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【教職員リレーブログ】白夜

こんにちは!明倫高校3年目のKです。

「衝撃の!体験」の質問の答え・・・これをぐるぐる考え、気づいたら2日経っていました。

感動やら驚きの意味での衝撃体験を一つあげるとしたら新婚旅行で行った夏のフィンランドで経験した「白夜」でしょうか。学校でも習っていましたし、正直夏の日暮れが遅いの延長やろうなぁって考えて居ましたが全然!!違いました。

22時がまだ昼間の感覚です。子供が外を出歩いていたので時計を見たら衝撃でした!まだほの明るいなんてものじゃなくまぶしいほどです。逆に冬の暗さも経験したくなりました。いつかオーロラを見に冬の北欧に訪れたいものです。

 

ところで、私は季節の中で夏が一番好きです。最近の猛暑は正直外出をためらうほどですが、夏が近づくとワクワクします。特に初夏は息子が生まれてからはキャンプに釣りにとアウトドアなイベントが目白押しです。今年もそろそろ海や川へ小アジ釣りやハゼ釣りに出かけたいと思っています。

では次の方への質問です。「夏のおすすめの過ごし方」教えて下さい!

 

【教職員リレーブログ】「明と暗」

「緊張したときにリラックスする方法」・・・ぜひとも私が知りたい!かなりのあがり症です。

手のひらに「人」と書いて飲む?大きく深呼吸?一息吸うごとにますます緊張が・・・なんてことも。

そんな私ですが、最近、人に言われて気がつきました。緊張したときのルーティーン。

「明るい方を向く」、らしいです。

そういえば春にここ野々市明倫高校に異動してきて以来、よく外を眺めている気がします。(けしてぼーっとしているわけではありません。)ここは採光がとても素晴らしく、教室も廊下も階段も、どこも明るくて、ふと顔を上げれば、青い空、野々市中央公園の緑、遠く白山の峰々、艶めく瓦屋根雨の日も、窓の雨粒がキラキラ、なんて素敵!

 

さて、「明るい」方の話をして思い出した「暗闇」の話を一つ。

学生時代、オートキャンプにはまり、北海道をぶらぶらと一周していたときのこと。

今のように整ったキャンプ場ではなく、せいぜいで獣よけのフェンスと使えればラッキーなトイレ・水場があればよし、といった「野営地」で一泊となりました。

キャンパー達の明かりが一つまた一つと消え、(LEDのような長時間使える照明はなく、オイルやガス・乾電池の灯りでしたから、省エネが大事、日が暮れると早々に消して就寝するのです。)と、なにやら近くから、ガサゴゾガサゴソ。ん?熊よけのラジオは誰かがつけている。荷物と食料は車の中だから大丈夫。そういや隣のテントのおじさんが、猿はフェンスを越えてくるっていってたな。うーん、今夜は車の中で寝ようかな。

・・・と手探りでテントを開けると、あれ?・・・圧迫感さえ感じる暗闇。手探りするももちろんテント以外つかまるものもなく。

その日は新月、空は薄曇り、人里を何十キロも離れた山の中で、「一寸先は闇」だったのです。

これまでは、「都会じゃこんなん見られないなー」とか何とか言いながらの月明かり星明かり、ぼんやりと空にうつる、どこかしらの街の明かりがあって、目が慣れれば「見えて」いたものが、今日は、見えない。

 迫り来るような、それでいてどこまでも広がるような、不思議な感覚。

 

 あれから何十年たって、授業で「源氏」やら「雨月」やら「今昔」やら、灯りが消える「暗闇」のシーンを話すたびに、あの時のことを思い出します。どこかしらがいつも明るい今の時代と古典の暗闇の世界。そんな面白さも伝えられたらなと思ったりしてます。

 では、お次の方へ。「衝撃の!体験」教えてくださーい。

【教職員リレーブログ】「これまでの修学旅行で思い出に残っていること」

この4月に明倫高校に異動してきたKです。
明倫高校は、私が中学3年のときにできました。1つ上の先輩が明倫1期生になります。
さて、私は何歳でしょう。

「これまでの修学旅行で思い出に残っていること」
私は、これまで、北海道3回、沖縄3回、上海2回、長崎1回の計9回修学旅行の引率をしました。その中での出来事(失敗談?)を3つほど紹介したいと思います。

1つ目は、教員3年目の初めての修学旅行(北海道)の時に起きました。
飛行機を降りて、バスガイドさんが並んで待っている広場にクラスの生徒を連れて行ったとき、一人の男子生徒が「はずれや」と口走ったのです。その瞬間私は「終わりや」と思いました。案の定、バスの中が私にとって針のむしろ状態となりました。
北海道の修学旅行は、バスの移動時間が長いので、その時間もぜひ楽しんでほしいものです。

2つ目は、上海の空港に着いて、入国ゲートを出たときに起こりました。
ゲートの中でクラスの生徒の一人が、パスポートがないと騒ぎ出しました。私は中に戻ることができず、このままだったらこの生徒は、中国には入れない?日本には帰れない?などと考え、頭が真っ白になりました。座席の前のポケットに置き忘れたようなのですが、幸い学年主任のM先生(明倫にいらっしゃいます)がまだ中にいらっしゃったので事なきを得ました。
パスポートほどでなくても忘れ物をすると面倒なことになるので、ホテルを出るときなど必ず忘れ物チェックをしましょう。

3つ目は、沖縄修学旅行でクラス別研修のときに起こりました。
当時、私もまだ若く、生徒たちの「たくさんまわらんと損や」の意見に押され、水族館、世界遺産、岬、…と盛りだくさんの計画を立てました。しかし、当日少しずつ時間が押していき、グラス底ボートで魚を見る予定だったのですが、干潮の時間と重なり、「海がない…」状態になっていました。
日程はいろいろ考えて組まれていますので、遅れないよう5分前行動を心がけましょう。

今回、修学旅行のお題をいただき、懐かしくまた楽しく振り返らせてもらうことができました。ありがとうございます。楽しかったことはもちろんですが、不思議なことに失敗談やトラブル(ここではいえないようなものもありましたが)もよい思い出になっていました。むしろ、こちらの方がより強く印象に残っていると感じました。

これから修学旅行に行く2年生の皆さん、少々の窮屈さやトラブルも楽しみながらよい思い出をたくさん作ってきてください。皆さんにとって、よい旅行となるよう祈っています。

さて、次の方への質問です。これから中間試験、総体と行事が続きますが、そこで力が発揮できるように「緊張したときにリラックスする方法を教えてください」です。
よろしくお願いします。


なお、教職員リレーブログは、定期試験期間中はお休みします。

 

【教職員リレーブログ】「最近、気付いたこと。」

5月4日の夜のことです。夫が大声で私を呼んでいます。

「何の騒ぎ?」「庭にタヌキおるぞ。逃げんわ」

確かに、タヌキらしき動物が愛らしい顔で、暗闇から私たちを見上げています。外に置いてあった猫のエサを食べに来たのでしょう。しかし・・・しっぽがきれいなシマシマです。

「これ、タヌキ?アライグマじゃない?」と私。「かわいい顔や。ラスカルやな」

昭和のテレビアニメで育った夫と私にとって、アライグマ=ラスカル。愛らしいペットのイメージです。「これから庭でラスカルを放し飼いできるかも・・・」と思ったのには、一つの思い出があります。 

8年ほど前、高校時代の同級生がカナダのバンクーバーに留学し、会いに行った時のこと。バンクーバーでは、夏の夕暮れ、サマータイムで夜9時近くまで明るいこともあり、家族や友人とおしゃべりしながら散歩する人がたくさんいます。私と友人も、積もる話をしながら、近くの大きな公園を歩きました。ビーバーの作ったダムや、野鳥が見られます。そしてアライグマもたくさん見かけました。公園が人と野生動物の接点になっているのです。カナダの自然に対する意識の高さを感じる経験でした。 

 バンクーバーのアライグマ(動画)

 

ところが、早速、ネット検索したところ・・・

「アライグマは特定外来生物で害獣です。ほっておくと大変なことになります。すぐ駆除しましょう」の文字が・・・。一気に暗い気持ちになった私たち。そもそも、ラスカルがブームとなりペットとして輸入され飼われていたものが、捨てられ野生化したものだとか。

 さて、質問「最近、気付いたこと」のお答えです。

 最近、テレビで、池の水を抜き、外来種を駆除し、日本の生態系をとりもどすという番組が人気です。外国の自然保護の番組を観ていても、保護した野生動物が外来種だとわかると、ほぼ即、安楽死です。5月11日の北國新聞でも、環境省局長が「ミドリガメを飼い続けられなくなって、野外に放せば他の生物の命を奪う。涙をのんで一生を終わらせてあげるのが自然に優しいことなのかもしれない」と、ミドリガメの殺処分に触れていました。動物や植物の「外来種」を取り除き、「在来種」を守り復活させましょう、という気運が特に高まってきていると感じます。

でも、これだけ、遺伝子組み換えやら、ヒトに対してですら「デザインベイビー」が取りざたされる世の中で、在来種とか外来種とか、どれだけ意味があるのだろう。いったい日本列島のいつの時点を基準に在来としているのか、など、疑問も生じます。

それでも、とにかく、現在の自然保護の流れの中で、学術的・理性的に考えれば、やはり、日本の生態系を乱すアライグマやミドリガメは、飼えなくなったら、命を奪うことが正しい選択なのです。

しかし、しかし・・・とにかく今は、あのアライグマが我が家の庭に二度と姿を見せず、どこか遠くに逃げて、ひっそり暮し、その一生を全うしてほしいと、ただただ祈っています。

それは、やはり、身勝手だと批判されても仕方ないことなのだ思いつつ・・・。 

では、次の方への質問です。

一緒に上海の修学旅行、引率しましたね。

「これまでの修学旅行で思い出に残っていること。生徒へのお勧めや気をつけてほしいこと。」でお願いします。

【教職員リレーブログ】ゴールデンウィークに楽しんだこと

質問「今年のゴールデンウィークに楽しんだことは何ですか。」への回答です。
楽しんだことは5つほどあったのですが、その内の1つについて書きます。

それは、時間を気にせずプログラミングが出来たことです。PCでの作業を少しでも楽にする・便利にするためのあれです。(※こんなことを楽しいと思う人もいるんだと思った方は、以下を読んでください。)

今はまっているのは、GAS(ガス)です。GASとは、Google Apps Script の略で、Google社が提供するプログラミング言語です。GASを使うと、Googleフォームの入力データを加工してGoogleスプレッドシートやGoogleカレンダーに表示するなど、Googleのサービスを連携することが可能です。とっても便利で、作業も効率化されて助かります。生徒の皆さんが入力した健康等調査のデータもこれで加工しています。

プログラミングは、アイディア次第で様々なことを創造でき、充実感が味わえます。これからの社会を担う生徒の皆さんには、この楽しさを少しでも知ってもらえたらと思っています。

 

(追記)連休最終日に、半導体不足のため入手困難であったRaspberry Pi4(写真)が手に入りました。1万円ほどの小型PCです。英国では教材として活用している学校もあります。これを使うと、例えば、湿度センサーとモーター等を繋いでプログラミングすることで、観葉植物に自動で水やり等をすることが可能になります。いろいろと試してみたいと思います。それではまた。
Raspberry Pi4


次は、Kさんにバトンを渡します。
質問は、「最近、気付いたこと。」でどうでしょうか?よろしくお願いします。