カテゴリ:今日の河内小

昔のくらし・消防署の仕事を探る ~3年生社会科見学~

3年生たちの社会科では「消防署の仕事」と「昔の人々のくらし」についての学習があります。今日は体験をしながら学ぶ機会ということで、3年生たちは白山しないの2箇所の施設に出かけて「校外学習」をしてきました。

まず訪れたのは「白山市立博物館」です。
松任駅から歩いて5分ほどにある立派な建物、ご存じの方も多いかと思います。

さっそく、学芸さんに体験学習のご指導をいただきました。
「洗濯板」を使った洗濯の体験。

この布を洗ってみます。



冷たい水でゴシゴシ

小さな布でも、洗うときの手の冷たさやゴシゴシ洗う腕力の感覚など、昔のくらしのたいへんさが実感できます。

すっかり冷たくなった手を温めるのに、「火鉢」の炭火に手をかざします。

そして、家の「明かり」についても学習。蛍光灯もだんだんLEDに取って代わられつつある照明器具ですね。

白熱電球やランプの明かりも体験中~

お茶の間の様子。ちゃぶ台、木のお櫃、魔法瓶に囲まれて、こんなごはんをみんなで食べていたこと、展示からよくわかりますね。

さらに昔の「明かり」の展示。

昔のくらしについて、じっくり体験することができた3年生たちでした。博物館、他にもためになる展示がたくさんあります。また見学に来たいところですね。学芸員の皆様、お世話になりました。ありがとうございます。

その足で、こんどは三浦町の「白山野々市広域消防本部」へやってきました。

まずは出動に備えて待機している消防車や救急車を見せていただきました。

室内では、いろいろな「消防」「救急」の道具などを体験。




消火器の扱いについても体験学習させていただきました。的に向かって消火剤を吹きかける訓練、うまくいくと画面の火が消えていきます…うまくいったかな?

冬のさなかの見学でしたが、3年生達、よい体験学習ができたようです。消防署のみなさま、博物館のみなさま、公務がおいそがしいところ、見学のためのお時間をとっていただきありがとうございました。

村田製作所を見学させていただきました ~5・6年生社会見学~

 週明け月曜日、5・6年生たちは待望の「村田製作所」見学に行ってきました。昨年からお誘いを受けていて、いろいろなやりとりをしながら準備をしていただき、5・6年生10名と引率2名で行ってきましたよ!

いきなりのスナップは、「無塵服」を全員着込んでの記念撮影です。
御存知の通り、村田製作所が生産しているのは、極めて厳密かつ精密な工程が必要とされる「電子部品」です。
極めて小さな電子回路にとっては、小さな塵ひとつでも製品としては命取り、クリーンルームという極限まで空気中の塵を排除した部屋で電子部品が生産されているので、見学者もこのような「無塵」となれるような服装をしてからでないと入室はできないのですね。

着替えてからは、さっそく製造工程の模擬体験。
手袋をして、マスク・頭巾ごしに細かな作業をやってみてます。

これはもしかして「シリコンウェハー」ですか?

みんな、だれがだれだかわかりませんね。
でもマスクの向こうは充実の笑顔なんです。(^^)

無塵服を脱いでからは、スタッフの方々から自律型ロボット「ムラタセイサク君」のデモを見せていただきました。
なんと、ロボット「ムラタセイサク君」は、自転車をこぐことはもちろん、そのまま足をつかずに静止したり、そのままバックしたり(!)、平均台の上を自転車で走れる(!!)ようですね。ぜひリンク先もご覧ください。

 充実した見学時間を過ごせて、笑顔いっぱいの帰り際のスナップです。

今回、見学のお世話をいただいたのは、河内小学校でかつてPTA会長をつとめてくださった藤が丘の大坪様です。
今回の見学を終えて、下記のようなメールをいただき、とても有り難く嬉しい気持ちになりました。ご許可をいただいたので、一部を転載します。

 

大坪さんからのメール(一部抜粋)

> 河内っ子の皆さんはとても礼儀正しく、元気がよく

> 何より反応が良いのが魅力的ですね。

> 何かどうですか? と聞く投げかけにすぐさま

> だれかが反応して答えてくれます。

> とてもやりやすくスタッフ側も楽しかったです。

 

> A.I.社会のこれからは対話の中から全員okの落としどころ

> を見つけつないでいくことが人には求められます

> とにかく自分の思いを発信すること、人の話を聞いて

> 自分の考えをアップデートしていくことが企業人にも

> 求められます。

 

> 自分の考えをはっきり自分の言葉で

> 発信できる河内っ子の皆さんは、ぜひ企業が

> ほしい人材の姿です。今回来ていただいた河内っ子の

> 皆さんの将来がとても楽しみになりました。


かわちっ子たちが、そして河内小学校が大切にしてきたことを、このように言っていただけるということは、本当に有り難いことです。
そして、日本を代表する産業・企業に携わっておられる方から、これから求められる人材について、教えていただけたことも、子どもたちにとって、我々教職員にとって、またありがたいことだと感じています。


大坪様をはじめとする村田製作所のスタッフの皆様方、本当にありがとうございました。また来年以降もかわちっ子たちをよろしくお願いいたします。

 

 

ジオ学習としての「救急救命法」スペシャル授業

ジオパーク絡みの体験学習が続く河内小学校です。
今日は、白山消防(吉野)の救急隊員の皆様をゲストに、5・6年生の保健体育授業スペシャル「救急救命法」体験授業が行われました。

御存知の通り、昨年度に華々しく選出・指定された「世界ジオパーク」白山市手取川流域です。豊かな白山・手取川の自然の恵みをかわちっ子たちは様々な形で以前から学んでいましたが、この「救急救命法」の授業のオファーも「ジオパーク」に関係があるとのことでいただいたものです。手取川の豊かな水は、ときに大きな水害、土砂災害を生んできた歴史も持っています。そのことも忘れず、しっかり一人ひとりが命を守るためのスキルと知識を得ることも、大切なジオ学習である…ということですね。

5・6年生たち、救急隊白山署の方々をお迎えして、最初は少々緊張していたようです。ちょうど授業の始まる直前に、白山署に出動命令が下り、救命士のチーフの方含め数名が授業の始まりには来られないということも起こりました。大切な任務の合間に、かわちっ子たちのために授業をしてくださっておられるということですね。感謝です。まずは、救急の基礎知識をプレゼンテーションを見ながらみんなで確認です。

途中、出動から戻ったチーフさんへの「交代」があって、実習に入ります。まずは、胸骨圧迫による救命法の学習。練習用の人形が一人一台あてがわれて、胸骨圧迫の方法を実習!

 

救急への119番通報から、救急隊の現場到着までは「平均8~9分」かかるそうです。そして「胸骨圧迫」は手を止めることなく、毎分100回のペースで続ける必要があります。ということは・・・救急隊到着まで900回ほどの胸骨圧迫を10分近く続けることになります。これはぜったいに一人ではできないこと。というわけで、数人で交代しながら胸骨圧迫、そしてその間に「AED」による心停止からの回復のための救命法も実習しました。

AEDの基本的な操作方法のレクチャー。河内小には体育館の玄関に格納スペースがあります。5・6年生たちはみんなそれを知っていました。えらい!!

ひとりが胸骨圧迫を続けながら、もうひとりがAEDを装着。模擬AEDですが、救命士さんは真剣そのもの!

スイッチを入れて、次はパッドをはるんだよね・・・

パッドも貼って、つぎはコードをつないで・・・

よし、スイッチを押すぞ!!少し離れて・・・

胸骨圧迫の交代リレーも5・6年生それぞれグループを作って体験してみました。救命隊のみなさんからは、「さすが5・6年生!きちんと話を聞いて、基本的な救命法をしっかり学んでくれて、頼もしいです!君たちならば、本当に事故があったときにも頼りになると思います!」とほめていただきました。よかったね、5・6年生のみなさん!さすがです。

2時間の授業、能登半島地震のためのお仕事もたくさんあった(今は救命隊としてのお仕事は一段落しているとのことです)直後の授業でもありました。かわちっ子たちのために授業をしてくださった白山署の救命隊のみなさま、本当にありがとうござました。ぜひ来年もよろしくお願いいたします。

 

こつら細工に挑戦! ~白山市感性のびのび体験学習・ジオ学習~

5年生が毎年とりくませて頂いている「こつら細工」の体験学習が、水曜日の午後に開催されました。

今年も地元の「保存会」の先生方をお招きしての2時間体験授業です。お世話いただいた社会福祉協議会、かわち市民センターの皆様、いつも本当にお世話になりありがとうございます!

まずは「こつら細工」の由来を教えていただきました。マタタビの茎を加工して材料にするところが河内ならではの工芸品ということなのですね。もともとは直海谷側で農閑期にさかんであったとお聞きしました。

お話を聞いた後は、さっそく制作にチャレンジです!

5年生は4人。マンツーマンでやさしく丁寧に教えていただくことができます。
縦と横にきっちり編み込みをしていきます。

「ここはこうやってそろえるといいね」「なるほど、そうか!ありがとうございます」

なかなかスジがいいようです、5年生たち。たくさん先生方からほめていただきました。

ぐっと力をいれて、ぐっと集中!

だんだんと形になっていきますね。

和気あいあい、やさしく教えていただいたおかげで、立派な作品が完成しました。

そして、5年生たち4人は最後にしっかりお礼の言葉を振り返りとして発表しましたが、それを聞いた先生方は「まぁ!上手にしっかり感想を言えてすごい!大人でもなかなかできんわぁ!」と驚いておられました。かわちっ子たちの日頃からの努力がしっかり力になっている証拠、ほめていただいてとても嬉しいです。

先生方、本当にありがとうございました。作品、大切にします。
「こつら細工」をしっかり体験することができました。これも「世界ジオパーク」に選ばれた白山市・手取川の「恵み・伝統」のひとつだと感じました。

来年もまたぜひよろしくお願いいたします。

 

教頭先生の落語 ~図書館でお話の会~

河内小のお楽しみとして定期的に開催される「お話の会」、本の読み聞かせを職員が順に担当して行っています。

そして今日は増田教頭先生の2回めの登場。かわちっ子たちはとても楽しみにしていました。なぜなら、「教頭先生は、とてもおもしろい『落語』をしてくれるから!」なのです。師匠の芸名は「河内亭 京都」です。

さぁ、お昼ごはんが終わった図書館に、師匠さんがにぎやかな出囃子とともに登場! みんな大拍手!

 

今回も新作落語、「河内亭 京都」師匠のオリジナルです。
これまたいつものように「父と娘」が登場して、お正月のお年玉、初詣、おみくじ、将来の夢…などお正月風景をネタにお話が進みます。

娘「和尚さんが、けん玉を2回めで失敗したよ。」

父「娘や、それはしかたがないんだよ。」

娘「え?おとうさん、それはなんで?」

父「だって、おしょうが2(ツー)だからね!」

さて、みんなこの落ちがわかったかな??

聞いていた先生たちも大笑いしましたが、
1年生たちには「落ち」は「?」だったようです。そりゃそうですね。
でも1年生たちも、途中は床にひっくりかえって大爆笑していました。(^^)

いいお正月の「お話しの会」になりました。
教頭先生、いや、もとい「河内亭 京都」師匠、
ありがとうございました。またの高座、たのしみにしています!