2025年6月の記事一覧
大規模災害時のトリアージを体験
地震から 543 日目
豪雨から 279 日目
大規模災害時のトリアージを体験して来ました
先日本校に来てくださった
ブリガムヤング大学の看護学生3人が
石川県立看護大学で
シミュレーション訓練を行いました
ブリガムヤング大学看護学部では
毎年2回
大規模な集団負傷者の発生を想定した
シミュレーション訓練が実施されています
看護学生は救急医療スタッフと協力して
被災者に対する初期ケア(トリアージ)
の訓練をしています
体育館で実際に訓練です
患者役と看護役に分かれます
患者役は
症状の書かれたカードを首から下げ
その役を演じます
『30 重度疼痛 チアノーゼ BP:90/60 SpO2 83% Temp37.6』
『22 膝脱臼激痛 出血なし BP:118/80 SpO2 98% Temp37.1』
『31 脈なし無呼吸 瞳孔散大 BP:- SpO2 - Temp-』
『10 前腕熱傷 意識清明 BP:118/74 SpO2 99% Temp36.7』
など
看護役は患者の容態を観察し
緊急度を即座に判断して
緑…歩行可能 軽傷
黄…重症だが待てる
赤…生命に関わる
黒…死亡または救命不能
のシートに運びます
カードの最初に書かれた番号が
患者の緊急度を表しています
正しく搬送できたか判断します
学校では今日から期末考査が始まりました
中間考査を廃止した本校では
1年生にとってははじめての高校の考査です
この「考査」ということば
学校現場以外ではあまりなじみのない
あるいは
たとえば「内履き」(全国的には上履き)
や歌の「1題目2題目」(全国的には1番2番)
のように
石川県独自の言葉かなと思って
これまでこのブログでは
使用してこなかったのですが
今回気になって調べてみました
すると
「テスト」は小規模な範囲の内容における知識を評価するもの
「考査」はある程度まとまった範囲
たとえば単元ごとの内容を
知識以外にも思考力など総合的に評価するもの
「試験」は単元を超えて学力や知識を測るための評価全般
なのだそうです
「考査」も全国的な言葉でした
大学入学の際には単元を超えて評価されるので
「入学考査」とは言わずに
「入学試験」なのですね
みんな真剣に取り組んでいます
北海道へ遠隔授業の視察に行っている
山上佳織先生からの報告です
「虻田高校に到着しました
4階建ての立派な校舎です
かつて1学年6クラスでしたが
2000年の有珠山噴火により生徒数が激減しました
今回参観するクラスは12名です
少人数ですが広い視聴覚室で家庭基礎を受講しています
遠隔授業の音の反響を最小限にするためです
授業者は
年に4回の対面授業のうち
最初の授業の際に
機材をきめ細かく配置します
視聴覚の長机はグループワークしにくいため
生徒机に入れ替えてあります
生徒の小さなつぶやきもキャッチする高性能なマイクは
ある一定の距離の「人」の声に反応するように
設定されています
そのため生徒机より後方の参観者の声は
授業者には届きません
教科書をめくる音や書き込む音などのノイズも
入らないようになっています
ペアワークの声も授業者に対面以上にしっかり届きます
生徒が手書きしたものや被服実習で作った作品は
生徒自身が写真を撮って提出します
ふりかえりや授業の感想は授業者と共有されており
教師からのコメントもその都度生徒は受け取ります
虻田高校に行って気がついたのは
授業者の授業デザインは
教室にいる授業支援担当者のサポートがあってこそ
成り立つものだということです
生徒への教材注文や購入・支払い・集金
配付物印刷と配付
授業録画
片付けを含め現場での安全管理は
授業支援担当者が全て担っています
どんなに優れた授業を展開していても
教室にいる子どもたちが
迷子になってしまっていたら
理解は深まりません
カメラが映らない部分は
授業支援担当者が見えないところでカバーしているからこそ
より質の高い学びにつながっているということが
よくわかりました
12人しかいないから遠隔でいいだろうではなく
よりきめ細かく個に寄り添った
贅沢な教育を実践するためには
教員間の連携が不可欠でした
短い時間の訪問でしたが
とても学びの多い授業参観となりました」
【今日の「WAJI活」】
2年生が取り組む街づくりプロジェクトを紹介し
協力してくださる方を募集するコーナー
第7回目は「AI を高校生向けの教材に活用できるのか」
〔解決したい課題〕
AIを活用した英会話教材の利便性がはっきりしない
〔目標とする未来〕
AI英会話教材「インテラ」が
実際の授業で導入される
〔方法・手法〕
学校で「インテラ」の体験会を開く
横浜高校さんと連携・交流を深める
〔これまでの活動〕
私たちのグループは
AI教材「インテラ」を開発している
エキュメノポリスさんと定例会を開き
活動内容や進捗状況を報告しています
実際に「インテラ」の使用体験を
東京で行いました
私たちのこれからの課題解決に向けて
7月から8月までには
学校での「インテラ」体験会を予定しています
近い将来には
横浜高校さんなど
私たちと同じような活動をしている高校と
連携・交流を深めていきます
AIの活用や英会話が上手くなりたい
興味がある方は一緒に活動しましょう