2024年7月の記事一覧
エスカレーターは右派?左派?
197日目
3連休を利用して
これまでご支援くださった方を訪ね
日本各地を回っています
人は右
車は左
と小学生の頃に教えてもらいますが
エスカレーターでの立ち方について
東京と大阪で異なります
東京では左側に立ち
急いでいる人のために
右側を空けますが
大阪では反対です
この右側と左側の境目は
どこにあるのでしょうか?
自分の経験では
その境目は京都にある気がします
京都駅の構内では
左立ち右空け
つまり関東風
ところが一歩駅を出ると
右立ち左空け
つまり関西風なのです
関西風の京都のエスカレーター文化に
多くの関東からの観光客
あるいはインバウンドが訪れるようになり
駅構内にだけ関東文化が流れ込んできたのでは?
と仮説を立てています
そもそもなぜ関東と関西で
立ち方が違うのかということから
疑問なのですが
今日は右と左にまつわる話あれこれ
江戸時代に刀を左の腰に下げた侍が
すれ違いやすいようにと
自然発生的に左側通行が
生まれました
西洋でも事情は同じで
馬に乗った騎士は
すれ違うときに左側を通るように
そしてその名残で
現在では車が左側を通行するように
なっています
西洋騎士のその習慣は
現代の音楽にも影響を与えます
騎馬音楽隊は
左腰に太鼓をぶら下げるので
叩きやすいように
右手は手の甲が上を向くように
左手は手のひらが上を向くように
スティックを持ちます
今でもその持ち方をする
ドラマーがいらっしゃいます
騎馬の左側通行が定着してくると
戦の際に敵と直接すれ違う
自軍の右側に強い兵を
集めるようになります
そうした戦法が主流だった
ヨーロッパの戦場に
新しい戦法を持ち込んだのが
ナポレオンです
彼は左利きの戦士を多く育てて
自軍の左側に置き
相手の弱い方から斬りかかる
右側通行作戦に出ます
未だかつてない戦法に
敵は混乱し
ナポレオン軍に
次々と制圧されます
そこで今でも
フランスをはじめとした
かつてナポレオン軍に制圧された国々では
車が右側を通ります
さて話をエスカレーターに戻しますが
片方空ける習慣
海外でもあるのかな?日本独自の文化?
そしていつ頃から始まったのでしょう?
自分が教員になりたての頃
「都会ではこんな立ち方するんだよ」
と田舎もん丸出しで
ウンチク語っていた気がするので
かれこれ40年ほどになる習慣であろうと
推測されます
しかしこの習慣
見直す時期にきているような気がするのですが
いかがでしょう?
片側を人が追い越せるように開けたまま
誰も追い抜いていかないのに
乗り口で長蛇の一列になっている光景を
幾度となく目にしました
本末転倒です
急いでいる方には階段もあるので
片側空ける必要ないのでは?
と思います
エスカレーター工場の方も
片側だけすり減るので
2列で乗ってくださいと
推奨しています
習慣化したものを壊すのって
難しいですね
「街プロ」で
いろんなことに挑戦している2年生ですが
既存のシステムの壁にぶつかって
右往左往するグループも現れました
ここからですよ
みんなの街づくりは
諦めずに取り組んでいこう!