学校長挨拶

11月の学校生活のスタートにあたって

<11月の学校生活のスタートにあたって>

 新聞等の報道でもご存じのように、昨日、ラグビーフットボール競技と駅伝競走の全国大会出場を賭けた県予選会決勝等がありました。出場した選手達は身体を張り、熱い思いをラグビーボールやタスキに乗せて、一瞬のプレーや走りに全力を尽くしていた様子がうかがえました。

  中でも、ラグビーでは試合前にチームの一体感を高めるために控え場所で選手が本校の「校歌」を大声で歌い、その声がグラウンドまでに響き渡ってきた時や、点差が広がっても試合終了まで互いに声を掛け合い全力で相手にぶつかって行く姿には、わたしの目頭や胸に熱いものがこみ上げてきました。また、大会では新しいことに臆することなくチャレンジする姿勢やプレーを目の当たりにして、多くの感動と勇気をいただきました。

    全国出場を賭けて、この後も厳しい戦いが続きますが、今大会でけがした人の分まで、気持ち、心を一つにしてチャレンジして下さい。本当にありがとう!

 そして、今週末から来週にかけて、いよいよ1・2年生の後期の県新人大会が実施されます。試合では緊張し、トラブルも生じるかもしれませんが、これまでの練習で身につけたこと、研究したこと、自分の良さや強みをワンプレーでもいいので他校の生徒と競り合って発揮し、自分の競技レベルをさらに高めることを期待しております。

    次に、3年生はこれまで本校PTA・OBの方々や企業の人事担当者、多くの先生方の支援を得て、先月から就職試験や進学に係る試験が行われ、その結果、進路の決まった生徒が校長室に挨拶に見えております。

    校長室に入室してくる際に感じることがあります。鶴来高校で身につけた「挨拶」や「笑顔」などの「立ち振る舞い」は、これから社会に出ても十分に役立ちますので、自信を持って今後の生活にしっかりと根付かせ下さい。

    おわりに、依然、コロナ感染が首都圏を中心に継続しており、安心できない状況が続いています。寒くなってくると教室内の換気がおろそかになりがちとなるため、休み時間等で気づいた人が、適宜対応するなど、皆が学校生活を安全に、安心して過ごせるようお願いして今月のはじまりの挨拶といたします。

    令和2年11月2日

                    鶴来高等学校長 北川 博勝