工業系列(機械・電気)日誌
手仕上げ加工とフライス盤【工業系列】
手仕上げ加工の実習の様子です。
「便利な工作機械がある時代なのに、まだ人間の手で作業するの!?」
いえいえ、加工の「最後の決め手」になるものは、やはり人間の感覚なのです。
たとえば、研削盤でピカピカの平面を作っても、その平面どうしは吸い付き合って
動かなくなります。
重ね合わせたわずかな隙間に油膜が入り込める「摺動面」を作るなど、人間の
手仕上げ加工が必要な場面が工業の現場にはあります!
平面をつくるために、まずはきちんとやすりを 定盤にレッドタッチを塗って品物をすり合わせ、
かけます。両手が赤いのは「レッドタッチ」と 切削面の高低差を確認し、またやすりがけします
いう顔料です。ケガではありません! 丁寧で繊細な加工が要求されます
こちらはフライス盤加工の様子です。
フライス盤は回転する刃物を材料に押し当てて平面を削り出したり、
溝や段差を削り出したりできる工作機械です。
旋盤と違って材料が動きます 正面フライス(フルバック)で平面を
慎重に高さや位置を確認しよう! 削り出している様子です