図書室の日誌

2014年7月の記事一覧

納涼朗読会~小泉八雲の怪談を聴きながら~

7月10日の放課後、ある強い思いからこの「納涼朗読会」を企画しました。
今年の「総文の放送コンテスト」に図書委員と常連がエントリーしました。
その時に2人が読み上げたのが『怪談』でした。
報道部もなく、顧問もいない中、他校の本格的な指導を受けている部員たちに
臆することなく、堂々とステージで読み上げた姿は、誇らしく思えました。
その勇姿を小商の生徒や先生方にも見てもらいたい、という思いから、
今回の企画が生まれました。
 
窓ガラスに新聞紙を貼り、外からの光が入らないように工夫、
読み手が姿を隠すなど、演出にも凝りました。
今回は『怪談』の中の「むじな」と「かけひき」を二人で演じ分けて、
今回も見事に読み上げました。
聴き手の背筋を凍らせたことは間違いありません!
 
朗読後の「作品解説」も大変勉強になりました。
どちらの作品も、タイトルだけでは「ピン」とこないかもしれませんが、
内容はとても有名で、一度は聴いたことはあるかと思います。
暑さと湿気のまとわりつく夜にお薦めの一冊です。

今年度初の「図書室はギャラリー」

2年生の「現代文B」の授業で作成したPOPが、図書室と購買前に貼り出されています。
どれも色使いやレイアウト、キャッチコピーが工夫されていて、力作揃いです。
多数決で決まった「1番読んでみたいと思うチャンプ本」は、
東野圭吾さんの『流星の絆』と、乙一さんの『暗いところで待ち合わせ』でした。
どちらもまだ読んでいないので、この夏チャレンジしてみよう!と
思わせるほどの心をつかむ作品でした。
 
図書室は、美術や家庭科などの授業で制作した作品や、
生徒のイラストを展示する機会に恵まれています。
その間、とても華やかな図書室に変身します。
さて、今年はどんな作品がやってくるかな?今から楽しみにしています。
 

短冊に願いを込めて(図書室より)

今年も、七夕の笹を用意してもらいました。
生徒玄関と正面玄関に、学務員さんが安全を考慮して、立ててくれました。
笹と短冊とペンが置かれて間もなく、生徒のみなさんはそれぞれの思いや
願いを短冊にしたためました。
今年は「みんなでインターハイにいけますように」「みんな笑顔でいられますように」
「この幸せが続きますように」「世界平和!」などの、
「みんなの幸せは私の幸せ」的な言葉が目立ちました。
短冊を見ているこちらが、ほのぼのとした気持ちになれました。
 
暑い中、笹をとってきてくれた職員の方、笹の設置や撤去をしてくれた学務員さん、
そして数々の名言を残してくれた生徒や先生の皆さん、どうもありがとうございました。
図書委員会のどのイベントをとっても、たくさんの人の協力と優しい気持ちの上で
成り立っていると、つくづく思います。感謝の気持ちを忘れずにいたいです。