学習活動・行事【1年生】
1年生伏見プラスプロジェクト
2019年6月10日(月)
伏見プラス校外学習で、石川県内の大学訪問に行きました。
生徒は、大学の教授等の説明や金沢伏見高校を卒業した先輩方との交流、大学のキャンパスを案内してもらうなど、現役大学生の活躍や模擬授業を目の当たりにし、とても充実した一日になりました。
大学ではどんな学問を学び、そのためには高校ではどんなことを勉強する必要があるのか、広い視野をもって自分の将来を考えるきっかけになりました。9月の文理・科目選択に向けて、前向きな気持ちをもってプロジェクトを進めます。
生徒たちは卒業生から、「高校1年生の時から勉強しておいたほうがいい」「3年間部活を続けたことが、今の就職活動に活きている」という話を聞いて、これからの学校生活をよりよくしていくためのヒントを得られたようでした。今回大学で学んだことをまとめ、6月25日の総合的な探究の時間に発表を行います。
ノーベル化学賞の鈴木クロスカップリング反応の実験
1年化学基礎の授業では、2010年ノーベル化学賞を受賞した北海道大学名誉教授の鈴木章先生の研究成果を体験するため、鈴木クロスカップリング反応をさせて合成した化合物が蛍光発光することにより確認する実験を行いました。
今回の授業は、先月8日本校にて開催した北海道大学大学院の伊藤肇教授講演会において、伊藤先生が医薬品や有機ELディスプレイなどの製造に鈴木クロスカップリング反応が使われていることや機能性分子の最新研究の紹介を踏まえて、化学の有用性を理解することがねらいでした。
生徒全員が白衣と安全眼鏡を付けて、研究者になった気持ちで慎重にかつワクワク感を持って実験しました。
まず、蛍光ペンや洗剤としての蛍光剤、紙幣の偽造防止技術として印章部分に使われている発光インクなど、有機分子からの蛍光(発光)は身の回りに多く見つかることを確認しました。
その後、授業で合成した蛍光分子がソルバトクロミズム(蛍光色が変化する特性)を確認し、鈴木クロスカップリング反応が有機EL材料などの機能性分子の合成に役立っていることを実感しました。
先の講演会と同様に、最先端科学を身近に感じ、研究成果が私たちの生活にどのように役立っているかを知ることができただけでなく、学習に対する興味、関心、意欲を深めることができました。
【生徒の感想より】
○とてもシンプルな実験だったけど、観察してみるとおもしろい結果で楽しかった。
○クロスカップリング反応が分かった。すごい。
○私にもできる簡単なものでとても驚いた。
○ピコ太郎のアポーペンがクロスカップリング反応だと思うと納得できた。
○液体を変えたら、蛍光の色が黄→緑→青色と変わりびっくりした。色々な薬品を使ってまたやってみたい。
○ノーベル賞の実験を授業でできることはすごい思う。またその内容も理解できたので良かった。この実験に対する興味がわきました。
「北海道大学 伊藤肇教授 講演会」を開催しました
2月8日(金)、県教育委員会の外部専門家等を活用した最先端分野を学ぶ授業推進事業を受け、「北海道大学大学院工学研究院 伊藤肇教授 講演会」を開催しました。1年生115名が参加しました。
講師の伊藤先生は、2010年にノーベル化学賞を受賞した鈴木章北海道大学名誉教授のクロスカップリング反応の研究を継承されています。
講演会では、高血圧治療薬や抗がん剤などの医薬品、農薬、液晶や有機ELディスプレイなどの製造に鈴木クロスカップリング反応が使われていることを紹介するとともに、実際に有機ELに電圧を掛けて発光を演示したり、ELワイヤーを手にとって発光を確かめました。
また、伊藤先生は研究者と学生を指導する教員のそれぞれの立場として、高校生に大学の魅力や学ぶことの大切さをお話しされました。
参加者は、最先端科学を身近に感じ研究成果が私たちの生活にどのように役立っているかを知ることができただけでなく、学習に対する興味関心意欲を深め、自ら学ぶことや進路決定について多くのアドバイスをいただきました。
【生徒の感想より】
・鈴木カップリングのおかげで私たちの生活が便利になっていることを改めて実感しました。
・この講演会をきっけに、今後の理科の授業の見方や考え方が変わってくると思う。
・化学は頭の良い人しか楽しめないものと思っていたが、伊藤先生の話を聞いて、すごいという尊敬と化学へのあこがれを持ちました。大学に進学して新しい発見をしたいと思うので、今の勉強をしっかり頑張りたいです。
・学者も面白そうだと、進路選択が増えました。
・途中で分からなくなったらどうしようと思っていたが、90分間、目ぱっちりで興味津々で聞きました。英語を勉強して留学したくなったし、ノーベル賞の先生と話をしてみたくなりました。
・化学が苦手で不安だったけど、分かりやすい説明で、もっと深く知りたいと思いました。また、大学進学についてする思いが強まりました。伊藤先生の勉強や研究に対する熱心な姿を見習ってこれがも有意義な高校生活を送りたい。
・生徒と先生が一緒に研究するのはとても楽しそうだと思いました。研究とは、小さな発見が大きな結果として世の中に役に立つことだと思いました。
・見せていただいた写真や映像の先生や大学生の姿はどれも真剣に、でも楽しんでいるように見受けられました。それを見たとき、大学への希望期待が大きくなりました。大学受験に向けて勉強や情報収集をもっとやる気になりました。
・大学や学部選びのポイントは、知名度で選ぶのではなく、やりたいことを決めてから、優れた学校の中から選んで勉強する方が幸せだと感じました。
・勉強には今すぐ役立つものもあれは、これから役立つもので気づいていないものもあるので、人から言われて勉強するのではなく、進んで勉強しようと思いました。
・難しいことの中にも面白さや楽しさがあるので、これからの勉強もしっかり理解していきたい。
・進路を明確に定めていない私でしたが、伊藤先生は好きなことよりも得意なことを選んで進みましたと話され、私自身の中に基準のようなものができました。
1年生対象の性教育講座を開催しました。
12月11日(火)、まき助産院の助産師である川島真希先生をお迎えして、1年生を対象とした性教育講座を実施しました。
普段の学校生活では学べない「性」と「生」について考える機会となりました。
生徒からは「周りの大人や先生方に聞きにくい内容を知ることができ、ためになった。」などの感想が寄せられました。
初任者研究授業(体育)が行われました
本日、1年生において体育の研究授業(山内捺稀教諭)が行われました。この研究授業は、県教員総合研修センターの初任者研修として行われるものであり、同センターから稲田秀幸指導主事が指導・助言に来校されました。
味方がキャッチしやすいパスを送ることができることをねらいとした本日の授業は、考える場面や考えたことを踏まえたパス練習、そしてゲームも盛り込まれ、バスケットボールの楽しさ、面白さ、喜びを味わうことができました。