陸上部News

2013 河北潟一周駅伝

初優勝
 昨年は、泉丘を12秒差まで追い上げたが及ばす、悔しい二位であった。今年は、6人中5人が昨年のこの大会で走っており、昨年以上の走りが期待できた。結果、ライバルの泉丘・七尾東雲に二区で突き放し、その後は圧勝であった。この大会の優勝を目標に、3年生の大坪・竹田は後輩をよく引っ張ってくれた。彼らの力がなかったら、この優勝は成しえなかった。本当に感謝したい。
  しかし、これで県内一強い高校かと問われれば、遊学館、星稜、小松の次としか言えない。週の手取川一周駅伝でも優勝しているが、上位三校とは戦っていないからである。ただし、小松・星稜との差は小さくなってきているはずである。その事を実証するのが元旦駅伝となる。元旦駅伝から、1・2年生での新チームとなり、3年生が抜けた穴をどう埋めていくかがポイントとなる。他校とどの程度戦えるのか、楽しみである。
 
成長
 大坪は県高校駅伝一区10kmでとても良い走りができた。その後の2つの駅伝でも区間賞をとり、練習の成果を十分発揮できている。このエースの後継者は、金崎である。手取川・河北潟駅伝ともにエース区間を走り、二年時の大坪の区間記録と遜色のない走りができた。強いチーム・伝統のあるチームは、この「強さ」の伝承ができている。竹田匡は、駅伝シーズンになって大きく伸びた。一年時に、大坪と実力的には差がなかったが、その後伸び悩んでいた。それがここにきて大坪以上の走りを見せている。これまでの地道な努力が大きく花開いている瞬間である。彼の後継者になれるのは誰か。南や村中は朝練習を惜しまず、強くなろうとする姿勢が見られる。きっと三年間で大きく成長するにちがいない。
 今後に期待するのは、竹田圭である。走力や粘り強さはあるのだが、人一倍の努力、自分を客観的に振り返る姿勢、素直さ、こういった長距離走者に必要な部分が弱い。これらの事が出来るようになったとき、兄を超える走りができるはずである。朝山は、持久力は高くはないが、粘り強い精神力があり、努力することができれば駅伝チームのメンバーになれるし、なってもらいたい。野口は、新チーム1の実力の持ち主であるが、継続した練習、チームとしての練習ができるようになる必要がある。
 
これから
 駅伝ブロックは、11月からの大きな駅伝がすべて終了し、過去最高の成績を残せた。これからは、来年の総体を念頭に練習していくことになる。その間、13月に美川駅伝・根上駅伝・小松駅伝に参加し、スピード持久力のチェックをしていく。ここまで走り込んで培った持久力の上に、スピードを加算していくことになる。ただし、追いこむという気持ちではなく、楽しみながら走ることが大切である。