学校日誌

2021年10月の記事一覧

錦高日記10月7日(木)Chromebookを使用した確認テスト

2年生物理基礎の時間に月に1回紙で行っている確認テストをChromebookを用いて行いました。

Googleフォームを開き、テストに回答します。

生徒たちは、試験終了後自分の答えを送信すると即時に、点数や平均点、正答率、どこを間違えたかなどが分かります。

教員は採点せずにすぐに結果が分かり、間違いやすかったところを即時に解説することができました。

これからも、Chromebookの活用方法を工夫して、効果的に使っていきたいと思います。

錦高日記10月6日(水)~読書の秋です

 先日、本校の体験入学に多くの中学生が訪れてくれました。校舎を案内した中で、中学生の皆さんが印象に残った場所の一つが、図書館でもあるマルチメディアセンターです。大きな空間にたくさんの蔵書がある素敵な場所で、放課後には多くの生徒が学習に励んでいるところでもあります。

 高校生の読書量が少なくなってきたといわれて久しいけれど、感性が鋭い高校生年代に、こんなに多くの知識や世界観に触れないことは、とてももったいないことではないでしょうか。多くの本に触れ、多様な価値観や思いを知ることで、自分自身の世界は確実に広がります。長い年月を経ても読み継がれている古典的作品はもちろん、手軽に感情移入できる小説でもいいし、専門家がわかりやすく紹介してくれる新書でもいい。本を読むことで、自分の思いや考えをどんな「カタチ」として表現できるのかを学ぶことにもつながります。高校生のカバンには、本が一冊は入っていてほしいものです。

 忙しい高校生活、そんな時間があったら単語帳を・・・なんて考えも脳裏をよぎるかもしれませんが、隙間時間が無理なら、就寝前の15分間だけでもいい。静かな秋の夜長、スマホをオフにして、本や自分自身と向き合う豊かな時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。人生を豊かにする贅沢な時間を。

錦高日記10月5日(火)~2年課題研究中間報告会~

 「総合的な探究の時間」2年生の課題研究が1年間の折り返し地点に来ています。コロナ禍の中、今までは地域へ出向いての取材等が難しく、Chromebookや自分たちのスマホを使っての調査が中心でした。「まん延防止等重点措置」が解除され、ようやく校内のグループ活動や地域での調査が再開できるようになりました。

 今日は担当教員への「中間報告会」です。みんな一生懸命に説明していました。身近な所から研究活動を見てくれている教員からアドバイスをもらい、これからの活動につなげていきます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ほりほりの部屋Vol.77 「新内閣は東京色、強め?~色づく季節の一考察~」

 皆さん、こんにちは。堀です。10月、今年度後半戦スタートです。答案返却、本格化!出来はどうでしたか?点数のみに一喜一憂することなかれ!できなかったところにしっかりと照準合わせてぇ~、間違ったところをきちんと直してぇ~、GAT!

 昨夜、岸田内閣の全容が判明。新聞等で、新閣僚の写真と共に経歴等が公表されています。ん?なんか違和感・・・進路指導的観点から、堀が感じた「違和感」を分析してみると・・・私立大卒の方々、多くない?毎回、こんなカンジでしたっけ??首相を含め、全21名の閣僚中、国公立大卒は5名のみ(東大4名・東工大1名)で、後の16名は私立大卒(早大・慶大各4名・上智2名・ハーバード院2名・明大・関学・学習院・国際基督教各1名)。つまり、大臣4名中3名は私大卒。ふむ?これは何を意味しているのだろう?さらに、出身大学の所在地に限って、アメリカを除けば、19名中18名(86%!)が東京にある大学。完全に「東高西低」。入学するための、いわゆる「入試偏差値」も、国公立・私立を問わず、草薙剛の韓国名・・・あっ違った・・・超難関多し。

 こういった一連の傾向、近年、強まる一方のようです。「なりたい自分」が「国会議員」さらには、「国政に携わりたい!」とか「大臣になりたい!」という諸君!「東京にある、入りづらい私大」を目指そう?!統計的にはそういうこと?!(上っ面だけの、うっすい分析・・・間違いなく、何か、もっともっと深い理由が隠れています。大学で政治学を学ぼうと志している諸君。わかったら、教えてください。何歳になっても、金沢で待ってますから。)

 そして、この後の解散から総選挙への日程もほぼ固まったかのような報道。10月31日(日)投開票??あれれ??金沢マラソン、大丈夫か?国政選挙と市内交通規制・・・両立可能?本校生徒も多数、ボランティアで関わる予定なので、ちょっと心配・・・昨日からの報道でいろいろ感じました。諸君はどうですか?有権者の3年生諸君!投票に備えよ!投票に行こう!誰を?どの政党を?考えよう!!!

 さて、もう過ぎちゃったけど、「9月」というコトバから、どんなイメージ、諸君は持ちます?とある調査によると、「お月見」「敬老の日」「(食欲の)秋」というのが上位に来るとのこと。「ネガティブ」とまではいかなくとも、どっちかっていうと、「落ち着いた」カンジ??少なくとも、「めっちゃポジティブ!」とか、「弾むカンジ!」とか、「ワクワクドキドキ!」ではなさそうですね、日本では。

 英語圏の人たちに、“September”というコトバから、浮かぶイメージは?と問うと、「希望」とか、「出会い」とか、「高揚感」とか、それこそ、ポジティブワードのオンパレード!なぜか?英語文化圏の人々にとって、「9月」は、「入学」をはじめとした、「始まり」の月だから。そう、日本における「4月」の感覚!まさに「ワクワク」!

 さらに、世界基準では、4月始まりの学校制度・会社組織は完全に少数派。諸君が留学・海外就職を志すとき、真剣に考えねばならないのが、この5ヶ月間の「ズレ」。日本の様々な「卒業時期」、ひいては、「スタート時期」が、世界とマッチしていないのです。なんか、無駄に思える時間ができちゃうんです。接続がスムーズじゃないんです。「就職、1年遅れちゃう!」みたいな感覚。もったいない感覚。英語の勉強を進める際、「9月」→“September”という置き換えだけじゃなく、こういったfeelingというかheartというか、そんな感性や文化も吸収できるといいね。なんてなこと、9月の授業になると言ってたな・・・はぁ、堀はやっぱり日本人。9月は「しんみり」すること多いです。はっちゃけることはありませんねぇ・・・校地内の木々も色づく季節。秋ねぇ~。

 最初のミカンは2週間前のお弁当についていたもの。次のミカンは先週のお弁当についていたもの。緑が濃いのは酸っぱくておいしい。薄くなるにつれ、甘みがマシマシでおいしい。まだまだ「旬」にはほど遠いけど、“I like MIKANs.”(近江町にある、行きつけのとある果物屋さんのお姉さんは、堀のことを「この人は、ちっちゃいサイズ(s)のミカンしか買わない客」と思っています。お互い、名前も知らないけど、顔と好みの果物でつながっている常連の安心感。お店の前に立つやいなや「これけ?」といつものミカンを指さします。近江町通い歴41年の実績?!)もう少しすると、まっきいきいの、あま~いミカンが出てきます。楽しみ!!諸君!「旬」の食を楽しもうではないか~!「旬」には、うま味はもちろん、栄養やエネルギーもたっぷりです。食を大切に~!ではでは。今日はこの辺で。CU ASAP!

P.S.堀が中学1年生の時、英語の教科書は「ニュー・ホライズンⅠ」。最初の例文は、This is a pen. This is a desk.なんと、日本語には存在しない発音th音からスタート!しかも、使うのが極めて特殊な場面のみの文!さらには、I like an apple.「私はリンゴが好きです。」 I like an orange.「私はミカンが好きです。」英語圏の人がappleというコトバから頭に浮かぶ果物および想定する味や食感と、日本人が「リンゴ」というコトバから浮かぶそれらは全く同じでしょうか?いや、リンゴはまだいい方です。Orangeはあくまで「オレンジ」であって、「ミカン」ではないでしょう。アメリカ西海岸からワックスかけてぴかぴかで、皮が厚く、薫り高い、あの「オレンジ」と、熊本や愛媛産の、こぶりで皮が薄く、香りは薄めだけど独特の繊細な甘みを持つ「ミカン」は、全く異なる果物です。さらには、どちらの例文も、冠詞の“an”がついている。ということは、この英文が伝えている意味・ニュアンスは、「1コのリンゴ<ミカン>が好き(たくさんのリンゴ<ミカン>は嫌、の可能性があることをほのめかしている)」なのです。不特定の、一般的なことは、数えられるものなら、無冠詞複数形で表現するのがスタンダードな英語表現なのです。「一輪挿しのバラを好む」なら、“I like a rose.”となり、「花束のバラが好き」なら、“I like roses.”となるのです。ちなみに、数えられない(と判断する)ものなら、無冠詞単数形で表現します。例えば、“I like apple.”という英文も存在しうるのです。Appleを数えられないものとして扱うときです。「リンゴと蜂蜜、とろーり溶けてる~」〇ウス・バーモント・カレー、みたいな。液体状にとろり溶けてしまえば、そのリンゴはもう、数えられませんよね?固体のリンゴではなく、どろどろになったリンゴが好き、というなら、“I like apple.”は、正しい英文、ということになるのです。英単語一つ一つの裏側に潜む、ニュアンスや文化。一見、つまらなく思える、文法の裏側に潜む、使い方の妙や価値観の広がり。もっともっと、深く知ろう!そこに本当の「学ぶ面白さ」があるのです。

錦高日記10月4日(月)~部活動、活動中~

 まん延防止等重点措置が10月1日に全面解除になったことから、部活動が再開されています。日中、汗ばむほどの陽気だった今日の放課後、体育館や剣道場、卓球場、テニスコート、弓道場で各部の部員たちが練習に励んでいました。10月下旬には、前期新人大会の北信越大会、11月初旬には、後期新人大会が行われます。部活動ができなかった期間が長かったので、短期間でのコンディション調整になります。練習時間は短いかもしれませんが、1,2年生が主役になる大会です。みんなが思う存分活躍できることを願っています。

 写真は左から順に女子バスケ、男子バレー、剣道、フェンシング、卓球、ソフトテニス、男子テニス、弓道です。