校長室より

祝!50回

 前回の投稿が50回目の投稿となりました。アクセスカウンターは約500です。あまり積極的な広報はしていないのでこのようなものかなと思っています。これからも折を見て投稿していきますので、ご覧いただけると嬉しいです。

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ものづくりコンテスト旋盤作業部門優勝!

 ものづくりコンテスト旋盤作業部門石川県大会において、機械システム科3年の西手秀志君見事優勝しました。

 昨年度と違い、多くの選手が標準時間内に終わらない難しい課題だったようですが、その中で、着実に仕上げるとともに、失点を最小限に抑えることができたようです。

 令和5年9月2日(土)~ 3日(日)に富山県魚津市の北陸職業能力開発大学校で行われる、機械系旋盤作業部門 北信越大会の出場権を得ました。

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企業ガイダンス

産業展示館で高校生のための企業ガイダンスが開かれ、小松工業高校は午後の部でした。

前日から天候が危ぶまれましたが、電車の運行には支障がありませんでした。

皆真剣に企業様の説明を聞いています。

帰りに雨がひどくならないよう祈ってます。

実際には写真の数倍の規模です

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ものづくりコンテスト旋盤作業部門の応援に来ました

 ものづくりコンテストの最初としてポリテクセンター石川で旋盤作業部門の競技が始まり、応援に来ました。

 選手の近くへ行くことも、声援を送ることも許されませんが、まずは北信越大会出場をかけて2位以内に入ることを期待しています。

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壮行式を行いました

 野球部・全国大会・ものづくりコンテストに出場する選手の壮行式を行いました。

 当初6限後に表彰伝達式とあわせて実施予定でしたが、猛暑の予報により、暑くなる前の3限目に壮行式のみ行うよう予定変更をしました。急な変更にも関わらず、全員がきちんと対応してくれて大きな混乱はありませんでした。ただし、この時間帯でもかなり暑かったとは思います。(数人体調不良者が出ました。)

 選手のみんなの健闘を祈ります。

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生成AIについて その3

 私としては次のように考えていますと前々回・前回お伝えしました。 
 ・便利な面は生かし、間違っている前提で賢く・正しく使う。 
 ・回答の真偽がわかるように経験を積む。 

 賢い使い方の例をまとめてみたいと思います。 重複する部分もあるかと思いますが、次のようなことが挙げられます。 
 ・文章の書き方のコツを教えてもらう 
 ・自分の作品を評価してもらう 
 ・英語のスピーキングの練習をする

 正しい答えをさせるのではなく、ノウハウやアイデアをもらう、評価してもらうということが得意です。さらっとアドバイスをもらうにはうってつけですね。でも、有効なアドバイスをもらうには聞き方が大切です。どのようなプロンプトを入力するのかが、使い方の優劣につながっています。そのためにはやはり経験・基礎学力が必要ですね。試されている感じがして、緊張します。言い換えると、自分の力がそのまま反映されるといったところでしょうか?

 後は、プログラミングが得意だそうですが、これはプロになってからでいいと思います。でもすごいですよ。 

 私はかねてより21世紀は、知識の量が重要なのではなく、知識などを引き出す、そしてその精度を上げることが重要になると考えてきました。ある程度の知識を得たら、価値ある知識をいかにして効率よく引き出すかが大切になると言ってもよいかもしれません。 

さて参考に「学校での活用についてのチェックリスト案(6/22公表) 」を載せておきます。

 ・年齢制限や保護者同意など利用規約を守っているか 
 ・性質や限界、メリット・デメリットを事前に学んでいるか 
 ・個人情報や機密を入力しないよう指導しているか 
 ・著作権侵害につながらないよう指導しているか 
 ・AIで作った読書感想文などを自分が作成したとして提出をするのは不正行為だと指導しているか 

どうですか?その1で最後に書いた「美しいか、美しくないか」で判断がつくのではありませんか?

 ・年齢制限や保護者同意など利用規約を守っているか
   →守っている姿は美しく、守っていない姿は美しくないですね

 ・性質や限界、メリット・デメリットを事前に学んでいるか
   →相手のことをきちんと学びんで使う姿は美しく、何も学ばず適当に使う姿は美しくないですね

 ・個人情報や機密を入力しないよう指導しているか
   →むやみに知らせてはならないものを判断している姿は美しく、そうでない姿は美しくないですね

 ・著作権侵害につながらないよう指導しているか
   →他人の著作権を尊重している姿は美しく、著作権を侵害している姿は美しくないですね

 ・AIで作った読書感想文などを自分が作成したとして提出をするのは不正行為だと指導しているか
   →例え不十分であっても作品や課題を自分で努力して仕上げる姿は美しく、そうでない姿は美しくないですね

上で挙げた賢い使い方の例も見てみましょう。

 ・文章の書き方のコツを教えてもらう
   →良いものにするため真摯に学ぼうとする姿は美しく、我流をとおす姿は美しくないですね

 ・自分の作品を評価してもらう
   →努力して作成したものをより良くしようとしている姿は美しいですね

 ・英語のスピーキングの練習をする
   →たゆまぬ努力をする姿は美しいですね

さて、皆さんもうわかりましたね?AIとの付き合い方をどうすればいいのか? 

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生成AIについて その2

 生成AIについて その2です。

 私としては次のように考えていますと前回お伝えしました。 
 ・便利な面は生かし、間違っている前提で賢く・正しく使う。 
 ・回答の真偽がわかるように経験を積む。 
 
 分かり易い例を挙げてみましょう。 
 文章だともっともらしさがあって分かりにくいかもしれませんが、画像なら人間の得意分野ですよね。 

 プロンプト(AIにリクエストするときのキーワードと考えてください)を入れてイラストを画像AIに生成させてみましょう 
画像生成AI→ガンダム


  さて、どうですか?AIが一所懸命に作ってくれましたが、コレジャナイ感が漂ってませんか? 一目でわかりますよね。でもプロンプトが簡単すぎたのかもしれません。そもそも、そのものを生成するものでもありません。
 そこでとっても複雑なプロンプトを入れてみましょう。石川の星(と勝手に私が思っている)、朝の連ドラで活躍中の浜辺美波さんを描かせてみましょう。今回はプロンプトそのものを、ChatGPTに書かせてみました。 

ChatGPT→(浜辺美波に似た女性の夏らしいイラストを生成させるプロンプトを考えて)

作ってくれたプロンプトは次のとおりです。

(明るく陽気な表情をした、浜辺美波に似た女性のキャラクターが、鮮やかなビキニ姿で海辺で楽しんでいる夏のシーンを描いてください。太陽の光がキャラクターの肌にきらめき、風になびく髪が軽やかに舞っています。笑顔で海を眺める彼女は、元気で活発な印象を与えます。周囲には海や砂浜、遠くには青い空と白い雲が広がっています。)

 これをそのまま、画像AIに伝えます。作ってくれた画像は次のとおりです。(因みにプロンプト内の”ビキニ姿”はAIが勝手に作ったので、誤解なきようお願いします。)

 

 なんですかこれ?人ですらありません。 複雑すぎてもよくないようですね。またこれは”浜辺美波”を”浜辺の美しい波”と誤解しているのかもしれません。他の人名だったらどうなるか試してみてください。

 絵で見るとおかしな点が一目瞭然ですね?先生から見るとAIが作った作品(皆さんが書いた作品でないもの)はこんな風に見えるのではないでしょうか?こんなことが文章を作るAIで起こっているということを、理解する必要がある訳ですね。こんな訳の分からない絵に相当する読書感想文を先生が読まされたらかわいそうだと思いませんか?前回の読書感想文を自分で書いた方が早いという意味が分かっていただけましたか?このようなことをわかって使えるようにならないと「賢く・正しく」使ったことになりません。
 
 さて、皆さんわかってきましたか?AIとの付き合い方をどうすればいいのか? 

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生成AIについて その1

 6/22に生成AIについて学文部科学省が作成した学校向けの指針の原案が判明し、要点をまとめたもの(暫定的なガイドライン)が7月4日に公表されました。 

 生成AIの扱いについては大学などから先行して方針が伝わってきていましたが、7月公表というのは夏休みの宿題などへの使用について道筋をつけたいということだと思います。 
 私としては以前もお伝えしたとおり次のように考えています。 
 ・便利な面は生かし、間違っている前提で賢く・正しく使う。 
 ・回答の真偽がわかるように経験を積む。 
 こまごまとあれはいけない、これもいけないというつもりはありません。なぜならキリがないからです。それよりも考え方のよりどころを持ってもらうのが一番です。そうすれば、未知の問題と出くわしたときに、自分なりの判断ができるからです。また、今後ガイドラインはアップデートされるようですが、それを毎回見ていくときも前回と何が変わったんだろうと一つ一つチェックするより、自分の芯となるよりどころを持っていればそれに照らして考えを変える必要があるのかないのか判断する方が有効だと思います。習っていないからわからないなどということを若い皆さんには言って欲しくありません。社会に出たらやったことないことだらけです。 

 さて例を挙げて考えてみましょう。例えば読書感想文をAIに書かせたとします。これは「賢く・正しく」使ったことになりません。誤った使い方です。実際、もっともらしい内容が書かれていても、たいてい間違っています。試してみてください。 
 従ってそのままでは使えません。直して使い物になるようにするには、本を全部読んで自分で正しいものに直す必要があります。それなら自分で読んで自分で書いた方が早いですよね。そして自分でやったという達成感・満足感も得られます。利用価値があるとすれば、どのように書けばいいのかの参考にはなるところで、読書感想文の書き方の本や冊子を読むようなものです。それは普通にやってきたことですよね。また、自分で作った感想文を評価してもらうのもよいでしょう。人間に読んでもらうのが一番ですが、読んでもらえそうな人がいなかったり、恥ずかしいと感じているならありです。文法はもちろん、話の持っていき方、表現の巧拙、話の深さのばらつきなどいろいろアドバイスをしてくれます。 

 有識者からは、問題点としてAIが書いたかどうか教師が見るために手間がかかり、多忙化が進むという指摘もあります。これには補足がいります。学校の先生なら基本、見ればわかります。現時点のAIには癖があり、また、皆さんの書く文章にも癖があります。そのままだと割と簡単に判別ができます。でも大事なことは、先生方は皆さんが「ずる」をしていないかを判別するためにいるのではないということです。皆さんが懸命に努力したかどうか、結果、読む人の心を動かす文章が書けているかどうかを評価するためにいるのです。そしてAIかどうかを判別する不毛な作業を何十人分もすることはできません。機械じゃないからです。心を込めて懸命に書いたものであれば、書いた人の顔を思い浮かべて時の経つのも忘れて読むことができるのです。人間だからです。ICTの最先端であるAIについて論じるのに、感情的な表現で申し訳ないのですが、使う姿・ことが「美しいか、美しくないか」、そのように考えることがAIを使うべきところなのか、使うべきでないところなのかのよりどころになると私は考えています。 

 さて、皆さんわかりましたか?AIとの付き合い方をどうすればいいのか? 

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自転車のイヤホンについて

 7月2日の新聞に「自転車イヤホン 片耳ならOK?」という記事がありました。

 結論を先に言いますと、「自転車イヤホン 片耳でもNG!」です。

 詳しくは記事を読んで欲しいのですが、まとめると「明文規定はないが、片耳だけであっても、運転に必要な音が聞こえないと(判断されると)違反として指導を受けることがある。」ということです。記事を読んでも、もやっとして腑に落ちない感じが残りますが、だからと言って安全をないがしろにしてまで音楽を聴くことを正当化することはできません。また、見つからなければいいというものでもありません。

 なお、許される自転車での音楽は、スピーカーを使うことのようですが、それは現実的ではありませんね。プライベートな音楽を楽しみたいのに皆さんにも聞かれてしまうのは私なら恥ずかしいです。それ以前に自分の好きな音楽を聴くということはプライベートな行動であるにもかかわらず、それをパブリックな空間で聴こうというのがそもそも間違いなのかもしれません。話がそれますが、車を除いて移動の最中に音楽を手軽に聴けるようになったのは私が高校生の頃です。それまではポータブルの音楽プレーヤーは存在しませんでした。だからそれ以前は不可能だったんです。その後プレーヤー(メディア)もカセットテープ→MD・CD→メモリー(→サーバー上)と変化・進化してきました。技術の発展によりパブリックな空間でプライベートな行動が可能になったため起こっている問題なのかもしれません。しかも音楽を聴くと気分が変わりますよね。これ実は危険です。自転車のスピードを出しすぎたり、気が大きくなったりしてしまうからです。

 というわけで、違反ひいては事故につながる恐れがありますので、自転車イヤホンやめましょう

 なお、あわせて、重ねてのお願いです。ヘルメットの着用をぜひお願いします

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応援練習

 7月7日に野球部および全国大会出場部活動、ものづくりコンテスト出場者の壮行式が行われます。それに先立って応援団の練習が昼休み時間に行われました。時間の都合がついたので、様子を見に行ったところ、予定時間の5分前に集合が完了し、スムーズに練習を始めることができていました。日頃から職業人としての心構えを教師から徹底されているとはいえ大したものだと思います。

 本番の日は前回の壮行式同様、立派な姿を見せてくれることでしょう。応援団のみんなよろしくお願いします。生徒のみんなにも精一杯の応援を期待します。

 因みに野球部の抽選結果は楽ではないが好結果を期待できるものだと感じています。(すみません、野球部ネタが多くて)

 

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水難事故について

 今から夏に向かって行きますが、ここで心配なのが水の事故です。夏季休業前に生徒指導課から水の事故についての注意があると思います。もちろん夏休みが一番心配なのですが、梅雨時も注意が必要です。なぜなら学校からの注意がなく、梅雨の晴れ間などは涼を求めて川などに行きたくなるからです。しかも雨が多い季節なので、水量も多く危険が増しています。

 先日も妹を助けようとした中学生のお兄ちゃんが亡くなるという事故の報道がありました。たまたま運悪く水に落ちた妹さんを助けたい一心であったのではと想像しますが、妹さん、保護者の気持ちを考えると本当に悲しいです。

 高校生になると体力にも自信がつき、また友達との悪ふざけ・ノリで危険な行為をしてしまうこともあるでしょう。そんなときは家族の顔を思い浮かべて思いとどまってください。危険なことをしようとしている友達がいたら止める勇気を持ちましょう。おぼれている人を見かけたらまずは大人を呼んでください。

 保護者の皆様にはご家庭でもご指導いただきますようお願いいたします。

https://news.yahoo.co.jp/byline/saitohidetoshi/20230626-00355233

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令和5年度PTA支部懇談会のお礼

 6/21~23に本校で開催の令和5年度PTA支部懇談会へ多くの保護者の皆様に参加いただき、誠にありがとうございました。また、日ごろは本校の教育活動にご理解・ご協力をいただき、心から感謝申し上げます。 

 さて、当日は、会場が支部ごとに分かれていることもあり、ご挨拶はビデオメッセージとなり直接お会いできずすみませんでした。積極的にご発言いただき、実りある会となったと思います。ありがとうございました。今後ともよろしくお願いいたします。

 なお、いただいたご意見等は今後の学校運営の参考にさせていただきます。

※お詫び

1・2日目のビデオメッセージでは4つの部がインターハイ出場となっていましたが、正しくは6つの部がインターハイ・全国大会出場でした。申し訳ありませんでした。

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課題研究

 本校では3年生が課題研究に取り組んでいます。課題研究とは2年生までに学んだことを生かして課題を設定し、その課題の解決を図る学習です。この学習をとおして、専門的な知識と技術の進化、総合化を図るとともに、問題解決の能力や自発的、創造的な学習態度を育てるものです。もちろんそこには正解はありません。

 先日、その一つとしてあるグループが敷地内のブロックをはずして協議をしていました。このブロックは校舎に沿って正面玄関から生徒玄関方面へ抜ける歩道(?)に使われているもので、近くに植えられている樹木の生長に伴って根がブロックを押し上げ歩道にうねりを発生させており、場合によってはつまづいて転倒につながることも考えられます。それに目を着け課題研究のテーマにならないかと検討をしているようです。きっとただ単に修理をするのではなく、数値や実験的考察などいろいろなアプローチをして研究として発表してくれることでしょう。

昨年度の課題研究発表会の様子はこちらからご覧いただけます

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ヘルメットの着用について その3

 繰り返しのお願いでしつこいと感じる方もいるかもしれませんが、ヘルメットの着用をぜひお願いします

 今日付けのニュースで次のようなものを見かけました。

 ・https://news.yahoo.co.jp/pickup/6467045 
 ・https://news.yahoo.co.jp/articles/d2bd67655a56e8ce51eb036a1f7cb02b0c712a35 
 ・https://news.yahoo.co.jp/articles/2f22824188e61cfc58d3c26878b9fb62aeb92da0

 大学の構内ということはそんなに速度も出ていないと想像できますが、わかりません。それでも場合によってはこのような事態になるという事例です。急いでいたのか、よそ見をしたのか、スマホを見ていたのか、イヤホンをしていたのか、出会い頭か、とにかくわかりませんが、1人の若者が意識不明という状態になったことは事実です。

 すでにヘルメットを着用している人はこれからどんどん暑くなっても着用を続けましょう。まだ着用していない人はぜひ着用しましょう。差し当たって中学校のときに使っていたのでいいですよ。

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本校のグラウンド

 5限目にグラウンドから元気な声が聞こえてきたので、書類作成の手を止めて見に行ってみました。体育の授業でソフトボール2試合とサッカー1試合をやっているところでした。本校のグラウンドは130m×110mの広さです。それ以外にもまだ余裕があり、とても恵まれた環境にあります。

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ペイ・フォワード 2

 朝の打ち合わせの時に教頭先生から、ある生徒(バレーボール部の3年生らしい)が自主的に生徒玄関で砂を掃除していたと教えてもらいました。 

 コンクリートの上に砂があったのが気になったので掃いたそうですが、その後に登校した生徒の中にはきっといつもよりきれいで快適だと感じた生徒もいるでしょう。掃除当番の名誉のために言っておきますが、掃除道具による限界や放課後の掃除の後の汚れであり、決して掃除が行き届いていないのではないと思われます。 また、本人も褒めて欲しくて行ったのではないかもしれませんが、ここで紹介させてもらいました。 

 さて、そこで生徒の皆さんにお願いしたいことがあります。 

 それは、人知れずまたは何気なく他人がしてくれたことで自分は日々気持ちよく過ごせているかもしれないと意識して欲しいということです。 ペイ・フォワードのときにも書きましたが、善意の連鎖反応が起こるためには恩を受けたことを意識することが重要なのですが、それが明確でなくても、そう意識して、ときには自ら”出発点”になってもいいのではないでしょうか? 

 素敵なことだと思いませんか? 

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もうすぐ1学期末試験が始まります

もうすぐ1学期末試験が始まります。 

中間試験に向けて公開した内容を再度生徒の皆さんには確認して欲しいと思います

********以下再掲*************************************

 生徒心得を見ると第2章 第1条に”5 考査を受ける態度は、常に公明正大であること”とあります。良い点をとろうと努力することは大切ですが、正々堂々、誠実、丁寧に受験して下さい。

 さて、試験が好きで好きでたまらないという生徒はあまりいないかと思います。 では、なぜ試験があるのでしょうか? 
 
 まず、試験の歴史を見てみると中国でかつてあった科挙制度が始まりと言われています。科挙とは官吏登用制度として6世紀ごろ採用されたもので、廃止されたのはなんと1905年というからすごいものです。家柄に関係なく実力があれば誰でも要職に就くことができるという制度でした。西洋でも中世まで人材登用は長らく”コネ”で決まっていたそうなので、画期的な仕組みといえるわけです。 
 
 ということは、人材登用以外、つまり就職試験や入学試験以外では試験はいらないのでしょうか?そんなことはありません。では試験にはどういう意味があるのでしょう。 
 
試験を受けさせる側からは次のような意味があります。 
1 生徒の理解度の確認 
2 今後の教え方の参考 
3 生徒の評価のため 
 
試験を受ける側からは次のような意味があります。 
1 自分の理解度や弱点の確認 
2 今後の学習方法の参考 
3 自己管理能力の向上 
4 自信や能力の向上 
 
 1・2は例えるなら自分を鏡で見て身支度を整えるといったところでしょうか?鏡を見て、頭の中にある理想の自分との違いを把握して、整えていく。定期試験はそれに似た意味があると思っています。定期的に試験を受け、自分の状態を把握し、弱点克服のための材料にして、必要な力をつけていく訳です。ですから鏡を見るつまり試験を受けることが目的ではなく、そのあとどうしていくかを大切にして欲しいと思います。 
 
 試験を受ける側の3ですが、試験を受けるための準備・段取りをする力をつけることだと考えればいいと思います。例えばある資格を取得するとき、なぜこの資格の取得を目指すのか、そのためにはいつまでにどんな勉強が必要かなどを考え、実行する、そんな力です。変化の激しい時代に生きる我々は一生学び続ける必要があると言われています。残念ながら学校で学んだ内容だけで一生生きていくことは難しくなっているからです。学校では教科の内容を学びながら、学ぶ方法も学んでいるのです。 
 そうしていくことで試験を受ける側の4にあるように能力が身に付き、自信がついてきます。 
 
 試験をテーマに考えてきましたが、ペーパーテストに限らず、私たちは日々、試験を受けているようなものです。よく考え実行にうつし、その結果がうまくいき、自分が嬉しかったり、人が幸せになったりすることで自信を深めていく。それの繰り返しで人は成長していくのです。 
 先生方は試験が生徒にとってできるだけ価値のあるものになるようにしたいと思って試験を作成しています。 
 
 生徒の皆さんにはせっかくですから、試験を楽しんで、自分の成長につなげて欲しいものです。頑張りましょう。 

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松の木

 A棟とB棟の間の中庭には松の木が何本か植えられていますが、その中の数本に5月の初旬に毛虫がついたので、その後消毒をしました。その松の木ですがようやく新しい葉が生え始めたようです。毎日見ていると気づきにくいのですが、丸坊主同然から少し緑が目立つようになってきました。少しの食害は自然の摂理、生態系の一部と言えなくはありません。しかしほとんど葉を失うような食害は木にとって決して良いこととは思えません。また、万が一生徒が毛虫に触れてしまうようなことがあると困ります。子供のころ誤って手で触れてしまい手が腫れあがった記憶があり、確かとても痛いはずです。

 他にも校舎内の施設・設備については常時点検・修理や更新をすることで安全に努めています。

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ヘルメットの着用について その2

 以前ヘルメットの着用についてここでお願いをしましたが、6/7の朝に自転車小屋を見て回りましたところ、8台の自転車にヘルメット(半数は中学校から継続使用と思われます)がありました。見落としもあるかと思いますが、大半の生徒はヘルメットなしで自転車で登校しているようです。努力義務ではありますが、保護者の皆様におかれましてはお子様に着用をすすめていただけると助かります。

 それ以外にも錆びたチェーンの自転車も多く見られました。チェーンが錆びている場合、ブレーキケーブルも錆びて効きが悪くなっていることが考えられます。体力(エネルギー)ロスになりますが、事故につながる恐れもあると思います。切れ味の悪い包丁は切れる包丁より危険といいます。工業高校の生徒たるもの、定期的に整備をして安全な自転車で登校しましょう。

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横断幕を設置しています

 校地の北西の隅に下のとおり横断幕を設置しています。小松駅方面から来た場合はここを通って来る生徒も多いです。また、市民の皆様が自動車で通過する際も見ていただけるものと思います。近くにお越しの際はぜひご覧ください。https://goo.gl/maps/89rmTsA7hkhN3V859

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実行が先でやる気は後 

 埼玉県立浦和高等学校の元校長、関根郁夫さんの文章を読みました。そこには、「実行が先でやる気は後」という話がありました。 次はその抜粋です。
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 「やる気にならない」と嘆く生徒は少なくない。大人も同様である。しかし、やる気に振り回されていたら、何もやらないで人生は過ぎていく。実にもったいない。 
そもそも「やる気が先で実行は後」と考えることが間違いである。「実行が先でやる気は後」の方が正しい。 
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 私は「やる気が先で実行は後」どころか、やる気が出ないことを言い訳にしてやらない(石橋をたたいて渡ると自分を慰めている)人間なので、なるほどと感心しました。やる気にならないのがいけないのではなく、実行すれば後からやる気はついてくるのだからやる気が出ないと嘆く必要はないということのようです。 

 考えてみれば、本能的な行動、例えば食欲や睡眠欲であれば、自然とやる気が出てきます。それ以外の行動は人間の高度な思考の結果、エネルギーを使って行われるのでしょう。かなりハードルは高そうです。しかし始めてしまえば、どんな行動にも面白さを見出し、取り組みを続けるのが人間なのかもしれません。 
 
さて皆さん、「実行が先でやる気は後」と考えて行動をしてみませんか。 
 

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優勝旗が届きました

 諸事情により一部しか見て回ることができませんでしたが、生徒の皆さん、保護者の皆様、総体・総文お疲れさまでした。朝、職員室には賞状やトロフィーが次々と届きました。

 なかでもハンドボールの優勝旗は校長室に飾ることになりました。なんだか独り占めしているようで心苦しいので、なるべく校長室のドアを開けておこうと思っています。上位大会への出場権を獲得した皆さんは、今一度準備をして頑張ってください。今回で引退をする皆さんは、切り替えて次の目標に向かって頑張りましょう。

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高校総体の応援に行って来ました2

 バレーボールの応援に七尾まで行きました。セットカウント2-0で大聖寺実業高校に勝ちました。

 その後専門部長として登山競技の表彰式・開会式のため白山の市ノ瀬ビジターセンターへ行きました。悪天候が予想されたため日程変更をして開催しましたが、無事全員下山することができ、一安心です。

 なお、立場上心の中で応援していましたが、本校登山部は男子の部第3位となり、北信越大会の出場権を獲得しました。おめでとう。

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高校総体の応援に行ってきました

 先週から始まった高校総体・総文ですが、今日(6/2)はバスケットボールとハンドボールの応援に行ってきました。本当はもっと多くの競技で応援をしたかったのですが、行けなくてすみません。

 バスケットボールは3ポイントシュートから始まって序盤はリードしていましたが、逆転を許してからはどんどん引き離されてしまいました。それでも第3クオーターではほぼ互角の戦いをしていたこと、また、最後まであきらめることなく懸命にプレーを続けていたことが印象的でした。その頑張りは必ず将来の糧になることでしょう。

 ハンドボールはシードということで大会2日目の15:30に初戦を迎えました。初戦の緊張もあったと思いますが、全国3位の貫禄を見せて金沢桜丘高校に快勝しました。明日も頑張って下さい。

 どちらの会場でも保護者の皆様が熱心に応援されていました。応援ありがとうございます。

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自転車のイヤホンについて

 新聞に5月30日に石川県警による自転車の交通ルール違反の一斉取り締まりを実施したという記事が載っていました。多い方から併進の59件、右側通行の40件、イヤホンの34件とのことです。自分の身を守るためにルールを守りましょう。

 さて、石川県をはじめ多くの自治体では、自転車運転時のイヤホン使用に関する条例があります。詳しくは自分で調べてみてください。これは交通安全を確保し、事故を未然に防ぐための重要なルールです。特に高校生の皆さんには、道路を安全に利用するために注意が必要です。イヤホンを使用すると、周囲の音や車の接近に気付きにくくなり、交通事故のリスクが高まります。自分の安全と周囲の人々の安全のために、イヤホンの使用は避け、常に周囲に気を配るよう心掛けましょう。

 なお、両方の耳をふさがなければOKとか骨伝導はOK、自転車にスピーカーを取り付けて音楽を聴くことはOKの自治体もあるそうです。因みに昨日の石川県警の一斉取り締まりでは、片方だけの高校生も指導を受けていたそうです。

 とにかく交通ルールに限らずルールには理由がありますので、自分の身を守るためにルールを守りましょう。イヤホンをやめれば鳥の声や川のせせらぎなどきっと素敵な音が聞こえるはずです。

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総体・総文がはじまりました

 総体・総文がはじまりました

 集中して行われるのは6月1日(木)から6月4日(日)ですが、先行する形で陸上・ウェイトリフティング・将棋などが開催されています。

 生徒の皆さんには、ケガや病気をすることなく本番を迎え、持てる力を発揮することを期待します。保護者の皆様におかれましては、暖かく見守っていただければと思っていますので、よろしくお願いします。

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ヤマボウシが綺麗です

 校地の一番北側に工場棟がありますが、その工場棟と道路の境にヤマボウシが植えられています。今ちょうど美しい姿を見せていて清々しい5月の気候にピッタリです。近くにお越しの方はよろしかったらご覧ください。


 写真の道路には昔は線路があったそうです

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うれしいことがありました  2

 先日、ご近所の方からお褒めの言葉をいただいてうれしかったということをここに書きましたが、再びうれしいことがありました。

 お旅祭りで迷子になった小さなお子さんのお父様から、本校生徒をはじめとする4名が警察まで送り届けてくれたことに感謝するお手紙が届いたのです。文面には大変丁寧に感謝と生徒を称える言葉がつづられていました。

 早速校長室で手紙を渡し、お父様に代わって感謝を伝えるとともに学校としても大変うれしいと伝えました。

 きっと他にも素晴らしい行いをしてくれている生徒はたくさんいると思います。その一つ一つを把握し認めてあげることができればいいのですが現実には不可能です。でも生徒の皆さんには「お天道様が見とるよ」と伝えたいと思います。これは私が子供のころに曾祖母に繰り返し言われた言葉です。

 繰り返しになりますが、生徒の皆さんは本校の広告塔です。日々生き生きと充実した学校生活を送ってくれることで、地域の方々はちゃんと見てくれています。先輩方も含めそういった積み重ねがあってこそ地域から信頼され、貴重な人材として期待されるのだと思います。 

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AEDについて

 5/17の報道で、「太宰府の県立高校 練習試合でピッチャーが胸に打球受け死亡」というニュースがありました。 
https://www3.nhk.or.jp/fukuoka-news/20230517/5010020280.html 

 練習試合中に胸に打球を受けたことが原因のようです。親にとって、生徒にとって、そして教員にとってとてもショックなことです。詳しくはわかりませんが、「男子部員は試合に戻ったあと体調不良を訴え、現場に居合わせた保護者などに応急の手当てを受け、病院に運ばれましたが死亡したということです。」から、もっとできたことがあったのではないかと思うと同時に、本当に運が悪かったとも感じます。 

 日頃から教職員には「迷ったら救急車を呼んでください。大したことがなかったらそれでいいし、万が一こんなことで救急車を呼ばないように注意されたら、学校長が頭下げます。」とお願いしています。

 なお、本校にはAEDが2か所設置されています。 https://aedm.jp/ 
 野球部の顧問には、AEDの場所を生徒にも教えておいて欲しいと伝えました。他の部の顧問、生徒にも場所を再度確認してもらう予定です。使わないで済むことがもちろん良いのですが、リスクマネジメントとして「最悪のケースを回避する」ことは最も大事だと考えています。

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うれしいことがありました 

 慌ただしい4月をなんとか乗り切り、先日学校に隣接するお家へ挨拶に回りました。そのときご不在のお宅には、「お気づきの点がありましたらお知らせください」と記した名刺をおいてきましたところ、後日電話がありました。 
 お叱りの電話かと身構えたのですが、「良く挨拶をしてくれる」、「子どもとグラウンドで遊んでくれる」というお褒めの言葉をいただきました。 

 うれしいの一言です。 

 生徒の皆さんは本校の広告塔です。日々生き生きと充実した学校生活を送ってくれることで、地域の方々はちゃんと見てくれています。先輩方も含めそういった積み重ねがあってこそ地域から信頼され、貴重な人材として期待されるのだと思います。 

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総体・総文壮行式 を行いました

 本日、試験終了後に総体・総文壮行式 を行いました。そこでの話の抜粋を紹介します。

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 本校は部活動も盛んでどの部も懸命な努力を重ねここまで来たことでしょう。日頃から見ていて本当によく頑張っていると感じています。日頃の練習の成果を十分に発揮してきて欲しいものです。   
 特に3年生は高校生活の部活動における集大成となると思いますので、悔いの残らないよう頑張ってください。また、2年生は3年生と過ごした1年間を思い出しながら、残されたともに過ごせる時間を大切にかみしめて欲しいと思います。1年生で出場・参加できる生徒は先輩たちのことをよく見て記憶してください。  
 昨日より今日、今日より明日、若者は日々成長します。 試合の最中でも成長するといってもよいかもしれません。 最後まであきらめず集中して精一杯頑張ってきてください。また、総文に参加する生徒は他校との交流をとおして色々な気づきや成長を期待しています。 
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また、あわせて校歌練習・応援練習の態度が素晴らしかったことも伝えました。保護者の皆様におかれましてはご家庭でも校歌練習・応援練習の様子を話題にしていただけると助かります。

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校訓について

本校の校訓は、「質実剛健 自重自治」です。 

●「質実剛健」はよく耳にするので、だいたいわかりますね。
 辞書では「飾りけがなくまじめで,たくましく,しっかりしている・こと(さま)」とあります。工業高校らしい印象です。因みに英訳すると「simplicity and fortitude」とのことですが、わかりにくいですね。 

●次に「自重自治」は難しい感じがします。 
 ネットで検索しても4文字まとめての意味を明快に答えるサイトはなく、「自らの使命を重んじ、品性を保ち、自らが定めたことによって自らの行為を律すること」とあったくらいです。 
そこで、2文字ずつに分けてみましょう。 
・自重(じちょう) 
 自らを重んじること。自分の品性を保ち、卑下しないこと。自尊 
・自治(じち) 
 自分や自分たちに関することを自らの責任において処理すること 
まとめると「プライドを持ってよく考えて行動し、結果に責任を持つ」ということでしょうか? 

●わからないものは自分で考えることが大切です。なんでも答えを欲しがるのは中学生まで。高校生としては、あーでもない、こーでもないと自問自答し、ときには友人と討論し、自分なりの考えを導き出す。場合によっては適宜修正を加える。そういう一見無駄とも思えるような、知的で贅沢な遊びをしてみると面白いでしょう。
 何かを暗記するときの語呂合わせもその一つかと思います。そしてこの手の遊びのオプションとして面白くかつ考えを深めることができる方法(と勝手に思っているの)が、翻訳です。他の言語に置き換えるとき、きちんと理解していないと的確なものを導くことができません。 
 例をあげましょう。前任校の校訓の一つに「 敬愛協和を尚ばう(けいあいきょうわをたっとぼう)」というものがありました。私はこれをlove & peaceと訳しました。もちろん色々な解釈がある訳ですが、自分では気に入っています。 
 このように考えれば、自分のものになって常に自分の言動のよりどころとなり、一生忘れないのではないでしょうか?青春まっただなかの皆さんにはピンと来ないかもしれませんが、高校生の3年間は自分の基礎が完成するであろう宝物のような時間です。その時間を少し贅沢かつ豊かに使ってみてはどうでしょうか。 

●本校の校訓の英訳案を考えた人がいたらぜひ教えてください。 
※因みに兵庫県立神戸高等学校 にも同じ校訓がありました。 

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G7教育大臣会合 

 先週から5月15日にかけて、富山・石川でG7教育大臣会合が開かれ教育課題について話し合われました。大きな話題は、ポストコロナ、生成AI、留学だったそうです。 

 ポストコロナについては、単純にコロナ前に戻すのではなく、コロナでの教訓や得たノウハウを活かして新たな教育、特に教育環境を作っていくことが大切だと感じています。例えば、一人一台端末については、コロナがなければ、もっと遅れていたでしょうし、取り組む姿勢も違っていたと思います。 これを活かして学習の仕方を変えるくらいの変化が起こると(起こしたいと)考えています。

 生成AIについては、以前ここでお話をしましたとおり、今までどおり便利な面は生かし、間違っている前提で賢く使うということで、関わり方を注意することが大切だと思います。 

 留学については、人の行き来が再開されて、活発になることが予想されているわけですが、これはやはり百聞は一見に如かずの面が大きいです。ICTが進んで、今までできなかったことができるようになっても、それは経験を補うことであって生で感じるものを超えることは当分できないでしょう。 

  ウェルビーイングもキーワードでした。いずれにしても人類は教育によって個人の寿命という限界を超えて知恵を鍛え、ここまで繁栄をしてきました。現代に生きる我々もその流れを大切にして行きたいものです。 

2023年G7教育⼤⾂会合 富⼭・⾦沢宣⾔(概要) をテキストマイニングしてみた結果>

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電車の遅延について

 5/15の1学期中間試験の朝、JR遅延の情報が入りました。遅延の状況と生徒の登校状況を照らし、10分遅らせて9:00開始としました。それでも1・2年生には開始に間に合わない生徒がいたので、特別に別室対応の措置を取りました。思い切って9:10開始とすればよかったかもしれませんが、登校できている生徒を長時間待機させることの影響を考えバランスをとった次第です。 

 ところで今回さすがと思ったのが、3年生には基本的に間に合わない生徒がいなかったことです。高校生活の中で経験を積み、就職や進学に向けて気合十分といったところでしょうか? 

 生徒の皆さんには、緊急時にはどうすればいいかを適切に判断し、行動ができるようになって欲しいと思います。もちろん、慌てて交通事故などのないように安全は優先させてください。 

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PTA総会ありがとうございました

保護者の皆様へ

 本日は、公私ともにお忙しいところお集まりいただき誠にありがとうございました。  
 さて学校の現状ですが、令和4年度には部活動面・進路面・検定や資格取得面についても良好な結果を残し、今年度も順調にスタートしていると思います。 5月8日からはコロナ感染症が5類に移行するなど、様々な行事が制約を受けることなく行える見込みとなっています。 
来週は今年度最初の定期テストである1学期中間試験があり、その後総体・総文が行われます。特に3年生には悔いが残らぬよう全力で頑張って欲しいと思っています。
 今後も生徒が持てる力を発揮し、日々成長を実感できるよう、そして、本校で学校生活を送ることができてよかったと感じられるようにしていきたいと考えています。 
 そのためには、保護者の皆様のお力が必要です。教員と保護者の皆様が相互に理解・協力しあって、よりよいPTA活動にしていきたいと考えていますのでよろしくお願いいたします。  

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生き残りたければ片付けろ

 物騒なタイトルですみません。

 先日図書委員が校長室に本の紹介文の執筆依頼に来ました。この文章を書いている時点で、他の本について書いて提出済みですが、他にも紹介したいと思いこちらで紹介することにしました。その本のサブタイトルがこの文章のタイトルです。

 以前、「自衛隊式片づけ術」という本を読みました。サブタイトルが「CLEARING UP TO SURVIVE~生き残りたければ片付けろ~」だったのです。大げさなタイトルなのですが、中身はスタンダードかつ大真面目です。元自衛隊員でその経験を活かして掃除をする会社を立ち上げた人が書いた本です。最初のページに「~だと、有事の際、生き残る確率が低くなると言えます」とあるなど、片付けと生き残りをつなげて掃除に説得力を持たせていて、なんだかピンと来たという感じです。

 皆さんに例えるならば、勉強しようと思ったときに机や部屋が散らかっていて片付けから入る必要があるのは、勉強という戦闘において大きな”ハンデ”となるといったところでしょうか。

 それ以外にも、毎日同じスケジュールで行動する⇒余計なエネルギーがかからず、効率的に生活できる⇒生き残る確率が高くなる というのもあります。ルーティーン化するというと、惰性といった印象を受けるかもしれませんが、やらなくては気持ち悪い、違和感があるまで持っていくことが大切だそうです。 そうすることで、他に時間を回せるというところがポイントだと思います。

 工業人の卵たる本校の皆さんは、日頃から先生方に5S指導は受けているとは思います。さぁ、皆さんも片付けをして生活の効率を上げてみませんか?

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中間試験が始まります

もうすぐ1学期中間試験が始まります。 

 生徒心得を見ると第2章 第1条に”5 考査を受ける態度は、常に公明正大であること”とあります。良い点をとろうと努力することは大切ですが、正々堂々、誠実、丁寧に受験して下さい。

 さて、試験が好きで好きでたまらないという生徒はあまりいないかと思います。 では、なぜ試験があるのでしょうか? 
 
 まず、試験の歴史を見てみると中国でかつてあった科挙制度が始まりと言われています。科挙とは官吏登用制度として6世紀ごろ採用されたもので、廃止されたのはなんと1905年というからすごいものです。家柄に関係なく実力があれば誰でも要職に就くことができるという制度でした。西洋でも中世まで人材登用は長らく”コネ”で決まっていたそうなので、画期的な仕組みといえるわけです。 
 
 ということは、人材登用以外、つまり就職試験や入学試験以外では試験はいらないのでしょうか?そんなことはありません。では試験にはどういう意味があるのでしょう。 
 
試験を受けさせる側からは次のような意味があります。 
1 生徒の理解度の確認 
2 今後の教え方の参考 
3 生徒の評価のため 
 
試験を受ける側からは次のような意味があります。 
1 自分の理解度や弱点の確認 
2 今後の学習方法の参考 
3 自己管理能力の向上 
4 自信や能力の向上 
 
 1・2は例えるなら自分を鏡で見て身支度を整えるといったところでしょうか?鏡を見て、頭の中にある理想の自分との違いを把握して、整えていく。定期試験はそれに似た意味があると思っています。定期的に試験を受け、自分の状態を把握し、弱点克服のための材料にして、必要な力をつけていく訳です。ですから鏡を見るつまり試験を受けることが目的ではなく、そのあとどうしていくかを大切にして欲しいと思います。 
 
 試験を受ける側の3ですが、試験を受けるための準備・段取りをする力をつけることだと考えればいいと思います。例えばある資格を取得するとき、なぜこの資格の取得を目指すのか、そのためにはいつまでにどんな勉強が必要かなどを考え、実行する、そんな力です。変化の激しい時代に生きる我々は一生学び続ける必要があると言われています。残念ながら学校で学んだ内容だけで一生生きていくことは難しくなっているからです。学校では教科の内容を学びながら、学ぶ方法も学んでいるのです。 
 そうしていくことで試験を受ける側の4にあるように能力が身に付き、自信がついてきます。 
 
 試験をテーマに考えてきましたが、ペーパーテストに限らず、私たちは日々、試験を受けているようなものです。よく考え実行にうつし、その結果がうまくいき、自分が嬉しかったり、人が幸せになったりすることで自信を深めていく。それの繰り返しで人は成長していくのです。 
 先生方は試験が生徒にとってできるだけ価値のあるものになるようにしたいと思って試験を作成しています。 
 
 生徒の皆さんにはせっかくですから、試験を楽しんで、自分の成長につなげて欲しいものです。頑張りましょう。 

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先輩のお話を聞きました

 連休の谷間に、今春卒業し関西で就職した先輩が学校を訪問してくれました。その際、せっかくの機会ということで会社にもご理解いただいて、これから就職に向けて活動をする電気科の3年生にお話しをしてもらいました。

 話の内容としては、「学校での指導について高校生のときは必要性がわからなかったり、少し煩わしく感じ反発したりしたこともあるかもしれないが、それぞれにきちんとした意味があったり、役に立ったり、安全に関わったりするので大切にして欲しい」、「会社・社会は厳しいものではあるが、楽しいこともたくさんある」、「就職先を考える上で目指すことや自分に合っていることなどが大切なので、しっかりと考えて選んで欲しい」というものでした。打ち合わせたわけではないのですが、学校としてはありがたい内容であり、大人に近づく高校生にとっても、年齢の近い先輩の話は素直に聞けたのではないかと感じました。生徒も、途切れることなく、積極的に質問をしていました。
 最後に、「就職先を考えるにあたっては、周りの人、保護者、先生に相談し、よく話を聞こう」と伝えてくれました。保護者の皆様には、お子様から相談があったら短い時間でも結構ですので話を聞き、人生の先輩としてアドバイスをいただければ幸いです。

 また、学校訪問をしてくれた卒業生のこれからの活躍を期待したいと思います。

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自転車について

 4月から自転車乗車時のヘルメットの着用が努力義務化されました。努力義務とのことですから、罰則は基本的にありません。また、報道ではヘルメットが品薄という情報もあり、買いたくても買えない状況なのかもしれません。そんなわけで、正直なところ一般的にも着用率はあまり芳しくないようです。

 しかし、私としては、未来ある皆さんにはぜひ着用をお願いしたいところです。

 なぜなら、自転車と自動車の接触事故が無くならないからです。今年度に入って学校が把握しているだけでもすでに2件事故がありました。幸い深刻なケガではありませんでしたが、自転車側がどんなに気を付けていたとしても運が悪ければどうなっていたかわかりません。

 因みに今では当たり前のバイクのヘルメットも昔は着用義務がありませんでした。日本では、道路交通法が1968年に改正されたことにより、段階的に着用が義務化され、最後に残った原動機付自転車(排気量50cc)が1984年の途中にヘルメットなしでは乗れなくなりました。1984年に18歳だった私はほんのわずかな期間ですが、ヘルメットなしで原付に乗った経験があります。また、大学の構内での移動ではヘルメットをかぶらずに乗ったこともありますが、大きなバイクはメカニカルノイズが大きくお勧めできません。また、ヘルメットをかぶることで気が引き締まるというか運転の準備が心身ともに整うような気もします。しかし、マイナス面もわずかにあります。音が若干聞き取りにくくなる、視界が狭まる、重いので疲れるなどです。なおヘルメット着用に関する法律は、国や地域によって異なります。一般的には、多くの国や地域で法的にヘルメット着用が義務化されていますが、義務化された時期や詳細は国や地域によって異なります。

 さて、自転車のヘルメット着用に話を戻しましょう。バイクと違ってかなり軽量なので被ることによるマイナス面はほとんどありません。それなりの価格である、置き場所に困るなどはありますが、そんなことは命の前ではあまり問題ではありません。一方で万が一事故にあったときに運悪く頭を打つような事態になった場合、ヘルメットが皆さんの大切な頭部そして命を守ってくれるでしょう。

 ただし、被ることで安心はしないでください。致命傷の一部を防げるかもしれないという期待ができるだけで、事故自体を防ぐことができるわけではないからです。私としては、車両の整備をする、荷物を適切に載せる、マナーを守る、危険を察知する能力を高める、などの事故に遭わないようにすることと、肌の露出を少なくする、いざというときためらうことなく手のひらをつくために手袋をするといった重大事故にならない対策をする方がはるかに大切だと思っています。特に工業高校の生徒たるもの、きちんと整備された(した)自転車に乗って欲しいですね。もちろんイヤフォンをして乗るなどは論外です。

 繰り返していいます。未来ある皆さんにはぜひ着用をお願いします。また、保護者の皆様におかれましては、ヘルメット着用へのご理解とご協力をお願いします。

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能登地方の地震について

 被災された皆様にお見舞い申し上げます。

 5/5に能登を震源とする地震が発生し、生徒の皆さん、保護者の皆様は不安を感じていることと思います。くれぐれも、心身の安全を確保していただきますようお願いします。
 5月8日、月曜日の学校については、今のところ通常通りの予定です。変更等がありましたらお知らせします。なお、地震による被害で、登校に支障がある場合は学校または、緊急電話に電話して下さい。

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藤の花が咲いています

 校舎の中庭では今、藤の花が咲いています。

 藤の花は、紫色や白色、ピンク色などの美しい色合いの花を咲かせるつる性植物です。芦城公園にも見事な藤棚がありますが、本校にも紫と白の藤が数本あり、夏は日差しを遮って心地よい日陰を作ってくれると思います。

 藤の花は条件が良ければ1カ月くらいは持つとのことですので、保護者の皆様で、5/13のPTA総会等にいらっしゃる予定の方はぜひ中庭に出てご覧ください。

 

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ペイ・フォワード

 先日はボランティア遠足を実施しましたが、生徒の感想が気になるところです。普段と違った活動で非日常を体験できるとともに、市民の皆さんにも喜んでいただけたかもと感じて、うれしい気持ちもあったのではないでしょうか?

 さて、私は犬を飼っていて毎朝出勤前に散歩をしています。そしていつもとは言いませんが、散歩中にゴミが落ちていると拾うようにしています。以前はPirikaというアプリを使って、ゴミ拾いの様子を登録して、見知らぬネット上の方から褒めてもらってもいましたが、だんだん気恥ずかしくなってきて、かえってゴミを拾いたくなくなってしまい、本末転倒と感じて今はアップしていません。ですから拾っていることは基本的に誰も知りませんが、それでもなんとなく気分がいいものです。ちょっとは世の中の役にたっているのかもという自己有用感なのでしょうか。

 ところで、ペイ・フォワードという言葉を聞いたことありますか?日本語では「恩送り(おんおくり)」と言うそうで、「誰かから受けた恩を、直接その人に返す(ペイ・バックする)のではなく、別の人に送ること」です。私のゴミ拾いは誰かから恩を受けてはいませんし、別の人にも送っていませんが、似たようなことかと思っています。強いて言えば、それぞれの方が掃除している道路・町を気持ちよく歩かせてもらっている恩や一緒に散歩してくれている犬から受けた恩を、町の皆さんに返していると思っています。本当は誰かが「受けて」くれること、つまり他人から恩を受けたと意識した人がいることがポイントなのですが、勇気のない私にはできていません。なぜ、受けたと意識した人がいることがポイントなのかというと、連鎖反応的に恩や善意が数珠つなぎに増えていくことが期待できるからです。(因みに物理で言う連鎖反応は、例えば核反応で原子核から出た2~3個の中性子のうちの最低1個が別の原子核に衝突することで絶えることなく核反応が続くことです。1個ではなく2~3個の中性子が別の原子核に衝突すると核爆発につながります。また、最近の言葉で言えば、PCRはポリメラーゼ連鎖反応・Polymerase Chain Reactionのことです。)

 ペイ・フォワードという映画があります。シックスセンスというブルースウィルス主演の映画に子役で出たハーレイ・ジョエル・オスメントが主演です。これは一言で言うと善意の連鎖反応がテーマです。大型連休中に見てはいかがでしょうか?

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Chat GPT

 私の書き込みにいいねを押してくれる人が出てきました。モチベーションになります。ありがとうございます。

 さて、先日とうとうChat GPTを使ってみました。すごいものですね。

 まず、曖昧な聞き方でちゃんとそれなりの解釈をして、あれよ、あれよという間に回答をしてくれます。明石家さんまなみのキレ・スピードとはいきませんが、びっくりです。
 これなら、少なくとも表面上はコンピューターと会話が成立します。
 また、場合によっては、回答の前にコツのようなものをリストアップしてくれます。大事な要素をごっそり抜かしてしまう恐れがなくなり、実に便利です。

 一方で、注意すべき点もすぐにわかりました。全く的外れな回答を平気ですることです。自分がよく知っていることについては、かなりいい加減な回答であるということがわかります。逆を言えば、詳しくないことについては、簡単に信じてしまいかねないということになります。自分が詳しく知っている分野の質問をして回答を吟味すれば、私の言っていることがわかると思います。これは、Chat GPTが主にインターネットの世界から情報を得ていることによると想像できます。

 さて、では我々人間はどうすればいいのでしょうか。
 なんのことはありません。今までどおりです。便利な面は生かし、間違っている前提で賢く使うということです。これはまだ当分人間にしかできません。

 若い皆さんは、回答の真偽がわかるように経験を積んでください。それは本を読むことや人と交わることです。それこそが便利なツールを使うために必要なことです。

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遠足日和

 今日はボランティア遠足です。

 昨日は雨で、今日も早朝は路面が濡れていましたが、出発の時間には一部を除いて乾いていました。寒いのではと心配もしましたが、日が差せば十分暖かく、熱中症の心配もせずに済みそうです。

 出発前に学校周辺でゴミ拾いをする学年・グループ、道中でゴミ拾いをする学年・グループ、目的地でゴミ拾いをする学年・グループと別れています。

 また、PTAの皆様にもご協力いただきました。ありがとうございました。

  

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耳に残る校歌

 始業式・入学式で校歌の斉唱・紹介がありましたが本校の校歌は最後の部分がいいですね。どこかで聞いて記憶に残っていたけれど本校だったのだとわかり、驚きました。今年はたくさん歌えそうですね。生徒の皆さんはぜひ覚えましょう。

校歌について

 

 さて、昨日、第148回北信越地区高等学校野球石川県大会の2回戦(本校にとっては初戦)があり、金沢伏見高校に6回コールド勝ちしました。次は4月29日(土)10:00~ 日本航空石川戦です。他にも多くの部活動が活躍していて、賞状がたくさん届いています。職員朝礼で披露した後、校内で掲示を行っています。

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台風1号

 昨日、南太平洋で台風「SANVU(サンヴー)」が発生したとの報道がありました。台風というと夏から秋のイメージですが、例年第1号はこれくらいの時期に発生しているけれど、この時期の日本にはほとんど影響がないので印象に残らないのではないかと思います。

 さてこの台風1号「SANVU(サンヴー)」どうやって名前がついていると思いますか?実は台風は、アジアの地域では予め決められている命名規則(https://www.jma.go.jp/jma/kishou/know/typhoon/1-5.html)に従って、生まれた瞬間に命名されます。「SANVU(サンヴー)」は順番でいうと133番、提案した国・地域はマカオ、意味は「さんご(珊瑚)」です。ただし、日本では番号を一般的に用い、名前は補助的に用います。日本が提案したものが次に出てくるのは台風13号の予定で「Koinu コイヌ」になります。日本は星座由来の名前を使っています。

 因みに

・平成12年の台風第1号にカンボジアで「象」を意味する「ダムレイ」のアジア名がついた
・発生順にあらかじめ用意された140個のアジア名を順番に用いて、その後再び「ダムレイ」に戻る
・おおむね5年間で台風のアジア名が一巡する(台風の年間発生数の平年値は25.6個のため)

とのことです。面白いですね。

 

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国旗等の掲揚

 本校の正面玄関前にある国旗等は野球部の部員が毎日上げ下げしてくれています。今日は朝の打ち合わせが早く終わりタイミングが良かったので、感謝を伝え、写真を撮らせてもらいました。

 きっと他にも色々な生徒が学校のお仕事をしてくれているのだと思います。気が付いたら紹介します。みんなありがとう。

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PTA役員会がありました

 4月17日にPTA役員会がありました。

 役員の皆様には、月曜の夜に学校に集まっていただき大変ありがとうございます。そこでも、「高校の友人は一生の財産、本校を卒業してよかったと思えるようにしたい」の話を交えて挨拶をしました。最初に少し長くなるとお断りは入れたのですが、お疲れのところすみませんでした。

 学校は教員だけではうまく回らないことが多々あります。保護者の皆様のご協力なくしては成り立ちません。平日の昼間や早朝、夜間にご協力いただくことも多く本当にありがたいことです。生徒の皆さんはそんな環境が当たり前でないということに気づき、感謝する気持ちを忘れないでください。そしてPTA活動中はもちろんですが、保護者の皆様が学校にいらっしゃったときには必ず気持ちのいい挨拶や会釈でお迎えし、感謝の気持ちを表しましょう。(校内での日頃の挨拶ありがとう)

 今年はほぼコロナ前の形で事業ができるのではないかと思いますので保護者の皆様よろしくお願いします。

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始業式・入学式を行いました

 4月10日の午前中に新任式・始業式、午後に入学式を行いました。

 新任式・始業式ではまず私だけ先に紹介され、その後、新任の先生方を私から紹介しました。私が先に紹介されることで校長は着任済みとなり、今度は校長の仕事として新任の先生方を紹介した訳です。そこで早速、1人の先生を読み飛ばすというミスをしました。しかし、読み飛ばされた先生は、名前が呼ばれなかったことをその場で言ってくれました。そのおかげでちゃんと紹介を終えることができ、単なるミスで済みました。ありがたいことです。もし言ってくれなければ、先生が着任したことにならないからです。それは大失態です。ミスはない方がいいですが、それをちゃんとフォローすることができれば、大したことにはなりません。今回は私ではなく、周りの人のおかげで事なきを得ました。生徒の皆さんもミスをしたら改める、他人のミスに気づいたら教えてあげるという行動ができるといいですね。

 午前中のミスを引き摺らないよう気持ちを切り替え、午後の入学式に臨みました。まずは着替えです。入学式や卒業式のような式典では学校長は”モーニング”を着用します。普段着ているスーツと違い、決まりごとがたくさんあって大変ですが、特別な感じが気を引き締めてくれます。おかげで大きなミスもなく入学式を終えることができました。ひょっとしたら午前中のミスがあったおかげかもしれません。

 午前も午後も式辞を述べましたが、共通の話を入れました。それは、「この学校に入学し、卒業してよかったと思ってもらえるようにしたい」ということです。

 私は常々、高校の友人は一生の友人であり、財産と言って来ています。生徒の皆さんが本校で過ごす時間や本校でできた友人が一生の財産となり、小松工業高校を卒業してよかったと思えるよう、私をはじめ先生方が全力で支援・指導をしていきますので、一緒に頑張っていきましょう。 

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