美術部News

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団体鑑賞を行いました(7)

 9月21日(土)に岐阜県高山市の3つの美術館(飛騨絵本美術館・飛騨高山美術館・光ミュージアム)へ

団体鑑賞を行いました。

 飛騨絵本美術館では絵本の原画が展示されており、実際の絵本と一緒に見比べながら鑑賞できました。原画に

しかない特徴や印刷された後の原画の様子などを比較し、絵本制作の裏側をのぞくような鑑賞ができました。

また、館長ご夫妻と交流する機会があり、館長が絵本美術館を開館するまでのお話やお二人のご家族の話まで

様々な話題で私たちにお話をして下さりました。

 飛騨高山美術館では、19世紀末から20世紀にかけてのアール・ヌーヴォーやアール・デコの時代の家具や

ガラス工芸の作品を鑑賞することができました。特にエミール・ガレやルネ・ラリックといったアール・ヌーヴォー

やアール・デコの時代に活躍した美術上重要な作家の作品が豊富に揃えられていたので、質の高い鑑賞ができたので

はないかと思います。

 光ミュージアムでは、近代の西洋画、日本画をはじめ、3つの企画展及び飛騨の自然史や人類史といった博物的な

ものまで幅広く鑑賞することができた。美術だけにとどまらず、自然科学や歴史についても大量の所蔵品があり、

それらを鑑賞できたことは、作品制作において多様な視点から美術を捉えるということを学習できたのではないか

と思われます。

団体鑑賞を行いました(6)

 8月3日(土)に福井県立美術館、福井市立美術館、金津創作の森美術館の3館を

団体鑑賞しました。

 福井県立美術館では『古代エジプト美術館展』を鑑賞し、壁画や工芸品、ミイラなど

から古代エジプトの生活に根ざしていた美術を知り、味わうことができました。

 福井市立美術館では『イラストレーター安西水丸 展』を鑑賞しました。セロファン紙

を重ねて制作する独自の表現手法やビビットな色彩とシンプルな構成のイラストレーショ

ンなどを実際に見て、安西水丸の構成や色彩の感性を鑑賞できました。

 金津創作の森美術館では、『淺井裕介展 星屑の子どもたち』と『小松宏誠展 光と影の

モビール 海と歌』を鑑賞しました。淺井裕介展では、泥を使い独自の世界観を表現する

大画面の作品に触れ、自然と美術との関り、生命と美術の関りを肌で体感できた。小松宏

誠展では、インスタレーションという空間をアートに変える美術分野の作品を鑑賞し、そ

の圧倒的な空間の使い方と表現の工夫を鑑賞できた。

 石川県とは異なる趣の美術館を鑑賞し、ここで得られたものを今後の制作に生かしてい

ってほしいです。

 

団体鑑賞を行いました(5)

 7月20日(土)に加賀市美術館、石川県九谷焼美術館、硲伊之助美術館へ団体鑑賞を行いました。

 加賀市美術館では、美術館が所蔵している名品を鑑賞しました。日本画、洋画、工芸など幅広い分野の名品を鑑賞でき、表現の幅広さを知ることができました。

 石川県九谷焼美術館では、美術館のボランティアガイドさんによるガイドを受けながら鑑賞できました。九谷焼の起源や様々な技法、技法ごとに制作された作品などを鑑賞し、石川県の伝統工芸である九谷焼について深く知ることができました。また、企画展で九谷焼伝統工芸展も行われ、伝統的な九谷焼の造形から今の時代にしかできない革新的な九谷焼まで、その多様性を鑑賞することができました。

 硲伊之助美術館では、東京で画家として活躍し、晩年に古九谷の魅力に取りつかれ、加賀市に移住した硲伊之助の作品を鑑賞することができた。絵画のみならず研究していた古九谷の技法を生かして焼かれた九谷焼の作品を鑑賞し、一人の芸術家が生み出した表現のよさや美しさを鑑賞できました。

 これらの美術館の鑑賞を通して、絵画や工芸など幅広い表現に触れ、今後の制作に生かしていってほしいと思います。

 

団体鑑賞を行いました(4)

 6月29日(土)、金沢21世紀美術館と金沢市立中村記念美術館へ団体鑑賞を

行いました。

 金沢21世紀美術館では特別展「Lines~意識を流れに合わせる~」とコレクション展を

鑑賞しました。現代社会を植物の網目のように線でつながっていると捉え、美術と社会の

関連を示した映像や立体作品などを鑑賞できました。

 金沢市立中村記念美術館では「ふたつの愉しみ~異国の器と日本の書~」を鑑賞しました。

中国やペルシャから伝来した器と日本の書との対比が様々な文化を受け入れ、発展させてきた

日本の姿を映しているようだった。部員はあまり触れることがない工芸や書といった美術分野

に触れることができました。

 今回の鑑賞を今後の制作に生かしていってほしいです。

団体鑑賞を行いました(3)

 6月9日(日)に富山県美術館・富山市ガラス美術館・富山県水墨美術館へ団体鑑賞を

行いました。

 富山県美術館では、オランダの画家エッシャーの企画展を鑑賞し、エッシャーの錯視を

利用した作品やそのアイデアの源泉を知ることができました。

 富山市ガラス美術館では、ガラス作家大平洋一の企画展を鑑賞し、ヴェネツィアン・グラスの

美しい作品や作家の表現の変化の軌跡をたどることで、ガラス工芸の美しさに触れることができ

ました。

 富山県水墨美術館では、水墨画の高い精神性に触れ、普段はあまり見ることがない水墨画の

世界を堪能することができました。

 それぞれの美術館で、作家の様々な表現を鑑賞することができ、作品制作の幅を広げることが

できたと思います。

第44回高等学校総合美術展が終了しました

 6月2日(日)に第44回高等学校総合美術展が終了しました。足を運んでくださった

皆さま、ありがとうございました。

 会場閉場後に表彰式と作品講評会が行われました。残念ながら、本校は受賞を逃して

しまいましたが、最優秀賞と優秀賞受賞者の作品講評会で作品のコンセプトや表現方法、

工夫点などを聞くことができました。

 今回の経験を糧にして、次回の秋に行われる美術展に向けて、制作してほしいです。

 

▼ 作品講評会で最優秀賞受賞者の解説を聞く部員

生徒作品交流会に参加しました

 5月30日(木)に金沢21世紀美術館市民ギャラリーAで生徒作品交流会に参加しました。

本校の美術部員は全員、グループリーダーに任命され、5人グループの中で他の生徒をまとめて

いました。

 交流会では、自分の作品のコンセプトや工夫した点などを他の生徒の前で話したり、他の生徒の

作品解説を聞いてまとめたりと、互いに作品について話し合うことができました。

 他の学校の美術部員と話したり、自分の作品を他者に話す機会はあまりないので、貴重な機会と

なりました。

第44回高等学校総合美術展に出品しました

 5月27日(月)に金沢21世紀美術館市民ギャラリーAで実施される

第44回高等学校総合美術展に作品を搬入しました。また、令和9年度

全国総文石川県大会に向けてのおもてなし企画として制作していた灯篭も

一緒に搬入しました。

 今回の展示では3年生が1点、2年生が1点、作品を出品しております

ので、お時間のある方は、ぜひとも足をお運びください。

 

<会期> 5月28日(火)~6月2日(日)

     午前10時~午後6時 ※最終日は午後1時30分まで

<場所> 金沢21世紀美術館 市民ギャラリーA

団体鑑賞を行いました(2)

 5月25日(土)に小松市立本陣記念美術館、小松市立宮本三郎美術館、能美市九谷焼美術館の

3館で団体鑑賞を行いました。

 小松市の美術館では、漫画『サザエさん』の作者として知られる長谷川町子が歌舞伎を題材とした

作品や蒐集した美術品を鑑賞しました。漫画家として、そして美術蒐集家としての長谷川町子の作品

やコレクションを鑑賞し、原本に残された1本1本の線の流れや配色、構成、審美眼を感じ取ること

ができました。

 能美市九谷焼美術館では、九谷焼の名品や現代の工芸家の作品を鑑賞し、九谷焼独自の色彩や器の

形に合わせた文様や図画などから平面性の追究や構成などを感じ取ることができました。

 今回、鑑賞したことを生かして、良い作品を制作できるよう努力していきたいです。

灯ろうが完成しました!!

 石川県で令和9年度に行われる全国総文のおもてなし企画として、石川県中の美術部で全国の

都道府県の形をした灯ろうの制作に取り組んでいます。

 本校美術部は愛知県を担当しています。昨年の11月から制作を開始し、ついに完成しました。

 灯ろうの側面には愛知県を代表する事物が描き込まれており、1つ1つ丁寧に時間をかけて描き

ました。

 5月28日から金沢21世紀美術館で始まる高文連の展覧会でお披露目をします。本物をぜひとも、

会場まで足を運んでご覧になってください。