、完全なナイトトレイルとなり、ルートファインディングを含め良い経験となったのではないかと思います。そして、阪急六甲駅前のコンビニにて、朝ごはんとお昼ご飯を調達し、電車にて六甲全山縦走路登山口の須磨浦公園駅(標高10m)まで移動して登山が始まります。鉢伏山(標高248m)、旗振山(標高252m)、鉄拐山(標高234m)、横尾山(標高312m)、高取山(標高328m)など、小さな山のアップダウンを繰り返し、間に市街地を挟みながら進む行程となりました。都市と山が近い神戸ならではの登山を生徒は楽しむことができたのではないかと思います。しかし、予想外の気温(23度程度)により予定のルートを歩き切ることができず、途中の鵯越駅でギブアップとなりました。その後は、電車、ケーブルカー、ロープウェイを乗り継いで掬星台まで行き、徒歩にて自然の家に戻るという、これも神戸ならではのルート選択となりました。

 六甲山は日本の近代登山発祥の地であり、都市と山が近くルートも多くて整備も行き届き、普段の登山活動とは全く雰囲気の違う山行を、生徒たちは体験できたのではと思います。

 一方、ルートの多さ、市街地と山地の行き来で地図読みに苦労する様子も見られた点は大きな課題でした。総体へ向けてさらに精度を高めてゆきたいと思います。

 

~以下、参加部員の感想です。~

 今回登った六甲山は登山道だけでなく街の中も歩くルートでした。普段部活で行く登山では街の中は通らないのでとても貴重な経験になりました。六甲山は有名で道も整備されていてそんなに辛くはないと思っていましたが、全体的に階段が多く足への負担が大きくて想像以上に辛かったです。今回の反省点は、地図読みができず予定から遅れてしまったことです。これからはルートのポイントや地形の特徴について事前に詳しく調べておくということを大切にしていきたいです。菊水山から摩耶山は行けなかったですが、楽しくいい登山になったと思います。

《旗振り山付近にて、整備された広い登山道》

《高倉台にて、山から町へ、そしてまた山へ(目の前が次の山)》

《須磨アルプス、今回の最大の山場だが、見た目ほど難しくない》

《公共交通機関を乗り継いでたどり着いた掬星台、徒歩のはずだったのだが…》

《夜、車で掬星台へ、「1000万ドル」の夜景》

【山岳部】令和6年度 県高体連登山部リーダー講習会

 1月25日(土)~26日(日)にかけて、県内学校の山岳部が集まるリーダー研修会に参加しました。

 1日目は、雪上歩行体験と白山ろく少年自然の家で宿泊、1年間の活動報告を各学校が行いました。2日目は一里野温泉スキー場にてスキー(スノーボード)実習を行いました。

 雪上歩行体験は、瀬名高原スキー場跡の駐車場にて翠星高校さんと合同で実施しました。この日までの好天のため、雪が良くしまりワカンを着用しての歩行でしたが、非常に歩きやすいものでした。そして、お昼を挟み、雪洞掘り体験を行いました。かなり時間がかかりながらも2人が横になれるサイズのものが完成しました。顧問個人としても摂動を掘ったことはあったのですが、泊まったことはなかったので、是非一度泊まってみたいと感じました。

 その後、英検受験者が合流し、食事の後、活動報告が行われました。ここ2週間、このためにプレゼンテーションの作成と練習を繰り返してきました。顧問からのオーダーとして「1人1笑をとる」ことを課しましたが、笑ってもらえた部分はあったものの、まだまだ課題が残りました。

 スキー実習はレベルに合わせて2グループに分かれて実施しました。初心者グループは、練習を重ねるごとに徐々に滑ることができるようになっていっていました。

 

以下、部員の感想です。

 瀬名高原スキー場跡で雪上歩行体験を行いました。この日は晴れた天気で動いていると暑く感じました。ワカンを付けて歩くと雪に沈みにくかったです。ワカンで雪の坂を登りました。自力では難しく2人の先生に引き上げてもらいました。一般の方は歩きやすい道に迂回するべきですよ。お昼に翠星高校の皆さんにうどんをおすそ分けしていただきました。沁みました。午後は雪洞を作りました。2人で2時間かかりました。肩がこりました。しばらく雪は見たくないです。

 1日目のリーダー研修会が終わり、この日はスキーやスノボーをして楽しみました。スキーが始めての後輩が半日で急成長を成し遂げていてすごいと思いました。自分はスノボーでターンができるように頑張りました。早くみんなに追いつけるように何度も練習をして、ようやくうまい人たちと一緒に滑れるようになりかけた時に、部員の1人が手を怪我してしまいました。その点は残念でしたが、参加したみんなと楽しい経験ができたのでよかったです。

《雪上歩行体験》

《完成した雪洞にて、L字型になっており奥行きがある》

《夕食後の活動報告の様子》

《スキー実習、リフトにて》