学校長挨拶

<学校再開後の近況>

<学校再開後の近況>

  学校が再開して1ヶ月余りが過ぎました。

 はじめに本校PTAの皆様から懸垂幕の掲出による生徒に対する激励や、白山市ラグビーフットボール協会から本校生徒と教職員に2種類のオーガニックコットン製のマスク千枚を寄贈していただくなど、多くの関係者の皆様方に本校が支えられていることを実感しています。

  また、県教育委員会からは屋内がこもりやすい武道場に4カ所の扇風機の取り付けや、「舟岡寮」各部屋の冷暖房設置、校内の多くの箇所に消毒液が安定して供給されるなど、生徒の安全・安心な学校生活を過ごせるようご支援をいただいております。

  この場を借りて改めて多くの関係者の皆様に感謝申し上げます。

  ありがとうございます。

  さて、この間、「新しい生活様式」のもと、学校生活では体育大会や遠足などの学校行事の中止や、運動部・文化部の全国大会をはじめ、県高校総体や県総文祭等が中止・延期となる中、部活動再開後でも柔道部やラグビー部などでは本来の活動とほど遠い制限が設けられており、生徒がもがきながらも日々の活動に精一杯に取り組んでいる姿を見ると心が熱くなってきます。

  特に3年生は活動できる喜びを持ちながら、6月下旬からようやく他校との練習試合や県高校総体の代替試合などに出場できるようになり、目標達成に向けてこの状況下で必死に活動に取り組み、高校生活の大きな節目を迎えております。

  文化部ではジャズバンド部が人間力を高める手立てとして部活動がない放課後に校舎内を丁寧に清掃し、美術部ではコロナ感染防止に係るポスターを描き校内外で啓発活動に努めております。他にも現在、本校生徒の誰もが通る生徒玄関の廊下には茶道部を中心とした有志の生徒たちが、七夕の短冊や「天の川」を模した飾り付けを行い、多くの生徒の心に潤いのある生活をいただいております。

  今後とも学校で生徒と教職員が一緒にいて、学習や部活動等をともにできる喜びを大切にするとともに、保護者・地域・学校が一体となって、この難局を乗り切って参りたいと思います。よろしくお願いします。

  令和2年7月7日       

               石川県立鶴来高等学校長  北川 博勝