この度の地震で被災された全ての方々に心よりお見舞いを申し上げます
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校長室ブログ
新しい年です
2025年 乙巳(きのとみ)の年が始まりました。「乙」は柔らかく繊細な新芽が芽吹いて外部環境に適応しながら成長していく様子を表し、「巳=へび」は脱皮を繰り返して進化を続ける姿を表していることから、2025年は『学んできたことや努力してきたことが、屈曲してきしむほどになり、上蓋(うわぶた)を跳ねるように芽吹くと、一気に極限まで伸びていくといった勢いのある年になる』と言われています。蛇は知恵の象徴でもあり、辛抱強く粘り強い性格を持つとされています。私たちもどんな変化にも柔軟に対応できる心構えで臨んでいきたいものですね。
特に3年生の皆さんにとっては、高校を離れて新しい世界へ羽ばたいていく、大きな変化の年になります。辛抱強く、粘り強く目の前の一つ一つに取り組んで、また一段と大きく成長した姿を見せてほしいと思います。学校の方も大きく変化する年になります。55年間の向陽高校の伝統を守りつつ、新しく生まれる56年目の向陽高校もこれまでと変わらず多くの人に愛され親しまれるものになっていくようにしたいと思っています。そのためにも、中にいる私たち一人一人がこの場所と一緒にいる仲間を大切に思い、かけがえのないこの時間の中で自分にできることに取り組んでいく必要があります。
私が出来ること。私たちが出来ること。
今年も一緒に頑張っていきましょう。
1年間 お疲れさまでした
冬休み2日目です。枕元にクリスマスプレゼントは届いていましたか?皆さんはもう高校生ですから、保護者の方に1年の感謝をこめてプレゼントする方でしょうか?保護者の方にとってはとても嬉しいサンタさんですね。
さて、昨日、3年生の皆さんが19日に受講した性教育講話の感想文を読ませていただきました。「生」と「性」、「愛」と「相」と「合」。「好き」と「愛」。坂谷先生の柔らかな語りは3年生の皆さんの心のとても大切な部分にしみこんでいったようですね。命が生まれることの尊さ、命を生み出す行為への責任と心の大切さ、この世に生み出してくれたお母さんへの敬愛と感謝など、どの感想文にも自分自身や周囲の人のことを大切に考えていきたいという思いがあふれていました。本当に素敵な時間を過ごしたのだなぁと嬉しくなりました。
終業式の日にもお話ししましたが、石川県に住む私たちにとって、お正月はこれまでとは更に違う意味を持って迫ってくる大切な行事となりました。命のこと、家族のことを改めて考え、愛おしく思う時間になることと思います。言葉にすると軽くなって聞こえてしまうかもしれませんが、体験を教訓として前向きに対応していける人になりたいと、そう思っています。
この1年、本当に本当によく頑張りました。皆さん、お疲れさまでした。どうぞよいお年をお迎えくださいね。
一足早い春
朝、出迎えてくれる花が一足早く「春」を感じさせてくれました。
花材紹介には「十月桜」とあります。私の大好きな「トルコききょう」もあって、朝から心がほんわりと温かくなりました。生徒玄関の方でも皆さんをお出迎えしてくれていますよね。お出迎えと言えば、今月のプチ美術館はクリスマスに因(ちな)んで宗教画です。先月のフェルメールは私が一番好きな画家で毎日眺めてニマニマしていたのですが、今月も見ごたえ抜群です。プチ美術館は絵の説明がついていて、絵への向き合い方がわかるのでとても嬉しいですね。
春と言えば、現代の我々にとっては3月から5月が春ですが、古典の時間に習っているとおり、その昔は1月~3月が春でした。年賀状などに「新春明けまして…」とか「初春のお慶びを…」などと書き出すのはそのためなんですね。石川に住む私たちにとってこれから先のお正月はこれまで以上に特別なものになりました。お正月が近づいてきて、不安になる気持ちや単純に喜んでいいのかと自分を責めるような気持ち…大人もみな同じ想いでいます。でも、大変な経験を、想いをしたからこそ、一緒に新しい年を迎えられることをこれまで以上に心から喜び合いたいと、そうも思います。少しでも不安を和らげられるように『※(これがあれば大丈夫)お守り』を持つのもいいですね。
最後になりましたが、一足早い春を運んでくれた華道部の皆さん、今年も1年ありがとうございました。
※ 緊急連絡先メモとか非常食、寒さ防止グッズなど
何事にも準備が大事
今日は11月24日(日)2年生11名が、「ビジネス文書実務検定」試験を受けに来ています。
楽しかった修学旅行から帰ってきて、今週の木曜日からは期末試験…。そのはざまを縫っての検定試験です。答案や画面に向かう背中はみな真剣そのもの。頑張ってきた成果を全員が手にしてくれると良いなと思います。ここで取得できる資格は、10か月後のあなた方をグイっと後押ししてくれますからね。
皆さんには、頑張った自分を、ほかでもない自分で褒めてあげてほしいと思うのです。その時には何事にも準備が大事です。ここのところ、部活動では、運動部も文化部も成果を上げてくれている皆さんです。日々の練習(=準備)の賜物(たまもの)です。自分を試す機会が目の前にある時には、それに向かってまずは、諦めずに努力する自分でいてほしい。その上で、前回の自分よりほんの少しでも頑張れた自分に成長できるとすごく良いですよね。勝負すべきは昨日の自分です。木曜日から始まる試験に向けた準備、今回は前回よりも頑張ってみてください。
学校も毎日色々なところが新しくなっています。そのために頑張って下さっている方々がいます。これも大切な準備ですね。
教室のプレートや トイレのプレート 階数の表示なども 次々に新しくなっています。
陶芸実習室もこんなにきれいになりました。木工実習室から見たいしかわ特別支援学校の校舎も青空に映えて素敵です。
それぞれの探究活動DAYS
先週の新人大会の余韻も冷めやらぬ中、今日から2年生は北九州方面への修学旅行に出かけていきました。また、1年生は金沢学院大学でDXセミナーを受けてきましたし、3年生は金沢学Ⅱの学びの集大成に向けて、金沢市内や森本地区へのフィールドワークに励んできました。
ネットやチャットで本当に多くのことを知ることができる時代ですが、生身の体を通して「見る」「聞く」「話す」「触れる」「味わう」体験というのは、自分の中に鮮烈に残るものです。世の中にはまだまだ知らなかったこと、思い違いをしていたこと、想定を超えてくることなどがあふれています。(もっと知りたいかも…)とか(何でこうなるんだろう…)と思えることを大切にして、ネットやチャットを使って情報を集め、もう一度自分の頭や心で考えてみることや、それを友達に話してみて感想や意見をもらいながら考えを補強していくことで、人はグンと豊かになります。
「探究活動」とは、自分の体感や実感を大事にしながら、自分(の考え)磨きや自分づくりを楽しむ生き方そのものなのではないかと、皆さんの様子を見ていてそう思います。
この世に一人しかいない自分づくり…せっせと磨きをかけていきましょうね。
女子バドミントン部
県高校総体 36連覇!!
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