2025年5月の記事一覧
熱烈ファンからの「喝!」
地震から 497 日目
豪雨から 233 日目
野球部が富山県へ練習試合に出ています
発災時から本校に寄り添ってくださって
定期的にご自分で焙煎したコーヒー豆を
先生方のためにと届けてくださっている
富山県にお住まいの北島嘉孝様が
観戦に駆けつけてくださったようです
お便りをいただきましたので
ご紹介させていただきます
「輪島高校野球部を生で拝見させて頂きました
試合前後の監督さんの
高校球児張りの挨拶そして相手や味方選手への声掛け
などなど
この監督のもと高校時代過ごせる選手達
幸せだなと感じました
また女子マネさんのノック
とてもかっこよかったです
監督さんやコーチがするノックと
同じ気持ちで捕球していない選手数名居たのは
喝!ですが(^_^;)
観戦中に選手の家族さん同士の
仮設住宅に住む近況報告を耳にして
選手達の元気な姿を見て
野球ができる事が当たり前でなく有難き事
改めて感じました
一日ひと時大切に過ごしたいと思いました
皆様の健康と共に
輪島高校野球部三年生が
一日でも長く高校野球生活送れるよう
夏の大会勝ち進む事を祈願致します」
ありがとうございます
これからも応援よろしくお願いします
選手の何人かに「喝!」があったぞ
しっかりやれ!
【被災地に電気が灯るまで】第33回
発電と電池の仕組みについて学び
エネルギー問題の解決を目指すこのコーナー
これまでに
金属には電子を与えやすい順番
すなわちイオン化傾向があること
Li > K > Na > Mg > Al > Zn > Fe > Cu > Ag
さらに
銅と亜鉛を導線で繋ぎ酸に浸けると
亜鉛から銅に向かって電子が流れること
ただしこれでは
水素の泡が銅を覆ってしまい
すぐ寿命が尽きること
それを解決するために
液を希硫酸から硫酸銅水溶液に変えて
水素の発生をなくすアイデアがあること
しかし今度は
銅イオンが直接亜鉛から
電子を受け取るようになり
電子の流れが生じなくなることを説明し
この問題を解決する方法を
宿題としました
生徒のみなさん
いかがですか?
いいアイデアはありましたか?
ひとつの答えです
銅イオンが亜鉛の方へ
行けないようにすれば良いのです
銅と亜鉛の間を仕切って
銅側にだけ硫酸銅を入れます
亜鉛側はとりあえず電極に合わせて
硫酸亜鉛でも溶かしておきましょう
こうすることによって銅イオン Cu2+ が
亜鉛版に近づくことを防ぎます
この電池の仕組みを説明するとこうです
(1)イオン化傾向の大きな亜鉛が
電子を失って陽イオンとなる
Zn → Zn2+ + 2e−
(2)電子が導線を伝って銅へ流れる
(3)銅イオンが電子を受け取って
金属の銅に変わって銅板に付着する
Cu2+ + 2e− → Cu
(4)銅には水素の泡が発生しないため
電子が流れ続ける
この電池をダニエル電池と言います
では今日の問題です
この電池のパワーをアップする
あるいは寿命を伸ばすには
どんな方法が考えられますか?
3つあげてみましょう
ヒントは
①硫酸銅水溶液の濃度について
②硫酸亜鉛水溶液の濃度について
③電極となっている金属について