校長挨拶

ご挨拶

 本校のwebページをご覧いただき、ありがとうございます。
 令和5年4月1日、本校校長に就任し、令和6年4月で2年目に入った 中越 顕治(なかごし けんじ)と申します。

 本校は、「機械システム科」「電気科」、そして建築・土木・デザインコースをもつ「建設・デザイン科」の3つの学科を有し、5つの専門教育を行う、能登地区唯一の工業科単独高校です。昭和37年の創立以来、今年で63年目を迎えます。一昨年度令和4年10月15日(土)には、「創立60周年記念式典」をコスモアイル羽咋で挙行いたしました。
   
 「自律・創造」を『建学の精神』として校訓に掲げ、地域産業の担い手となる職業人の育成を目指し、「ものづくりは人づくり」を合い言葉に、「ものづくり」の一貫した専門教育の実践により、地域人材を育成してまいりました。

 ふるさとに誇りと愛着を持ち、確かな学力を身につけた個性や創造性に富む人間、モラルを重んじ責任感を持ち、他者を思いやる心豊かな人間、健康や体力の増進に努め、逞しさと活力を持って行動する人間の育成のため、日々の授業や学校行事、資格・検定の取得や、部活動、地域との連携に取り組みます。

 特に、令和6年1月1日の能登半島地震の復興のため尽力いたします。この能登に以前のような明るさを取り戻すため、若者の力を発信していきたいと考えています。

 令和6年度のスローガンを作りました。「地域の未来を拓くために、教師と生徒が共に学び続け、挑戦する学校」です。真剣に、本当にこのような学校を作るため、様々な取り組みを実践してまいります。
 

 生徒一人ひとりが「志と目標」を持ち、卒業時には立派な「自立」した人間を作るために、教職員一同、一丸となって取り組む所存です。ご指導ご鞭撻のほどよろしくお願いいたします。
  
 

石川県立羽咋工業高等学校 校長 中越 顕治 
 
 

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校長日誌

9/2 2学期始業式 校長訓話

 まず、台風10号で被害の遭われた方々に心からお見舞い申し上げます。

 本日朝から雨が降り続きましたが、有り難いことに電車も遅れが出ず、無事始業式ができました。

 まず、校歌の大合唱から始まり、次に校長訓話。生徒・先生共に真剣に聴いて、考えていました。その内容をお読みください。

 

「生徒も先生も元気な挨拶頼みますよ。みんな、おはよう。

皆、夏休み中は元気に過ごせましたか。まず、無事にこの2学期始業式を迎えたことを心から嬉しく思っています。

 

 3年生。この2学期は、就職試験、進学試験があります。毎日、精一杯準備をして、必ず全員合格しなさい。その覚悟はできていますか。

 そして、皆、羽工祭があります。素晴らしい羽工祭にしてくださいね。そんな気持ちはありますか。

 

 いよいよ2学期です。この一生のうちで一回しかないこの大切な時間を充実させるには、どうすれば良いですか。

今、頭にしっかりありますか。

 

 今から私が言う言葉を自分に置き換えて考えてください。

 

 そう、人生二度無し。自立。卒業式にむけて。命のこと。今年は特に 先生・生徒共に挑戦。

 

 皆さんに、勉強して欲しいことは、人生の生き方の勉強です。これが本当の勉強です。学校の各教科はそのための手段です。

 

 一学期の最後に話した『萬燈行』が人生の勉強です。大切なので皆さんにもう一度伝えます。

『萬燈行

内外の状況を深く思いなさい。

このままで行けば、日本は、この地域は、自滅するほかありません。

我々はこれをどうすることもできないのでしょうか。

我々が何もしなければ、誰がどうしてくれましょうか。

我々が何とかするほかないのです。

我々は能登を・日本をかえることができます。

暗黒を嘆くより、一燈をつけましょう。

我々はまず我々の周囲の暗闇を照らす一燈になりましょう。

手の届く限り、至る所に燈明を供えましょう。

一人一燈なれば、萬人萬燈です。

能登・日本はたちまち明るくなるでしょう。

これ我々の萬燈行であります。

互いに真剣にこの行に励もうではありませんか。』

 

これは、私から皆にプリントしますから、後で担任からもらってくださいね。     おわり

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7/19(金) 1学期終業式 校長講話

 本日は、非常に暑い日で体育館は蒸し風呂状態でした。しかし、本校生徒はだらけることなく、真剣な顔つきで全員私の話を聞いてくれました。

 さすが我が誇りの生徒達です。ここまで指導していただいている先生方にも感謝です。

 さて、終業式の講話を、次のように話しました。

「この一学期、学校全体を見ていました。みんなよく頑張っていましたね。

では、一人一人はどうですか。成長できましたか。

今から私が言う言葉を、自分に置き換えて考えてください。

 

「人生二度無し」「自立」「卒業式後校門で振り返り、自分はここで成長し、社会で頑張りますと礼をしていくこと」「命」今年は特に 先生・生徒共に「挑戦」すること。

 

私の挑戦の話を聞いてください。

私は修学旅行から帰ってきた次の日、東京に行って勉強してきました。何の勉強かというと人間の勉強です。

 

そこで学んだことを皆さんに伝えます。

 

これは、安岡正篤さんが言った言葉で、安岡さんは昔の総理大臣に「人間」について教えた人です。

 

萬燈行

『内外の状況を深く思いなさい。

このままで行けば、日本は、この地域は、自滅するほかありません。

我々はこれをどうすることもできないのでしょうか。

我々が何もしなければ、誰がどうしてくれましょうか。

我々が何とかするほかないのです。

我々は日本を・地域をかえることができます。

暗黒を嘆くより、一燈をつけましょう。

我々はまず我々の周囲の暗闇を照らす一燈になりましょう。

手の届く限り、至る所に燈明を供えましょう。

一人一燈なれば、萬人萬燈です。

日本・地域はたちまち明るくなるでしょう。

これ我々の萬燈行であります。

互いに、真剣に、この行に励もうではありませんか。』 終わり。」

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6/3 総体・総文 よく頑張りました。

 令和6年度の総体・総文が終わりました。

 本校生徒は、部活動を通して、今の高校時代しかできない「かけがえのない」多くの学びと経験ができました。将来必要な人間的成長ができたと感じました。絶対に部活動は本校の教育活動には必要だと再確認しました。

 全部の生徒の試合を見ようと思ったのですが、実際に応援できたのはバスケットボール部、弓道部、柔道部、ヨット部、剣道部でした。

 柔道と剣道の優勝の場面を見ることができて、「校長として幸せですね」と多くの方から言われました。本当に嬉しい限りです。

 さて、3年生には3年間よくぞ途中で辞めずに続けることができました。これだけで大したものです。

 それぞれの目標達成に向けて、生徒がメニューを考え主体的に取り組む部活があったり、専門の顧問が居てインターハイ出場を狙い、遠征・合宿がたくさんある部活があります。

 どの部も、勝って「涙」負けて「涙」。終わった後の言葉では表現できない心模様は、人生をより豊かする上で大切な経験に必ずなります。

 

 「人生二度無し」。生徒には、かけがえのない人生を自ら充実したものに作っていけるよう、これからも指導していこうと決めました。

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5/14 若竹の池 震災後の癒やしのため メダカ200匹投入

生徒と教職員に、癒やしを与えるため、メダカ200匹を若竹の池に投入しました。

昔のメダカと違い、青・赤・オレンジと綺麗な色のメダカがいます。

本校の生徒達もこのメダカも、皆仲良く、生き生きと、この地で育って欲しいと願っています。

特に、震災後の気持ちの癒やしも込めて、投入いたしました。

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5/7 見学!高校相撲金沢大会選手の稽古

5月19日(日)に金沢の卯辰山相撲場で標記の大会が開催されます。本校から有志が出場します。その稽古を見てきました。

本日本校の生徒は、生徒会長の32H前田蒼空君と21H國部巧斗君の2名で、東雲高校の生徒2人と、相撲の基本を学んでいました。

胸を貸すのは、本校相撲部顧問 湊口 豊 教諭です。

私も、羽咋市在住なので小学校から中学校まで相撲をし、唐戸山にでていたのですが、懐かしく思い心が熱くなりました。

日本の伝統的な文化を継承し、相撲の稽古と大会出場を機に、人間的に大きく成長して欲しいです。

 

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4/18 震災被災支援として、ショートケーキ頂きました。

 山崎製パン株式会社から、能登半島地震の被災地の学校に支援として、全生徒・教職員に苺のショートケーキを頂きました。生徒は大喜びし、笑顔溢れるお昼休みになりました。

 山崎製パン株式会社から3月の初旬にこのお話を受けたのですが、本当に有り難く、胸が熱くなりました。お言葉に甘え、そして本日、苺のショートケーキをトラックで持ってきて頂き、言葉少なに「何かしたかったので」と言って、すぐに帰って行かれました。なんとも表現できない有り難い気持ちになるとともに、何とカッコいい行動だと感じました。

 生徒の嬉しそうな表情を見られて、教職員も笑顔になり、さらにこの元気が能登全体に広げられるよう、生徒と教職員で復興に尽力しようと誓いました。

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4/8入学式 人生の土台作り!

令和6年4月8日(月)午後1時より、入学式が挙行されました。

来賓として、羽咋市長 岸 博一 様、同窓会長 河崎 祐彦 様、PTA会長 平田 勇輔 様がご臨席されました。

新入生は、緊張した面持ちでありましたが、とても凜々しく、頼もしい若者ばかりでした。その表現として、新入生の返事は、大きな声であり、力強い返事ばかりでした。

次に校長の式辞と画像を載せます。3年間宜しくお願いします。

式辞

 「当たり前であった、穏やかな日常が実は『奇跡』であることを知った、この能登に、入学式を待っていたかのように、桜が咲き、春がきました。

 

 本日、ここに羽咋市長 岸 博一様 PTA会長 平田 勇輔様、同窓会会長 河崎 祐彦様、そして、保護者の皆様のご臨席を賜り、令和六年度石川県立羽咋工業高等学校 入学式を挙行できますことは、震災を経験し、復興を期する能登の私たち一同にとって、大きな喜びでございます。

 

 ただ今、入学を許可いたしました百十九名の新入生の皆さん、保護者の皆さん「入学おめでとうございます」。在校生並びに教職員一同、そしてこの「工藝台(たくみがおか)」の校舎や自然、すべてが皆さんの入学を歓迎しております。

 

 本校は、機械システム科、電気科、建設・デザイン科の3つの学科を有する、能登地区唯一の工業科単独高校であります。昭和三十七年の創立以来、今年で六十三年目を迎えます。こんにちまで、「自律」と「創造」を建学の精神とし、地域産業の担い手となる職業人の育成を目指し、「ものづくりは、人づくり」を合い言葉に、専門教育を実践してまいりました。就職する生徒も進学する生徒も、誰もが誇りを持って、本校を巣立っております。

 

 さて、新入生の皆さん。私は今、皆さんに聞きたい。心の中で答えてください。皆さんは、何のために、本校を選び、入試を突破し、今、ここにいるのですか。高校へ入って、人間として、どのように成長したいですか。将来どのような生活・生き方をしたいですか。なぜそう思うのですか。自分の心の奥の自分に聞いていますか。

 これを志といいます。人間の考え方・生き方の芯になるものです。この芯がぶれなければ、素晴らしい人生を歩めると思います。逆に、この芯が無かったり、ずれていたり、間違っていたら、勉強しても身にならず、経験しても成長できません。人生二度無し。このかけがえのない人生はやり直しはできません。志という生き方の芯をもって、一度しか無い人生を充実したものにしてください。

 

 そして、皆さん想像してください。3年後、皆さんは多くの苦労を乗り越え、全員人間的に立派に成長し卒業式を迎えます。涙の卒業式を終え、そして、校門から出ていこうとしたとき、くるっとふりむき、そして、羽咋工業高校に向かってこう言います。「立派に成長できました。3年間ありがとうございました」そう言って深々と一礼していきます。全員の生徒が礼をしていきます。皆さんの3年後が想像できましたか。

 

 保護者の皆様、私たち教職員は、お子様が自らの生きる道を、自ら切り拓いていけるよう、生き方を学ぶよう全力を尽くします。お子様が健全に成長するためには、保護者と学校の信頼関係が絶対に必要です。一緒にお子様を育てていきましょう。そのためにも、本校の教育活動にご理解とご協力を賜り、そして、できるかぎり学校にお越しください。

 

 最後に、新入生の皆さんが、人生二度無しの気持ちで日々充実した学校生活が送れることを祈念し、式辞といたします。

 

令和六年四月八日

石川県立羽咋工業高等学校

校長 中越 顕治

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4/8始業式 待望!

令和6年4月8日(月) 待ち望んだ令和6年度が始まりました。

2・3年生は皆、出席できて、まず本当に嬉しかったです。

校長の話を次に載せます。本年度は、この方針で、能登の復興のため、教職員・生徒一丸となって頑張ります。

石川県で一番楽しい学校を作ります。(^_^)

校長講話

「挨拶するから、元気よく返してくださいね。

 みんな、おはよう。

 みんな、良く来たね。

 

 まずは、卓球部・バドミントン部の生徒立ちなさい。この会場の設営にボランティアで参加してくれ、主体的に動いてくれました。頼りになります。さすがうちの生徒です。

 

 人生2度無し。今から、人生で二度と無い、この令和6年度が始まります。

 

 皆 生徒も、先生も、今年の志と目標を決めてありますね。

 何があっても、ぶれたりしてはだめなものですよ。就職や進学が決定したら終わりのような、浅い志や目標では駄目ですよ。人生・生き方の志・目標ですよ。こんな人間になりたいとかですよ。

 3年生は卒業式の日、校門を出るとき、振り返って学校に一礼していくまでですよ。

 

 それでは、皆さんに質問します。

 あなたの志はなんですか。あなたの今年の目標は何ですか。

 

 では、その志を隣の人に、行ってみてください。恥ずかしがることはありません。次に前後の人に言いなさい。

 

 では、聞いていこうかな。言いたい人。(一人当てて、マイクを渡しました)

 

 皆さんに私から言いたいことは、高校卒業後は、皆さんは成人となり、親の保護を離れ、一人で生きていく。生きていくための準備をうちの学校で勉強してください。どんな社会の荒波にも乗り越えていける訓練をしてください。

 

 最後に、今年の本校のスローガンを発表します。

「地域の未来を拓くために、教師と生徒が共に学び続け、挑戦する学校」

 

以上、先生も生徒も、今年は今まで生きてきた中で、一番充実して楽しい年にしよう。

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R5 3学期終業式 離任式

令和6年3月22日(金) 終業式の校長の話です。

1月に震災を経験し、今、生徒は普通に学校に来ていますが、これが当たり前でないことを忘れてはいけませんよ。今、ここにこうして集まっている幸せを感じようね。

それでは、挨拶いきますよ。元気よく返してくださいね。「おはよう」

ありがとう。これからも挨拶を大切にしてくださいね。

 

 令和5年度、3学期の終業式にあたり、一つ話をします。

 

 「人生二度無し」。この一年間を振り返って、この二度と無い一年間を充実させようとし、その結果どうでしたか。よく考えなさい。時間をあげます。そのあと皆さんに聞きますから

 では、まず隣の人に、今年1年の感想を言いなさい。

 

 今から質問するから自分で振り返って手を挙げてください。

一回手を上げる練習をしよう。

では行くぞ。

問1 もの凄い、いろんなことが、あったなあ。

問2 苦しいことが多かったなあ。

問3 緊張する場面が多かったなあ。

問4 小さな事でも大きな事でも良い、何かに挑戦したなあ。

問5 何か目標を決めて、一つでも達成したなあ。

問6 1日1善やったなあ。

問7 元気に挨拶できたなあ。

問8 資格 とったなあ。

問9 部活がんばったなあ。

問10 いろんな人間がいるものだなあ。

問11 楽しいこともあったなあ。

問12 最後、いろんなことを経験して 人間的に成長したなあ。

 

 本校は、人間を学ぶ学校です。学びとは、国社数理英体家芸工を学ぶことと考えがちですが、各教科・部活動・資格取得は、「人生を学ぶための手段」です。人生を学ぶということが最も大切な「学び」なのです。人生を学んでいますか。生き方を学んでいますか。あなたの人生の指針がありますか。それを親、教員、大人、先輩、同輩、後輩、本、youtubeを見て、常に学んでください。

 

 ちなみに、私の人生の指針は覚えていますか。

「花は香り、人は人柄」ともう一つ、そう、「人生二度無し」です。

 

 最後に、明日から春休みにはいります。悪いことするなよ。悪いことすると、必ず、自分にかえってくるからね。もちろん、いいことも返ってくるから。

 

 そして4月にまた、ここで会うとき、皆1年間ぶれない志・目標をもって登校しなさい。この志目標は、生き方の志・目標です。わかりましたね。

 

 その後、離任式があり、下記の先生方の挨拶がありました。どの先生方の話も、心に響くものでした。退職される方、転出される方とも、お体をご自愛なさってください。これまでありがとうございました。転出先は、県教育委員会教職員課のホームページをご参照ください。

津梅 佑紀 先生、髙島 絵里奈 先生、南 正晃 先生(継続)、井上 和哉 先生、中森 征隆 先生、髙橋 直希 先生、松岡 奈都子 先生(継続)、向井 章 先生(継続)。

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3/14 英語ALTリアムの家族来日 授業参加

3月14日(木)本校ALTのアイルランドのリアム先生のご家族が、21Hのコミュニケーション英語の授業にゲストティーチャーとして参加されました。(右の写真の日本人が校長で、リアム家族は背が高いです)

生徒からの多くの質問に答えてくれたり、ある生徒は座席が隣だったので、普通に会話してました。

以前から、日本に来たかったそうで、校長が聞いた言葉で一番印象的だったものは

Thank you so much.と Amazing(アメージング:感動し、驚き混じりに賞賛する際、使う言葉)でした。

日本と日本人は素晴らしいと海外の方は思っているようです。ゴミは落ちていないし、静かだし、電車に乗るとき列を乱す人はいないことは、凄いといわれてました。

本当に有り難いことです。日本人を誇りに思っています。日本は素晴らしい国です。(^_^)

 

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