山岳部
【山岳部】令和7年度 第10回山行~鞍掛山~
12月6日(土)、小松市の鞍掛山(478m)にて登山活動を実施しました。
当初の予定では、小松市側(西ノ谷コース)から山頂を経由して加賀市側(塔尾コース)へ下り、もう一度加賀市側(とのお新道コース)から登り小松市側(行者岩コース)へ下山するルートを想定していました。しかし、最初の西ノ谷コースを登っていくと標高約400m付近から登山道を雪が覆うようになり、山頂まであと10分程度ではありましたが、引き返さざるをえなくなってしまいました(高校生の冬山登山は原則禁止されているため)。そのため予定を変更し、駐車場を拠点に、行者岩コース・とのお鉄塔線コースをそれぞれ標高400m程度まで登り引き返すこととしました(下記地図参照(ベースは国土地理院作成の地図))。
参加した部員は、山頂に立てないことを残念そうにしていましたが、結果的に累積標高1000m程度、行動時間5時間程度の登山を実施することができ、体力維持のためのよいトレーニングになったと思います。また、昨日までの雨により登山道は濡れており、雨天での登山経験の少ない私たちの部にとっては、ウエットな地面を歩くという意味でもよい経験になったと思います。
以下、参加部員の感想です。
今日の登山はいつもよりも時間が少なく上の方は雪が積もっていたため、途中で引き返し他のルートで登るというトレーニングをしました。今回は山を楽しむことはできましたが、個人的にはどちらかというとトレーニング感覚でやっていて、やってるうちにまだまだトレーニングが足りないな〜と思いました。また部員が僕しか参加できず、顧問の先生2人と僕の3人で登っていて大学のことや先生のトレランの話など聞きながら登っていたので時間があっという間に感じました。今回の反省を踏まえて冬のトレーニングを頑張りたいと思います。
《赤色が歩いたルートの記録、3つのルートをそれぞれ登って途中で引き返すこととなった》
《雪により引き返している途中。(西ノ谷コース)》
《行者岩にて千手観音像とともに。(行者岩コース)》
《途中の渡渉。前日の雨の影響で増水ぎみ。滑らないように慎重に!(行者岩コース)》
《隣の尾根から山頂を望む。(とのお鉄塔線コース)》
【山岳部】令和7年度 第9回山行~医王山~
11月4日(火、代休)に医王山にて登山活動を実施しました。
11月の登山は例年、「紅葉を見る」をテーマに1500m前後の山を歩くこととなっています。今回も、福井県勝山市の小原林道終点の登山口から1600m級の大長山・赤兎山へ登る予定でした。しかし、6:45頃小原林道の入り口に着くと「林道終点、降雪、林道close!」の看板が!? 勝山市役所に問い合わせると、11月3日の降雪により本日は急遽、林道が臨時閉鎖とのこと。予備計画に切り替え、金沢市の医王山へ登りました。移動時間が長くなってしまったため、時間短縮を図り林道を登れるだけ車で登り、登山を実施しようとすると、医王山の林道も「11月4日より工事。通行止め」の看板が・・・。林道の閉鎖に悩まされる日となってしまいました。結果、奥医王山(医王山最高峰)を断念し、見上峠~白兀山(894m)間の登山として実施しました。
短時間の登山となってしまいましたが、快晴の中、少しの紅葉と金沢平野の素晴らしい眺めを見ることができました。本校からも医王山が見えるので、明倫高校はどこかと探しましたが、まったく分からずでした。一方、久々の登山、18kgのザックとなり部員にとってもある程度のトレーニングにはなったのではないかと思います。
以下、参加部員の感想です。
今回の登山は大長山と赤兎山を登る予定でしたが、登山口までの林道を通過することができず、急遽、白兀山を登ることとなりました。しかし、登る準備ができた時にはすでに9時半を超えており、登る時間が大幅に削られつつもそこからサクサク登っていき2時間ほどで白兀山に辿り着きました。そこから眺めた街並みは天候も相まって美しく、登った甲斐があったと思えました。そして、下山は1時間程度で終わり、合計3時間の登山となり、いつもと比べて明らかに早く終わりました。2025年の最後の登山かもしれないですが、怪我などもなかったので安堵感がありました。
≪白兀山山頂にて、急な登りもなく今回は余裕の表情≫
≪眺望ポイントにて、金沢の平野を眼下に≫
【山岳部】第43回野々市じょんからの里マラソン大会
10月19日(日)に、本校山岳部恒例(?)となっている「第43回野々市じょんからの里マラソン大会」へ顧問を含めた山岳部全員が出場(10km)させていただきました。校舎の目の前の体育館及び野々市市内の公道をコースとして行われる大会ですが、公道を封鎖して行われるので、普段走ることのできない道を通ることができ新鮮な気持ちで臨めたのではないかと思います。
日頃のトレーニングの成果を試すことが目的でしたが、今年は天候や新人大会以後のカレンダーの関係もあり、例年よりは練習を積めない中の参加となってしまいました。しかし1名は昨年のタイムを数秒上回り自己ベストとなりました。
出場した全員が、現段階でできる限りのことをできたと思います。ここからは来年度の県総体へ向けて、体力トレーニングなどを積み上げる時期に入りますので、今回の経験を活かして活動したいと思います。
また最後にはなりましたが、大会主催者を始め、スタッフやボランティアの方々に感謝申し上げます。
【山岳部】令和7年度 石川県高等学校新人体育大会登山大会 ~立山山系(浄土山・雄山)~
9月18日(木)~20日(土)の日程で、県新人大会登山大会が富山県の立山周辺を会場に実施されました。
1日目は、あいにくの雨となりましたが、予定通り、インスペクション(知識を問う筆記試験)やテント設営審査、炊事審査が実施されました。本校山岳部としては、設営審査が一番の課題で、練習の段階では1度も制限時間以内にテントを立てることができていない状況でした。しかし、本番は、一部ミスがあり減点となったものの何とか制限時間内に設営でき普段以上に頑張る姿を見せてくれました。
2日目は天気に恵まれ、予定通り登山行動が実施されました。雨上がりの翌日ということもあり、雲は多い空でしたが、澄んだ空気の中、美しい景色を堪能することができました。気温も高くなく快適な登山が楽しめたと思います。途中トラブルがあり登山隊を離脱することになってしまいましたが、参加した2名とも自力で最後まで歩き通すことができ良かったと思います。
3日目は閉会式が行われ、本校は人数不足で順位は最下位となってしまったものの、夏山大会への参加が表彰されました。
以下、生徒の感想です。
1日目の装備審査やテント設営、インスペクトなど不安なことが多くありましたが、2日目の登山行動も歩行時間が短くなっているとはいえ、不安は拭い切れませんでした。ルートは浄土山を登ってから龍王岳に到着したら、一時休憩し、一の越に下って雄山を登るというものでした。まず、浄土山を登ってからすぐに息が乱れ始め、まずい事態だと理解しました。浄土山を登り岩場のようなところに辿りついたときにはもう完全に息が切れ、なんとか足を動かすのでやっとでした。自身の体力の無さを痛感しましたが、休憩ポイントである龍王岳に到着してなんとか無事に済みました。そこからの下山は順調でしたが、一の越に着き、雄山に登り始めるとまたしても息切れが生じ、止まりそうになりながらなんとか山頂へ到着できました。残りは下山のみというところでアクシデントが発生し、大会ではないようなゆっくりとした歩みで室堂に到着し終えました。体力というのはすぐにつくものではないのだと改めて実感した登山でした。
《2日目、登山行動開始前》
《2日目、浄土山への登りの途中から室堂山荘方面を望む》
《2日目、最初の休憩ポイントにて。剱岳を背景に。》
《2日目、雄山山頂、天気は悪くなかった。》
【山岳部】令和7年度 第8回山行~白山別山~
9月15日(月祝)新人大会へ向けてのトレーニングとして、白山別山(2399m)へ日帰り登山を実施しました。バスで市ノ瀬~別当出合間を移動し、砂防新道にて南竜分岐まで登り、南竜山荘を経由して別山へ至るコースです。下山はチブリ尾根を使用しました。今回は全部員(2名、「部員募集中です!」)が参加することができました。
本来の予定では、新人大会前合宿として、西穂高岳独標と焼岳を1泊2日で登る予定でしたが、日曜日の悪天予報により月曜日の日帰り登山へ切り替えを行いました。予報では9時頃まで雨でしたが、7時の登山開始時点からすっきりしない天気ではあったものの雨が降っておらず予想外に条件の良いスタートとなりました。予報通り9時頃からは太陽も見え始め、時折雲に包まれるものの、御前峰(白山山頂)なども見える瞬間もある程度ありました。
少し心配のあったクマの気配を感じることもなく、スリップする場面が見られるなど、歩行に課題はあったものの、ほぼ予定通り歩くことができ、新人大会へ向けて十分なトレーニングを積むことができました。
以下、参加部員の感想です。
今日の登山は南竜ヶ馬場から別山頂上を通り市ノ瀬へ下山するルートで8時間と部活では長めの時間歩いた。最初は順調だったがサブザックでも疲れて少しだけきつかった。雨予報だったけど別山頂上まで行ったときは晴れていて御前峰や途中途中の小屋が見えた。今回の登山の反省は団体行動としてもっと後ろを見てペースを揃えたほうがよかった点だ。そして、新人大会後の冬の部活を通して、しっかり体力をつけることを目標にトレーニングを重ねる必要があると感じた。次の大会まで時間がないが、でできることを考えやって行きたい。
《別当出合にて、いつもと違い今回はここへ戻ってこない》
《油坂の上部より、御前峰(白山山頂)が良く見える!》
《時折藪が出てくる稜線、足を踏み外さないよう慎重さが求められる》
《晴れたりガスったり(雲に包まれたり)の天気、別山山頂は近い》
《そして山頂! 雲の切れ間のタイミングにバッチリ! 背後は三の峰(福井県最高峰)、反対を向けば御前峰も見えた》
【山岳部】令和7年度 第7回山行~白山 砂防新道往復+御池めぐり~
9月6日(土)、新人大会へ向けてのトレーニングとして、白山へ登りました。7月の白山登山は、砂防新道で登り、観光新道で下るというコースだったため、今回は変化をつけて、砂防新道で登り、山頂の奥へ下りて御池めぐりをし、砂防新道で下るというコースを設定して実施しました。今回は残念ながら部員1名の参加となりました。
天気は、少し雲はあったものの快晴と言って差し支えない恵まれたものとなりました。気温も17℃~25℃の間で、動きやすく涼しさも感じました。
部員にとっては夏山大会以来の登山となり、夏休み後半の過ごし方が問われました。顧問から見る限り、夏山大会の成果が出て、予定以上のスピードで歩くことができており成長を感じました。
以下部員の感想です。
僕にとっては、2年生になってから初めての白山登山となりました。7月にも実施されましたが、用事が重なり行けませんでした。今回の白山登山は1年生の頃の白山登山を思い出しながら、自身に足りないものを考える登山でした。夏山の経験によって成長できた部分はあったと思いますが、根本的なところは未だ変わっておらず、いつもと結果は変わらずじまいでした。ですが、今回の登山では得られることはいつも以上にあり、今後に活かしたいと思います。新人大会まであとわずかという状況なのでできることをやっておきたいです。
《弥陀ヶ原、山頂が見える位置まで登ってきました。》
《背後には、石川の平野部が見えました。》
↑
《山頂からは、夏山大会(7月末)に登った槍ヶ岳も見えました。カメラ性能の限界で分かりにくいですが、奥の山並みの矢印のあたりに見えます。》
《山頂から御池めぐりコースを見下ろす。見えているのは紺屋ヶ池。》
《翠ヶ池を撮影中。山頂からは見えず、ここまで来ないと見られない風景です。》
《御池めぐりコースを終了し、室堂へのトラバース道。奥には別山もきれいに見えました。》
【山岳部】令和7年度 夏山大会~蝶ヶ岳・常念岳・大天井岳・槍ヶ岳~
7月29日(火)~8月2日(土)にかけて、本年度夏山大会へ参加しました。
4泊5日という長い登山でしたが、天気にも恵まれ、予定通りのコースを歩き切ることができました。
また、他県の高校の山岳部や大学のワンゲル、山岳部の方々とも多くすれ違いました。特に愛知県のテント場が同じとなった高校山岳部の方々には、トランプにお誘いいただくなど楽しく交流させていただきました。ありがとうございました。
今回のコースは、上高地バスターミナルを起点に周回するコースで、前半は左手に穂高連峰や槍ヶ岳を眺めつつ進み、大天井岳以降は、「表銀座」と呼ばれるコースを進む、徐々に槍ヶ岳に近づいていくことを実感できる見晴らしの良いものです。5つの山頂の内、2つが百名山です。詳細は、次の通りです。
【1日目】上高地バスターミナル → 明神 → 徳澤(泊)
【2日目】徳澤 → 長塀山 → 蝶ヶ岳(2677m)(泊)
【3日目】蝶ヶ岳 → 常念岳(2857m) → 大天井岳(2922m) → 大天荘(泊)
【4日目】大天荘 → 西岳 → 東鎌尾根 → 槍ヶ岳 → 殺生ヒュッテ(泊)
【5日目】殺生ヒュッテ → 槍沢小屋 → 横尾 → 徳澤 → 上高地バスターミナル
夏山大会は、本校山岳部の活動の中心となる大会と位置付けているもので、縦走スタイル登山の総合力が試される山行となります。テントや寝袋、調理道具などの装備や予定日数分の食料を自分自身の力で持ち運び、毎日ご飯を作り、テントの設営と撤収を繰り返して山から山へ移動し続けるスタイルの登山です。荷物も重くなりつらさもありますが、山に長くいることができる分、夕焼けや朝焼け、雲と稜線の組み合わせなど、その時にしか出会うことのできない景色を見ることができたり、長い距離を自分自身の力で移動してきたという達成感を深く味わうことができます。
今回参加した2名の部員は、このようなことを深く感じることができたのではないかと思います。
以下部員の感想です。
「今回の夏山では僕がとても行きたかった槍ヶ岳に4日目に行くことができました。この夏山で一番きつかった日は3日目でした。去年も3日目がきつかったので、結局3日目がとてもきついと思いました。特に常念岳後のテント場までの道が太陽が照り、暑く、つらかったです。4日目は槍ヶ岳に行けるということを考えながら辛くても頑張ることができました! 初めての槍ヶ岳は少し怖かったけど岩登りが好きな僕にとってはとても楽しく槍の山頂からの景色はとても良かったです。4泊5日はきつかったけどその分の景色をみることができて良かったです!」
「今回の夏山登山は私にとって、最も辛い登山経験だったと思います。まず、1日目の道のりでは2時間程度で終わり、足への負担もほとんどない楽な日でしたが、次の日から自身の限界を常に刺激してくるとても苦しい日々になってしまいました。2日目は蝶ヶ岳ヒュッテに行き、それは一般的には普通の登山道だったのかもしれませんが私にとっては体力を削ぎ、足を止めるような道でした。3日目はもう一人の山岳部部員も一番きついというほどの傾斜で常念岳の岩場は私に今までの人生を鑑みても限界に最も近づけたと言えるような瞬間でした。4日目は3日目よりは負担が軽いといえども結局、とても苦しい日でした。西岳の頂上への道で思った以上に息が上がり、先が不安になってしまいましたが言葉どうりなんだかんだヒュッテ大槍に到着し、そこからの短いはずの殺生ヒュッテの道はその時の私にとって、地平線を眺めるような気持ちにするものでした。殺生ヒュッテに着いてからメインザックからサブザックに変更して、ついに大目玉の槍ヶ岳に登るところにまで歩いてきました。一歩一歩の足取りは非常に遅く、岩に張り付いていないとすぐに落ちてしまうような恐怖感で、先を見るたびにより大きさを増す花火大会の花火のように、より強い感動が恐怖に入れ変わった気持ちに駆られました。それでも体力を大きく削がれることはなかったので考える余裕もあって無事に山頂まで登り、槍ヶ岳のみではなくそれまでの道のりを含めた達成感が現れ、喜びたかったのですが狭い幅の頂上の下に広がる岩の波によってそんな余裕は与えてくれませんでした。下山でも恐怖し、足が震え、一歩間違えれば死ぬのを実感しました。5日目は下山のみでもう終わったような気分でしたがそんなことはなく、なかなかに長い道で4日分の疲れもあって足も動かしたくないと思わせてきて、精神的に一番辛かったのは5日目だったのかもしれません。長い岩場を越えて、平らな道を一歩一歩歩くたびに心を折るような衝撃を与えて来て、もう止まりたかったけれども止まらず歩き続けようやくバスに乗れた時は長いたびを終えたような安堵感に包まれました。まとめとしては辛い時がいつも隣にある日々で心も足も折れそうでも挫けず進めた心の成長を感じる日々だったと思います。」
《今回のコース、地理院地図をベースに作成》
《1日目、梓川に沿って比較的平坦な道を進む》
《1日目、調理風景、この日はとり野菜みそ鍋+ご飯》
《2日目、徳澤から蝶ヶ岳への登り、急な傾斜の樹林帯を登る》
《2日目、蝶ヶ岳山頂にて、テント場は山頂直下、背後に槍ヶ岳が見える》
《3日目、蝶ヶ岳から大天井岳への稜線は、左手に穂高連峰や槍ヶ岳の絶景を眺めることができる》
《3日目、常念岳山頂、百名山の山頂の看板は立派!》
《3日目、常念岳から常念小屋の下り、北アルプスらしい岩の登山道》
《3日目、大天荘のテント場。槍ヶ岳方面の眺めや安曇野の町を見下ろすことができる》
《3日目、大天荘背後の大天井岳山頂へ、槍ヶ岳を背景に、翌日からは「表銀座」を歩く》
《4日目、西岳への稜線を歩く》
《4日目、西岳山頂へ寄り道、槍ヶ岳を背景に》
《4日目、西岳を過ぎると道は少し険しくなり、安全のためヘルメットを着用し歩く、稜線を下る梯子》
《4日目、殺生ヒュッテに到着後、軽い荷物に変えて槍ヶ岳へアタック、槍ヶ岳はかなり大きくなってきている》
《4日目、槍ヶ岳山頂、少し雲が多い》
《4日目、山頂下の梯子、高度感がある》
《4日目、テントからの槍ヶ岳山頂、雲に隠れたり現れたりを繰り返していた》
《5日目、徳澤まで下山し、名物のソフトクリームを食べる、美味!》
【山岳部】令和7年度 第6回登山(夏山大会プレ合宿)~栂池自然園から白馬岳経由、猿倉下山~
7月19日(土)~20日(日)にかけて、夏山大会プレ合宿として白馬岳(2932m)へ1泊2日で登りました。
このコースは昨年の新人大会前に実施したコースでしたが、前回は雨のため途中までとなってしまっていました。メンバーは違いますが、再チャレンジとなった今回でした。天気に恵まれ、2日目は8時間の長めの行動であり、無事歩き切ることができて夏山大会へ向けてのよいトレーニングとなりました。稜線は景色もよく、富士山や白山、能登半島、夏山大会の山頂である槍ヶ岳などを眺めつつ歩くことができました。
《1日目、天狗原、前方の斜面の上が白馬乗鞍岳山頂》
《2日目、白馬大池にて、この日はここで宿泊》
《宿泊場所周辺は高山植物が多い、この花はチングルマ》
《2日目、暗いうちから出発し、船越の頭にて、朝日を迎える》
《2日目、朝日に照らされた稜線》
《2日目、稜線を進み、小蓮華山を越えると山頂が見える》
《2日目、コマクサ、人気の高山植物》
《2日目、急登を越えると山頂へ》
《2日目、山頂、人がすごく多く、人気の山であることを実感する》
《2日目、山頂下の山小屋にて、背後に小さいが立山や槍ヶ岳など過去に登ったあるいはこれから登る山を背景に》
《2日目、最後は大雪渓を下り猿倉へ》
【山岳部】令和7年度 第5回登山~砂防新道・観光新道~
7月6日(日)に夏山大会へ向けてのトレーニングとして、白山山頂(2702m)へ日帰り往復登山を行いました。
今回は、登りで砂防新道、下りで観光新道を利用しました。
3年生が引退してから最初の登山となりました。総勢2名の部員の内、1名が都合により欠席となり、部員1名・顧問2名の登山となりました。少人数ということもあり、比較的スピーディーに動くことができていました。
曇り空ではあるものの比較的に天気にぐまれ、上部については風も心地よく、初夏らしい登山となりました。また、今年は雪解けが遅かった影響で、普段この時期には見られることの少ない高山植物なども楽しむことができました。
夏山大会へ向けての十分なトレーニングができたと感じています。
以下参加部員の感想です。
今日の登山は一ヶ月ぶりの登山でその間も修学旅行や期末テストと被ってほとんど運動できてない状態だったので初めは少し心配していましたが、体力的には全然大丈夫でくだりまでしっかり歩けて良かったです。黒ボコ岩では少しだけ3点支持の練習をしたりと次の夏山に向けて練習もできていい登山になったと思います。白山の室堂から頂上にかけては霧がかかっており周りが全然見えずに真っ白な中歩きました!無事頂上まで登りきれたので良かったです!反省点もいくつか見つかったので次の白馬を通して夏山に備えたいと思います!!!楽しい登山になってよかったです!
《キヌガサソウ、群生を見られました。高山植物の中では比較的大ぶりなものです。》
《ミヤマキンバイなど、黄色い植物が楽しめる十二曲がりを登る》
《白山室堂にて、石川県の県花、クロユリ》
《山頂、時折、ガスが切れて室堂を眼下に望めるが、遠くの眺望はなし》
《弥陀ヶ原、これから雲へ突入!》
《観光新道、馬のたてがみにて、ニッコウキスゲの群生! ほんとに群生!》
《下山後、いつもの場所で撮影、今回は余裕のある表情》
【山岳部】令和7年度 県高校総体登山大会 ~チブリ尾根 2100m地点まで~
6月5日(木)~7日(土)にかけて行われた県高校総体登山大会へ参加しました。
1日目は、テント設営の審査、知識を問う筆記試験や炊事審査などが実施され、2日目に登山活動、3日目に学校同士の交流会が行われました。登山活動のコースは、例年コースとなっている砂防新道の登山口までの道路が開通していない関係で、市ノ瀬から直接登ることのできる市ノ瀬・別山道(チブリ尾根)で実施されました。3日間とも天気に恵まれ、快適な大会となりました。
大会までには、いくつかのトラブルもありましたが、部員はそれぞれのできることを、できる範囲で頑張っていたように感じました。そして、大会として他校の様子を目の当たりにすることで、自分たちに不足する部分も見えたのではないかと思います。3年生はこの大会をもって引退し、各自の進路実現に向かっていくことになりますが、山岳部での経験を活かし取り組んでくれたらと思います。
今大会の結果は、5位となりました。
以下、参加できた3年生の感想です。
「自分がこの部活に入ったきっかけは、なんとなくゆるく楽しめると感じたのと友達に誘われたからという理由でした。でもいざ山岳部に入ってみると練習がとてもハードだったり、一回一回の山では20kg近い荷物を持つなど今までなんのスポーツもしてこなかった自分には周りに追いつけずとても辛い3年間だったけど変な仲間たち(部員)に恵まれてとても良かったです。そして今まで山に登るたびに行動食やご飯を買ってきてくれた親にはとても感謝してるし、登山の知識やマナーを教えてくれた先生にもなんだかんだ言って感謝してます。」
「今回の総体は点数的には最も低い結果になってしまいました。まず、メンバーの状態が非常に悪く、メインメンバーの1人が交代することになり、万全ではない状態からスタートしました。テント設営では、大きなミスをすることはありませんでしたが、筆記試験ではほとんどの人が半分以下の点数になってしまいました。また、炊事審査では大きなミスをすることはありませんでした。次の日は、別山に登り、タイムアタックと歩行審査、読図審査がありました。
結果はやはり、体力面で減点がありました。ですが、読図審査では、一個以外ミスをすることがなかったので良かったです。結果としては、成長を感じられたところもありましたが、まだまだ、テスト面など見直すところがありました。次回はもうないんですけど、後輩には大会で気をつける点などを伝えようと思いました。」
「総体期間中は天気にも恵まれ、気持ちのいい青空の下で山を登ることができた。登る途中は少し疲れたが、最後まで登りきることができて、とても達成感があった。下山のことは疲れすぎてあまり覚えていない。余談だが、2日間顔パックをできたことが唯一の癒やしだった。総体に向けて私たちは準備に注力し、計画書を完成させた。私は概念図を担当し、詳しくわかりやすいものに仕上がった。副部長としてやったことは大して多くはないが、お米を美味しく炊けるように尽力した。総体に向けて白ごはん.comに書いてあるレシピのメモを用意したおかげもあって、2日とも美味しいお米を炊き上げた。総体で私たちは多くのことを経験し、学んだ。あの場所での出来事はきっと今後の将来にも活かせると信じている。」
「この総体は自分達3年生にとって最後の登山になりました。そんな中、準備はグダグダ、メンバーが揃わないなどいつも通りのハプニングが起こり、内心大丈夫か不安になりながらもひどい結果ながらなんとかやり切ることはできました。特に体力が駄目で自分たちのトレーニング不足を実感しました。自分はA隊として行動できたと思うし、総体に向けての準備でもしっかり動くことができて悔いなく引退できます。もう登山をすることはなくなると思いますが今までの活動は決して無駄になることはないです。この経験を活かしてこれから頑張っていきます。」
「この3年間は体力的にも精神的にも成長出来た期間だったと思います。登山中の友達との助け合いだったり悪天候の時の注意点など普段の生活でも使えるようなことあり多くのことを学びました。2年生の時の大長山、赤兎山が一番印象に残っていて自分でコース中の植生や何が見えるのかなど調べてそれまでの苦労が山頂の景色で吹っ飛んだような達成感がありました。この3年間の活動で得た知識や考え方の姿勢などを今後も生かして行きたいと思いました。」
「自分が山岳部に入った理由は高校に入学する前は父とよく登山をするのが趣味で高校でも部活で続けたいと考えたからです。1年生の頃は入部したばかりでどんなことをするのかさっぱり分かりませんでした。顧問の先生や先輩方に丁寧に教えてもらいだんだんと慣れていきました。最初の大会は新人大会で、自分はいきなりA隊でとても緊張しました。最初の大会だったので細かいルールを知らなく減点されましたが3位をとることができたので良かったです。2年生のときは基本的にA隊で大会にも慣れてきてミスはありましたが、自分ができることを精一杯できたと思います。3年生は足の怪我で大会に出られなかったのが悔しかったです。3年間を通していろいろなことを学べたので、今後にこの経験を活かしていきたいです。」
《1日目、テント設営審査》
《1日目、炊事審査(夕食)》
《2日目、登山行動日、天気に恵まれ、白山山頂が良く見えた》
《2日目、今大会の最高到達地点2100m地点にて白山をバックに、A隊メンバーのみ(B隊は時間の関係上、チブリ尾根避難小屋までの登山活動となった)》
《3日目、交流会にて、レクリエーション終了後、各学校の参加した3年生全員が、これまでの思いを話す。》
《閉会式などすべて終了後の記念撮影。「やり切った」という解放感にあふれているのでしょうか??》
【山岳部】令和7年度 第4回登山~チブリ尾根 白山展望所まで~
第2回目の県総体登山コースの下見として、白山別山に通じるチブリ尾根で登山活動を実施しました。本来は、5月29日(金)~30日(土)の1泊2日で実施する予定でしたが、天気予報を見て、6月1日(日)の日帰り登山に変更しました。予報通りではあったのですが、雨の中の登山となりました。
登山行動自体は、参加者の体調不良や雨による精神的ダメージなどもあり、「白山展望所」(約1515m地点)までの県総体のタイム計測区間のみの下見となりました。
さて、山岳部の県総体は、6月5日(木)~6月6日(金)の2泊3日で、宿泊は市ノ瀬野営場、登山行動は6日(金)にチブリ尾根で実施されます。天候に恵まれなかった2回の下見と違って、現在の処、良好な天気予報となっています。特に3年生を中心としたメンバーには、今までの経験を全て活かし、それぞれの立場から各自ができることをやり切って欲しいと思います。
以下、参加部員の感想です。
今回は3年生にとって最後の部活での登山でした。予定では標高2100m地点まで登る予定でしたがそこまでは行けず、展望所まで登ってきました。今回は総体前なので大会のルートである展望所までのタイム測定をしました。一時間50分ぐらいだったのであと20分速くできるよう本番に頑張ります。僕は登りの時に水分不足で足をつってしまったので本番はポケットに水分を入れておくなど対策をしていい成績を残せるよう頑張ります。今回の総体が最後の大会なので自分の全力を出し、チームで協力して悔いの残らないように頑張ります。
《サンカヨウ、先週より咲いている箇所の標高が上がっていました。雨に濡れると花びらに透明感が出ることで知られる花です。》
《雨の中を進む。視界はないが、新緑の緑はきれいだった。》
《下山後の姿。雨具を着用しているが、全身びしょびしょ。》
【山岳部】令和7年度 第3回登山~白山別山チブリ尾根避難小屋~
5月23日(金)~24日(土)の日程で、今回県総体の登山コースとなる市ノ瀬・別山道(チブリ尾根)の避難小屋(1900m地点)まで登山を実施しました。
5月23日(金)は授業終了後、学校を出発し市ノ瀬野営場にて宿泊。翌日24日に登山活動を行いました。
今回は、チブリ尾根避難小屋までのルート確認と雪上歩行練習が目的でした。避難小屋周辺の斜面でロープなども使用してトレーニングを行う予定でしたが、避難小屋に到着する直前で弱いものの雨が降り始めたため、念のために樹林帯まで標高を下げて、滑って落ちても大丈夫(すぐに停止する)な斜面で、短時間の雪上歩行練習を実施しました。1年ぶりの雪上歩行ということで、足を滑らせる様子も見られましたが、徐々に歩けるようになっていました。また、久しぶりの重いテント泊装備に苦労している様子も見られ、下山は雨で登山道がぬかるむ箇所も多く、雪のないところでのスリップも目立ち、歩行に課題が残りました。
↓以下、部員の感想です。
今回、総体に向けて1泊2日の別山に登りました。初日はテント場で炊事(バターチキンカレー)をしました。味の感想ですが、焦げ臭かったです。最初に強火にしたのが間違いであることにも気付き、食材なども登山向きではないことも分かりました。最初で最後のバターチキンカレーは微妙でした。炊事をした後、夜9時頃に就寝しました。
翌朝はテントを片付けた後、別山に登りました。朝起きて、テントを撤収し準備万端になるまでの時間が遅かったです。登山の面では、やっぱり別山は登っていて面白くはありませんでした。ずっと景色が見えなく、ひたすら体力と精神力が削られるような感覚に陥り、部員の皆も顔が死んでいました(笑)。途中、雪が積もっているところもあり、自分も含めほとんどの人が転んでいたので、雪の上の歩き方も意識しないといけないことが改めて分かりました。目的の小屋付近は景色が最高でした。全体的に楽しかったですが、リピートはしようとは思いませんでした。来週も別山に登るので、今回分かった反省点を繰り返さないように気をつけたいです。
《標高1400m付近、本格的に残雪が現れはじめる》
《下山直前、雨が降る中で雨具を着て避難小屋をバックに。晴れていれば背後に白山が見えるはずなのだが…》
《標高1750m付近の谷状地形でトラバース(斜面を横切って歩く)の練習。滑り落ちてもすぐ停止する地形で、あえて急傾斜を選んで歩く。》
《標高1050m付近の登山道脇。サンカヨウ(中央大きな葉)とニリンソウ(右下の小さな葉)の群生がきれいでした。》
【山岳部】令和7年度 第1回登山~動山~
4月26日(土)に、小松市大杉町の動山にて、今年度第1回目の登山を実施しました。
天気に恵まれ、適度に涼しい中で楽しく登ることができました。
久しぶりの登山ということで、軽めの内容でしたが、概ね部員は良いペースで歩くことができていました。
地図読みで、いくつかのポイントで道を間違えたことは課題です。
この日は、本来は新入部員歓迎登山を計画しており、獅子吼の後高山へ登った後、昼食を作ってみんなで食べる予定でしたが、残念かつ悲しいことに今年の新入部員はゼロ人ということで2・3年生のみの登山となりました。
山岳部は、山を歩き、山で食事を作り、山で部員皆と泊まる活動を目指す部活動です。普段関わることのない非日常を体験したい人、自然が好きな人、高校から新しいことを始めてみたい人(2・3年も全員が初心者でした)、絶景を見てみたい人、ご飯を美味しく食べたい人などみなさんの興味にマッチする部分が必ずあると思います。常に部員は募集していますので、明倫高校の生徒に限りますが、興味のある方は、進路指導室の顧問か部室(視聴覚準備室)の部員まで声をかけてください。見学も歓迎します。お待ちしています。
《ツツジがきれいに咲いていました。》
《山頂の看板が折れていました…、昨年3月は折れていなかったのですが》
【山岳部】令和6年度 春合宿(六甲山)
令和6年度、締めくくりの登山として、3月25日(火)~27日(水)の2泊3日で兵庫県神戸市の六甲山系にて春合宿を実施しました。六甲全山縦走路の前半を1日で歩く計画です。六甲山登山は、もともととある部員が、昨年度「行きたい」と希望した山で1年越しの実現となりました。また、今回の合宿は卒業生も1名参加してくれ、全員が参加できたわけではありませんが、懐かしいメンバーでの登山ともなりました。宿泊場所は、摩耶山から近い神戸市立自然の家(標高約620m)にお世話になりました。
1日目・3日目は移動日で、登山行動は2日目に実施しました。
2日目は、朝、2:00に起床し、阪急六甲駅(標高約60m)へ向けて、杣谷峠からカスケードバレーを標高差約560m下るところからはじまりました。この区間は、完全なナイトトレイルとなり、ルートファインディングを含め良い経験となったのではないかと思います。そして、阪急六甲駅前のコンビニにて、朝ごはんとお昼ご飯を調達し、電車にて六甲全山縦走路登山口の須磨浦公園駅(標高10m)まで移動して登山が始まります。鉢伏山(標高248m)、旗振山(標高252m)、鉄拐山(標高234m)、横尾山(標高312m)、高取山(標高328m)など、小さな山のアップダウンを繰り返し、間に市街地を挟みながら進む行程となりました。都市と山が近い神戸ならではの登山を生徒は楽しむことができたのではないかと思います。しかし、予想外の気温(23度程度)により予定のルートを歩き切ることができず、途中の鵯越駅でギブアップとなりました。その後は、電車、ケーブルカー、ロープウェイを乗り継いで掬星台まで行き、徒歩にて自然の家に戻るという、これも神戸ならではのルート選択となりました。
六甲山は日本の近代登山発祥の地であり、都市と山が近くルートも多くて整備も行き届き、普段の登山活動とは全く雰囲気の違う山行を、生徒たちは体験できたのではと思います。
一方、ルートの多さ、市街地と山地の行き来で地図読みに苦労する様子も見られた点は大きな課題でした。総体へ向けてさらに精度を高めてゆきたいと思います。
~以下、参加部員の感想です。~
今回登った六甲山は登山道だけでなく街の中も歩くルートでした。普段部活で行く登山では街の中は通らないのでとても貴重な経験になりました。六甲山は有名で道も整備されていてそんなに辛くはないと思っていましたが、全体的に階段が多く足への負担が大きくて想像以上に辛かったです。今回の反省点は、地図読みができず予定から遅れてしまったことです。これからはルートのポイントや地形の特徴について事前に詳しく調べておくということを大切にしていきたいです。菊水山から摩耶山は行けなかったですが、楽しくいい登山になったと思います。
《旗振り山付近にて、整備された広い登山道》
《高倉台にて、山から町へ、そしてまた山へ(目の前が次の山)》
《須磨アルプス、今回の最大の山場だが、見た目ほど難しくない》
《公共交通機関を乗り継いでたどり着いた掬星台、徒歩のはずだったのだが…》
《夜、車で掬星台へ、「1000万ドル」の夜景》
【山岳部】令和6年度 県高体連登山部リーダー講習会
1月25日(土)~26日(日)にかけて、県内学校の山岳部が集まるリーダー研修会に参加しました。
1日目は、雪上歩行体験と白山ろく少年自然の家で宿泊、1年間の活動報告を各学校が行いました。2日目は一里野温泉スキー場にてスキー(スノーボード)実習を行いました。
雪上歩行体験は、瀬名高原スキー場跡の駐車場にて翠星高校さんと合同で実施しました。この日までの好天のため、雪が良くしまりワカンを着用しての歩行でしたが、非常に歩きやすいものでした。そして、お昼を挟み、雪洞掘り体験を行いました。かなり時間がかかりながらも2人が横になれるサイズのものが完成しました。顧問個人としても摂動を掘ったことはあったのですが、泊まったことはなかったので、是非一度泊まってみたいと感じました。
その後、英検受験者が合流し、食事の後、活動報告が行われました。ここ2週間、このためにプレゼンテーションの作成と練習を繰り返してきました。顧問からのオーダーとして「1人1笑をとる」ことを課しましたが、笑ってもらえた部分はあったものの、まだまだ課題が残りました。
スキー実習はレベルに合わせて2グループに分かれて実施しました。初心者グループは、練習を重ねるごとに徐々に滑ることができるようになっていっていました。
以下、部員の感想です。
瀬名高原スキー場跡で雪上歩行体験を行いました。この日は晴れた天気で動いていると暑く感じました。ワカンを付けて歩くと雪に沈みにくかったです。ワカンで雪の坂を登りました。自力では難しく2人の先生に引き上げてもらいました。一般の方は歩きやすい道に迂回するべきですよ。お昼に翠星高校の皆さんにうどんをおすそ分けしていただきました。沁みました。午後は雪洞を作りました。2人で2時間かかりました。肩がこりました。しばらく雪は見たくないです。
1日目のリーダー研修会が終わり、この日はスキーやスノボーをして楽しみました。スキーが始めての後輩が半日で急成長を成し遂げていてすごいと思いました。自分はスノボーでターンができるように頑張りました。早くみんなに追いつけるように何度も練習をして、ようやくうまい人たちと一緒に滑れるようになりかけた時に、部員の1人が手を怪我してしまいました。その点は残念でしたが、参加したみんなと楽しい経験ができたのでよかったです。
《雪上歩行体験》
《完成した雪洞にて、L字型になっており奥行きがある》
《夕食後の活動報告の様子》
《スキー実習、リフトにて》
【山岳部】小松オリエンテーリング
1月19日(日)に小松市にてオリエンテーリングを実施しました。オリエンテーリング協会さん設置のパーマネントコースを使用させていただきました。
朝は寒かったものの天気に恵まれ、快適に実施することができました。
生徒たちは、地図の読み取りに苦労する面を見せつつも、何とか全てのポイントを回ることができていました。
オリエンテーリングは、先月に続き2回目となり、だいぶ慣れてきた様子となりました。この活動で培われる地図読み=地形の読み取りの能力を今度の総体に活かして欲しいと顧問としては思います。
一方、雨が続いた後の道ということもあり、ぬかるむ箇所や歩道に残る雪の上などで苦労する面も見られ、ルートの選び方なども含め、今後の課題が見つかった活動でもありました。
以下、参加生徒の感想です。
今回のオリエンテーションではいつもの長距離を長時間かけて歩き続けるというスタミナが重要となるものとは違い、雪道を歩行での足腰の強さや泥道を歩く技術が必要になるものだったと思います。また、前回のオリエンテーションよりも時間がかかりましたがそれは成長の機会が多くなったとも考えられます。この経験は単なる体力だけの問題ではないことを自覚させられました。今後は歩く中でどこを踏めば体力を温存できるかを考えたいと思います。
《スタート地点にて》
《地点確認の様子》
《コントロール(ポイント)の一例》
【山岳部】卯辰山オリエンテーリング
12月14日(土)の午前中に、奥卯辰山県民公園にて、パーマネントコースを利用させていただき、オリエンテーリングを実施しました。本来は、小松市の鞍掛山登山の予定でしたが、降雪などもあり実施となりました。
雨または雪の中を覚悟していたのですが、徐々に晴れ、遠くにはうっすら雪景色の山・近くには金沢の市街となかなかの眺望でした。
オリエンテーリングそのものは、2年生が2回目、また、前回よりは短いコース、自身の影響による立ち入り禁止区画の影響により予定よりもかなり早く1時間程度で9個のポイントを回ることができていました。
昨年と比較して成長を感じる一方、最短ルートを選べない箇所や、ポイントを行き過ぎてしまうこと、(おそらく)工事による移動で、地図から少しずれた位置に設置されていたポイントを見つけることができない者がいるなど地図読みの課題が浮き彫りになった活動でもありました。
以下、参加部員の感想です。
今回は鞍掛山に登る予定だったが、急遽卯辰山オリエンテーリングに変更なった。今回のオリエンテーリングは2チームに分かれサブザッグで行動すると思ったら20kgのメインバックでとても大変でした。良かった点は前回より地図読みが上手くなったし、周りの地形を見渡すこともでき、成長を感じることができたところです。まだ伸ばせる点は、地図記号で分からなかったとこがあったところです。次のオリエンテーリングではもっと成長できるように頑張りたいです。
【山岳部】令和6年度 第9回山行~荒島岳~
11月16日(土)に月例山行として、福井県大野市にある日本百名山の1つ、荒島岳(1523m)へ登りました。
今回の登山は、紅葉の鑑賞と重い荷物を背負う体力トレーニングを目的として実施しました。特に体力トレーニングに関しては、今年度の県総体、県新人大会の結果を受けて、不足している部分の1つとして、全員ではないですが、2年生は基本的に20kgの荷物を背負って登ることとしました。重量に関しては、来年度の県総体で各自が背負う可能性のある重量+1~2kgを基準として設定しています。また、登る山の選定は、部員のリクエストによるものでした。
荒島岳は、標高差が1000mほどある少し登りごたえのある山であり、登山道はスキー場跡の舗装路から始まり、緩やかな箇所や急なところ、滑りやすい箇所など変化に富むため飽きずに歩くことができる山でした。部員は、ザックの重さに苦労しながらも、意外としっかりと歩けている様子が見られました。紅葉に関しては、少し時期が遅く、標高700~800m程度の箇所で、少しだけ鮮やかに色づいた葉を見ることができました。
普段は22kg程度の水の入ったポリタンクを担いで学校内の階段などを歩いて上り下りしながらトレーニングをしています。実際20kg背負った状況での登山を経験することで、普段のトレーニングからより具体的に登山をイメージして取り組めるようになってほしいと思っています。
そして、今回はゲストとして英語科の先生も一緒に登りました。休憩ごとにおやつの差し入れがあり、部員は喜んでいました。
以下部員の感想です。
今回の登山は、20kgを持って紅葉登山を楽しむというどちらが本命の目的かわからない登山でしたが全員たぶん20kgを持って山に登れたので良かったと思いました。ちなみに、20kgの中身は大会の規定装備と1Lの水が入るペットボトルが何本も入っていました。普段は水なしでは生きられない山岳部でしたが、今回はそんな水に死ぬような思いをさせられました。紅葉の方は辛くてちょっとしか見られなかったけど、山に沿って木が赤色や黄色に変わっている様子が見られる箇所では、疲れが少しだけとれたような気がして良かったです。そして今後も登山を行う際には20kgだと言われているので、そんな20kgに慣れるためにもいつもの部活でポリタンクを欠かさずに持って思い荷物に慣れようと思いました。(部員N)
《山頂にて、晴れれば背後に白山が見られるはずだったが…》
《山頂から下山開始直後、中荒島岳の手前、霞んでいるが大野の町を見下ろすことができた》
《中腹の紅葉は、鮮やかだった》
【山岳部】第42回 野々市じょんからの里 マラソン大会
10月20日(日)に行われた第42回野々市じょんからの里マラソン大会へ山岳部として出場しました。
昨年と同様、山岳部のTシャツを着用しての参加です。今年は過去最多となる8名+顧問2名の10名で参加させていただきました。日頃、ランニングがトレーニングとして多い山岳部としては、日々の成果を試す場となりました。昨年と比較してタイムが伸びた者や伸びなかった者など結果はそれぞれでしたが、一緒に参加した顧問を含め、全員が無事に完走することができました。この大会をきっかけに日々のトレーニングの取り組み方について、改めて見直していきたいと思います。
最後になりましたが、大会を開催していただいた方々やボランティアの方々などへ感謝申し上げます。参加させていただきありがとうございました。
《出走前、りんくんと共に》
《ゴール直前の部員》
《ゴール後、校門前にて、全員無事完走!》
【山岳部】令和6年度石川県高等学校新人体育大会登山大会
9月18日(木)~20日(土)にかけて、富山県の立山山系を会場に県新人大会が行われました。
初日は、国立立山青少年自然の家で、装備審査・設営審査・インスペクション(筆記試験)・炊事審査・計画書審査が実施されました。2日目は登山行動日で、天候悪化の予報を受けてコースが短縮されはしたものの、立山室堂から雄山を往復する登山が実施されました。ここでは、体力・歩行技術・読図・行動記録・装備に関する審査が実施されました。
今回は直前のハプニングもあり、少し準備不足の感じがありましたが、多くの処で課題が浮き彫りとなりました。一方、「行動記録」は今まで不備が多かった審査項目でしたが、今回は不備なく終えることができました。
来年度の総体へ向けて、より体力の強化を図るとともに、今回の課題を改善していきたいと思います。結果は4位となりました。
また、閉会式では、8月に実施された夏山大会の表彰も行われ、「優秀校」として表彰されました。
以下、参加した部員の感想です。
自分は今回初めて大会にB隊で参加することになって気づいたことがたくさんあった。まず始めに今までA隊では、テント設営などの時に他の高校の様子をあまりみる機会がなかったけど改めて他の高校をみてみると、チームワークが良い高校や一人が指示をたくさんだしてそれを主体に動いている高校もあったので参考になる点がいくつもあった。炊事では、満点だったけど自分がナイフで手を切ってしまったため危なかったシーンがあったので今後ナイフは一切持たないようにしたいと思った。二日目では、本来決めてあったコースよりも天気の影響で短縮する形になったけど、自分は明倫のB隊をみていて特に歩き方に気になる点はなくて挨拶もしっかりとしていたのでよかった。今回の新人大会を通して学び気づいたことは一人一人が役割分担をするということ。この点を活かして次の総大に向けて頑張りたい。
今回の新人大会は4位という結果を収めましたが過去最悪と言って良い結果でした。元々計画書作りが遅すぎてろくに練習出来なかったり、テントの設営練習でポールを折ってしまったり、準備段階から失敗の予感が漂っていました。そしてほぼ全ての審査において何かしらのやらかしがあり、減点されすぎて1位と8.8点差の87点となりました。読図と記録書が前回より良かった点はぎりぎり褒めることが出来る点なのかなと思います。初めてとはいえ自分でも酷い結果だと思うので日々の練習をしっかりやることが重要だと改めて学んだ3日間でした。
初めての新人大会でどんな感じなのかと心配していたけど全然きつくなく楽しく過ごせてよかったなーと思っています。雄山では風がとても強く飛ばされるかと思ったけど無事登りきり、下ることができて良かったと思います。今回の先輩たちを見ていて僕もそろそろ自分でしっかりできるようにしていかないと、と思ったので頑張りたいと思います。特に明倫山岳部が弱いインスぺクトを頑張りたいと思いました。まだ夏山や総体があるのでそこで力をつけていきたいです。
新人大会において野々市明倫高校山岳部は第4位という結果に終わった。その結末を迎えるまでの出来事を振り返ろうと思う。新人大会1日目、我々は開会式を行った後、装備審査が行われた。審査員の方からマッチを提示するよう言われ、私はマッチを自分のザックから探した。しかし、鍋の中に入れてきたことを忘れており、焦ってザックの中身をほとんど出す奇行に走った。その後はテント設営審査が行われ、未完成のまま時間切れとなった。その後はインスペクションが行われ、私は気象問題を解いた。結果は散々だった。その後は炊事審査があり、カレーライスを作った。これは上手くいき、レベルの高い合格点を超えるカレーライスを美味しくいただいた。夜は暑く、寝袋は枕にして眠りについた。新人大会二日目、テント撤収後に車で立山駅に向かった。ケーブルカーとバスに乗って行き、室堂に着いた。山頂は霧に覆われており、ルート変更を余儀なくされた。読図ポイントを見つけながら歩いていき、一の越に着いた。ペースはかなり早かった。余裕で付いて行けるようになりたい。一の越付近では風が吹き荒れており雄山まで行って下山となった。下山はかなり早かった。登りで本気を出せば良かったと思う。室堂に着いた後地図に読図ポイントを書いて計画書と共に提出した。装備品審査も行われた。国立立山青少年自然の家で風呂と食事を済ませ、他校と交流をした。人間知恵の輪は楽しかった。夜は暑く、上下の服を脱いで、掛け布団は使わなかった。三日目の朝に閉会式が行われ新人大会が終わった。やることの全てが上手くいかなかったように思えるが第4位という結果になった。実質最下位のようなものであり、反省点は数え切れないほどある。来年の総体では新人大会の反省を活かして良い結果になるよう頑張りたい。
今回の新人大会では全体的に見て反省点がとても多かったと思います。室堂から浄土山へ行かずに直接一の越まで行ってそのあとに雄山までしか行ってないですけど、個人的には体力面では僕はまだ余裕があったのでそこはよかった点だったと思います。反省点はまずチームワークがあまり取れていなかったなと感じました。テント設営の時の声かけや歩行中の間隔などチームワークをとってお互いにカバーできるように取り組んでいきたいです。あと、僕が指示を誤解してしまい行動が遅れてしまった時があったので他のメンバーと指示の内容を確認するということをこれから意識していきたいです。
登山日の天候は悪く、室堂ターミナルに着く時点で雲が雄山にかぶさり、登山を安全にできる状況ではなく、これからどうするのかと悪天候の経験がないが故にに思っていました。それから浄土山には行かずに、一の越から雄山となり、風に注意した方が良いと聞いていたものの想像よりも強く、この中で山を登るのかとそのときは少々不安を感じています。そこから黙々と風を受けながら登り、雄山に着くと、すぐに終わってしまいました。今回の登山はすぐ終わりましたがこれからも山に登るため、悪天候での行動を踏まえつつ、また登山の経験を増やしていきたいと思います。
《2日目、立山室堂にて。第6回山行、夏山大会と合わせ、今年3回目の室堂》
《雷鳥沢方面、一の越手前から。意外と天気は悪くなかった。》
《登るにつれて、頭上の雲が迫ってくる》
《下山後、雲はかなり下がってきていた》
《3日目。国立立山青少年自然の家にて。賞状は夏山大会のもの》
◇12月、1月の行事予定はこちら
◇令和7年度年間行事計画はこちらをご確認ください。(年度当初の計画のため、毎月の予定でご確認ください。)
2027年に石川県で全国高等学校総合文化祭が開催されます。
◇「不登校児童生徒の保護者のための支援ガイド」について
石川県教育委員会作成のガイドブックです、次のリンクからご覧ください。 https://www.pref.ishikawa.lg.jp/kyoiku/gakkou/documents/r06shiengaido.pdf