第2回 商業を学ぶ高校生の国際感覚育成事業

 11月16日(土)の午後「商業を学ぶ高校生による国際感覚育成事業」として、金沢大学の留学生をお招きし、七尾の観光名所を英語でガイドしました。第1回は9月に七尾城で行われ、今回は前回よりもさらにパワーアップした姿を見せることができるのかが注目されました。

 留学生が乗ったバスが13時に本校に到着し、総合経営学科商業系列ビジネスコースの生徒16名がバスに同乗して、スタート地点にあたる七尾市街に向かいました。ベトナム、タイ、バングラデシュ、インドネシアなどから8名の留学生が参加し、3班に分かれて自己紹介をしました。この時点ですでに笑い声が聞こえ、コミュニケーションが取れているようでした。そして、全員で一本杉通りのスタートにあたる仙対橋に向かいました。一本杉通りの歴史説明で、“出会いの一本杉”という昔話から、女子トークで盛り上がりを見せました。実は参加生徒16名中女子が13名、留学生8名中女性が7名だったからです。

そして3班が別々に一本杉通りにある「昆布海産物 しら井」「髙澤ろうそく店」「鳥居醤油店」を紹介しました。続いてバスに乗って北陸三十三霊場の一つで七不思議の伝説が残る「妙観院」へ向かいました。後半は激しい雨となり心配しましたが、最後に向かった和倉温泉「湯っ足りパーク」では雨も上がり、日が射し始めました。

ここで一緒に足湯を体験しました。ほとんどの留学生にとって初めての体験ということで満喫していました。生徒からは今度七尾に来るときには“出会いの一本杉”という昔話から、素敵な人と温泉に来てくださいと、笑い声が絶えないガイドツアーとなりました。

 生徒たちはこの事業以外にも、これまでもいろいろな機会を通して七尾市の魅力を発信してきました。英語であっても、日本語であっても、自分たちが学んだことを伝える楽しさや、難しさを知ることができました。今後の高校生活だけでなく、卒業してからもこの経験を活かせるようになって欲しいものです。