学校長挨拶
「2学期始まりの挨拶」
全校生徒が参加した文化祭「鶴翔祭」では、一人ひとりの生徒がお互い感染対策を意識して、皆が今後の学校生活を安全、安心に過ごせるよう、責任ある行動で無事終えることができたことに感謝しております。
締めの伝統歌の視聴では、改めて3学年の皆が心を一つにして共有することができる唯一のものが、伝統歌であることを再確認する機会となり、心が揺さぶられました。
この2学期を迎えるに当たって、先月までに3年生の就職に向けた模擬面接などに立ち会う機会があり、その折に感じたことを皆さんに話をします。
面接試験では、短い時間の中で試験官に対して自分のことや自分の思いを「伝える」ことに重きをおく傾向の人が多かったように感じました。「伝える」ことより、思いがどのように「伝わる」かに着目して、自分の話し方などを整理し、今月16日から始まる就職試験に悔いの残らないよう臨んでほしいと思います。
2年生・1年生の皆さんにおいても、自分の進路実現に向けた学力や意欲を高めるため、クラス内や部内の雰囲気が和やかになるよう、他者と「伝わる」コミュニケーションを意識して信頼関係を築き、2学期の学校生活を充実したものにすることを期待します。
おわりに、県内高校では本日現在も休校が相次ぎ、部活動の停止状態も継続するなど、1学期以上に安心できない状況が続くなか、朝の体調チェック、マスク着用、昼食時の黙食など、ひき続き感染症に対する意識を高めることを、改めてお願いして、2学期始業式の挨拶とします。
令和3年9月2日
石川県立鶴来高等学校長 北川 博勝