2023年10月の記事一覧

ハロウィンに思うこと

今日はハロウィン

この日になると思い出すことがあります

 

1992年のこの日

アメリカに留学していた日本人が

大切な命を落としました

 

パーティーに招かれた彼は

仮装をして訪問先を訪れます

 

ところが訪問先を間違えてしまうのです

訪れられた家主は

怪しい者が入って来ようとしているので

銃をかまえ

「Freeze!(動くな)」

ところが彼は

「Prease!(どうぞ)」

と聞き間違えそのままドアを開き

銃の犠牲となってしまったのです

 

彼のご両親はその後

アメリカの銃規制に向けて立ち上がり

日米で集めた182万人の署名の一部を

大統領に手渡し

銃規制の法律の成立に寄与しました

 

ご両親は

「アメリカを憎んでも何も生まれない

 むしろ銃のない日本の社会の姿を

 アメリカの若者に伝えたい」

とアメリカから高校生を日本に招く活動を

続けていらっしゃるのだそうです

授業にお邪魔します vol.7

輪島高校では教員が

「ここだけは誰にも負けないという授業を

 まずはひとつ作ろう」

を合言葉に授業力日本一を目指しています

 

今日は、21Hの保健(冨水先生)へおじゃましました

 

テーマは「どうすれば幸せになれるか」

 

授業ライブ風にお伝えします

 

「あなたは、自分のクラスと番号言えますか?

 4桁以上の数字を覚えることができる人は

 脳の構造上、東大生と変わりません

 勉強が面白いと思えたかどうかの違いです」

 

人生は思い込みの差

 

「自分で頑固な人は手を挙げて」

何人かが手を挙げます

「あなたたちは素直です

 なぜなら素直に手を挙げたからです」

 

「ネガティブな人手を挙げて」

何人かが手を挙げます

「この中にネガティブな人はいません

 なぜなら今歩けているからです

 自分が赤ちゃんの時に

 歩いている他の人を見て

 自分にもできるはずだと

 ポジティブに挑戦したからです」

 

「人の思い込みは85%は6歳までに作られます

 自分でできないと思っている人は

 その時までに出会った大人に作られているだけです

 できないという思い込みは

 自分で変えることができます」

 

人間が幸福を最も感じる瞬間は?

「それは、ありがとうと言われた瞬間です

 人を喜ばせることのできる人は

 自分自身幸せになれる人です」

 

生徒は目を輝かせて聴いていました 

 

 

 

不自由研究のススメ

これからの時代を生き抜く力をつけるため

3年間を見据えた計画的な探究学習を進めています

 

1年生でこれまで取り組んできたのが

「不自由研究」

テーマは教員が準備したもの

なので「不自由研究」

その枠組みの中で

探究の型を身につけるため

研究の一連の流れを経験します

 

10月26日(木)発表会を行いました

それぞれのグループの代表者による

プレゼンテーションが行われました

 

「猫島」について調べた稲木茉那さんは

「海」と「猫」のコラボの魅力に気づき

思いがけないものどうしのマリアージュによる

観光資源の発掘の可能性を提案しました

 

「輪島カルタ」の製作に取り組んだ上平遥さんは

日常のあらゆる場面に潜む楽しいことに気づき

前向きな高校生活へのヒントをくださいました

 

「絶滅した動物」について調べた大畑瞬星さんは

単なる調べ学習にとどまらず

現代ならこの動物は生き残れたか

様々な視点から自分なりの

結論を導き出しているのが素晴らしかったです

 

「輪島の魅力」動画を制作した久保穂乃佳さんは

女性観光客が何を求めているのか

そのマーケティングを踏まえ

顧客ターゲットを絞った

魅力たっぷりの動画を披露しました

 

白崎萌々子さんと宮崎葵衣さんは

英語と韓国語で

「朝市」の魅力を伝えました

コロナが収まり

インバウンドをどう捉え直すか

これからの輪島市の課題です

 

「名探偵コナン」を研究した泉豪さんは

動画解析の結果から

コナンくんの垂直跳び能力や

蹴ったボールの速度とそのエネルギー

物理法則に則って計算しました

さらにはその能力を発電に転化した場合の

経済効果にも言及しました

 

そのほか書ききれませんが

ほかの皆さんも魅力ある発表でした

 

 

 

 

 

授業にお邪魔します vol.6

輪島高校では教員が

「ここだけは誰にも負けないという授業を

 まずはひとつ作ろう」

を合言葉に授業力日本一を目指しています

 

今日は山下友子先生の保健の授業にお邪魔しました

クラスは1年3組

感染症に関する単元でした

 

「新型コロナウイルスは江戸時代の日本で流行するか?」

という問いにみんなで考えを深めました

 

まずひとり1台端末を用いて

感染症流行の歴史と背景を調べます

エボラウイルス

コレラ

マラリア

鳥インフルエンザなど

様々な感染症について分担して調べた後

グループ内で得られた知識を共有します

 

グループで話し合うと

感染症ごとの

地域、原因、年代、感染源などの

共通点や違いが明らかになってきました

 

地理や歴史などの授業と組み合わせると

教科横断的な深い学びに発展する

まさに日本一の授業に近づく可能性のある授業でした

朝市観光ガイド

10月22日(日)

朝市で観光ガイドのボランティアをしました

参加したのは

3年生、佐渡さん

2年生、田端さん

1年生、白崎さん、久保さん、森谷さんの5名です

秋晴れに恵まれ多くの観光客で

賑わっていました

海外からのお客様に

積極的に英語で案内をしました

科学の達人

秋もすっかり深まって来た

10月21日(土)

 

美川スポーツセンターで

「いしかわ高校科学グランプリ」が開催され

本校からも1チーム出場しました

 

出場したのは

2年生の精鋭8名

 

午前中は

数学、理科、情報の筆記試験に

午後は

被災地に物資を届けることを想定した

実技問題に挑戦です

 

出場選手はこれまで

昼休みや休日を活用した

「コア輪島チームサイエンス」で

特訓してきました

 

校長も化学を担当しました

ちょうど先週の土曜日に対策をしたところが出題されたけど

解けたかな?

 

大会が終わった後も

理科数学のハイレベルな「コア輪島」の講座は

継続していきます

 

授業にお邪魔します vol.5

輪島高校では

「ここだけは誰にも負けないという授業を

 まずはひとつ作ろう」

を合言葉に授業力日本一を目指しています

今日は3年生ビジネスコースの

国語表現(川端先生)にお邪魔しました

 

電話応対における適切な話し方を学びます

シートに話すべき内容を

短くもれなくまとめ

それを活用しながら

実際に電話を掛けます

電話の向こうには各執務室の教員

多くの先生の協力をいただき

生徒は慣れない応対に緊張しながら

真剣に取り組んでいました

 

ビジネスコースでは半分近くの生徒が

卒業後すぐに就職して働きます

社会人としての基本を学ぶ

実践的な授業となりました

 

100周年記念式典が執り行われました

10月7日(土)文化会館で

創立100周年記念式典が執り行われました

 

時は大正の終わり

半島の先っぽにある

漆と漁業の小さな町、輪島

当時は陸の孤島であった

この地に生まれた子に

高等教育を施すには

故郷を捨てて

金沢に一家転住するしかない

そんな時代に

奥の能登で初めての県立中学校

輪島中学校が

続いて輪島高等女学校が

産声をあげました

 

新たな学び舎は

鳳至郡輪島町におかれました

「鳳至」の意味は

伝説の霊鳥「鳳凰」が産まれ育つ地

そしてこの「鳳凰」は好んで桐の木にとまるとされ

これに因んで本校の校章には

桐の葉があしらわれています

 

そして戦後の教育改革の下

輪島中学校と高等女学校がひとつとなり

新制輪島高校は生まれました

新しいことへの漠然とした不安から

男子校と女子校が一緒になることに

一部の保護者や卒業生からは

猛烈な反対があったそうです

しかし

こういったいわゆる過去への忠実が

新しい教育への妨げになってはならないと

当時の関係者は反対を押し切って

男女共学を実現しました

 

これらのことは

50年前に発刊された

50周年記念紙に綴られています

 

式典では、

生徒の皆さんの

式に臨む態度

お客様への挨拶

全てが素晴らしかったと

多くのお客様から

お褒めの言葉をいただきました

ねこのしつけ

生徒玄関にラベンダーが咲いています

 

 

 

 

 

 

ところがここは

近所の野良猫のトイレになっています

追い払っても脅しても

猫が嫌う匂いを撒いても

一向に止みません

毎朝の糞掃除が校長のルーティーンでした

 

ところがです

ある日猫に優しく話しかけてみました

「毎日遊びに来るのはいいけど

 ここは生徒が毎朝通るところ

 お願いだからウンコは他のところでしてね」

するとそれ以来、

ピタっと糞害がなくなったのです

 

それから約2ケ月

三つ子の赤ちゃんが産まれました

 

 

 

 

 

 

「ウンコのしつけお願いね」

と頼んでおきました

学びウィーク3日目

10月3日(火)から6日(金)の日程で

「学びウィーク」が行われています

 

3日目の活動は…

 

(1)学びカルタ

 1年生普通コースを対象に

 輪島市高校魅力化プロジェクトの

 お力を借りて

 進路を考えるための

 取り組みを行いました

 

 世の中にはどんな学問があって

 それぞれの切り口で

 どのように社会の課題にアプローチできるのか

 ゲームを楽しみながら学びました

 

 学問に対する視野を広げて

 大学入学後のミスマッチをなくす

 有意義な活動になりました

 

 

学びウィークだより2日目

10月3日(火)から6日(金)の日程で

「学びウィーク」が行われています

 

(1)英語パフォーマンステスト

 中間テストを廃止した代わりに

 各教科では単元テストを

 小刻みに設定しています

 これまでのように

 わずか年間5回のテストで

 成績が決まるのではなく

 普段の頑張りを

 丁寧に評価するようにしています

 英語のパフォーマンステストも

 そのひとつです

 話す力、聞く力を試します

 質問をよく聞き

 自分の考えを

 自分の言葉で表現します

 

(2)「コア輪島」チームS

 チームSのSは Science のS

 ハイレベルな数学理科を学びたい生徒向けの

 選択制の講座です

 対象は1、2年生

 10月に行われる

「科学グランプリ」にも出場します

 今日は数学と化学に分かれて

 特訓しました

 化学では東大入試問題を題材に

 化学的なものの考え方について

 実践的に学びました

 来春にはサイエンスツアーで

 つくば研究都市や科学未来館などのツアーも計画中です

 ホンモノに触れホンモノに学ぶことがコンセプトです

学びウイークだより1日目

10月3日(火)から6日(金)の日程で

今年度2回目の「学びウィーク」が行われます

 

今年度より、1、2学期の中間テストの代わりに

「学びウィーク」を設定しています

 

「学びウィーク」では

午前中4時間授業を行ったあと

午後は各自で必要な学習を自学します

1学期に引き続き2回目の今回は

慣れてきたのかかなり落ち着いて

真剣に取り組んでいます

 

 

 

 

 

 

大きな目的は次の2つです

 

(1)「やらされる勉強」からの脱却

 「学びウィーク」では各自で

  学習する教科をコーディネートします

  あるクラスでは 

  やりたい教科ではなく

  やらなければならない教科を選べ

  と指導しています

  教員に質問しに行ってもいいけど

  教員は質問に直接は答えません

  あくまで学ぶ方法を教えます

 

(2)「テストがあるから勉強する」からの脱却

  1学期の「学びウィーク」の後

  昨年度との家庭学習時間を比較しました

  すると驚くべき結果が見られました

  特に1年生において顕著で

  中間テスト中(昨年度)は平均4時間

  学びウィーク中(今年度)は2時間

  これは致し方ありませんが

  注目すべきはその後です

  昨年、中間テストが終わったら1時間に激減

  テストが終わったら途端に学習しなくなりました

  ところが今年「学びウィーク」が終わった後は

  2時間半と逆に微増しているのです

  学び方が身についた

  効果を実感できました

 

また、Benesseのスタディーサポート

(学びのためのアンケート調査)

の結果においても、

授業の予習復習および宿題以外の

学習時間が増えているとの分析がなされています

わずかずつですが

自分で学ぶ姿勢が身についてきています

 

「中間テストがなくなって勉強しなくなるのでは?」

「自学の制度は輪高生には時期尚早では?」

との不安の声を一部の保護者からいただきましたが

そうならないよう指導してまいりますので

ご理解をお願いします

また、ご家庭での学習状況を

お知らせいただけると改善に繋がります

よろしくお願いします