2016年11月の記事一覧

今年の駅伝大会が終了


 11月6日の県高校駅伝では、「チーム鶴来」としてスキー部員の力を借りて8位入賞を果たしました。本校より上位の学校は、私立3校と8クラス以上の学校でしたし、本校より下位の学校もほとんどが8クラス以上の学校でした。また、その多くが進学校と呼ばれる学校でした。
 この現状から、長距離部員を7名揃えるには、学校全体の生徒数が必要なことわかります。また、長距離は自己管理ができる生徒でないと難しいことも分ります。
 この中において、鶴来高校が駅伝に連続で出場出来ているのは、スキークロスカントリーの選手の存在が大きいのです。彼らは、鳥越・白嶺中学校出身の生徒達であり、石川県のクロスカントリー界を背負っている自信と自負を持った生徒達です。来年度以降も、「チーム鶴来」として陸上部・スキー部がタイアップして臨みます。

 11月13日の手取川一周駅伝には、地元の高校という意識を持って出場しています。今年は、現役長距離部員が4名しかいなくて、鶴来高校OB2名とのチームで出場し、金沢工業大学に次いで一般の部で2位となりました。金沢工大には、11月6日の県駅伝で3分の差をつけられたチームでしたが、この日はアンカーで16秒差まで追い詰める大健闘のレースができました。
 この大会では、1・2年生の3名が好走し、夏以降の成長が確認できました。

 11月23日の河北潟一周駅伝には、明倫高校の3名と鶴来の3名の合同チームで臨みました。昨年もこの2校で合同チームをつくり、見事優勝しましたが、今年は、県高校駅伝で5位の石川高専、6位の泉丘がその時のベストメンバーで参加してきました。結果は2校に負けて3位でしたが、1区の明倫高校1年の藤は、泉丘のエースと10秒差、3区の明倫高校1年の北島は区間賞をとり、3区終了時では100mの距離の中に3校がいるという激戦を演じることができました。鶴来高校の高野翔・長原翔梧・吉田樹生の3名は、6~7kmの区間を担当し、好走してくれました。

8位入賞を果たす


  

2016 県高校駅伝を振り返る

 

昨年は、1区飴野の不振で出遅れ、ここ数年では最も悪い13(2時間3207)であった。その時の悔しさを、今年のレースで払拭するために練習をしてきた。

結果は、8位と、強風の中で各チームが昨年の記録を1~4分も落とす中、鶴来は昨年の記録を313秒も短縮した。目標にしてきた6位入賞は叶わなかったが、中盤までは5~7位争いに加わり、見応えのあるレースをしてくれた。

区間

選手

記録

区間順位

出身中学

中学時代の部活

1区(10km)

飴野智大

33.27

4位

鳥越中学  

野球部

2区(3km)

今川雅紀

10.44

9位

鳥越中学

スキー
(クロス)

3区(8.1km)

北出竜之介

28.09

5位

鳥越中学

スキー
(クロス)

4区(8.1km)

杉田有生

29.42

11

白嶺中学

スキー
(クロス)

5区(3km)

長原翔梧

10.40

7位

清泉中学

放送部

6区(5km)

高野 翔

17.39

6位

松任中学

陸上部

7区(5km)

吉田樹生

18.33

9位

北辰中学

陸上部

1区(10km)
  この区間は、各校のエースが揃い、レースを大きく左右する区間である。この区間で、
飴野が今までで最高の走りをしてくれた。終盤まで4位争いを小松工・石川高専と繰り広げ、最後は突き放した。ベスト記録も更新し、4位でタスキを渡してくれた。レース直前にマイコプラズマを発症し、区間変更も考えたが、本人の意思を尊重し見事リベンジを果たしてくれた。

 

2区(3km)
  ここは、スキー部の今川を起用した。設定タイムを10秒ほど下回ったが、5位チーム
が見える位置でタスキを渡し、無難につなぎ役を果たしてくれた。ただ、あと5秒をかせいで欲しかった。

 

3区(8.1km)
  この区間は、各校の準エースが出てくる重要な区間である。スキー部1年生の北出を
起用し、混戦の中で粘りの走りを期待した。その期待に見事答え、石川高専を離し泉丘に迫る走りで6位をキープしてくれた。

 

4区(8.1km)
  この区間で6位入賞圏内を固めたい思惑があり、昨年3区で好走したスキー部の杉田
を起用した。杉田は、筋肉強化のため昨年ほど持久力が不足していることは分っていたが、なんとかしてくれるだろうと期待した。折り返しまでは、泉丘・石川高専と5位集団で粘ったが、そのハイペースで崩れてしまい、ゴールまでに追い上げてきた小松にも抜かてしまった。

 

5区(3km)
  この区間は、中距離・短距離の選手が多く起用される区間である。競歩の長原を起用し、
6区で逆転の足がかりにしようと考えていた。無難に走ったが、5位争いの3チームとは離されてしまい、5位が難しくなってきた。

 

6区(5km)
  アンカーまでにライバルチーム(泉丘・石川高専・小松)30秒のリードを作るために、こ
の区間にキャプテンの高野を起用した。前のチームを懸命に追い、20秒近く縮めたが、それでも7位の小松には1分の差があった。

 

7区(5km)
  この区間は、1年生の吉田に託した。アンカーの重責に耐えて、来年以降のエースに育って
欲しいという思いもあった。7位とは差があり、マイペースを指示した。予想タイムをクリアーできず課題が残った。

  この大会を目標にして成長を続けている長距離陣は、来週の手取川駅伝、11/23の河北潟駅伝に参加し、走力の確認とさらなる持久力アップを目指します。