学習活動・行事【1年生】
【1年生 総合的な探究の時間】データサイエンス講演会
1年生の総合的な探究の時間で、北陸学院大学社会学部の池村教授にお越しいただき、データサイエンスについての講演会をしていただきました。
池村先生の分かりやすいお話のおかげで、生徒たちはこれから取り組む探究活動でどのようなことが大事なのか、気をつけなければいけないのかを考えられたようです。
以下は生徒の振り返りからの抜粋です。
・データには色々種類がありそのデータを正しく選んだり、取捨選択したりすることが大事。
・調査アンケートをするときにアンケートをして満足しないで、それをどう活用するか考える。
・探究活動で、アンケートを取るときは逆算してなにを知りたいかを考えてとり、結果をどのように使うかが大切になってくる。
・もし探究活動をするときにグラフなどのデータを目にする機会があったら、そのデータをよーく見て変動しているところを探し、なぜそのようなことになっているのかをしっかりと考えることが必要だなと思った。
・データ流出の危険性やAIの誤った判断に注意が必要。
・これからはAIがより発達していくが、頼りすぎていると人間が考えることをやめてしまいAIに使われている状態になってしまうから、自分で考えAIの意見を鵜呑みにせずAIを使う側にしたい。
・AIは参考程度にして、最終的な判断は自分ですることが大切だと思いました。
【1年生 総合的な探究の時間】分野別講演会
1年生の総合的な探究の時間で「分野別講演会」を開催しました。
県内の私立大学の先生方に来ていただき、生徒に向けて大学の講義をしていただきました。
生徒は自分の興味・関心のある分野の講義を2つ受講することができました。
講義の内容は全て理解できなかったかもしれませんが、講義を聴く中で「おもしろいな」「これについて学んでみたいな」という瞬間が生徒それぞれにあったように感じました。
1年生は夏休み明けには文理選択が迫っています。
事後アンケートで「文理選択の参考になった」と答えてくれた生徒は95%以上でした。
この貴重な体験を、今後の進路選択に活かしていってほしいと思います。
講義をしていただいた大学の先生方、ありがとうございました。
開講された講座は以下の通りです。↓
〈看護分野〉
金城大学 看護学部 看護学科 准教授 道券夕紀子
「見えない障害と看護の役割について学ぼう」
〈経済・経営分野〉
金沢星稜大学 経済学部 経営学科 教授 村上統朗
「起業とは何か?」
〈芸術分野〉
金沢学院大学 芸術学部 准教授 松永龍太郎
「イラスト・CGについて」
〈社会学分野〉
北陸学院大学 社会学部 社会学科 教授 沢田史子
「観光で地域は元気になる? それとも…?」
〈生活科学分野〉
金沢学院大学 栄養学部 教授 川村美笑子
「なぜ食べねばならないのか!どう食べれば良いのか!」
〈文学分野〉
金沢学院大学 文学部 文学科 准教授 菊池英慈
「古典作品の謎に迫る」
〈理学・工学分野〉
金沢工業大学 情報理工学部 知能情報システム学科 講師 坂本真仁
「情報工学の魅力とコンピュータの発展」
1年生 性教育講話
5月27日(火)、助産師の川島真希さんを講師にお迎えし、1年生を対象とした性教育講話を行いました。
SOGI、思春期の身体の悩み、妊娠のしくみなどをお話していただきました。
どのお話にも「自分を大切にしてほしい」「あなたはあなたのままでいい」というメッセージが込められていました。
講話にあった、「自分の身体を正しい方法で清潔にすること・清潔な手で触れること」「嫌なことは嫌と伝える『NO!』と言える力を持つこと」全く違う話だけれど、川島さんのお話を聞いて、どちらも自分を大切にすることだと感じました。
≪生徒の感想(一部抜粋)≫
・知らなかったことをたくさん知れた。これから命を大事にしていこうと思った。
・人を見た目で判断してはいけないことがわかった。
・人それぞれの考え方があって、相手に何か質問するときは、相手のことを考えた言葉にしようと思った。
・いろんな過程を経て私たちが生まれてきたことがわかった。これから様々な悩みが生まれると思うが、今回聞いたことを思い出して解決していきたい。
・自分の体をもっと大切にしようと思ったし、好きな人が人と違ってもいいことだと知った。
1年 総合的な探究の時間 活動報告
1年生の総合的な探究の時間では、「SDGsを達成しつつ伏見高校をよりよくしていこう!」をテーマに活動しています。
外部と連携し活動している班のうち、2つを紹介します。
フードロスを減らすために、(株)ウフフのウフフドーナチュさんの商品にならない型崩れのドーナツを昼休みに販売しました。「崩れたものでも美味しければ」とたくさんの生徒が購入してくれ、合計250個を売り上げることができました。
利益3,410円は能登半島地震災害支援のために寄付をする予定です。
生きづらさを感じているヤングケアラーの方に寄り添いたいとの思いから、「ヤングケアラープロジェクトいしかわ」の松本さんと米林さんに来ていただき、直接お話を伺うことができました。
石川県のヤングケアラーの現状、カフェやLINE相談窓口等の取組について知ることができ、ヤングケアラーに限らず、悩んでいる生徒たちに寄り添った発信をしていきたいと、決意を新たにしました。
【1年生】認知症サポーター養成講座
10月8日(火)、9日(水)、10日(木)に、認知症サポーター養成講座を1年生の家庭基礎の授業で行いました。
金沢伏見高校では初めての試みです。
目的は、認知症への理解を深めることと、認知症の方をどのように見守り、支援していけばよいのかについて知ることです。
10月8日(火)、9日(水)の講座を担当していただいたのは、一般社団法人 ケアサポートネットワーク ピーナッツ 齋田和樹 様、10月10日(木)の講座を担当していただいたのは、金沢市認知症地域支援センター 認知症の相談窓口 ちむぐくる 加納央 様です。
2040年には、10人に1人が認知機能にダメージがある人が暮らす社会になると聞き、私たちにとって避けられない問題であると感じました。
生徒たちも、それぞれにいろいろなことを感じてくれたようで、感想の一部をを紹介します。
「認知症になったら、すべてのことができなくなるわけではないので、できそうなことは任せて、苦手なところを自分たちがサポートするようにしていこうと思った。認知症の人にも心があるので、相手が忘れていたとしても、怒ったりせず、相手のことを思いやって対応することが大切だと思った。」
「電車通学なので、電車のに乗っているときや駅で困っている人を見かけたら、遠くから見守って様子を見てから助ける必要があったらすぐに声を掛けて助けてあげようと思いました。」
「認知症は自分の近い人や自分自身の未来の訪れるかもしれないと聞いて、身近なものなんだなと思いました。実際、私のおばあちゃんは認知症なんですけど、今回の授業のお陰でこれからどうせっしていくべきか理解できたし、実践しておばあちゃんの笑顔が増えたらいいなと思いました。」
講座受講後、認知症サポーターとして認定され、「認知症サポーターカード」が配られました。
認知症を抱えた人にやさしい社会にするために、みんなよろしく頼みます!!