活動の様子

2024年12月の記事一覧

3年生人権講話「B型肝炎 いのちの教育」

3年生が人権教育の一環として「B型肝炎 いのちの教育」と題し、人権講演会をおこないました。

かつてわが国では、集団予防接種時の注射器の使い回しによりB型肝炎の感染拡大がおこり、40万人以上の人々の命や健康に被害が出ました。

この日は、弁護士の先生、そして実際にB型肝炎に感染され被害を受けた患者さんが来校され、現状や体験談について話して下さいました。

この講演会は厚生労働省が、

・おもに中学生を対象として、肝炎の正しい知識を学び、感染予防や感染者への偏見や差別をなくす、

・集団予防接種によるB型肝炎の感染拡大の経緯を知り、二度と同様の被害が起こらない社会のしくみを考える、

ことを目的に希望校を対象に実施している講演会です。

石川県内の中学校では、今回寺井中がはじめての実施とのことです。

 

 

 

 

 

 

まず、B型肝炎がどのような病気なのか、なぜ感染拡大してしまったのかなどについて弁護士の先生から大変分かりやすい話がありました。

続いて、患者さんから、これまでの体験や現在のようすなどについてお話を伺いました。

現在も、自身の身体のことや治療のこと、経済的なことなど、いろいろな心配や不安の中で生活をされていることや、「二度とこのようなことがあってはいけない、正しいことを学び知ることで、2度とこのような過ちを繰り返してはいけない。」というお話でした。

「偏見や差別のない社会を作るには、どうしたらよいか」

生徒にとっても、教師にとっても、同じ人として大変考えさせられれるお話でした。

お忙しい中、来校下さり、大変貴重なお話をいただいた講師のみなさま、本当にありがとうございました。 

12月 月例集会

12月の月例集会がオンラインで行われました。

 

【表彰披露】

この間に行われた各種大会・コンクールなどの表彰披露がありました。

・男子バレーボール部 南加賀中学校選抜バレーボール大会 第3位

・女子バスケットボール部 加賀地区中学校新人バスケットボール大会 

             第3位・優秀選手賞

・女子ソフトテニス部 能美市中学校ソフトテニスインドア大会 第2位

・吹奏楽部 中部日本個人重奏コンテスト石川県大会 銀賞

・税の作文 全国納税貯蓄組合連合会会長賞、小松税務署長賞

・能美市子供未来創造フェスティバル 審査員特別賞、優秀賞

 

 入賞・受賞のみなさん、おめでとうございます!

 

 

続いて校長先生からは、

1年のしめくくりであり、師(お坊さん)も走るほど慌ただしい12月(師走)だからこそ、ちょっと立ち止まってみることが大切だとお話がありました。

ちょうど12月4日~10日にかけて「人権週間」であることにちなんで、1冊の絵本が紹介されました。

スウェーデン生まれの作家レイフ・クリスチャンソンの「しあわせ」という本です。

「しあわせってなに?」

「自信を持つこと、自分を大切にすること、そして、自分と同じくらい、他の人も大切にできること」

 

校長先生の、

「幸せの価値観は人それぞれですが、自分の幸せと同じくらい他の人の幸せを大切にし、自分の存在、他の人の存在を大切にしよう。」

「『あたりまえのことが日々あたりまえにあること』を大切にしよう」

というメッセージが伝わるお話でした。

 

生徒会からは12月の心のテーマ「思いやり」について話がありました。

話の中で「思いやり算」について紹介され、とても印象的でした。

<思いやり算>

+ 「たす」け合うと大きな力に

- 「ひき」受けると喜びが生まれる

✕  声を「かける」と一つになれる

➗ いた「わる」と笑顔は返ってくる

 

なるほどなぁと感じました。

長かった2学期も締めくくりの12月。

外は寒いですが、学校生活は、お互いあたたかい気持ちで過ごせる毎日にしていきましょう。