2025年6月の記事一覧

タイムリミットあと2日

地震から 535 日目

豪雨から 271 日目

 

北信越大会に出場する陸上部

やり投げの紺谷優衣菜さん

砲丸上げの大久保侑さんに

激励会を行い

校長会と同窓会からの

激励金を手渡しました

 

 

 

 

 

 

 紺谷さんは

「予選突破してベスト8に入る!」

大久保さんは

「輪島新記録を更新する!」

と力強い抱負を語ってくれました


自分のことは自分でする

そのことを生徒に教える教員も

自分達の場所は自分達で掃除

あたりまえのことを愚直に行っています

水曜日のトイレ掃除は校長の仕事

ピカピカに磨き上げてきました

 

 

 

 

 

 

若い頃

当時の校長先生といっしょに

素手で便器に手を突っ込んで掃除したことを

思い出します

まるで明治大学野球部の島岡監督

調べてみると

今でも明治大学野球部の伝統として

受け継がれているそうですね

さすがに素手でということはないと思いますが

 

思えば2年前の大晦日

誰もいない校舎で

便器の中に手を突っ込んで

尿石を削り落とし

ワックスまでかけて

ぴかぴかにした翌日

地震に襲われたのでした

せっかく綺麗にしたのに・・・

と悔しがったのを思い出します


その思い出のトイレ掃除の翌日

焼き尽くされた朝市界隈の片隅に

ポツンと1軒燃え残った我が家

(実際にはもう1軒ありますが)

 

 

 

 

 

 

割れたガラスや瓦

崩れた壁や天井が痛々しいまま

1年半雨ざらしになっていましたが

いよいよ20日に公費解体が始まります

 

なんとか震災遺構として残せないか

新しい朝市の入口となるこの場所で

この震災を後世に伝える施設にできないか

中に展示室やセミナー室を設けて

修学旅行生などに防災教育を施す

拠点として再生できないか

そう考えて

「大改造!劇的ビフォーアフター」に

申し込んで返事を待っています

タイムリミットはあと2日

あさってまでにオファーがあれば

公費解体を中止するつもりでいるのですが

ここまで返事がないところを見ると

この家の姿を見るのも

あと2日になりそうです

 

最後に潜り込んで

大事なものがないか

見て来ようと思います

 

有無を言わさず全てを奪われた

お隣さんに比べると

お別れを言えるだけしあわせです