陸上部News

8位入賞を果たす


  

2016 県高校駅伝を振り返る

 

昨年は、1区飴野の不振で出遅れ、ここ数年では最も悪い13(2時間3207)であった。その時の悔しさを、今年のレースで払拭するために練習をしてきた。

結果は、8位と、強風の中で各チームが昨年の記録を1~4分も落とす中、鶴来は昨年の記録を313秒も短縮した。目標にしてきた6位入賞は叶わなかったが、中盤までは5~7位争いに加わり、見応えのあるレースをしてくれた。

区間

選手

記録

区間順位

出身中学

中学時代の部活

1区(10km)

飴野智大

33.27

4位

鳥越中学  

野球部

2区(3km)

今川雅紀

10.44

9位

鳥越中学

スキー
(クロス)

3区(8.1km)

北出竜之介

28.09

5位

鳥越中学

スキー
(クロス)

4区(8.1km)

杉田有生

29.42

11

白嶺中学

スキー
(クロス)

5区(3km)

長原翔梧

10.40

7位

清泉中学

放送部

6区(5km)

高野 翔

17.39

6位

松任中学

陸上部

7区(5km)

吉田樹生

18.33

9位

北辰中学

陸上部

1区(10km)
  この区間は、各校のエースが揃い、レースを大きく左右する区間である。この区間で、
飴野が今までで最高の走りをしてくれた。終盤まで4位争いを小松工・石川高専と繰り広げ、最後は突き放した。ベスト記録も更新し、4位でタスキを渡してくれた。レース直前にマイコプラズマを発症し、区間変更も考えたが、本人の意思を尊重し見事リベンジを果たしてくれた。

 

2区(3km)
  ここは、スキー部の今川を起用した。設定タイムを10秒ほど下回ったが、5位チーム
が見える位置でタスキを渡し、無難につなぎ役を果たしてくれた。ただ、あと5秒をかせいで欲しかった。

 

3区(8.1km)
  この区間は、各校の準エースが出てくる重要な区間である。スキー部1年生の北出を
起用し、混戦の中で粘りの走りを期待した。その期待に見事答え、石川高専を離し泉丘に迫る走りで6位をキープしてくれた。

 

4区(8.1km)
  この区間で6位入賞圏内を固めたい思惑があり、昨年3区で好走したスキー部の杉田
を起用した。杉田は、筋肉強化のため昨年ほど持久力が不足していることは分っていたが、なんとかしてくれるだろうと期待した。折り返しまでは、泉丘・石川高専と5位集団で粘ったが、そのハイペースで崩れてしまい、ゴールまでに追い上げてきた小松にも抜かてしまった。

 

5区(3km)
  この区間は、中距離・短距離の選手が多く起用される区間である。競歩の長原を起用し、
6区で逆転の足がかりにしようと考えていた。無難に走ったが、5位争いの3チームとは離されてしまい、5位が難しくなってきた。

 

6区(5km)
  アンカーまでにライバルチーム(泉丘・石川高専・小松)30秒のリードを作るために、こ
の区間にキャプテンの高野を起用した。前のチームを懸命に追い、20秒近く縮めたが、それでも7位の小松には1分の差があった。

 

7区(5km)
  この区間は、1年生の吉田に託した。アンカーの重責に耐えて、来年以降のエースに育って
欲しいという思いもあった。7位とは差があり、マイペースを指示した。予想タイムをクリアーできず課題が残った。

  この大会を目標にして成長を続けている長距離陣は、来週の手取川駅伝、11/23の河北潟駅伝に参加し、走力の確認とさらなる持久力アップを目指します。

県高校駅伝迫る


 北信越新人大会も終わり、各高校は県駅伝に集中する時期にきました。
 鶴来高校の長距離部員は、北信越新人大会に出場した選手はいなかったため、この駅伝に集中して練習に取り組むことができました。
    例年通りスキー部との合同チームで臨むことになりますが、昨年出場した2・3年生は昨年以上の走力になり、1年生も力を伸ばしてきています。一学年4クラス規模の学校で、7人の長距離メンバーを揃えて出場するのは鶴来高校だけですが、鶴来・白山地区の選手を中心に、小規模校の意地を持ってライバル校に挑みます。私立・進学校が上位を占める近年、その中に食い込む走りをしたいと思います。
 4位になれる力はありますが、10位になってしまう可能性もあります。1人1人、自分の走力を信じ、果敢にトライして欲しいと思います。「鶴来プライド」を持って!!

県高校駅伝に向けて


  長距離ブロックでは、昨日の白山市選手権をもって今シーズンのトラックレースが終了しました。
  今日からは、駅伝・ロードレースに特化した練習となります。
  11/6の県高校駅伝では、昨年は13位から再び6位以内入賞を目指しています。ここ4年間は6位以内をキープしていた伝統を復活させるために、今夏は積極的にヒルクライム練習を取り入れました。
 県駅伝のコースは、峠越えを2回する選手が、7人中5人となります。そのため、ロードレースで出したタイムを、このコースで出すことがなかなか出来なくて、例年ゴールタイムが2~3分悪くなっていました。その反省を踏まえ、今年は獅子吼高原の登山走を繰り返してきました。その成果は、トラックでも発揮され、自信を深めています。
  今年も、スキー部クロスカントリー(全国大会でリレーで入賞の実力)の力を借りて、チーム鶴来で上位校にチャレンジします。幸い、3年の飴野智大は5000m15分52秒のベストを昨日出し、順調にきています。スキー部との合同練習も始まります。そして、スキー部員も陸上部員も、「大会で実力を出す」ことを最大の目標として大会に臨みます。全員、実力を出しきれば、順位は目標を上回ると信じて練習しています。

新人大会を終えて


2016 陸上競技 新人大会結果

 

14H 藤平田紗月  女子棒高跳 第5位 自己新記録 

               4位以内で北信越新人を目指しましたが、同記録ながら5位でした。

 

24H長原翔梧  男子5000m競歩 第7位 自己記録を115秒も短縮

     5位~8位までの選手の力は拮抗している中、5位を狙いましたがラ      イバルである大聖寺高校の2名に敗れて7位でした。しかし、2位と60秒差まで近づき、来年の総体では、北信越も夢ではなくなりました。

 

21H古川瑛梧  男子砲丸投 第8位 自己記録を40cm更新

      ベスト8を目指してきましたが、見事達成できました。自己記録を大

                  幅に更新できたことも立派です。           
                         男子円盤投 第12位 自己記録更新できずベスト8に残れず。

 

24H高野 翔  男子1500m  自己記録を5秒更新しましたが、
                          あと3秒で決勝進出ならず。

         男子3000m障害決勝 第12位 自己記録 

       序盤は8位を狙える位置で展開できましたが、後半の粘りが足りませんでした。

 

11H長村 弥 男子100m自己記録を0.7秒も更新。高校に入り2.6速くなりました。

 

11H吉田樹生 男子5000m自己記録を133秒更新。夏の走込みの成果が出ました。

       男子800m自己記録を26更新。スピードはさらに高める必要あります。

 

12H金剛梓吹  男子100m自己記録を0.09秒。高校に入り14短縮。

               男子200m自己記録を0.34秒更新。200mも走れるようになっています。

               男子400m。自己記録更新はなりませんでしたが、前半から積極的に走ることができました。

 

14H安井祥瑛  男子400mハードル 予選自己新で準決勝進出。決勝を狙いましたが、
                         レース
の後半に失速。この悔しさを次のレースにつなげて欲しいです。

                         男子200m 自己記録に近いタイムで準決勝進出。スピード持久
                          力必要。
男子400m 自己記録を104更新。400mハードル
                        入賞に向けてあと2
秒は縮める必要があります。

 

今回、全員で17種目にエントリーしました。そのうち13種目で自己新を出すことができ、また8位以内の入賞も3名と、健闘した大会でした。しかし、上位入賞・決勝進出を狙いながら結果を出せなかったことは反省すべき点であり、今後その原因を十分に考えて指導していきたいと思います。

いよいよ新人大会


  夏休み前と比べ、逞しくなった部員を見ると、新人大会の走りが待ち遠しくなります。
  ただ、他校の選手も練習を重ねて臨んでくる新人大会は、1秒 数センチで順位が大きく
  変わってきます。そのギリギリの勝負どころで実力を出せるかが、カギとなります。
  言い換えれば、勝利や順位への執着心を高めることが、大会までのポイントになります。
  自分がやってきた練習を自信として、「やればできる」と信じきることです。
  あと3日。彼らの熱い走りを期待しています。