2025年8月の記事一覧

エサに注意

地震から 581 日目

豪雨から 317 日目

 

人間は食べれても

最悪ペットにとって死に至る食べ物があります

 

例えば犬や猫がチョコレートを食べると

・下痢
・嘔吐
・不整脈
・けいれん

を起こします

カカオに含まれる『テオブロミン』を

犬や猫は分解できないからです

 

またレーズンを食べると

24時間以内に中毒症状があらわれます

急性腎障害で死に至ることもあります

 

キシリトールを食べると

急激にインスリンの分泌され

低血糖や肝障害を引き起こします

 

ネギ類に含まれる

『有機チオ硫酸化合物』は

赤血球を壊し貧血を引き起こします

 

能登半島地震の際

ペットを連れて避難所に来られた方がいました

輪島高校避難所では

ペットをお連れの方専用の部屋を設けたのです

 

ところが困ったのはエサ

自衛隊の炊き出しが来てくださるまで

パンの支給があっただけでした

ペットフードの支給があったのはさらにその後

実は猫は小麦粉にもアレルギーを起こすのです

飼い主は

欲しそうに見つめるペットを横目に 

パンを食べるのでした

 

それを見ていた生徒が閃きました

災害時にペットにあげれる避難食があれば

人が食べるものを

ペットフードのように気軽にあげれればいいのに

  

小麦粉を使わない避難食の開発に乗り出しました

 

現在の3年生がスタートアップして

いろいろな企業様の協力を得ながら

開発に成功

これまでも色々な場所で販売してきました

 

今では後輩たちがその活動を引き継ぎ

万博会場で明日プレゼンをして

お客様に試食もしていただきます

 

またポスターと動画を

今日から8月16日まで

ご覧になっていただけます

 

今日はその準備と会場下見です

 

 

 

 

 

 

詳しくはこちら 

 https://kizu-ichiba.com/expo/kizunaichiba/fukkou/020/

 

大屋根を通って会場入りです

 

 

 

 

 

 

こちらが明日発表するパピリオン

 

 

 

 

 

 

楽しみです!

 


なんだか『濃い』お茶がブームです

 

 

 

 

 

 

『カテキン』や『カフェイン』を

多く含みます

お茶の木は

学名「カメリア・シネンシス」

緑茶・紅茶・烏龍茶

お茶には何種類かありますが

お茶の木は1種類だけです

 

『発酵』の度合いによって

お茶の種類が変わります

本来『発酵』とは

微生物の活動によって

成分が変化することを指しますが

お茶の『発酵』は

茶葉自身が持つ酸化酵素によるものです

ですので

化学的にいうと

『発酵』ではなく『酸化』です

 

緑茶は

葉を摘み取ったら

すぐに蒸すか煎るかして

酸化する酵素の働きを止めて

発酵しないようにします

 

一方で紅茶は

茶葉を萎れさせた後

もみほぐしたり刻んだりして

細胞を壊し

空気に充分触れさせて

一定期間発酵させます

 

烏龍茶は

軽く発酵させた後で加熱して

途中で発酵を止めます

つまり

緑茶と紅茶の中間です

 

発酵が進むと

カテキン同士が結合して

別の物質に変わるので

『カテキン』の含有量は

緑茶>烏龍茶>紅茶

の順に少なくなります

 

『プーアール茶』のように

カビをつけて実際に発酵させたものもあります

 

『カテキン』とは

赤ワインにも含まれるポリフェノールの一種で

お茶には

化学構造がわずかに異なる

4種類の『カテキン』が含まれます

『カテキン』どうしは

酸化酵素のはたらきにより結合し

最終的には

赤色の『テアフラビン』や

褐色の『テアルビジン』という

ともに渋味を示す物質に変わります

 

烏龍茶は

発酵を途中で止めているので

『カテキン』が『テアフラビン』に変わる

途中段階の物質が種類豊富に含まれ

複雑な味わいを醸し出しています

 

『カテキン』はタンパク質や脂肪に

結合しやすく

過剰に摂取した脂肪なんかを

一緒に排泄してくれます

これが「カテキン』を豊富に含む

濃いお茶のブームにつながっています

 

『カテキン』は熱いお湯に溶け出しやすいので

多く摂りたい時は

80℃以上のお湯で入れるといいそうです

 

1煎目でその80%が溶け出すので

2煎目以降には

実はほとんど『カテキン』は含まれていません

 

『玉露』のように旨みを愉しむお茶は

苦味成分である『カテキン』を出さないように

50℃程度のお湯で

じっくりと旨み成分のアミノ酸だけ

抽出するのがおすすめです