2024年6月の記事一覧
「めんそーれ」vol.10 ひめゆりの塔
沖縄師範学校女子部
沖縄県立第一高等女学校
このふたつの学校の愛称が「ひめゆり」
戦争が凄惨を極めてくると
15歳から19歳の少女たちが
日本軍の陸軍病院へ駆り出され
「ひめゆり学徒隊」と呼ばれるように
少女たちの仕事は
ケガ人の看護のほか
弾が飛んでくる中
死体を外に捨ててくる仕事や
「飯上げ」という
ご飯の入った重い樽を運ぶ仕事
近くに弾が飛んできても
大事な食料
ひっくり返さないように運びます
急いでおにぎりを作ったのに
一人当たりゴルフボール1個ほど
「こんなんで足りるか!」
と怒鳴られたそう
少女たちは勉強する時間くらいあるだろうと
学用品や生活用品を持ち込んだのですが
歯も磨けず顔も洗えない生活が続きました
「君たちは今までよく頑張った
今日から自分で判断して行動しろ」
6月18日
突然の解散命令で
敵の目前に放り出されました
「早く出ていけ」の声に押されて
行くあてもなく
砲弾の飛び交う中
父母の名前を呼びながら
多くの生徒が死んでいきました
「微笑みて 吾ら送らむ
過ぎし日の 思い出秘めて
澄みまさる 明るきまみよ
健やかに 幸多かれと」
卒業式の日に歌われるはずだった
「別れの曲」です
ここまで悲惨ではないにしろ
つらい生活が続く輪島高校の生徒たち
証言映像の前から動こうとしない生徒や
手記を食い入るように見つめる生徒
何度も何度も会場内を行き来する生徒
心に感じる何かがあったようです
「めんそーれ」vol.9 朝ご飯
よく眠れたかな?
朝ごはんはバイキング
朝稽古終えた野球部は朝からガッツリ
相撲部屋みたいですな
「めんそーれ」vol.8 おはよー
野球部 バレー部 陸上部が朝練です
午前5時集合
さすが日本の最西端
輪島ならもう明るい時間帯なのに
まだ真っ暗です
南国ならではの草花がお迎えです
やってきたのは
琉球王国時代の国廟 崇元寺跡
歴代国王の位牌が祀ってあり
国宝に指定されていましたが
沖縄戦で焼失し
今では門のみが当時の姿を残しています
明るくなってきました
聞こえてくる鳥の声も沖縄ならでは
「息が切れる さすが標高たけーな」
いえいえ全然高くないですから
テキトーなこと言ってます
「めんそーれ」vol.7 国際通り
沖縄は第二次世界大戦中
唯一地上戦が繰り広げられた地です
ここ国際通りは焼け野原からの
復興の象徴です
約1.6kmにわたるこの通りは
「奇跡の1マイル」と呼ばれます
今では国際色豊かなお店が並ぶ
素敵な観光エリアです
何十年後かの輪島と
この風景を重ね合わせて
修学旅行1日目の夜は更けます
「めんそーれ」vol.6 ステーキ
夕食はステーキです
目の前でペッパーミルパフォーマンス
圧巻のパフォーマンスに大盛り上がり
大学時代ジャグリングサークルにいた
通(とおり)先生も
「ボールは簡単だけど
長いものは難しい」と絶賛
体育の冨水先生が
「俺なら気合いでできる!
簡単や!」
通先生が憮然とした表情に…
どうやら通先生の「できる」と
冨水先生の「できる」の間には
かなり大きな開きがあるようです
空いたグラスを見た添乗員の丸山さんが
気を利かせてウォーターポットを持ってきて
矢田先生に注いでくださろうとした瞬間
店員さんが慌てて
「それ油です!」
矢田先生は危うく
サラダオイルを飲むところでした
さすが丸山さんは今年も
安定した笑いを提供してくれます
「めんそーれ」vol.5 那覇空港
沖縄に着いたよ
やっぱり暑い 南国へ来た実感
ご家族のみなさん
ご安心ください
みんな元気です
ゆいレールで国際通りへ向かいます
途中おじさんに話しかけられます
「今夜は枕投げで盛り上がるな」
「それって雑魚寝の時代の話です」
「そうか時代は変わったなー」
ゆいレールは空港と市街を結ぶモノレール
人と人との「結い」をのせて走ります
「めんそーれ」vol.4 空路那覇へ
小松空港から那覇に向かって飛び立ちます
水平線にはグリーンフラッシュ
地上では日没時のほんの一瞬
条件が整った時にだけ
ごく稀に見れる現象ですが
これだけ高度が上がると
この時間帯でも見れるんですね
石川県では富来で観れると評判です
私は今回被害の大きかった
珠洲市大谷町にある
グルグル回りながら登っていく
橋の上から見たことがあります
どうやらある程度
高度のあるところからの方が
観測しやすいようです
今回見たのは水平線全体が輝き
しかも原理が異なるので
本物ではありませんが
グリーンフラッシュには
見た人が幸せになれるという
伝説があるので
勝手に見たことにしておきます
「めんそーれ」vol.3 石川の海に見送られ
高松パーキングで休憩
道の向こうに青い海
去年行った先輩から
「沖縄の海綺麗やぞ」って
教えてもらったみたいです
でも先輩曰く
「輪島の海の方がいい匂い」
慣れ親しんだ海の匂いって
あるんですね
「めんそーれ」vol.2 バスの中
地震の爪痕残る道を行きます
バスの中では
「ひめゆり」のビデオで
事前学習です
生き延びた「ひめゆり」たちの多くは
教員になったのだそうです
つらい気持ちを経験した人は
つらい子どもたちに
寄り添いたくなるのか
次の時代をつくる
尊い仕事に捧げたくなるのか
それから
「さとうきび畑の唄」
これはTBSのスペシャルドラマで
戦争という悲惨な状況の中でも
常に明るく振る舞う
明石家さんまさんの名演が
かえって涙を誘います
生徒たちは
「ふーん いい話」
程度ですが
子どもを育てたことのある
先生たちは涙腺崩壊です
昔見た
「ライフ・イズ・ビューティフル」
というイタリア映画を思い出しました
こちらも
息子につらい思いをさせないために
必死で明るく振る舞う
父親の映画です
校長室外より「めんそーれ」vol.1
今日から4日間
校長室より「おこらいえ」特別編
校長室外より「めんそーれ」
修学旅行特別編をリアルタイムで
お届けします
2年生が3泊4日で沖縄へ
出発式では
ビジネスコースの生徒が真っ先に集合
教員からの指示を待たず
自分たちで整列し皆を待ちます
規律正しい旅行になりそうな予感
抜けるような青空の下
元気に出発です
沖縄も悲惨な戦争から立ち上がった地
たくさんの元気をもらってきます
街プロ8&11 子どもの交流場所with野球部
169日目
今日も天気の話題から
あまり一般的には
知られていないことなのですが
北海道同様
能登半島には梅雨がありません
昨日の気象衛星画像を見てわかるように
北東から南西へ向かって伸びる
梅雨前線の影響を受けにくいのです
まるで恐竜が水面から
首だけ出しているようです
すっきりとした青空が
広がるわけではありませんが
雨が落ちてくる日は
期間を通してほんの数日です
野球部関係のみなさん
この時期練習試合を組むなら
能登で組むべきですよ
そんな野球部の生徒たちも関わるのが
今日紹介する「街プロ」です
今日の「街プロ」
【福祉④】子どもの交流場所を増やす
輪島市では現在
全ての小中学校のグラウンドが
壊滅状態あるいは仮設住宅が建てられ
子どもたちが
跳んだり跳ねたり為る場所がありません
そのことに心を痛めるグループです
【スポーツ①】グラウンドきれいにする
同じ課題に対して
後先考えずにとにかく行動あるのみ
というのがこちらのグループです
輪島高校グラウンドは
自衛隊の駐屯基地となっていた関係で
液状化した上にバラスや改良剤が撒かれていて
とても使える状態ではありません
そこで目を付けたのが
市内の陸上競技場を
仮設住宅にするために
はがした人工芝です
この人工芝を敷けば
災害ゴミ処理とグラウンド問題が
一気に解決とばかりに
業者に頼み込んで
運んでもらいました
ところが一枚一枚が思いの外重く
とても人力で敷ける状況ではないことを
学びました
そこでやっぱり処分しようとしたのですが
処分に費用がかかるということを
さらに学びました
輪島市では処分の費用も含めて
見積もりしてあったそうなのですが・・・
こちらが勝手に搬入場所を
変えてしまったばっかりに・・・
難しい話はよくわかりませんが
とにかく当初の目的の
子どもたちの活動場所を確保しなくては
そう考えたメンバーは
自分たちで結局
グラウンド整備を始めました
小さなお子さんを持つお母さんが
ある日行政に対して
「あなたがたは
こどもたちにひとことでも
訊いてくださったんですか!」
と怒りをあらわにしていたのを
目にしたことがあります
子どもたちの思いを訊いたところで
結局市民の生活が最優先だから
結果が覆ることは考えにくいです
でも
子どもたちに
「これこれこんなわけだから
大事な運動場使わせてね」
という丁寧な説明が
必要だったのかもしれません
もしかして
小学校の先生方が
すでにお話くださっていたかも
しれませんね
とにかくこのふたつのグループが
協力しあうことによって
新しい何かが
生まれる予感です
天気予報とそのしくみ
167日目
梅雨入り間近
157日目に予告した
天気予報のしくみです
地上に目に見えない
でっかいルービックキューブがあると
想像してみてください
1ピースごとのキューブそれぞれについて
その中の温度・気圧・水蒸気量
を測定します
そうして
まず同じ高度での
隣同士の気圧を比較します
気圧の高い方から低い方へ
風が吹くので
一定時間内での横方向の
水蒸気の移動を予測できます
と同時に上下のキューブでの
温度差を比較すると
暖かい空気は上へ行くので
縦方向の水蒸気の移動も
予測できます
このように一定時間後の
空気の状態を計算させることで
天気を予測するのです
キューブを小さく
そして時間の刻みを短く
設定することにより
より正確な予報が可能となります
気象衛星からの
可視画像や赤外画像を
解析することで
本来人間が
近づけないようなところからでも
計算の元になる
データを集めることができます
可視画像とは
文字通り人の目に見えるままの画像
雲の厚いところは白く
雲のないところは黒く映ります
水蒸気量の測定ができます
赤外画像とは
赤外線の多いところを黒く
少ないところを白くなるよう
コンピュータ処理した画像です
温度の高いものからは
より多くの赤外線が放出されます
地表に近いほど温度が高いので
低い雲ほど多くの赤外線を放出します
このことにより
どのくらいの高度に
雲があるかを分析できます
このような作業を経て
予想天気図を作ります
そして過去のよく似た天気図を集めて
そのうち何%雨が降っていたかで
降水確率を計算します
決して予報官が
下駄を投げているわけではありません
地表だけではなく
上空の天気図も作ります
高層天気図といいます
台風は強烈な渦の
上昇気流を作ります
この渦は上空の空気の薄いところへ
向かって進みます
台風の進路予想の
手がかりのひとつとなります
「台風はいいな
進路が決まっていて」
と進路に悩む3年生が
昔つぶやいていたのを思い出しました
街プロ7 学生の不安とその解消
167日目
校舎の一部の水道・ガスが復旧せず
理科の実験や調理実習など
行うことができていません
そんな状況の中
NPO法人
日本茶インストラクター協会の
古谷 正寿さん
古谷 江里子さんをお招きして
講義「お茶学びの時間」
実習「おいしいお茶を楽しもう」
を行いました
みんなでポリタンクを使って
水を運び込みました
出来上がった和菓子は
内灘高校で学習している生徒たちにも
届けられました
以下は担当の山上佳織先生からのレポートです
本日の授業資料、お茶3種類、お菓子を無事に内灘高校の生徒へ届けることができました。
「センセ〜久しぶり〜」という明るい声にホッとしました。
それと同時に、一回り大きく成長している生徒の姿に気づき、アレから半年も顔を合わせていなかったことに胸が締めつけられました。
お菓子は、3年生全員(フードではない生徒にも)に分けました。「美味しい〜」と嬉しそうに頬張っていました。
午前の対面授業では、生徒たちはとても張り切っていました。
講義のまとめでは、3名の生徒が自ら手を挙げ、お茶の種類や効能について理解できたことを発表していました。
お茶に対する教養や興味が深まったようでした。
断水、ガスなしの状況ですが、実技ができました。
ありがとうございました。
サッカー部が
チャリティーイベントに参加しました
リヴァプールFCの遠藤航選手
U-23日本代表のチェイス・アンリ選手との
交流です
100人ほどの中から
舩崎くんがじゃんけん大会で優勝
遠藤選手のスパイクを獲得しました
今日の「街プロ」
【福祉③】学生の不安とその解消
殴った傷は時間が癒すけど
心の傷は一生治らない
震災以前からですが
暴言・暴力・無視や
SNSを利用したいじめなど
気に病んでいます
現在輪島市にはティーンラボがあるけど
門前・町野・三井地区にも作りたい
高校を卒業したら
輪島を出て行く人が多いけど
また戻って来たいと思えるような
学生生活を送れる街にしたい
街プロ アイデア6 街づくりプロジェクト福祉
166日目
最近このブログを読んでくださっている
同世代の方から
ところどころに散りばめられる
選曲のセンスがドンピシャです
などの言葉をいただきます
♪ソーダ水の中を貨物船が通る
そんな風景の見える内灘高校に
今も16人の生徒が
帰る目処の立たないまま
通って来ています
潮風香る教室はすっかり初夏
エアコンのついていない教室なので
窓を開けっぱなしにしています
エアコン工事が間に合わず
突然暑くなってきたので
急きょ図書室をオンライン用の部屋として
使用させていただけることとなりました
内灘高校の校長先生 先生方 生徒のみなさん
本当にありがとうございます
今日の「街プロ」
【福祉②】街づくりプロジェクト福祉
若者と高齢者が共に協力しながら
過ごせる街にしたいと考えています
他人とコミュニケーションをとらないと
高齢者の認知機能が低下することも
心配しています
生活環境が少し落ち着いてくると
世代間のギャップが見え始めます
現在の避難所でも
お互いの顔を見てコミュニケーションとりたい
高齢者世代と
それでもプライバシーは守りたい
子育て世代
お互いの価値観をぶつけ合うだけでは
問題は解決しません
私はいわゆる「新人類」と呼ばれる世代です
当時自分はその言葉に対し
自分が理解できないものを
ことごとく拒否する
若い世代に歩み寄ることを諦めた
傲慢な老人たちによる
勝手なカテゴリーであると猛烈に反発し
自分は決してそんな年寄りにはなるまいと
誓ったものですがどうでしょう
知らず知らずのうちに
そうなってはいないか振り返る日々です
まずは老人ホームでの活動になるのでしょうか?
実体の見えづらい在宅の方への
アプローチについても検討できるといいですね
地域包括支援センターなどへの
相談も考えられますね
がんばれ!
新潟の北信越大会で競歩していた
岩波さん
インターハイ行きを決めました!
陸上競技場が潰れ
地震で波打った道路しかない状況の中
それでも全力を尽くして練習した結果です!
街プロ アイデア5 福祉の視点から見た輪島の課題
165日目
新潟で開催される
第63回北信越高等学校陸上競技対抗選手権大会へ
3年生の岩波和紗さんが出発しました
岩波さんは14日(金)14:05より
競歩に出場します
続いて迷い猫のお知らせです
数日前から新顔の猫が
職員玄関先に顔を出してます
とても人懐っこいので
どなたか飼われていたものと
思われます
きっとご心配されているでしょう
右耳の先端が切れているのが特徴です
お心当たりの方は
輪島高校までご連絡ください
0768-22-2105
今日の「街プロ」
【福祉①】福祉の視点から見た輪島の課題
多くの人が幸せに暮らせる輪島を目指し
個人で研究しています
現在でも多くの家屋が倒壊したまま
水道や電気が復旧していないところも
人々の心には無力感や鬱気分
避難生活が長引くことで
怒りやトラブルも増えてきて
被災者に今一番必要なものは?
輪島の人が幸せになるようなものとは?
哲学的な問いに向かって頑張っています
松下幸之助さんはおっしゃっています
どんなに悔いても過去は変わらない
どれほど心配したところで
未来もどうなるものでもない
いま現在に最善を尽くすこと
特にふたつめは身をもって
感じているのでは?
半年前には想像もできなかった
現在を生きていますもんね
未来は心配するものじゃなくて
思い描くもの
街プロ アイデア4 病院にヨギボーを置こう!
164日目
今日の「街プロ」
【医療】病院にヨギボーを置こう!
このグループは
輪島の医療をテーマに
探究しています
子どもがたくさんいる街を
思い描いています
そうなると
小児科などの医療の充実が
求められます
スポーツも活発にしたいです
となるとスポーツ専門医も欲しいです
幸い「ごちゃまるクリニック」の
小浦先生は
地域医療そして子どもの居場所づくりに
ご活躍されていますので
まずはそこを訪ねて
現状を勉強してみるといいですね
新たな課題あるいは視点に出逢えます
病院の待ち時間も課題であると
考えています
アメリカのある空港であった実話です
乗客からのクレーム対応です
預けた荷物がレーンに出てくるのが遅い
という多くのクレームがありました
普通なら
荷物を下ろす人員を増やすなどして
時間短縮の方法を探るのでしょうが
空港はそのクレームに対して
徹底的にリサーチします
すると
荷物が遅いせいで
地下鉄に遅れたなどの
トラブルが一切ないことに
気づきました
単に「待たされる」という事実に
不満があるようです
そこで空港が考えたアイデアは
飛行機を降りてから
荷物受け取り場までの動線を
わざと遠回りさせて
時間がかかるようにしたのです
すると乗客からのクレームは
一切なくなったそうです
徹底的にリサーチすることで
思いもよらない解決法に出会うものです
エレベーターの前に
鏡を設置してあるのも
同じ理由だそうですね
エレベーター待ちの間
鏡を見て身だしなみチェックできることで
乗客のイライラを緩和させるそうです
このグループは
病院の待合室に
ヨギボーを置くことで
リラックスしながら
待てるしくみを考えました
明日は木曜日
「街プロ」のある日です
外部からの支援やアドバイザーの方も
お越しいただけるほか
マスコミの取材も多く入ってきます
マスコミの方は
社会の隅々まで熟知されているので
逆にインタビューして
アイデアを引き出すくらい
逞しい生徒が出てくることを
期待します
豊中市の田中嘉一様が
ご自身が制作されたアクリル画を
贈ってくださいました
NHKの番組をごらんになって
送ってくださいました
タイトルは「きっと何とかする。」
尼崎美術展の入選作だそうです
ありがとうございます
また本日
卒業生の合格体験記ができました
2次避難所としておせわになった
金沢市 彩の庭ホテルさん
共通テストに向けて
学用品などを送ってくださった
山越先生と塩田先生
いろんな方への感謝のことばが
綴られています
合格体験記
それは最後まであきらめずに
目標に向かって邁進した
卒業生の生の声
街プロ アイデア3 イケメン漁師の会
163日目
今日も花の話から
生徒玄関先に小さな花壇があります
教頭時代に
ラベンダーとカモミールを植えました
転勤する時に
生物の担当の伊奈岡先生に
「あとは頼む」と託して去りました
伊奈岡先生は輪島高校のさかなクン
海洋生物がご専門ですが
1年後私が校長として帰ってきた時には
立派に育てあげてくれていました
今回の震災で
花壇は地割れをおこし
もうダメかなと
思っていたのですが
昨日紹介した胡蝶蘭同様
可憐な花を咲かせています
植物の生命力には感動するねと
輪島高校の文科大臣
矢田先生と話ししています
背景に写っている時計は
4時10分を指したままです
同じ花壇に
学務員の谷川さんが
綺麗な花を植えてくださいました
今日の「街プロ」
【一次産業】農業と漁業
今日紹介するのは
とにかく元気な女の子のグループです
「イケメン漁師の会作って盛り上げようぜ!」
「ヨッシャー!」
ってノリで
女豹の若く
あるいは胡蝶蘭のように
気高く猛々しく
ところがです
先日の発表会では
借りてきた子猫ちゃん
あるいはカモミールの小花のように
繊細で奥ゆかしく
確かに輪島の漁師は
ワイルドでイケメンです
目のつけどころはいいですね
どんな探究になるのか楽しみです!
街プロ アイデア2 海辺の映画館
162日目
11日目に紹介した
倒れた棚の下敷きになって
ズタズタになっていた胡蝶蘭が
今朝花をつけました
けなげに咲いています
わずか1輪ですが
ひとしきりうれしそうに揺れています
153日目にご紹介した横浜でのイベントに
来場してくださった横浜市の酒井さまから
生徒たちに向けてお手紙とお土産をいただきました
ありがとうございました
今日の「街プロ」
【仕事②】海辺で映画を見よう
この研究は左手ナタコーンさんの
個人研究になります
輪島にしかない観光スポットを作りたい彼は
タイの出身です
子どものころタイで見た
路上映画が忘れられなくてとのことです
輪島にある
沈みゆく夕陽の美しい
袖ケ浜のビーチにスクリーンを置いて
まずは土日の夕刻に上映です
袖ケ浜には
隆起を起こした
新しい海岸がひろがっています
そこを利用するのも
新しい手かもしれません
最初は無償でスタートさせて
募金箱を設置するそうです
発表を聴いたメンターの方からは
「映像機材関係のスポンサーが付きそう
話題を呼んで予想以上に人が来た時の
交通誘導や安全点検も必要ですね」
とのコメントをいただきました
このブログでは
生徒の探究の進捗状況をひとつずつ紹介しますが
全体像については
こちらの生徒によるメモをご覧ください
マルハラって何?
161日目
昨日
池上彰さんの番組で
「マルハラ」について
解説なさっていました
メールのやりとりの中で
上司からの「了解。」
これがハラスメントなんだそうです
どこが問題かわかりますか?
読点「。」です
何か言い切られているようで
冷たい感じがして
受け取った方は辛いようです
「モーニング娘。」
確かにこの場合
私たちはやってやる!
なんだか力強さを感じます
これに対し
伊集院光さんは
「上司は知らずに使っているのだから
気になりますと伝えてみては?」
とおっしゃっていました
確かに陰で何でもかんでも
「◯◯ハラ」というのはどうかと思います
と同時に上司の方も
それを言い出しにくい雰囲気を
醸し出していないか
振り返る必要があります
そういえば最近は交通違反取締りも
ずいぶん様変わりしてきました
私自身若い頃
飲酒運転 麻薬運転 集団暴走以外の
大概の違反で
国庫におおいに貢献してきましたが
「はい!そこの黒いセダン!
路肩寄せて止まりなさい!」
後ろからパトカーに怒鳴られ
その度に
「俺だけじゃねえだろ!」
今思えば見当違いな抵抗をしながら
免許証を提示していたものです
ところが先日目にした取り締まりでは
「白のワゴンを運転されている方
申し訳ございません
お車を路肩に寄せて停めていただけますか?
気をつけてくださいね
そう
ゆっくりゆっくり
はい
ご協力ありがとうございます❤️」
こんな感じでした
確かにこれだったら
「うっかりスピード出てしまいました
次から気をつけます
ごめんなさい」
と素直になれそうな気がします
ところでこのブログ
これまで
「。」を使っていなかったということに
お気づきの方いらっしゃいますか?
街プロ アイデア1 コンパクトシティ
160日目
「僕らの街は僕らが作る」街プロ
7日(金)
最初の発表会を行いました
自分たちがそれぞれ
どんな視点で
どんな街づくりに取り組んでいくのか
発表しあいました
毎日少しずつ紹介します
ご助言してくださる方
ご支援してくださる方
大募集中です
ご連絡お待ちしています!
【仕事①】コンパクトシティで輪島を復興
パリ(フランス)
メルボルン(オーストラリア)
バンクーバー(カナダ)
ポートランド(アメリカ)
これらは世界五大コンパクトシティと
呼ばれています
コンパクトシティとは
郊外に居住地域が広がるのを抑え
できるだけ生活圏を小さくした街のこと
五大コンパクトシティ
最後の一つは
なんとお隣の富山
富山市では絵に描いたような
ドーナツ化現象が問題となっていました
ほとんどの人ががマイカーを使っており
公共交通機関が衰退し
車がないと生きていけません
このままではダメだとして
公共交通機関の整備に乗り出します
まずは廃線になる予定だった
JR線を利用して
路面電車を作りました
そして県内全域から
市の中心部に人を集める秘策に
乗り出します
まずは県内全域から富山駅までのバス
お年寄りはどこから来ても100円
ただし条件があって
富山駅で降りた場合のみ
ひとつ手前のバス停で降りたら通常料金
このことにより
どこに用事があっても
一旦富山駅前に
人を集めることに成功します
もうひとつの条件は
小さい子供を連れていること
自分の孫でなくて
近所の子でもOK
小さい子がいると
なんでも買ってあげたくなったり
一緒にご飯食べたくなります
お年寄りだけだと
もったいないしうち帰って食べよ
ってなりますもんね
このことで市の中心部に
お金を落とさせることに成功します
次に外国人は無料
富山県では立山登山に
多くの外国人が来ていました
ところが山に登るだけでは
県はそう潤いません
このことにより
登山が終わった後他府県へ流れていた
インバウンドの獲得に成功します
さらにさらにお花を持っているとタダ
単に華やかだから
というのが当初の理由だったそうですが
駅前の花屋さんが売れることがわかると
オシャレな都会の花屋さんが
どんどん出店するように
なったのだそうです
以上のネタは
以前武田鉄矢の「今朝の三枚おろし」
で聞いたネタです
記憶違いがあったらごめんなさい
アイデアと工夫で街を甦らせた富山
大いに参考になる点がありそうです