学校日誌

2020年11月の記事一覧

錦高日記11月6日(金) ~マイプロジェクトアワード校内選考会in錦丘~

 本日の放課後、2年生課題研究の6グループの有志たちが集まり、「マイプロジェクトアワード校内選考会」が行われました。「マイプロジェクトアワード」とは、身の回りの課題をテーマにプロジェクトを立ち上げ、実行することを通して学ぶ実践型探究学習になります。本日代表に選出されたグループは、12月に実施予定されている北陸地域Summit(各地から選出されたプロジェクト高校生が集う、全国大会にもつながる)の出場チームとなります。

 集まった生徒たちは、アイスブレークで盛り上がった後、3グループずつ二手に分かれて発表をしたりそれを聞いたりしました。司会の3年生の指示のもと、発表者らは自分たちの活動をまとめた動画(できの良さに感動しました。)を見せた後に、3分程度で発表を行い、評価者や参加者との質疑応答まで行いました。発表の姿が実に堂々としていたグループが多く驚きでした。

 発表後には、参加者から発表者にメッセージカードが渡されるとともに、評価者からコメントやアドバイスを行う時間が設けられ、参加者の学びが一層深まる機会となりました。本当に素晴らしい生徒の成長をみてとることのできる時間でした。

《発表グループのテーマ一覧》

 ・伏見台商店街の活性化         ・世界初!?オンライン部活動を創る

 ・受験生応援弁当企画引き継いでみた   ・スパっと伝わるSNSでの宣伝とは?!

 ・生活の中の小説の存在         ・目を奪われる「イラスト」

       

錦高日記11月5日(木) ~先月の花々~

 今日は、毎月恒例の中央階段の癒しの花々をご紹介します。

 先月の花の中に色鮮やかな黄色の菊の花を見つけたときは、校庭の紅葉とイメージが重なり、秋を感じました。ですが、最後の2枚の作品では、きれいなブルーの水盤に、白い花々が浮かび、イメージは「トロピカル」。しばし、近づく冬の足音が止まったようでした。実は、最後の作品は華道部の作品を顧問の加納先生がアレンジしたものです。少しつかれてきた花々もアイディア次第でこんなにも素敵な作品になるんですね。お花たちも幸せそうです。

 

 

錦高日記11月4日(水) ~全国俳句大会入賞~

 本校1年生 11H堀田彩夏さん、17H西康毅君の俳句が、第59回全国俳句大会ジュニアの部で入選しました。おめでとうございます。全国の優れた作品が収められた冊子(写真左)の中程に、二人の作品も掲載されていました。以下にご紹介します。

  ペンを置き体伸ばせば朧月  堀田 綾夏作

 (空中に浮かぶ美しい朧月の様子が浮かんできます。)

  海風に煌めく初夏の千枚田  西 康毅作

 (輪島の千枚田でしょうか?海から吹き上げる爽やかな初夏の風が感じられます。)

 短歌を作る活動は、コロナで休校だった期間の1年生への課題だったそうです。「文芸錦丘」と呼ばれる本校ならではの課題ですね。若い頃の鋭敏な感性をさらに磨き上げていって欲しいと思います。

 さらに、今回のこの活動のおかげで、本校に対して奨励賞をいただきました。1年生のみなさん、ありがとうございました。

 

錦高日記11月3日(火) ~中高合同教育講演会 林 寛之氏 来校~

 文化の日の今日、本校では中高合同行事として教育講演会が開催されました。講師にER専門医の林寛之氏をお迎えし、「救急医療の実態とそこから学ぶキャリア形成~救急医療のダイナミックスさや、総合医療の人とのつながりからキャリア形成を考える~」と題し、ご講演いただきました。例年であれば中高生徒全員が体育館で講演を聞きますが、今年は視聴覚室で講演していただき、その映像をリアルタイムで中高の各教室へ配信して行われました。

 講師の林氏はNHKの「プロフェッショナル」にも出演されたことのある有名なスーパードクターです。自治医科大学を卒業し、カナダでも研鑽を積み、現在は福井大学医学部付属病院総合診療部教授として活躍されています。北米型ERを実践し、「たらいまわし」ゼロを実現し注目を浴びました。

 生徒にも馴染みのあるテレビドラマやアニメの名シーンを折り込みながら、ユーモアたっぷりに話されたことの中には、ここには書き切れない程の魂のこもったお言葉がありました。

 まず、ご自身の職業に関して、「医師は一生勉強しないといけない職業と心せよ!」「Noと言うことは簡単だが、できない理由を探すな。できる理由を探せ!」と話されました。全ての急患を受け入れる先生の気概が感じられました。

 また、「ヒーローはみな逆境で成長している。逆境は成長のチャンス!」「逃げることに慣れてはいけない。」「大切なのは勇気ではなく、覚悟だ。」と、悩み多き生徒たち、日々懸命に努力をしている受験生たちを励ましていただきました。

 さらに、将来の選択に関しては「どんな仕事をしたいのかということではなく、どんな自分になりたいかが大切。自分が成長できる仕事を選ぶべし。」と話されました。「なりたい自分を探す」という本校の目標とぴったりと合致したお話しで、驚くとともに「やっぱりこれだ」と確信した生徒もいたことでしょう。

 まだまだ書きたい言葉が満載だった本日の講演会。みなさんの心にはどの言葉が残っていますか?これからの皆さんの人生を支える言葉になってくれれば、とても嬉しいです。

  

     視聴覚室で「コードブルー」の一場面を使って講演 ⇒ それを教室で視聴

 

                           教室での視聴であっても、この真剣さ

 

 生徒会長より花束贈呈。ご講演ありがとうございました。

 

ほりほりの部屋Vol.34「今日は文化の日」~なのに登校B、16日代休B~

 皆さん、こんにちは。堀です。雨上がりのピーカン(死語?)の天気!洗濯物も竿いっぱいに干してきたし!気持ちよし!写真は今朝の錦丘前庭。諸君が登校する際、必ず目にする女性像の後ろ姿と見事に紅葉してきた校庭の木々、さらには西方の残月を撮ったものです。いい景色です。ここで、モンダイです。毎日、視界に入っているこの女性像の作品名は?①風立ちぬ、②風に向かいて、③わたる風。さて、どれでしょう??台座に正解とともに作者名等も記載があります。各自、ご確認のほどを。平成25年に創立50周年記念に同窓会から寄贈された作品です。胸に本(学問・大志の象徴?)を抱き、正面から来る風(逆風か?障害・壁の象徴?)に対し、大きく手を開き、素直に受け入れている様子が、疾風怒濤の青年期まっただ中の諸君らを象徴しているようでとても好きな像です。逃げる感じが全くなく、極めてポジティブ!しかも、注目すべきはその足下。めいっぱいかかと、あげてます!!しかも、ぐらついてないっ!実際の身長以上に大きく見せたい気持ち、わかるよね?今現在の実力よりも強く高くありたいという強烈な向上心を、このつま先立ちから堀は感じますが、いかがでしょう?諸君は今、順風の中?それとも逆風の嵐?いずれにしても、この像みたいに、体幹ぶれずに~、めいっぱいつま先あげて~GAT!

 先日、県の新たな「文化」財、「鼠太門」を見学してきました。自宅からずっと歩きで、尾山神社へ。裏手から「鼠太門橋」を渡って、門内部へ。さらには、カナダ楓の並木道を右手に見ながら「しいのき迎賓館」を通り抜け(本校写真部の作品も鑑賞し)、「まるびー」へ。忠実に再現された古き良き木造建築から最先端の現代美術まで、堪能してきました。金沢っていいね。ちょっとした身の回りに、「文化」の香りが充満してます。こんな街、世界的に見てもそうそうないんよ。ふるさとの「文化」を具体的に自慢できる、Ishikawan, Kanazawanであって下さい。実際に行ってみて体験してね。ではでは。今日はこの辺で。CU ASAP!

(尾山神社の裏手にて、5匹のカエルがcute!)

(鼠太門から尾山神社方向を望む 道路は昔は堀)

(鼠太門内部 階段)

(鼠太門内部 梁)

(この写真そのものが「芸術」だそうです)

P.S.この「文化」の日特集、書き始めたのが朝で、書き終える今、夕方5時・・・洗濯物、下手こいた~雨で全滅やん・・・帰って洗い直しや!ぴえん・・・

錦高日記11月2日(月) ~えっ!?パパイヤ!!~

 何気なく体育館への通路を歩いていると、見たことのない白い花が大きな葉に隠れるように咲いていました。「何の花だろう?」と思って植木鉢をみると、なんと「パパイヤ」と書いてあるではないですか!!こんな北陸の地に、こんな通路で、もうこんなに寒いのに、パパイヤ??その日はとりあえず写真を撮り、その場を去りました。

 2週間後くらいでしょうか、再び体育館へ向かうと、なんとパパイヤ、大きく成長していました!!しかも蕾だったものが花を開いています。ますます寒くなってきているのに、金沢でパパイヤ!!と再びビックリしました。

 今後、この実がどのように成長し、どうなっていくのか、楽しみになりました。いつか皆さんにもお知らせしたいと思います。

 生徒の皆さん、体育館へ行くときにはこのパパイヤの実に励ましの言葉をかけてあげて下さい。

   

     この白い花が・・・・・・・・約2週間後・・・・・こんな実になりました!(右側の緑色の実)

確かに「パパイヤ」と書かれています。