河北台中学校のようす

2021年1月の記事一覧

1年生 「いろんな生き方に触れる講演会(第6回)」が行われました

 5・6限目に「いろんな生き方に触れる講演会」が行われました。今回は、金沢地方裁判所裁判官 若松達郎氏を講師にお迎えしました。本日は二部構成で実施し、第一部では、刑事・民事・家事という裁判の種類、裁判官・検察官・弁護人という裁判の登場者、裁判の流れなど「裁判そのもののこと・裁判員制度」について説明を受けました。第二部では、裁判官の仕事について伺いました。テレビで観られる裁判と現実との違いのお話や、実際の法服にも着替えて見せていただきました。法服には、黒色は何色にも染まらないという意味があるそうです。裁判官になるには「司法試験に合格し、1年間の研修を経て裁判官、弁護士、検察官という進路を決定すること」、普段の仕事で心掛けていることは「自分の考えを持つこと。悩んだときには人の意見を聞く、耳を傾けること」と教えてくださいました。講演の最後には、中学生に向けて「何がきっかけで、仕事を決めるかは分からない。いろんなことに興味を持ち、体験、チャレンジしてください。」とのメッセージをいただきました。

 今回が、最後の「いろんな生き方に触れる講演会」となりました。1年生が講演会で感じたことは、3月発行のPTA会報に掲載する予定です。10年後は、1年生のほとんどが社会人になっていることでしょう。中学生の間に少しだけでも、自分の心が揺さぶられるものが見つかるといいですね。ぜひ、ご家庭でも全6回に渡って行われた「いろんな生き方に触れる講演会」で感じたこと、考えたことを聞いてあげてください。たくさんお話すると思います。 

 この講演会については、2月1日(月)北陸中日新聞朝刊に掲載されました。

 

2年生 立志式が行われました。

 かほく市3中学校の2年生323人が本校講堂に集い、かほく市主催「第17回かほく市立志式」が行われました。立志式は大人のスタートラインに立ったことを祝う式です。大人になったということは自らの責任についても自覚をする日でもあります。

 油野市長は式辞の中で「今というかけがえのない瞬間をこれからも大切に過ごしてほしいこと。未知の分野にチャレンジし様々な課題を解決する力が求められており、そのためには指導者の助言を聞くことも必要。」と述べられました。3校の校長先生を代表して、高松中学校の酒井校長先生からは「人として成長することとは、心を強くすることだと思う。心を強くするには、一生懸命に取り組むこと、家族や仲間を大切にすること。」と本市中学校2年生に激励の言葉を贈られました。    

 本校からは石田陽南太さんが「かほく市民憲章唱和」を行い、今井奈々子さんが「意見発表」を披露しました。中でも。今井さんの発表は「陸上部の活動を通して保護者や先生方に助けてもらった経験から、自分も成長しなければならないと感じたこと。そのためには、人に寄り添い、人の気持ちを理解できる人間性をもつことを心掛けたい」という素敵な内容でした。

2年生 SDGs講演会が行われました。

 今日の講師に、JICAボランティアに所属されている松田智子氏をお迎えしました。かほく市にお住いの方で、海外協力隊に参加され日本語指導をされている方です。現在はコロナ禍によって、来日できなくなった方を対象にオンラインで日本語を教える活動をしているそうです。松田氏のこれまでの経験から、人とスムーズなコミュニケーションをとるには、相手を尊重しながら自分の意見や改善策を伝えること、信頼関係を構築しつつも、自分と異なる価値観の違いを楽しむことが大切だと伝えてくれました。また、講演の最後に生徒に向け、短い人生の中で皆さんができることは必ずある、仲間を大切にしてほしいとのメッセージもいただきました。

 2年生が、今後学習するSDGsについては、開発途上国の様々な場面の写真を提示され、その場面ごとに考えていくべき17の目標について確認することができました。SDGsのイメージとは「世代からの世代へのリレー(バトンを渡すこと)」とのお話もありました。これから学習を進める2年生が、来年度どのようなバトン(提言)を発信してくれるもか、ますます楽しみになる講演会でした。

1年生 「いろんな生き方に触れる講演会(第5回)」が行われました

 6限目に5回目の「いろんな生き方に触れる講演会」が行われました。今回の講師は東武トップツアーズ株式会社で総合旅行業務を担当されている榎島直毅氏でした。大学生の時に写真サークルに入り、色々と旅行するうちに旅行会社(ツアーコンダクター)に興味を持ったこと、仕事を行うにあたって「総合旅行業務取扱管理者(国家資格)」「旅行管理主任者」の資格やコミュニケーション能力が必要なことなどを教えてくださいました。特にコミュニケーション能力については、相槌をうつこと、相手がたくさん話をすること、相手の考えを全否定しないことが大切と話されました。早速、学校生活でも心がけていけることですね。さらに、中学生に向けて「いっぱい失敗してください」とのメッセージもいただきました。今、失敗することは恥ずかしくない、どんどん、チャレンジしましょう。たくさんの言葉の贈り物をありがとうございました。

 次の「いろんな生き方に触れる講演会」は29日に予定されています。 

2年生 19日に引き続き、SDGsの学習会が行われました。

 一昨日に続き、2年生はSDGsの学習をしました。今日は講師に、榎島直毅氏(未来技術推進協会SDGsボードゲーム公認ファシリテーター)を迎え、①SDGsの成り立ちについて知ること、②ボードゲーム体験を通じ、SDGsの課題・解決策、環境・社会・経済がそれぞれにつながっていること、③SDGsの視点で、今後の生活を送れるようにすることの3点を目的に学習が進みました。お話の中では、一昨日の講演と同様に「人に、地球にやさしい石鹸を作ることが、学校にいけない子どもの存在につながる」と負の連鎖についての話もありました。どのようにつながっていくのかは、ぜひ、お子様から聞いてください。お話の後は、4人1組でボードゲームをを行いSDGsの考え方についてゲームを通して感じることができました。今日の学習会では、これから進める探究活動を進める上で大切にしたい「あらゆる視点で捉えること」「広く深く考えること」「『誰が』ではなく、『誰もが』行動・協力する」ということが学べました。