山岳部

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【山岳部】令和6年度 第6回山行~立山 夏山大会プレ合宿~

 7月13日(土)~14日(日)の日程で立山にて1泊2日のテント泊登山を実施しました。

 1年生にとっては初めての高山、初めてのテント泊装備を背負う登山でした。日程は以下の通りです。

【1日目】立山室堂~雷鳥沢~剣御前小屋~劒沢(テント泊)

【2日目】劒沢~別山~真砂岳~大汝~雄山~一ノ越~立山室堂

 1日目は天気に恵まれ、コースタイムから遅れることなく行動することができました。2日目は、曇りのち雨の予報だったため、5時出発予定を4時出発予定に早めましたが、今までに比べ朝の準備と撤収がスムーズとなっており、3時40分には歩き始めることができました。生徒にとっては初めてのヘッドライトを使用しての歩行で良い経験となったと思います。その後も順調に進むことができ、7時30分には立山雄山、9時10分には立山室堂へ下山することができました。最後20分は雨に降られましたが、なんとか本格的に雨につかまえられることなく登山を終えることができました。

 忘れ物は少しあったものの、スムーズに行動できた点など2年生の成長を見ることができた登山でした。

 

 以下、部員の感想です。

 今回の登山での一つ目の反省点は準備不足だと思いました。夜ご飯は牛丼を作る予定で玉ねぎを切るので包丁とまな板を持って行かなくちゃいけなかったけど確認不足で部室に置きっぱなしで忘れてしまいました。今回は大丈夫でしたが夏山大会では、このようなミスは致命的なので今後、確認をしっかりと行なっていきます。二つ目の反省点は無くしたものが多いということです。まず出発前に計量カップとグランドシートの袋がどこにあるか分からなくなりました。これを探すのに1時間くらいかかりました。キャンプ場でも朝ペグが一本無くなりました。このようなことも夏山大会では致命的なので、どこに何を置いたかをしっかり把握しておくようにしていきます。体力的な問題はなかったと思うのでこれからも、引き続きトレーニングをしてもっと体力をつけていきます。

《出発前に、背後は立山、室堂にて》

《雷鳥坂の途中、初日1番の登り》

《劒沢にてテント設営中、大型テントのため、毎年同じような場所…》

《炊事中、牛丼だが水分が多すぎた・・・》

《劒沢から剱岳を望む、いつ見てもカッコイイ山だ》

《2日目、真砂岳の手前、今からあの雲に突入するところ》

《立山最高峰、大汝にて》

《最後に雪渓をいくつか通過する》

《下山後、雨に降られた姿・・・》

 

 

【山岳部】令和6年度 県高校総体

 5月30日(木)~6月1日(土)の日程で県高校総体登山大会が白山を会場に実施されました。

 結果は、4位と、昨年と同様となりました。

 1日目には、装備審査、テント設営審査、インスペクト(課題試験)が実施されました。2日目には、登山行動(雨のため南竜分岐(約2100m地点)までの実施となりました。3日目は閉会式と交流会となりました。交流会では、同じ登山隊として行動した全学校が参加し、二水高校山岳部さん企画のミニゲームと1区切り付く各学校3年生部員からメッセージが述べられました。山岳部に対する思いと1・2年生への温かい激励が印象的でした。

 全体としては、細かなミスが積み重なったり、準備不足の部分があったりと十分でない部分もありましたが、概ね 実力通りの結果となりました。

 今後は、引退する1名の3年生の分まで1・2年生に頑張ってほしいと思います。

 顧問としては、3年生と共に白山の山頂へ登ることができる最後のチャンスだったため、登山行動が悪天候のため途中までとなってしまったことは、やむを得ないとは思いますが、残念でした。

 

 以下、部員の感想です。

 5月30日から6月1日まで総体が開催されました。自分にとっては最後の登山になりました。今回も様々なミスをしましたがこれまで培った力を出しきれたと思います。石川県の山岳部でありながら白山の頂上に行けなかったことが心残りですがこの2年半楽しんで活動することができました。残った部員には色々な山に登り山岳部ならではの経験を積んでいってほしいです。また、今回の失敗を次の総体までには克服してより良い結果を目指してほしいです。今後の後輩たちの活躍に期待します。

 

《交流会にて》

《閉会式終了後、駐車場にて》

【山岳部】令和6年度 第5回山行~白山 黒ボコ岩周辺まで~

 今年度、県総体下見登山として、先週と同じパターンで、5月24日(金)に市ノ瀬でテント泊を行い、5月25日(土)に登山行動を実施しました。今回は、5月24日(金)に市ノ瀬~別当出合間の道路が冬季閉鎖から開通し、車で別当出合まで上がることができました。

 テント生活では、調理に使うガス缶が切れるなど、持物確認に課題がありましたが、登山活動は予定通り実施することができました。別当出合登山口から甚之助避難小屋までは、タイム計測を行い、その後、荷物を一部デポして軽い荷物で、黒ボコ岩(約2325m地点)までのルート偵察と雪上歩行訓練を実施しました。途中、翠星高校山岳部さんと合流し、一緒にトラバース箇所の通過などを行いました(翠星高校山岳部のみなさん、ありがとうございました!)。先週の登山で練習したトラバースの雪上歩行が役に立つ形となりました。また、天気に恵まれ、気持ちの良い登山となりました。

 そして、すれ違う多くの登山者の方々から、総体のことや今回の登山のことなど多くのお声をかけていただき、大会に向けた生徒の励みになったのではないかと思います。感謝申し上げます。

《黒ボコ岩上の弥陀ヶ原入口にて、生徒撮影》

《フィックスロープを張ったトラバース通過の様子》

《別当覗付近にて。ニリンソウが相変わらずきれいに咲いていました。》

【山岳部】令和6年度 第4回山行~白山~

 総体前トレーニングとして、5月17日(金)~18日(土)の1泊2日で白山の甚之助避難小屋まで往復しました。

 中間試験が終了した午後にそのまま学校を出発し、市ノ瀬野営場にてテント泊を行いました。次の日に、砂防新道にて甚之助避難小屋まで登り、登山道付近の特徴的な地形の確認と甚之助避難小屋周辺で、キックステップやフィックスロープの通過など雪上歩行に必要と思われる技術のトレーニングを実施しました。

 天気に恵まれ、残雪期の楽しい登山を満喫していたと思います。

《フィックスロープの通過》

《グリセード(雪面を両足とピッケルで制動を書けながら下る技術)で遊ぶ部員》

《甚之助避難小屋前にて、御舎利山・別山を背景に》

《甚之助避難小屋下にて》

《サンカヨウ、中飯場上部》

【山岳部】令和6年度 第3回山行~富士写ヶ岳~

 本年度第3回登山として、加賀市の富士写ヶ岳(942m)へ登りました。枯淵登山口から登り、我谷登山口へ下山するコースをとりました。本来は奥獅子吼山でタイムアタックの予定でしたが、先週の熊出没を受けて行き先が変更となりました。また、対策として熊撃退スプレーを持参しました。

 急な登り下りが長く続く山でしたが、1年生は少し苦労する様子が見られましたが、2・3年生は安定して歩くことができていました。

 以下、部員の感想です。

 

 今回の登山は曇りの天気で暑すぎず活動しやすかったと感じています。パーティーとして良かったところは、コースタイムより早く進めたこと、15kgを重いと感じなかったことの2点です。全体的に余裕があったように思えます。今回は登りで疲れないように歩幅を小さくし、早すぎないペースで歩くことを心掛け、下りのときのは滑らないように地面に対して垂直に足をつけることを意識しました。忘れ物がいくつかあったことは反省するべき点でした。富士写ヶ岳山頂では風が吹き荒れており、景色は楽しめませんでしたが、学校への帰りの途中で寄って食べたソフトクリームとジェラートが美味しかったので満足です。

 

《登山口は急な登りから始まる》

《急な登りで先を見る余裕はあまりない様子》

《山頂にて。遠くに白山がなんとか見えました。》

《下山は少し雨に降られ、レインウエアを着用》

《下山後のお楽しみ。毎回あるわけではありませんが…。》