校長室より「おこらいえ」
100周年記念式典が執り行われました
10月7日(土)文化会館で
創立100周年記念式典が執り行われました
時は大正の終わり
半島の先っぽにある
漆と漁業の小さな町、輪島
当時は陸の孤島であった
この地に生まれた子に
高等教育を施すには
故郷を捨てて
金沢に一家転住するしかない
そんな時代に
奥の能登で初めての県立中学校
輪島中学校が
続いて輪島高等女学校が
産声をあげました
新たな学び舎は
鳳至郡輪島町におかれました
「鳳至」の意味は
伝説の霊鳥「鳳凰」が産まれ育つ地
そしてこの「鳳凰」は好んで桐の木にとまるとされ
これに因んで本校の校章には
桐の葉があしらわれています
そして戦後の教育改革の下
輪島中学校と高等女学校がひとつとなり
新制輪島高校は生まれました
新しいことへの漠然とした不安から
男子校と女子校が一緒になることに
一部の保護者や卒業生からは
猛烈な反対があったそうです
しかし
こういったいわゆる過去への忠実が
新しい教育への妨げになってはならないと
当時の関係者は反対を押し切って
男女共学を実現しました
これらのことは
50年前に発刊された
50周年記念紙に綴られています
式典では、
生徒の皆さんの
式に臨む態度
お客様への挨拶
全てが素晴らしかったと
多くのお客様から
お褒めの言葉をいただきました