先日、訪問教育として、初めて研究会を行いました。
福井大学の笹原 未来先生をお招きして、教頭と訪問教員2名で行いました。
会では、訪問生のHくんとのかかわり合いをもとに、
訪問教員2名、それぞれの授業動画を行ったり来たりしながら、話し合いを進めました。
話し合いで出てきたテーマは、大きく分けて以下の通りです。
・Hくんの表出に対する、新しい解釈の仕方
・見落としていた、Hくんの表出
・訪問教員2名の、ある言葉の言い方の違いと、Hくんの様子の違い
・Hくんが自発できる動き
・モノの触らせ方
・Hくんの表出を受けて返す
・表出の意味を、Hくんと一緒に創っていく
・Hくんが、見通しを持って取り組めるように、一つのパターンを大事にする
あっという間の2時間でした。まだまだやれることがあるんだな、と感じると同時に
まだまだ子どもとのかかわり合いは豊かになっていけるんだな、とも思いました。
会で得られた視点は、訪問生や本校に通う子どもたちに、存分に還していこうと思います。
金沢大学地域創造学系准教授の青木賢人氏と林紀代美氏をお招きし、職員向けの防災研修会を行いました。
能登半島地震や東日本大震災、今後起こる可能性が高い森本・富樫断層帯を震源とする地震などについて、被害状況の写真やハザードマップを見ながら、学校の防災体制に関する説明を受けました。本校の防災体制について再度考える機会となりました。
日頃から様々な防災体験を行い、万が一に備えることが大切です。避難訓練では、防災頭巾を被り、机の下に入って頭を守る行動が少しずつできるようになってきました。床に物が散乱している場合は、歩きづらかったり車椅子で通りづらかったりします。その状況を想定して、おんぶひもを使用し、おんぶされて避難する練習も行いました。
1学期最終日は非常食体験を行いました。少ない水で手を洗ってみたり、自分で水を入れてアルファ化米を作ってみたり、備蓄リュックに入れてある非常食を食べてみたりしました。初めての体験が多かったですが、子ども達の実態に応じて取り組むことができました。
夏休み前、最後の授業日に、いしかわ特別支援学校肢体不自由教育部門高等部2、3年4名と交流しました。
お互いの自己紹介をした後に、いしかわの友だちが授業でしている、ふれあい体操に挑戦しました!
20分程の交流でしたが、友だちと一緒に授業するという、貴重な経験ができました!
はじめは、ウトウトしていましたが・・・
ほおに「トントン」と触れると、パッと目を開けて触られた方向に目を向けました
歌に合わせて、「♪だいこん」は足を、「♪じゃがいも」はお腹を、なでなで~
本日、1学期の終業式がありました。様々な行事については学年通信でお伝えしてきましたが、教科書の使用やICTを活用している日々の授業についてもお知らせします。
【教科書を使用した授業】
国語の授業で「こぐまちゃんのみずあそび」の読み聞かせをしている様子です。教科書に出てくる「つめたい」「パラパラ」等、みずあそびに関連した言葉を知ったり、みずあそびを楽しみにしたりしています。また、教科書「ピンポーン」を読みながら児童がスイッチに触れて実際に「ピンポーン」という音を聞いています。どちらも実体験と結び付けることで、より子ども達の学びが深まると考えています。
算数の教科書に数字を書いています。実際に書き込みができる教科書で使いやすいです。 生活では季節の行事等を教科書で見たり調べたりしています。
音楽の教科書を使用して、鍵盤演奏をしています。楽譜を一生懸命見ながら指を動かし演奏していました。また、図工では、教科書「どんどんぬるほん」の中から、校外学習で行った航空プラザで見た飛行機の塗り絵をしています。
図工の教科書「きるほん」「はるほん」を使用し、様々な形を切ったり貼ったりする活動をしました。
【 ICTの活用】
様々な教科等でタブレット端末やスイッチ等を使用しています。文字のなぞり書きや計算、植物の記録写真を撮ったり、子ども達が自らタブレット端末を操作して朝の会等の進行をしたりしています。