2024年4月の記事一覧

たのしみは

113日目

  

北陸は福井に生きた

幕末の国学者橘曙覧

「たのしみは…」で始まり「…とき」で終わる

52の短歌を収めた「独楽吟」

その中で

「たのしみはまれに魚烹て児ら皆が

    うましうましと言いて食う時」

と詠んでいます

 

児らに限らず

自分が作ったものを

おいしいおいしいと食べてもらうことは

本当にうれしいものです

 

 

 

 

 

 

 

 

全日本司厨士協会北陸地方本部のみなさんが

今日のお昼に生徒全員に

フレンチの炊き出しをしてくださり

生徒ら皆が

うましうましといただきました

 

 

 

 

 

 

メニューは

「オードブルバリエ」

「野菜のポタージュスープ」

「ハンバーグステーキ

 能登牛ホホ肉赤ワイン煮込み添え」

「パン」

「苺のムース」

 

 

 

 

 

 

学校で味わえる本格フレンチに感動

元気をいただきました

 

グループリーダーを務めてくれたのが

私の幼馴染の「ゆうじろう」

金沢の「VICTORIA GROVE」で

料理長を務めています

子どもの頃から

女の子にモテモテだった

イケメンシェフです

 

そんなゆうじろうに縁のあるみなさんが

集まってくださいました

 

 

 

 

 

 

ゆうじろうが料理のイロハを叩き込まれ

親父と慕う元浦安ブライトンホテル料理長

堀内進様

 

田辺稔様は

珠州ビーチホテル再建のご経験もお持ちで

現在ANAクラウンプラザホテル金沢で

料理長を務めていらっしゃいます

 

金沢製菓調理専門学校の

小石 幸一郎 教頭先生

 

遠く福井県からも

グラン・シェフ クーゼーの 久世 康史 様

キッチン・オーの 大崎 新仁 様

クッキングスタジオ おかじまの 岡島 周二 様

 

金沢から

アニバーサリークラブ フラワーガーデンの

吉田 貴也 様と 長松寿宗 様

国際ホテルの元料理長 山口 進 様

町屋cafe くりの樹の 小鍛治 裕樹 様

旬菜焼はざまのオーナーシェフ 狭間 新一 様

 
いずれもいつか行ってみたい

素敵なお店のみなさんです

 

 

 

 

 

 

多くの方に支えられ

豊かなランチタイムになりました

 

次回は24日(水)

PTAのみなさんによる牛丼です

配膳などのお手伝いをしてくださる方を

募集しています

今年の輪島高校PTAのコンセプトは

「楽しいことだけやろう!」

メールでもご案内しておりますので

お手伝いしてくださる方は

フォームよりお知らせ願います

オール金沢大学で被災地支援

112日目

 

発災以降

金沢大学さんが

さまざまな支援活動 調査活動を

してくださっています

 

「里山里海創造WG」

創造的復興に向けた構想の立案を行います

 

「合同調査チームKUD」

文理医融合のチームから情報発信を行います

 

「こころのケアKEYPAT」

心の不調を心理面から支援します

 

「医療支援」

被災者の健康維持に中長期的視野から行います

 

「教育・ひとづくり」

学習環境の整備と帰還期復興期の地域再生を行います

本校もずっとお世話になっています

 

「被災地支援」

学生や職員によるボランティア派遣を行います

 

今日はその報告会にお邪魔しました

 

(1)震災遺構

今回の地震は複合災害であり

全ての現象が一度に見られた

まれに見るケースです

地盤隆起 地盤沈下 液状化 

津波 断層変異 大火災

地盤災害 盛土崩壊 強振動

これらのものを震災遺構として残し

後世への災害教育の教材として

活用する取り組みがあります

 

(2)津波痕跡

今回の津波は

近い津波で早い津波でした

その割に失われた命が少なかったのは

普段からの避難訓練の

賜物なのだそうです

 

 (3)心のケアKEYPAT

被災民の心のケアと精神医療を行うチームです

「同僚に言葉に傷ついた」

「職場での配慮がない」

などの悩みが多かったそうです

 

(4)学びの支援

ずっと本校もお世話になってきた

文教会館での学習環境整備

学生さんによる学習支援

食事の提供もいただきました

 

学生さんによるボランティア支援

「ボラさぽ」の発表もありました

 

学内のさまざまな部局・組織が連携して

オール金沢大学で

我々に寄り添ってくださり

震災からの復旧・復興及び支援に

全力を尽くしてくださっています

 

本当にありがとうございます 

恩返し、恩送り

110日目

 

岩手県の盛岡商業高等学校のみなさんから

あたたかいご支援をいただきました

 

 

 

 

 

 

13年前の東日本大震災の際に

全国の皆様からいただいた励ましに

心強い思いをしたからとのこと

本当にありがとうございます

 

盛岡商業高校さんとは

平成30年の「朝市全国サミット」で

ご一緒させていただきました

 

 

 

 

 

 

盛岡には神子田朝市があり

ゆるきゃらの「あさどりくん」とも

記念写真を撮りました

 

 

 

 

 

 

東日本大震災から

どのように復興しているのか

ぜひ見せていただきたいです

 

 

 

 

 

 

 

本校には、毎朝の読書タイムがあります

落ち着いた雰囲気で1限目を

迎えることが出来ます

 

今年度は

避難先から通って

オンラインで授業を受けている

内灘高校と時程をそろえるため

1限目のはじまりが遅くなっています

そのため例年よりも

じっくりと読書をすることが

できています

 

 

 

 

 

 

若いうちにいっぱい本を読んでおくのだぞ

自分も若い頃よく言われたものですが

この歳になって

その理由がわかりました 

 

まず目を凝らさないと字が見えない

薄暗いところでは全く読めない

2ページ前に登場した人物を忘れる

その度に戻って確かめる

だから若い頃の5倍は時間がかかる

座って読むと腰が痛い

寝転がって読むと首が痛い

 

あと言語を理解するときに

分泌されるホルモンには

その副作用として

ある年齢までは覚醒作用

ある年齢を超えると誘眠作用

があるそうです

だから小学生は本を読むと

目がらんらんとしてくるのですが

高校生くらいになって

教科書を読むと

眠くなるんですね

 

この情報は昔ある本で読んだのですが

出典が明らかではありません

妙に納得できる説ではあります

 

3ページ目には大概寝てます

 

とかく読書には体力が要るのでした

子どもも大人も一緒に前を向いて

109日目

 

アメリカから

アリゾナ日本企業懇話会の

ビバリー・ワシャチェック

ディーン・ワシャチェックご夫妻が

お見えになりました

 

何かお手伝いがしたいということだったので

それなら生徒の話し相手になってくださいと

お願いしました

 

 

 

 

 

 

3年生の「総合英語」の授業

内灘高校ともオンラインで繋いで

生徒から今回の地震について

プレゼンテーションしました

 

 

 

 

 

 

 

2年生の「WAJI活(街プロ)」の時間

この時間では

「僕らのまちは、僕らがつくる」

をテーマに

輪島の再生について取り組んでいます

 

 

 

 

 

 

輪島市高校魅力化プロジェクトの

藤川恵里さんの

ファシリテーションにより

ワールドカフェの手法を用いて

話し合いました

 

 

 

 

 

 

「観光」「教育」「漁業・農業」「スポーツ」

「祭」「医療」「輪島塗」「子育て」

など10のカテゴリーに分かれて

自分の興味ある

街の再生に取り組みます

 

毎週木曜日の2:55から3:40

保護者や地域の方もぜひ

ご自由にお越しください

専門のお立場から

アドバイスくださってもよし

高校生からぜひ行政に働きかけてほしい

といった要望でもよし

 

先日来てくださった

震災学の専門家から教えていただきました

学校を中心とした地域の方々が

話し合える場所というのは

心のリハビリ

ショックから立ち直るのに

とても有効なのだそうです

未来が見えないという方

ぜひ高校生とお話をしに来ませんか

一緒に入って

ウンウンって頷いているだけでも

ぼーっと聞いているだけでも

リフレッシュになりますよ

明日に向かう勇気になりますよ

ぜひお気軽に

 

子どもがこうして

しっかりと前を見つめて

歩き出している逞しい姿を

ぜひ保護者の方にも

見ていただきたい

そう思います

 

夜にはPTAの役員会をしました

例年なら

会長はじめ役員を選出して

役員が伝を辿って電話して仲間を募り

専門委員会を組織して

年間行事を決めて…

という具合ですが

 

今日決めたことは

「みんなで楽しいことしよう!」

それだけ!

 

朝の街頭指導や自転車マナー指導

祭礼時の見回りなども一切なし!

 

子供が喜ぶこと

大人が楽しいこと

それだけ!

 

専門委員会組織もなし

一部の役員だけ苦労するPTAにはしない

一応名前だけの会長はこのあと決めるけど

みんなが被災者こんな状態だから

みんなが会長

行事や会議の案内は全員に送りますが

参加は自由

いつでもどなたでも

来たい時だけ来て

楽しいことだけ参加して

少しずつ仲間の輪が広がれば

PTA本来の活動を

取り戻せる気がします