校長室より「おこらいえ」
お伊勢参りの旅
地震から 411 日目
豪雨から 147 日目
今日から何人かの生徒が
伊勢へ研修旅行に出かけます
朝の4時半出発
大雪のため道路状況が心配なので
念のため前もって下見をしてきました
朝の3時なのに災害復旧現場には
灯りが煌々とついていました
そのおかげかどうかわかりませんが
除雪車も早くに入ってくれていました
安心して出発できそうです
参加したのは
1年生
浦 勇誠 さん 小町 優真 さん
小住 優太 さん 森下 正幸 さん
3年生
出坂 舞 さん 森田 心優さん 福久 凪 さん
の7名です
大成建設さんのお力添えで
三重県にある(株)REMAREさんを訪れます
廃棄する漁網を甦正させて
さまざまなものを造る会社です
参加する3年生の中には
大学に進学して
建築や街づくりについて学ぶ予定の生徒もいます
1年生の中には
被災地を巡るツアーを企画運営する会社を立ち上げたい
という夢を持つ生徒も
ぜひ実現させてほしいと思います
卒業してからと言わず
在学中にぜひ
おとなりの飯田高校に
在学中に起業した女子高生2人組がいます
彼女らの目のつけどころがすばらしかったです
日焼けして売り物にならないカボチャが
畑にゴロゴロしているのを目にして
何とかならないかと考えました
おばあちゃんに聞いてみると
金沢の業者に卸すとき
売り物にならないのは買ってもらえないとのこと
ホテルやレストランに掛け合ってみると
下ごしらえ済みの野菜を
金沢の業者から購入しているとのこと
彼女らは気づきます
せっかく作ったかぼちゃのうち
きれいなものだけを安く買い叩かれて
切って洗っただけのものを
高く売りつけられていることに
課題は
珠洲に一次調理施設がないことだ
じゃあ私たちでそれをやろう!
これが起業へのきっかけでした
やがて彼女らは大学へ進学し
平日は大学で学び
休日は珠洲に戻って会社経営
そんな道を歩むのでした
震災後どうなっているのでしょう?
現役女子大生による
地元の限界地域を救う挑戦的企業
株式会社ABOBORA(アボボラ)です
カボチャエキスを使った
身体と環境にやさしいネイルオイルなども
開発しています
ぜひ応援してください
輪島高校の1年生たちにも
ぜひがんばってほしいです
研修旅行のほうは
今日の午後会社を視察して
明日は伊勢神宮を訪れ
夜の8時頃に帰ってきます
石川県商業生徒発表会に
ビジネスコースの3年生が出場しました
浦野奏太さん 北濱一斗さん
木村麗人さん 林 祐樹さんが
自分たちが考えた修学旅行誘致プランを
発表しました
能登を元気にするオリジナル弁当!
地震から 410 日目
豪雨から 146 日目
家庭科の山上先生からの報告です
今日は山梨県より「目指せ!!日本まるごとゴミ拾い 特定非営利活動法人 まるごみ」DJ KOUSAKUさんをお招きして特別授業を行っていただきました
生徒は事前に考案したお弁当のおかずを今日の授業のなかでグループ内共有しグループ内でNO.1を選出しました
”小学生に大人気!生姜くせぇ生姜焼き弁当”
”濃厚クリームとろ~り!能登産カニクリームコロッケ”
”能登地鶏の辛みチキン”
どれも美味しそうなだけでなくネーミングセンスも抜群でこのほかにも多くのアイディアが出ました
DJ KOUSAKUさんは生徒たちが上手にchromebookを活用して授業をしている様子に驚かれていました
今後生徒たちが考案したオリジナル弁当が商品化されるのが楽しみです
見てください この表情
きっとお互いに忘れられない学びになったのではないでしょうか
パリで行われた
OECD教師生徒サミットに参加した生徒たちが
門前中学校さんで
その様子を発表してきました
全校生徒42名が聞いてくださいました
参加したのは
長井彩綺さん 三中そらさん
上野緋子さん 谷内友優さん
辻 姫花さん 山下明日凪さん
前名拓実さん 宮腰大地さん
世界各国のお友達ができたこと
お互いの文化を理解できたこと
震災を経験したからこその出逢い
そして未来への希望
世界って意外と近いんだなってこと
半島の先っちょに住んでたって
いくらでも世界と繋がることができること
たくさんのことを学んできました
そのことを
自分たちの言葉で伝えてきました
OECDの「おさんぽめがねワークショップ」の
こともお話ししてきました
夏休みに輪島高校でもやったアクティビティ
お散歩しながら
街の景色を教科のめがねで観ます
たとえば今日のこの会場
教科のめがねで見るとどう見えるかな?
図書館って英語でどういうのかな?
Library
じゃあ本棚は?
Shelf
引き出しは?
Drawer
英語のめがねで見てみました
本棚があるよ
どんな木でできているのかな?
ナラとかオークが多いよ
日本やロシアで採れるものをナラ
北米で採れるものをオークと呼ぶんだって
耐久性に優れ硬くて重く家具作りに向いているよ
乾燥に弱いから
エアコンの風が常に当たるような場所に
置いたらダメらしいよ
生物のめがねで見てみました
「オークの原産ってどこかな?」
「カナダ南部からアメリカらしいよ
南北に広く分布しているから
産地によって木材の特徴が違うみたい」
「温暖な南部で育ったオークは成長スピードが早くて
木目が大きいんだって」
「うちのお父さん大工してるけど
地元の木材使うとその地方に合った家ができるって
「そうか南国の柔らかい木で雪国に家建てても
重さに耐えれないんだね」
「地産地消ってそういうことか」
地理のめがねで見てみました
「このホール丸いね」
「体積計算できるね」
「半径どれくらいかな?」
野球部の生徒が口をはさみます
「20mくらいじゃないかな?」
「どうして?」
「塁間の27mよりちょっと短い気がするから」
体育のめがねが加わり
「じゃあ底面積は半径×半径×円周率だから
20×20×3.14=1,256㎡
高さが10m ほどだから体積は
1,256 ✕ 10 = 12,560㎥」
「リットルに直すと 12,560,000Lか」
数学のめがねで見てみました
「この中の空気ってどのくらいの重さかな?」
「1mol は22.4Lだからモルに直すと
12,560,000 ÷ 22.4 ≓ 560,000 mol」
「空気1mol は22.8gだから
560,000 ✕ 22.8 ≓ 12,800,000 g
つまり約13t!」
化学のめがねで見てみました
ふたたび生物のめがねで
「象1頭の体重は約6tだから
ほぼ象2頭分か!」
「そんなに重いの?」
「もし今この瞬間全員が
ここに生き埋めになったら
どれだけの時間
酸素がもつんだろう?」・・・
こうして
自分で新たな問いを見つける力
そしてさまざまな教科で身につけた知識
それを総動員して考える力
そんな力を身につけた人が
災害が起こったときに
中心となってみんなを救うことのできる人です
そして未来を創造できる人です
そんな人を育てることが
教科横断型教育やSTEAM教育の狙いです
【今日の生徒の叫び】
校長ブログを読んだ生徒が書いてくれた
コメントを紹介するコーナー
今日は昨年2月27日「卒業おめでとう」
のコラムを読んでくれた生徒からです
去年1月1日に地震があり、今まであたりまえに通っていた学校に通えなくなってしまい、皆が落ち込んでいるときに、輪島高校に勤めている先生方はすぐに行動に移し、私たちの学習できるスペースを確保してくださいました。そのおかげで去年の3年生たちは十分に学習ができたと聞いています。私も羽咋工業高校さんの練習に参加させていただき、新しい出会いもありました。
3年生はとっても大変な時期が多かった年代ですが、それを感じさせないほどの元気よさが、今の私達を元気でいさせてくれました。そんな3年生の卒業式に出れてとてもうれしかったです。校長先生がおっしゃっていた「輪島に残るみんな一緒に新しい街創ろう。一旦輪島を離れるみんな、きっといつか帰っておいで。みんなが驚くような街創ってまっとるし。」の言葉で会場にいた皆が一致団結したと感じました。これからもこの輪島をよりよいものにしていきたいと思います。《池壱心》
フラットアースの根拠
地震から 409 日目
豪雨から 145 日目
輪島と金沢の二拠点生活が続いています
休日は金沢で過ごし
今朝4時に起きて学校へと向かいますと
いろいろ幻想的な風景に出逢います
こちらは雪原にひろがる朝もや
見渡す限り白の世界です
そしてこれは七尾湾からの日の出
水平線上に見えるのは
左側が能登半島
右側が能登島
そして能登島の向こうに
うっすらと見えるのが
なんと立山連峰です
年に数回
条件があったときにだけ見える
奇跡の瞬間です
よく見ると
能登半島と能登島の間の水道
その先にも山並みが見えます
地図で確認すると
長岡から会津の山々
距離にして200km 以上離れたところを見ています
200km 離れた場所の山が果たして見えるのか
気になったので
数学の宮下琢磨先生に計算してもらいました
その結果がこちら
地球を半径6400kmの球と考えると
200km 離れた地点のものは
3126.2mの高さがないと見えない
という結論が導かれました
となると3000m 級の山々の頂上だけが
かろうじて見えるはずで
写真のように堂々とは見えないと思うのですが
どうなんでしょう?
一部でささやかれている
「フラットアース説」
(地球は球でなく平面とする説)
を裏付けるものでしょうか?
それともでっかい蜃気楼でしょうか?
蜃気楼は高低による空気の温度差によって
遠くの景色が曲がって目に届く現象です
七尾湾は和倉温泉が湧いている
比較的温かな海で
上空に冷えた空気が入り込むと
よく蜃気楼の見える場所です
富山湾越しに魚津から見る蜃気楼が有名ですが
実は反対側の能登半島からも
規模は小さいですが割と頻繁に見られます
今回の写真でも
左右の半島と島の先っぽが
浮かび上がって写っているのですが
確認できますか?
それにしても
謎はまずます深まるばかりです
ビジネスコースの2年生が
このブログを読んでコメントを書くという課題に
「国語表現」の授業で取り組んでくれました
毎日少しずつ紹介していきます
題して【今日の生徒の叫び】
地震が起こった1日後の1月2日の学校の状況を今写真で初めて見ました。先生たちの部屋の様子を見て改めて残酷なことだなと思いました。今こうして学校に友達と来れている。そして、みんなで昼休みに友達と弁当を食べているなんてそのときは想像もできなかったことが、今楽しく生活できていることに本当に感謝しかないし、幸せなことだと思いました。
今でもグラウンドはなく体育館での練習をしていますが、こうして練習ができているということだけでも、とても幸せです。これからシーズンインしていく中で、グラウンドがないということを言い訳にせず、自分たち野球部の目標である春大「北信越出場」夏大「甲子園出場」を達成して、どんな状況や環境でもできるということを全国の人たち、そして家族、今まで支援をしてくださった方々に見せて恩返しします。
今、野球ができているのは、親、先生、支援してくれた人たち、応援してくれている人たちのおかげという感謝の気持ちを忘れず、あと1年を切った高校野球を、全力で愉しんでやりたいと思います。《濱田勢生》
「全力で愉しむ」いい言葉ですね!
いろいろの沈黙
地震から 408 日目
豪雨から 144 日目
サッカー部がフットサルの交流戦をしています
飯田高校
七尾高校
羽咋工業
が志賀高校に集まりました
冷凍庫の中みたいな体育館の中で
熱い闘いです
主体的・対話的で深い学び
このことを意識して
教育活動を行ってください
と先生方には日頃お伝えしてはいますが
なにせ
一を聞いて十を誤解する私にとって
対話は何よりも苦手とするところであり
もし今の授業に生徒として参加しろと言われたら
間違いなく保健室登校になっているか
主体的で対話的に振る舞う術だけを身に付けた
ずる賢い生徒に成長していると思います
ですので、対話を重視したグループ活動に
うまく加わることができずにいる生徒を見ると
痛いほどその気持ちがわかるのであります
そこで対話の中の沈黙について考察してみます
沈黙には理由があります
どのように対話の輪から外れていくか
順を追って振り返ってみます
(1)熟考のための沈黙
対話の中に何か引っかかるものがあって
頭の中で整理をしている段階です
この沈黙はむしろ歓迎すべき沈黙で
逆に無理に口を開かせようとしないことが大切です
この辺のさじ加減は
髙橋教頭先生がまことに上手です
校長に判断を求めるため説明する時
私が考え出すと
何も言わなくても即座に話を止め
考えがまとまるのを待ってくださるのです
何か後ろめたいことがある先生だと
(例えば自分が楽をしたいためだけの行事削減の提案)
ここで畳み掛けるように説明してきます
教頭先生はきっと熟考を重ね
ご自分なりの根拠と自信を持って
ご提案をしてくださっている証拠です
(2)置き去りになった沈黙
本当は言いたいことがあったのに
他の人がどんどん話してしまって
話題が違う方向に行ってしまい
話すタイミングを失ってしまった状態です
ファシリテーターを務める先生は
生徒をよく観察し
話を元に戻すとか
その生徒に話を振るなどの
フォローが大切になってきます
(3)対話迷子による沈黙
置き去りの生徒をそのままにしておくと
迷子になってしまいます
何の話をしているかわからず
どう発言して良いか分からず
とりあえず黙っています
この生徒は
ニコニコと笑っているのが特徴です
グループ自体の対話が盛り上がっていても
こんな生徒が増えてくると
やがて収束に向かいます
一旦振り返りをさせるなどの
ファシリテートが必要です
(4)しゃべってはいけない空気が支配する
「これを言うとバカにされるんじゃ?」
「そんなことも知らないの?
とマウント取られそう」
こうならないために
ここは何を行っても安全な場所だということを
ファシリテーターは徹底する必要があります
今共創しているOECDのミーティングでは
このことが徹底されていて
参加する生徒が
思うことを全て話すことができています
教師は対話の時間に沈黙があると
ついつい間を埋めるために
話をしがちです
その沈黙が何のための沈黙なのか見極め
適切な介入をする必要があります
来年はひのえうま
地震から 407 日目
豪雨から 143 日目
連日の大雪で
学校の駐車場も大わらわです
例年ですと
地元の土建会社にお願いして
除雪車に入ってもらっているのですが
被災地復興で出払っているので
お願いするわけにもいきません
そこで朝早くから先生方が総出で除雪作業です
誰もお願いしたわけでもないのに
自然にみなさんで助け合います
今から5年前の教頭時代
朝早くから除雪作業をしているのを横目に
「ごくろうさまでーす!」
と知らん顔で校舎に入っていく若手教員に
「手伝おうという気はないのか!」
と説教していたのにくらべると
これも震災のおかげでしょうか
自然と共助の気持ちが生まれてきている気がします
戸田 尊文 様はじめ
東大阪東ロータリークラブのみなさんが
学校に見えられました
発災当初からずっと寄り添ってくださり
大型スクリーンなど
多くの備品をご支援くださっています
このスクリーンは3月7日の
「街プロ」発表会でも使わせて頂く予定です
どうもありがとうございました
被災地への寄り添いというと
稲垣吾郎さん 草彅剛さん 香取慎吾さんらと
日本財団が共同で運営する基金
「LOVE POCKET FUND」さんが
輪島市に交流施設を建設する費用として
約1億3千万円を支援してくださるとの
新聞発表がありました
ありがとうございます
大阪大学の吉川徹教授より
書籍の寄贈がありました
吉川教授は
地方から都会への学生の流出
に関する研究をなさっています
半島の先端の過疎地にありながら
例年国公立大学へ一定数の合格者を輩出する
飯田高校と輪島高校に関心を持たれ
数年前に両校の卒業生を対象に
調査研究をなさったという経緯もあります
その際に
5年後の自分に宛てた手紙プロジェクトを
企画してくださいました
うちの末娘がちょうどその学年で
つい先日その手紙が5年の時を経て配達され
「こんなことを考えていたんだ」
と感慨深げでした
今回吉川教授にいただいた著作は
「ひのえうま」
2026年は「ひのえうま」にあたります
暦の十干十二支
十二支はご存じ
ね・うし・とら・う・たつ・・・
子丑寅卯辰巳午未申酉戌亥
しちゅういんぼうしんしごびしんゆうじゅつがい
とも読みます
十二支は日本のほか
中国や韓国などアジアを中心に
15ケ国で使われており
ベトナムなどでは
ウサギの代わりに猫が入っていたりします
一方十干は
甲乙丙丁戊己庚辛壬癸
(こうおつへいていぼきこうしんじんき)
日を10日のまとまりで数えるための呼び名で
10日ごとに「一旬(いちじゅん)」と呼びます
上旬・中旬・下旬と呼ぶのは
このことに由来しています
それぞれ
甲(きのえ・木の兄)
乙(きのと・木の弟)
丙(ひのえ・火の兄)
丁(ひのと・火の弟)
戊己(土の・・・)庚辛(金の・・・)壬癸(水の・・・)
とも読みます
十干と十二支を組み合わせて
甲子(きのえね)
乙丑(きのとうし)・・・
といった具合に
それぞれの年に呼び名がつきます
甲子園球場は
大正13年 甲子(きのえね)の年にできたので
その名がついています
今年は乙巳(きのとみ)の年です
ということは来年は丙午(ひのえうま)
前回の「ひのえうま」は昭和41年
この年に生まれた赤ちゃんの数は
その前後の年に比べると
4分の3しかいないそうです
その理由は
ひのえうま生まれの女は
気性が激しく男を不幸にするだの
現代ならば即アウトの差別思考で
子どもをつくるのを控えたことによるものです
著書はこの歴史について深く考察しています
この迷信のルーツは
1666年(寛文のひのえうま)にあるそうです
この年に生まれた八百屋お七は
江戸の町を火事で焼け出され
避難所でいっしょになった男に恋心を抱きます
再び火事になれば男と再開できると目論んだお七は
江戸の町に火をつけ
その罪で火あぶりの刑に処せられます
紅白歌合戦で本校に来てくださった
坂本冬美さんが歌われた
「夜桜お七」
で有名な話です
しかもなんと
冬美さんは昭和41年生まれ
まさに「ひのえうまの女」なのだそうです
実際にお逢いした冬美さんは
気性が荒いどころか
避難民一人ひとりに寄り添ってくださり
そして一緒になって涙を流してくださるなど
本当に心やさしい方でしたので
「ひのえうま」は怒りを禁じ得ない
人権問題レベルの迷信といえます
本書には
このような「ひのえうま」にまつわる
興味深い話題が満載ですので
ぜひご覧ください
【今週のありがとう】
埼玉県の書家 光田 紀美代 さま
私の言葉を素敵な書にしたためていただきありがとうございます
山梨県立都留興譲館高校のみなさま
支援ありがとう!いっしょにがんばろうね!
まるごみJAPAN代表 DJ KOUSAKU 様
能登応援弁当楽しみにしています!!
わじまミラクルずの ガッキーさま
「こども縁日」開催ありがとうございました』
ブルックリン日本語学園 ガルシア奈津子先生
遠くニューヨークでの募金活動ありがとうございました
※このコーナーではこれまで
ご支援いただいた方々を
ご紹介させていただいています
ゆでたまごを科学する
地震から 406 日目
豪雨から 142 日目
ゆでたまごの最適なつくりかたが
科学的に解明されたとの
画期的な発表が
イタリアの研究チームからなされました
これにつきましては
わたしもかねてより研究を進めていたところであり
先を越されてしまったことに
口惜しい思いを禁じえないとともに
同じ研究者として
心から敬意を表します
これまでの研究の歴史を振り返ってみますと
時間を計測している最中に
電話がかかってきたり
待ちきれず途中で食べてしまったり
一所懸命計測して作ったものよりも
晴れ女が何も考えず作ったもののほうが
はるかに美味しかったり
厳しい研究の繰り返しでした
卵は白身と黄身で固まる温度が違います
白身は60℃で固まり始め
65℃くらいで流動性がなくなり
80℃ほどで完全に固まります
一方黄身はおよそ65℃で固まりだし
70℃で完全に固まります
70℃のお湯で30分間加熱すると
白身は完全には固まらず黄身だけ固まった
「温泉たまご」ができあがります
100℃近いお湯で加熱すると
白身は完全に固まります
このとき5分ほどで取り出すと
黄身まで熱が伝わらず固まっていない
「半熟たまご」になります
今回のイタリアチームのつくりかたは
100℃の熱湯と30度のぬるま湯に
交互に2分ずつ16回浸すというものです
実験する前に
温度の伝わりかたを
コンピュータでシミュレーションするなど
かなり本気で研究していて
人類の発展に大きく寄与した研究といえます
しかもこの研究リーダーは
「私は卵料理は嫌いだ」と
おっしゃっています
だから途中で食べたくなる
衝動に駆られることがなかったんですね
なるほど
好きなことを研究するのではなく
好きでもないことを
無理やりやらされる中で
真実に辿り着く研究もあるのですね
モコモコ自販機
地震から 405 日目
豪雨から 141 日目
一面雪と氷の世界です
ところでヘブライ語で
氷(コーリ)のことを(ケーラ)といいます
ヘブライ語はユダヤ人が話す言語です
ユダヤ人はヘブライ人とも呼ばれていました
ヘブライ語が最も活発に使われていたのは
紀元前13世紀から紀元前2世紀頃
旧約聖書が編纂(へんさん)された時代のことです
それまでは日常生活で使われていました
ところが紀元前2世紀の始め以降
ユダヤ人は徐々に激しい迫害を受けるようになり
ヨーロッパ各地への移住を余儀なくされ
ヘブライ語は歴史から姿を消すことになります
それでも「聖書の民」と呼ばれるユダヤ人は
聖書を読むためにヘブライ語を学び続け
宗教的慣習を通して書き言葉として残ってはいました
そこで19世紀
世界に散らばっていたユダヤ人たちは
自らの祖先の輝かしい過去を通して
希望を見出す手段として
ヘブライ語に注目しようという
新たな運動が起こりました
ヘブライ語が歴史の舞台に復活しておよそ150年
現在ではイスラエルを中心に
話者が世界中で約900万人いるとされ
この言葉を通じて
希望や望みを伝え合っています
おもしろいことに
日本語とヘブライ語で
意味が共通している単語が3000語以上あり
日本人とユダヤ人の祖先が
同じではないかという説があります
日ユ同祖論といいます
例えば
ニクム カバウ ユルス コマル スム
ツモル コオル スワル アルク ハカル
などの動詞はそのまんま同じ意味ですし
ヤケド ニオイ ワラベ ヤマト サムライ
など名詞にも見られます
アリ・ガドが「私にとって幸福です」という意味だったり
ヤッホーは「神様」
ヨイショは「神のご加護を」
など意味不明の言葉をヘブライ語で発音すると
意味のある言葉だったりします
ハッケ「撃て」ヨイ「倒せ」ノコッタ「打ち破れ」
ジャン「隠して」ケン「用意」ポン「ドン」
ワッショイ!「神が来た」
このワッショイ!
お神輿を担ぐときの掛け声ですが
昔は「ワッ」のときに神輿を威勢よく
天に向かって放り上げ
「ショイ」で降ろす
「ワッ」↑「ショイ」↓「ワッ」↑「ショイ」↓
とゆっくり大きく上下しながら練り歩いていたのが
電線が張り巡らされて
それができなくなると上下運動がなくなり
ワッ→ ショイ→ ワッ→ ショイ→ ワッ→ ショイ→
テンポが速くなり
ワッショイワッショイワッショイ
言い回しも変わって
ヤッソイヤッソイヤッソイ
下町のお祭りの掛け声
「ソイヤ」「ソイヤ」になったんだそうです
もうすぐ卒業式
そのときに歌われる「君が代」
これもヘブライ語として聞くと
興味深い意味が浮かび上がるそうです
クム・ガ・ヨワ 「立ち上がり神を讃えよ」
チヨニ 「選ばれし民」
ヤ・チヨニ「神に選ばれし民」
ササレー・イシィノ 「喜べ残された民よ 救われん」
イワオト・ナリタ 「神の印は成就した」
コカノ・ムーシュマッテ 「全地に語れ」
ナニャードヤレー 「聖前に主を讃えよ」
ナニャドナサレデア 「聖前に主は逆賊を掃討したまえり」
これは青森県新郷村に伝わる盆踊り歌を
ヘブライ語に訳したものです
新郷村の旧名は戸来(へらい)村
「ヘブライ」という言葉から来ているとされています
この村には日本人とユダヤ人の関係を裏付ける風習が
◯赤ちゃんが初めて外へ出るとき
額に墨で十字架を書いて魔除けをする
◯足がしびれた時につばをつけて
額に十字を3回書くと治るという習慣がある
◯この地方の方言のアダ(父親)アバ(母親)
これらはアダムとエバが訛ったものと考えられる
現在輪島高校が国際交流を進めている
トルコのすぐ近くにイスラエルはあり
今なおガザ地区の紛争に苦しんでいます
災害支援や人災支援のために
何ができるのか
しっかり考えていきたいと思います
能登の我慢を日本の前提にするな!
地震から 404 日目
豪雨から 140 日目
輪島朝市感謝祭のお知らせです
2月9日(日)
ワイプラザの入口前で
鍋が振る舞われます
輪島市朝市組合さんの主催です
時間は11時~13時
限定500食
無くなり次第終了です
日頃応援してくださっている市民の皆様
復興にご支援くださっている皆様に
感謝を込めてふぐ鍋の振る舞いです
温かい服装でおこしください
本校からも
JRC(ボランティア)部と
吹奏楽部の生徒がお手伝いします
ぜひお越しください
お待ちしています
昨日
仮設校舎建設に向けての
打ち合わせが行われました
今後詳細について
調整しながら進めてまいりますが
現時点での予定をお知らせします
今春竣工予定で
早ければ秋より運用開始となります
場所は輪島高校グラウンド
校舎に近い方
現在の野球部の三塁線上です
グラウンドではなく
その上のアスファルト広場での建設を
要望したのですが
寸法が足りないことと
仮設校舎と旧校舎の間は
10mの距離を取らなくてはならない
法律上の問題があって
叶いませんでした
しかしながら
北野喜樹教育長が
できる限り運動できるスペースを残すようにと
お達しを出してくださっていたおかげで
少々狭くはなりますが
体育や部活道ができるスペースは
確保できそうです
工夫しながら頑張りましょう
昨年夏の甲子園で優勝した
京都国際高校は
左翼方向70メートル
右翼方向60メートルほどしかない
校庭のようなグラウンドで
練習試合はおろか
フリーバッティングもできません
そんな環境でも
工夫と努力で栄冠は勝ち取れるのです
できない言い訳考える暇があったら
どうしたらできるか考えろ!
仮設校舎には
旧校舎の1・2年生の教室があった棟と
生徒玄関があった棟
にあったほぼ全ての部屋が作られます
2階建てで
1階には職員室をはじめ
事務室・会議室・保健室・相談室のほか
調理室や売店などが置かれます
2階には1・2年生の教室を始め
物化実験室・生地実験室・音楽室のほか
講義室や生徒会室が置かれます
真ん中に廊下を配置し
その両側に教室を配置した
コンパクトながら
できるだけ多くの部屋を配置できるよう
工夫されたつくりになっています
階段は2ヶ所
トイレは1階と2階にそれぞれあります
職員来客トイレは別にあります
温水清浄機付きトイレにするよう
要望していますが
国の政策では現状復帰
つまり災害復旧の場合
もともとあったものよりも
少しでも贅沢なものにしてはいけない
という決まりがあるそうで
なかなか難しいです
とはいえ
「金のことは考えるな!
できることは全てやれ!」
と岸田元総理が馳浩石川県知事に
電話で要請されているはずですので
柔軟な対応を求めていきたいと考えています
島根県の丸山達也知事が
今後他の地域で災害が起こったときに
「能登の時はこうだった」という
前提になることに懸念をされています
朝日新聞にはこう書かれています
「今の能登の対応が正しいという前提に立たれると
他の地域だって同じような扱いを受けるものだと
宣言されているようなもの
よその地域のことだからって黙っていられない」
このブログには暗い話題は書くまい
そう決めてきたから
呑気にアホ話も書いていますが
本当はやり場のない怒りでいっぱいです
はらわたの煮えくり返るような思いを
たくさんしています
被災民が黙って我慢することが
日本の前提とならないよう
言うべきことは言わないといけない
そう思いました
立ち退きを余儀なくされた
野球部の練習場所については
テニスコート脇に黒土のダイヤモンド
バックネットと防球用の電柱とネット
ブルペンの設置を要望しています
3年生と定時制の教室はじめ
進路指導室と定時制職員室
及び図書室やPC室・美術室については
従来のものをそのまま使用します
ただしビジネスコースが
PC室に近い方が都合がよいようなら
教室の変更もありえます
時間割と相談して決めます
自分が何も努力しないで
支援がないと文句言うのは大嫌いだけど
文句がないからと
他人事のようにないがしろにされるのを
黙っているほどお人好しでもありません
でもどうしても要望が通らなかったとしても
そこでなんとかしていこう!
生命の起源
地震から 403 日目
豪雨から 139 日目
積もりましたね
お車でお子様を送迎の方にお願いです
普段から学校正門前の道路での昇降は
交通の妨げになるので
ご遠慮いただいているところですが
豪雪により状況が悪化しています
ご面倒でも
ふらっとホームなど
学校から離れた場所への送迎に
ご協力ください
苦情の電話が学校にあります
改善されない場合は
「学校に火をつける」
とおっしゃってます
学校が燃えてしまいますと
たいへん困りますので
ぜひともご協力をお願いします
3年生の進路決定者の特別授業
ボランティアのため除雪作業に出ました
なぜか途中から雪だるまづくりや
かまくらづくりになってしまいました
私が子どもの頃は
冬の間ずっとこんな光景だったんですけどね
最近ではめったに見られなくなった雪に
みんな大はしゃぎです
本校和太鼓部でご指導してくださっている
今井昴さんが
「横浜太鼓祭」で優勝を果たすとともに
文部科学大臣賞を受賞しました
おめでとうございます
昴さんが活躍する
「輪島・和太鼓 虎之助」さんには
本校和太鼓部の生徒も所属し
小さいときから
ばちさばきのご指導をしていただいています
今後とも被災地の子どもたちに
夢を与え続けていただきたいと思います
さて先日
小惑星ベンヌに「アミノ酸」や「核酸塩基」が
含まれていることがわかったとの論文が
英科学誌に掲載されました
それがどうした?
という方のために
長くなりますがご説明します
我々生物のからだは
主に水とタンパク質からできています
タンパク質とはアミノ酸がつながったものです
タンパク質を構成するアミノ酸には20種類あります
アミノ酸の構造を考えるには
メタンからスタートするとわかりやすいです
メタンは炭素の周りに4つの水素が結合しています
4つの水素のうち
1個はそのまま
1個をアミノ基(アンモニアみたいなもの)
1個をカルボキシ機(二酸化炭素に水素がくっついたもの)
に変えたものが全てのアミノ酸の
基本構造です
4つの水素のうち最後の1個の代わりに
何がついているかによって
20種類の違いが生まれます
ところで
地球は空気に覆われています
現在の空気は
80%の窒素と
20%の酸素からできています
ところが生まれてまもない頃の地球の空気は
メタンとアンモニアと二酸化炭素と水素から
できていたようです
「なんでそんなことわかるん?
見たんかい!」
という君
いい質問です
見たんです
その答えは南極の氷にあります
南極の氷のずっとずっと下の方には
地球が氷河期になる前の空気が
閉じ込められているのです
さてそんなふうに突き止められた
氷河期直前の地球大気の組成は
メタン・アンモニア・二酸化炭素・水素
これら4つの気体を混合させて
電気をかける実験をします
つまり古代地球において
雷が鳴り響いた時の様子を再現します
するとなんと
最も簡単な構造のアミノ酸である
グリシンが合成されたのです
このようにして地球に誕生したグリシンは
その後さまざまなアミノ酸に形を変えます
アミノ酸のカルボキシ基は酸性
アミノ基はアルカリ性の性質を持つので
中和反応をおこしながら
アミノ酸同士が次々と繋がり
生命の源タンパク質が作られた
とするのがその説です
もう一つの説は
我々の祖先が
宇宙からやってきたとする説です
その説を裏付けるものとなり得るのが
今回の発見です
太古の地球には
小惑星や隕石が降り注ぎ
生命に不可欠な物質が運ばれてきた
という説です
つまり我々の祖先は
宇宙からやってきた
というわけです
今回アミノ酸の他に
「核酸塩基」も発見されています
アデニン・グアニン・チミン・シトシン・ウラシル
遺伝子を形作るDNAやRNAの成分です
生物の体はたくさんの細胞からできており
1個の細胞には通常1個の核が存在します
(赤血球や筋細胞など例外はあります)
その核の中にDNAが含まれていて
からだをつくる設計図の役割を果たしています
核酸塩基のうちアデニンとグアニンを
プリン体といいます
このプリン体が分解されると
尿酸ができ
それが血管内で結晶化すると痛風を起こします
痛風で悩む方は
プリン体の摂取を控えなければなりません
さて問題です
次のお寿司のうち痛風に最も悪いのはどれ?
①卵
②イクラ
③白身魚
プリン体が細胞の核内に含まれていることを考えると
核の数つまり細胞の数が多いものほど
プリン体が多いことになります
なんとなく白身魚は健康によさそうで
イクラなんかは悪そうな気がしますが
細胞数を比較してみましょう
①卵は白身も黄身も細胞ではなくて
単なる栄養分です
細胞は黄身の表面に小さく見える
白いまん丸い胚という部分だけなので
卵に含まれるプリン体は
せいぜい細胞1個分です
②イクラも一粒に1個の細胞しかないので
一貫食べたとしてもせいぜい
数えきれる程度の細胞しかありません
ところでイクラってロシア語って知ってましたか?
ロシア人に「イクラ!」っていうと通じます
もうひとつついでに
お笑い芸人「ですよ。」さんのネタで
こんなんありましたね
「ですよ。ですよ。そうなんですYo!
最近『はい』としか言えない日本人に
『No』と言うように教えてあげたんですYo!
そしたら・・・
そう・・・
イクラちゃんだったんですYo!
あーいとぅいまてーん」
③白身魚はなんか健康によさそうな気がしますが
細胞数は数え切れないので
含まれるプリン体も無限大です
したがって一番痛風に悪いのは
③白身魚です
これは昔定期テストに出題した問題です
単なる三択ではなくて
リード文を読めば解けるようになっています
現代社会において
莫大な情報を読み解いて
不要な情報を棄てて
必要な情報だけを選び出す力が求められます
そのことを意識しての出題でした
生徒からの授業評価
地震から 402 日目
豪雨から 138 日目
大学入試共通テストの結果を受けて
出願する大学も決まり
いよいよ目標に向けて
最後の追い込みにかかっています
被災地のしかも豪雪の中頑張る受験生を応援するため
一般財団法人 藤本育英財団(理事長 藤本 由紀子 さま)より
受験生一人ひとりにたくさんの支援金をいただきました
輪島高校だけでなく
奥能登全ての高校からの受験生を支援してくださっています
本当にありがとうございます
自分の目標とする学校に合格することが
一番の恩返しです
受験生頑張れ
みんなが応援してくれているぞ!
輪島高校では生徒による授業評価を
年2回実施しています
時間は経ってしまいましたが
2学期末に実施したものについて
自由記述の内容を
ご紹介します
〇国語表現の授業は満足度が高い(2年ビジネスコース)
〇簿記の授業で判断力が身についた(以下2ビ)
〇矢田先生のペアワークが最高!(2ビ)
〇山元先生に1質問すると10返してくれる(2ビ)
〇マーケティングのディベートがよかった(2ビ)
〇奥野先生は笑いをはさみつつよくまとまっている(2年普通コース)
〇坂下先生は説明と問題のバランスがよい(以下2普)
〇普段の悩みを聞いてくれる先生の授業はやる気が出る(2普)
〇千雅先生の授業は雰囲気がよくてとても楽しい(2普)
〇矢田先生の授業はおもしろくわかりやすい(2普)
〇高森先生の教え方や空気が好き(2普)
〇昭子先生の授業は難しいけど入試に役に立つ(2普)
〇宮下先生は納得いくまで説明してくれる(2普)
〇通先生の丁寧な授業のおかげで意欲が高まった(3年普通コース)
〇伊奈岡先生はいつも楽しそうに授業をしている(以下3普)
〇今田先生は可能な限り自分たちで解かせようとしてくれる(3普)
〇最近先生に言われる「がんばれ」が心に響く(3普)
〇化学はペア学習がいっぱいあって教え合えるのが楽しい(3普)
などなど
一方教員が改めるべきものも
〇課題が多すぎる先生がいる
→これについては「はいそうですか減らします」
という訳にはいきません
課題が足りないという生徒もいるのです
生徒が自分で選べる課題にすると
いいかもしれませんね
課題がなくても勉強できるようになるのが理想です
ただし教員側も中身の吟味が必要で
単なる作業で終わるような課題は論外です
〇わかりづらい先生がいる
→校長への報告や相談を聞いていると
本当に簡潔にわかりやすく
説明してくださる先生がいます
そんな先生は
生徒からの授業評価も高いです
〇声が大きすぎる先生がいる
→突然大きな声出されると
ビクッとしますよね
わかります
校長室前の廊下を通る時に
突然奇声を上げる生徒がいて
ビクってなります
お互い気をつけましょうね
〇授業の進度の遅い先生がいる
→シラバスに沿って授業をしているはずですが…
確認してもらいます
〇わかる人だけで進めようとする先生がいる
→わかる人の仲間入りする裏ワザを教えます
正確にいうと
わかる人でなくても
先生があなた中心に授業を進めてくれるようになる裏技です
先生の説明がわかった瞬間
大きく頷くのです
先生が「いいですか?」
と問いかけた瞬間大きく頷くのです
これを繰り返して
この子はわかった時に頷く子だと
刷り込むのです
そうすると先生はあなたを中心に
授業をするようになります
あなたがわからないときは
ちょっと首をかしげてみてください
先生は
今の説明はわかりにくかったかなと
もう一度説明してくれるようになります
〇ペアワークは楽しいけど定期的に席替えをして欲しい
→伝えておきますね
〇ひたすらノートに書くだけの授業がある
→これでは昭和の授業ですね
世界に先駆けて
教育のIT化を推し進めたフィンランドでは
書くことの教育効果を見直して
アナログ回帰しているようなので
場面に応じて
デジタルとアナログを使い分ける
バランスが大事なのかなと思います
〇ペア活動だけだと限界があるので先生の解説がほしい
→ペア活動の時は
教員は喋らないのが基本です
ヒントを出したくてウズウズしているのですが
あえて口をつぐんでいるのです
自分たちでたどり着けそうなペアもあるのに
それを邪魔してしまうからです
でも行き詰まるペアもありますよね
先生方
わからないペアだけ集めて
ヒントを与えるとか
わからないペアはわかるペアのところに
訊きに行かせるとか
何も授業中ずっと座っていなければいけないという
ルールなんてありません
あるいはヒントカードを準備しておいて
そのグループに与えるとか
さまざまな工夫をしてみてください
〇なんでこんなのわからないの?と言われるとやる気なくす
→そうですね
先生の一言の影響は大きいですね
このブログを読んでいる先生は
もう言わないはずです