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全中島が泣いた? ノトゲキ「銀河鉄道の夜」無事に終了いたしました。

 日本大学芸術学部演劇学科の学生さんが4月から作り上げてきたノトゲキ「銀河鉄道の夜」の上演が無事終了いたしました。学生の学生による学生のためのノトゲキ。学生たち一人ひとりの作品に向かう姿勢は、共演させていただいた本校の生徒にもよい見本となったのではないでしょうか。

 楽屋も学生さんとご一緒させていただき、色々お話をさせてもらったと思います。途中体調が悪くなった生徒にも、疲れているのにもかかわらず、気を使い、優しい声をかけていただき「今時の子は」や「今時の学生は」などなど、言われてしまう若い者たちが、「演劇」というものに青春をかける姿に羨ましさを感じたのは言うまでもありません。本校生徒とは差があっても5歳、この差を大きいと思うか小さいと思うかはひとそれぞれだと思いますが、彼らの背中は大変大きく、そして大切な存在であるのだということを認識した日々でした。

 あっ、学生さんばかりほめてしまいましたが、本校生徒もよく頑張ってくれました。本番二日前にセリフが与えられたにも関わらず、その場で、数回の稽古で覚えてしまう脳みその柔らかさ。学生さんの説明を一生懸命聞く、まっすぐな目。稽古の帰りの車では「楽しかった」と毎日話していました。

夏休み終了間近の1週間。能登演劇堂で集まった若者たちにとって、忘れることのできない時間を過ごしたのではないでしょうか。本当に、本当にみんなよく頑張りました。ノトゲキは来年も続きます!