癒しのお部屋

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ファインダー越しの世界

 爺は昔の人間なので、カメラのモニターを見ながら写真を撮るのが苦手である。あくまでファインダーを覗きながら、写真を撮りたいのである。スマホであろうが、デジカメであろうが、画面を見ながら撮るのはどうもやりにくい。理由の一つは、眼から入ってくる情報が多すぎる事にある。画面とともに周囲の状況が丸見えなので撮影に集中できないのだ。ファインダーを覗けば、周囲の状況はカットされ、構図に専念できる(プロのカメラマンは一方の眼でファインダーを覗き、もう一方の眼で周囲の状況を見るというが、自分はそんな器用なことはできない)。ファインダーを覗けば、自分だけの世界に浸れるのである。周囲の雑音が気になってどうしようもない人、自分だけのファインダーで世界を見ると、心が落ち着くかもしれませんよ。

 

 異端爺(いたんじい)でした。