学校日誌

2021年1月の記事一覧

錦高日記1月26日(火)Ⅰ~1年生「薬物乱用防止教室」~

 本日の7限目、1年生を対象として、金沢中警察署生活安全課の 八田 貴士氏 を講師にお招きし「薬物乱用防止教室」が開催されました。密を避けるために、Zoomを用いて、本校の放送室からライブで教室に流しました。生徒たちはプロジェクターに映し出された映像と八田氏の解説を真剣に視聴していました。配布された非行防止啓発リーフレット「なくそう非行!」もよく読んで、薬物に対する正しい知識と認識をもって欲しいと思いました。

 

  

錦高日記1月25日(月) ~2年生現代文で研究授業が行われました~

 本日の5限目に、24・25H(文系)の現代文で研究授業が行われました。題材は、夏目漱石の『こころ』。筆者が高校生の時にも教科書に載っていた現代文教材の代表的な作品です。

 『私』によって語られる『K』とのお話しには、筆者が高校生当時には思いもしなかったような様々な「なぞ」があるようです。今日の授業は「これまでの授業を通して、あなたは、『K』はいつ自分が死ぬべきだったと考えていたと思いますか。また、そう考える理由はどのようなものですか?」に対してグループで意見を出し合い、みんなの考えをまとめ、発表するというものでした。グループワークでは、それぞれが自分の考えに加え、筋の通った理由を堂々と述べていました。答えのない問題に自由な発想で意見を述べ合う、筆者が高校生の頃には経験できなかった授業内容でした。あのような活動を重ねていけば、物語の行間を読む力や、人間や物事に対する洞察力も鍛えられるのはないかと思いました。

 次の授業で、どのような「まとめ」になるのでしょうか。もうしばらく議論は続きそうです。

  

  

錦高日記1月22日(金)Ⅱ~「読んでみたくなっちゃう本」④~

 『読んでみたくなっちゃう本、あるかしら?』のシリーズも4回目を迎えました。今日も2冊の本をご紹介します。

『さよならクリームソーダ』 額賀 澪 著

「さっき自分が三年後の話をしているのに、もの凄くびっくりしたんです。十年生きるかもしれないけど、明日死ぬかもしれないのに、先輩と同じ大学に行きたいなんて思うようになっちゃったんですよね。」

『三日間の幸福』 三秋 縋 著

「(略)何をしても構いませんよ」「何をしても?」と俺は訊きかえす。「ええ、どんなにひどいことでも。」「じゃあ、遠慮なく」俺はミヤギの手を引いて強く抱きしめた。(略)ひどいことしますね、とミヤギはいい、鼻を啜った。「あなたのこと、もう忘れられないじゃないですか。」

 いかがでしたか?今日ご紹介した2冊の本には、どこか死の気配がありますね。これらの本は本校の図書館にあるので、気になった人はぜひ借りてください。炬燵に入りながらページをめくるのも、「おうち時間」には悪くないですよね。

錦高日記1月22日(金)Ⅰ ~3年生 「なりたい自分」のために・・・~

 今週初めから、3年生たちは各人の「なりたい自分」に向かって2度目の猛ダッシュです。

 難関大学の一つである金沢美術工芸大学への合格を目指し、志望者たちが朝早く(下の写真は朝7時過ぎのものです。)から夕方遅くまでデッサン等の練習を続けています。この大学の試験時間は7時間もあるのですが、指導をされている開先生は「共通テスト対策の学習を続けてきたことで、(運動と同じで)絵を描くスピードがまったく遅くなってしまっている。このスピードでは7時間で作品を描きあげることに不安が残る。生徒たちには少しでも多く練習させたい。」との熱い気持ちを述べておられました。筆者たちはただ見守ることしかできないのですが、毎日へとへとになりながらも課題を描き続ける彼ら彼女らの努力している姿勢に心より精一杯のエールをおくりたいと思います。(粘り強くファイト!!)

   

錦高日記1月21日(木) ~2年生 『マイプロジェクトアワード』の参加に向けて~

 『マイプロジェクトアワード』とは、多様な参加者(高校生・サポーター・観覧者など)が集まる中で、社会を創造する「新しい学びの当たり前」を、共につくっていく場です。

 先日の校内選考会で、本校代表となった課題研究グループのメンバーたちは、その発表会に向け準備に余念がありません。放課後に原稿やスライドを作成しては自分たちで協議・修正し、今週になってからは、本校の教員からアドバイスを引き出そうと、小まめに職員室に通ってきています。(本当によく頑張っています。)今年度の”地域サミット”は今週日曜日の1/24にオンラインで行われることになっています。オンライン開催であるため、当日、各人は自宅にてパソコン等から発表を行うことになり、残念ながら、先生たちはサポートにはつけません。うまくいくようただ祈っているのみです・・・。