2023年7月の記事一覧
サイエンスツアー~先端サイエンス実験講座①~を開催しました
7月21日(金)に普通科・理数科の希望者で石川県立大学を訪問し、実習をさせていただきました。テーマは「電気泳動法によるDNAの分離・検出」(担当:中谷内 修 先生)で、大学でしか体験できない実験を経験することができました。
この実験では、ウイルス(λファージ)のDNAを制限酵素で切断し、電気泳動により分離した後、泳動パターンを観察しました(DNA断片の長さの違いで泳動距離が変わる性質を利用)。
また、中谷内先生からは、「他の人の個性を尊重することももちろん大切だが、自分の個性を大切にしてほしい。そうすれば必然的に世の中は多様な世の中になる。」と熱い激励の言葉をいただきました。
SSHだよりの第3号を掲載しました
SSHだよりの第3号を掲載しました。
I sea フォーラム~スタートアップの会~を開催しました
7月17日(月・祝)に、上記フォーラムをはじめて開催しました。
午前は外部講師の先生方による講演会を行い、午後はワークショップと分科会を行いました。県内外から集まった6校47名の生徒達が海洋プラスチックゴミについて、情報共有と意見交換を行い、大変有意義な会となりました。また、本校の2・3年生10名が実行委員として、企画から様々な準備を主導しました。
皆さんのお陰で素晴らしいフォーラムになりました。ありがとうございました!
講演①カエルデザイン合同会社 川﨑朱美子先生
海洋ゴミをめぐる現状、アップサイクル(廃棄予定であったものに手を加え、価値をつけて新しい製品へと生まれ変わらせる手法)、そして各学校との取組、などについてお話いただきました。「人々の行動が変わらなければ本質的な解決にならない。そのきっかけになれば」と活動されている先生のお話から、改めてプラスチックゴミの問題を認識し、参加者と共有することができました。
講演②同志社⼤学経済学部 特定⾮営利活動法⼈プロジェクト保津川 原⽥禎夫先生
日本と海外では使い捨てプラスチックについての意識が違うこと、サーマルサイクル(燃やして処理)は本当のリサイクルではないこと、などのお話から始まり、世界の廃プラスチックの現状や、先生が関わってこられた活動から、様々な事例やアプローチ方法を学ぶことができました。問題を共有し、自分達がこれからどう行動するかということや、問題が起きてからなく、今行動することの大切さを改めて実感しました。
ワークショップ(アップサイクル体験)
県立工業の生徒さんが準備してくれた、ペットボトルのフタを粉砕したペレットを、アイロンで平たくのばしたプラスチック板を使用し、キーホルダーを作成しました。プラスチック板を切り取り、レジンで固め、フォーラムのキャラクターシールを貼り・・・。レジンを初めて扱う生徒もいましたが、みんなでアップサイクル体験を楽しみました。
分科会(ラウンドテーブル)
4名の班に分かれ、それぞれが行っている探究活動を紹介しあいました(質疑応答含め8分)。その後、班の代表者が班の意見を前で発表。それぞれが取り組んでいる活動を共有しました。「廃棄野菜からプラスチックの代替材料を作る」や「ゼラチンを用いた新素材の開発」、「小学生に海と陸のつながりを知ってもらう」など、様々な分野のテーマがあり、それぞれの目的や問題点などを共有しました。
課題探究Ⅰ 研究ディスカッションを開催しました
普通科2年生が、7月18日(火)の6・7限目に各教室で、研究ディスカッションを行いました。研究班を解体し新しい班で1人ずつ、自分達の研究をスライドを使って説明しました。どうしたら効果的に伝わるか、熱心にプレゼンする様子がとても頼もしかったです。 今回、探究活動などを研究している金沢大学の学生が、アドバイザーとして参加してくださいました。ありがとうございました!
理数探究Ⅰ 研究ディスカッションを開催しました
理数科2年生が、7月12日(水)の6・7限目に大会議室と視聴覚室で、研究ディスカッションを行いました。スライドの他、実験器具や材料を使って説明する班もあり、様々な工夫がみられました。また、6限目は理数科1年生が、7限目は理数科3年生が参加し、ディスカッション形式で議論しました。研究内容についての鋭い質問が飛び交い、先輩からアドバイスをもらう場面もあり、大変有意義な時間となりました。
SSHだよりの第2号を掲載しました
SSHだよりの第2号を掲載しました
AI課題研究Ⅲの課題研究成果発表会を開催しました
6月23日(金)の5~7限に、AI課題研究Ⅲの課題研究成果発表会を開催しました。今年も、金沢大学ナノ生命科学研究所の皆様のご厚意で大学の施設を使用させていただくことができ、理数科3年生が2グループに分かれてこれまでの研究成果を英語で発表しました。また、理数科2年生はオーディエンスとして参加し、金沢大学の先生方や若い研究者の皆さんと共に質疑応答に参加しました。
英語での発表でしたが、自分達の研究について堂々と発表する様子をみて、大変頼もしく感じました。岩見雅史教授からは「今、君達は科学の扉を開いてもいない。卒業して大学に入ってからがスタートとなる。仲間を増やし、興味あるものをさらに深めてほしい」と激励をいただきました。3年生の皆さん、約2年間の研究活動お疲れ様でした。また、ご指導・ご協力いただいた皆様に深く感謝いたします。ありがとうございました。