この度の地震で被災された全ての方々に心よりお見舞いを申し上げます
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校長室ブログ
どんな「〇〇の秋」にしますか?
中間テストが終わりました。テストの結果に一喜一憂しながら、次はもっと頑張ろうとこぶしを握りしめてくれていることと思います。そうです。(次はもっと…)この気持ちが人間の能力を高めてきました。記録を作るのは一握りの研究者やアスリートばかりではありません。私たち一人一人が、「昨日より少し成長している自分」を作ることができます。ゴールはありません。願い続け、努力する限り、どんどん成長していくことができます。努力をサボって後退する日もあるでしょうが、気を取り直して、また始めることは誰にでもできることです。自分磨きを続けること、これからも頑張ってみてくださいね。
ということで、何を(どこを)磨いていきましょうか…という話になるのですが、気温も涼しくなって、どんなことにも集中して打ち込みやすい季節になってきました。「〇〇の秋」とよく言いますが、自分にとって、今年は何推しの秋にしようか、また楽しく悩んでみてください。学校周りの工事も佳境で色々な面で迷惑をかけていますが、少し狭くなった(暗くなった?)生徒玄関では、少しでも明るい気持ちになってほしいと、いろいろな試みが展開されています。向陽祭のスライドショーを流していたり、写真部の皆さんの写真に付箋紙でコメントをつけるコーナーがあったり、新たにお目見えしたのは、『今月のプチ美術館』!! 10月は不思議な絵シリーズです。増山先生の解説・コメント付きなので理解も深まるし、何よりその不思議さに思わず見入ってしまいます。ちょっとだけ「芸術の秋」ができそうですので、皆さんもぜひ楽しんでみてください。
今日から来週の月曜日まで今年度のノーベル賞が次々に発表されていきます。推しを突き詰めてきた方々の素晴らしい実績を横目で見ながら、自分自身の「できた」「わかった」「面白い」「楽しい」を私たちも増やしていきましょう。
挑戦する自分
後期生徒会役員立会演説会が行われました。役職によっては選挙になったものもあり、立候補者の演説にも、それに耳を傾ける生徒達にも、良い意味での興奮と緊張感が流れた素敵な時間になりました。
立候補した8人の演説の中に「挑戦」という言葉が何度も出てきました。立候補を決意するという挑戦、全校生徒の前で演説をするという挑戦から始まり、10月1日からは、公約した「皆が通いたくなる学校、楽しい思い出をたくさん作れる学校」を目指しての挑戦の日々が始まります。
前期生徒会役員だった先輩たちの姿がかっこよくて立候補した人もいました。伝統はこんな風に確かにつながっていくのだと思いました。改めて前期生徒会の奮闘を讃えたいです。
実を言うと、今週はブログに向き合うことが苦しい週でした。先の連休での能登豪雨災害があまりにつらく、何をどう伝えるべきか、毎日悩んでいました。けれども、演説会の中での「挑戦する自分」という言葉に背中を押されました。
度重なる災害に心が折れ、それでも生きていくために、日々戦い挑んでいる能登の方々のためにも、私たちはこの場所で、1日1日、何か一つ、より良い自分、より良い仲間、より良い学校生活のために共に頑張っていきましょう。
もふもふ、がっつり、まったり、きゅんきゅん
皆さんは、タイトルにあげた言葉を、日常の中で使うことがありますか?私は、使用頻度の差はありますが全てありますし、意味も理解できます。ほかにも「さくっと」「ごりごり(の)」などもそうです。
文化庁が毎年実施している『国語に関する世論調査』の令和5年度結果がこのほど発表になりました。教壇に立っていた時に生徒たちによく話していたのですが、言葉というものは生き物(いきもの)であり生物(なまもの)なので、時間とともに変化(成長?衰退?)するし、新しいものや生きのイイものは世代を超えた賛同を得て定着していきます。古文の言葉がわからずに悩むことは多いのですが、今使っている言葉のルーツがわかったり、当時よく使われていた言葉を知ることができたりと、目先を変えると楽しいこともあります。新しい表現を取り入れられることもそうですし、本来の意味や歴史を知っていながら今風に用いる、なんてことができたら、それが一番格好いいのではないかと思います。
と、言いながら…。同調査の別問題にあった、「失笑する」「うがった見方をする」の意味については、本来の意味と違う意味で認識していたことがわかって、国語の教員なのに恥ずかしくなりました。毎年この調査結果を見ていると、本来の意味ではない方が広く浸透して、市民権を得る言葉がたくさんあることがわかります。その方が時代や生活に合っていたり、感覚的にしっくりきたりするものが、権利を得ていくようです。違いだからと断罪するのは簡単ですが、なぜそのような勘違いが起こったのかを考えてみるのも面白いと思います。
自分の中に貯めていく言葉の数を増やしていくことで、発する言葉や表現がより豊かで伝わるものになっていきます。自分の口から出る言葉の温度を意識して使いこなすことができるようになりたいものですね。最近よく見るコマーシャルで、ある中学校の男子生徒が何気なく言った「うざっ!」の一言に、女子生徒が傷ついて泣いてしまうシーンから始まるものがあります。気まずくなった男子生徒が教室を飛び出し、踊り場にいた猫に「うざってなんだ?」と諭されて「言葉は、僕だ」と気づきます。私自身もまだまだ修行中です。お互いに気持ちの良い言葉が出るようにしていきましょうね。
我が家の「もうもふ」ちゃん
「GO! GO! 向陽」駆け抜けました!!
R6年度の向陽祭が終わりました。青春 アオハル真っ只中。今しかないこのときを、友達と笑い合う時間を心から楽しむことができた2日間になりましたか?
文化祭は、一人一人が主役。それぞれに思いを持って取り組んでいるので、クラスでの会議が始まった日から今日の今日まで、仲間と意見がぶつかることもあったでしょう。なかには言いたいことをグッと我慢して飲み込んだ人もいたでしょう。或いは、そこまで本気になれなくて熱い友達を羨ましく思った人もいたかもしれません。
ものごとの見え方や捉え方、考え方、発し方が同じ人が見つかって嬉しく思ったり、反対にまったく違う人がいて、意見が合わなくて哀しく思ったり、心の中がジェットコースターのようで忙しかったことでしょう。でも、その一つ一つの経験や思いは、あなたを昨日のあなたよりも少しだけ成長させていることと思います。
人と人が力を合わせて一つものを創り上げていこうとする時に起きる葛藤は、人が人と生きていく上で必要不可欠なものです。葛藤の中身は色々あります。理解し合えるまでとことんぶつかり合う、互いに妥協できる点を見つけて譲り合う、関わらない方が楽かなと最初から諦めてしまう…などなど。
一つ言えることは、今回はたまたま意見が対立したけれど、その人の全てと対立したわけではない、ということです。実はここがごっちゃになってしまって、ずっと苦しくなってしまうことがよくあるから要注意です。葛藤の芯をよく見つめて乗り越えていく…それがあなたをさらに成長させていきます。
全てのクラス、全ての部活動、全ての委員会、そして何よりも前期生徒会のメンバー。皆で頑張って、「GO!GO!」とこぶしを振り上げて、55周年目の向陽祭を駆け抜けました。PTAのお父さん、お母さんや音響を担当してくれた卒業生、いしかわ特支の和太鼓サークルやさくらshopsの皆さん、ライオンズクラブの皆さんの協力や、何よりも担任を始めとする先生方や学務員さんたちの支えがあって、これだけのエネルギーを出せた向陽生です。本当に素晴らしい向陽祭でした。皆さんの来週からの頑張りも大いに期待しています。
追伸:今日は写真を敢えて載せません。素敵な思い出は皆さんのスマホと心の中だけに大切にとっておいてくださいね。
工事と熱中症と台風と…
今朝、使用した職員玄関は午前中には写真のような状態になってしまい、3日間出入りできなくなりました。今朝までは生徒の皆さんが職員玄関から出入りしていましたが、30日(金)までは先生方が生徒玄関を使わせていただきます。夏休みの間に工事は着々と進んでいます。先日の全校登校日から見ても、また大きく変化しているので、9月2日(月)には皆さんもきっと驚くのではないかなと思います。
ところで、この夏は本当に暑かったですね。冷房を使わずに過ごせた日がほぼない毎日でした。工事の人たちも熱い中長袖長ズボンの作業服で頑張って下さっているので、本当に心配です。受験対策や部活動、文化祭の準備に集まってくる皆さんの登下校も本当に心配です。この夏、あまり外に出なかった人たちの、9月からの登校も心配です。①水分補給が切れないように常に準備しておくこと、②塩分もチャージできるような飲み物か飴などを備えておくこと、③日傘や大きめのタオルなどを使って直接日を浴びてしまう面積を少なくすること、④ハンディファンやネッククーラーなどを使うこと…とにかく自分でできる対策をして学校に来てくださいね。
さらに、今、非常に強い台風が発達しながらゆっくりと近づいてきています。進路予報図を見ると、南から順番に日本列島をなぞるように動いていくようです。石川県も31日(土)の午後から1日(日)にかけて豪雨や強風に見舞われるような予報になっています。雨量(降水量)によっては、2日(月)の登校に影響が出ないとも限りません。宿題の追い込みも大事ですが、自分の身体や命を守ることは何より大事です。今後のニュースに気をつけて、安全に登校できるように備えてください。皆さんと元気に会えるのを楽しみにしています。
女子バドミントン部
県高校総体 36連覇!!
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